とうほうネチョロダ/東方四季想話/第4話
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~~ 夜もだいぶ更けた幻想郷。魔理沙は、寝床で唸っていた。別に大怪我の上に病気を患ってしまった訳ではない。毎月この時期になると訪れる、体の変調であった。~~ と言っても、女性特有の生理現象ではない。彼女特有の生理現象だった。~~ ~~ 「…こんなボロボロの体でも、起こるんだな」~~ 寝返りをうつ。体が熱っぽい。~~ 「やっぱり、慣れるもんじゃないな………」~~ 一人ごちて、布団を頭からかぶる。寝る事に、集中しようと、決めた。~~ でもやっぱり、その日の寝付きは良くなかった。~~ ~~ ~~ 「おはよう、魔理沙」~~ 霊夢の声で目を覚ます。朝日が眩しい。しかし、~~ 「魔理沙ったら…もうお昼なんだけど?」~~ 「ええっ?」~~ どうやら、朝日ではなかった様だ。思わず、体を起こす。~~ 「どうしたの…? 随分お寝坊さんだったじゃない……?」~~ 「ああ、そうか…昨日は中々寝付けなかったんだ」~~ 「え…? 大丈夫? もしかして、どこか具合でも…」~~ 「いや、大丈夫だよ。いつも寝てるから、夜に目が冴えちまったのかもな」~~ 勿論本当は違う理由だが、霊夢にはまだ言えなかった。~~ 「それならいいけど…」~~ 「それだからいいんだ。ところで、腹が減ったんだが」~~ 「…はいはい。私もちょうどお昼を作ろうとしてた所よ。ちょっと待っててね」~~ 「いくらでも待つぜ」~~ 何言ってんのよ、と苦笑いして、霊夢が台所へ向かう。その後姿が見えなくなるのを確認した魔理沙は、自分の体を調べ始めた。~~ 「…ちゃんと出来たみたいだな」~~ ぽつりと呟き、また横になる。~~ 「たぶん………これが………」~~ 最後の言葉は、ほとんど聞こえない。魔理沙の瞳に、決意が宿った。~~ ~~ ~~ 「なあ、霊夢…いいか…?」~~ 「う、うん……」~~ その日の夜の事。そろそろ眠ろうとした霊夢を、魔理沙が引き止めた。―――布団の上に。~~ 「んっ………」~~ そして、半ば強引に、キス。~~ 「んんっ………っはあ……魔理沙…どうしたの…?」~~ 「…何が?」~~ 「急に…こんな事して……体の方は、大丈夫なの…?」~~ 「大丈夫だ。しばらくご無沙汰だったからな…覚悟しな」~~ 「何か違う気が…きゃっ」~~ 服を脱がされる霊夢。白い肌が、外気に晒される。~~ 「やっぱり綺麗だな、霊夢は…」~~ 「…魔理沙…」~~ もう一度、口付け。今度は、ゆっくりと。~~ ~~ 「ん…はあ……ああん……」~~ 漏れる吐息。甘い声。霊夢の胸を、魔理沙が揉みしだく。~~ 「霊夢……ん……」~~ その胸に、舌を這わせる。~~ 「んあっ! ふああ………」~~ 「んふ……ん……」~~ 「ああっ! ひあっ!」~~ 魔理沙の舌の動きに合わせる様に、くねる霊夢の体。~~ そして、魔理沙の手が、霊夢の秘所に到達した。~~ くちゅ……くちゅ……~~ 「はああああああっっっ!!」~~ 既に濡れている秘所を弄る。襞が指に絡み付いてくる。~~ 「霊夢……随分、濡れてないか……?」~~ 「はあ……はあ……だって…久しぶりなんだもん…それに、魔理沙が触ってくれてるって思うだけで…濡れちゃう………んうっっ!!」~~ 魔理沙の手が、雌蕊に触れる。~~ 「エッチだな…霊夢は……」~~ 「やはあっ! こんな気持ちになるの…魔理沙だけだよ……」~~ そう言って、微笑む霊夢。その笑顔に、胸が高鳴る。~~ 「なあ…霊夢…。ちょっと見て欲しいのがあるんだが……」~~ 「え…なあに…?」~~ 「………これ」~~ 意を決した様に、下着を脱ぐ魔理沙。そこには―――~~ 「え………ええ!?」~~ 驚く霊夢。無理もない。何故なら魔理沙の股間に、本来女性には有り得ぬ、男性器官が備わっていたのだから。~~ 「な、何で…!? 魔理沙…!」~~ 「…驚いた?」~~ 「あ、当たり前でしょ…」~~ 「『これ』はな、ウチら霧雨一族の特異体質なんだ……。霧雨家に生まれた女子は処女である間、月に一度、『こう』なる」~~ 自らに生えたモノを指差しながら、魔理沙が説明する。そのモノは、見れば見るほど男性のそれと変わりなかった。~ 「そう、だったの……。でも魔理沙、どうしてそんな日に、私と……」~ 「そんなの、決まってるじゃないか……霊夢」~ 霊夢の目を、しっかりと、見据える。~ 「私は、この姿で、霊夢を抱きたかったんだ………」~ 「―――!!」~ 魔理沙の意図を汲み取り、赤面する霊夢。~ 「そ、それって……」~ 「……ああ、そうだ。……嫌か?」~ 「そんな…そんなの……」~ 「………やっぱり………」~ 「嫌な訳、無いじゃない……!」~ ぎゅっ……!~ 魔理沙を、抱きしめる。~ 「あ……」~ 「私、思ってもみなかったよ……! 魔理沙と、こんな事が出来るなんて…! 嬉しい……!」~ 「霊夢……!」~ そして、口付け。~ 「私の初めて…魔理沙にあげる………!」~ ~ 「んん……んぐっ……ちゅぷっ……」~ 「うあ……霊夢………ふあっ……」~ 霊夢が魔理沙のモノを咥え、上下に動かす。拙い動きが逆に快感となり、魔理沙の体を駆ける。~ 「ん…どう……? 気持ちいい…?」~ 「ああ…いいよ、霊夢……」~ 「ん……ふ………ぷはっ……」~ 一度口から離す。霊夢の唾液に濡れたそれが、天を仰ぐ。~ 「すごい……固い……」~ 「まあ……な」~ 魔理沙のモノをまじまじと見る霊夢。~ 「そ、そんなに不思議そう目で見ないでくれ」~ 「だって……何か変なんだもん……」~ 「変言うな」~ 「あ、ごめん」~ 「全く……」~ 確かに、こういうモノをほとんど見た事がないであろう人には、珍しく見えるのかもしれない。魔理沙は昔から見ていたので、慣れているのだが。~ 「それじゃあ………」~ 霊夢の肩を掴み、ゆっくりと布団に寝かせる。~ 「あ………」~ 「いいんだな……?」~ 「……うん……」~ 魔理沙の背中に手を回す。霊夢の心は、決まっていた。~ ~ 「じゃあ…いくぜ……」~ 霊夢の入り口に、先っぽを添える。~ 「ん……」~ 思わず、回した手に力が入る。~ 「あまり力を入れない方がいいぜ…」~ 「あ…うん……」~ 「……やれやれ……んっ…」~ 突然、魔理沙が霊夢にキスをする。~ 「んふっ!? ………んんっ………」~ 口腔を激しく愛撫する魔理沙の舌に、霊夢も応える。その時―――~ 「んんっ――――――!!?」~ 異物が、ずぶずぶと入り込んでいく感覚。その痛みに、交わしていた口付けを解き、息を吐く。~ 「はああっ……! くあっ……!」~ 「れ、霊夢!? ごっ、ごめん、大丈夫か!?」~ 「あ……魔理、沙……?」~ その異物が魔理沙のモノだと気付くのに、数秒かかった。~ 「少し入れただけなんだが…。痛いなら、無理しなくてもいいんだぜ……?」~ 「う、ううん…ちょっと痛かったけど…いいよ。最後まで、して…」~ 「…いいんだな?」~ 「…うん」~ 霊夢が、頷く。それを合図に、魔理沙が、腰を進める。~ 「くっ………!」~ ず…ずずっ……~ 「ああああああああっっっ………!!!」~ 霊夢の体の奥で、何かがぷつ、と切れる様な感触。そして間もなく、霊夢の花弁から血が流れ出た。~ 「くあっ……入っ、た………」~ 「ああ……ああ……」~ 霊夢の瞳から、一筋の涙が零れる。~ 「…霊夢…痛かったよな……? ごめんな………」~ 「ああ……魔理沙……」~ 手のひらで、魔理沙の頬を撫でる。~ 「霊夢……?」~ 「…謝らなくて、いいのよ……。だって、私がいいって言ったんだもん……」~ 「霊夢……」~ 「私達………一つになったんだね………」~ 「ああ………!」~ 霊夢を抱きしめる。気付けば、魔理沙も涙を流していた。~ ~ 「くっ……はっ……」~ 「ふあ…ああ……ああんっ……」~ 破瓜の痛みが残る霊夢の膣内を、慎重に動く。霊夢の中は、初めてという事もあって狭く、魔理沙のモノを強く締め付ける。~ 「うあ……霊夢……すごい………キツい……」~ 「くああ……魔理沙の……熱いよ……」~ 互いの敏感な部分を擦り合う行為。神経が、全てその部分に集中している様な、感覚―――~ 「霊夢……大丈夫か………?」~ 「うん、結構、慣れてきたみたい……」~ 霊夢の中は、少しづつだが確実に濡れてきている。段々と、挿入がスムーズになってきた。~ 「ああっ…霊夢、すごい……!」~ 「はあっ……あうっ………ひあああ………!」~ 「霊夢の中、熱くて、ヌルヌルして、締め付けてくる……!」~ 「やっ…言わなっ……きゃふうっ!」~ 魔理沙のモノが霊夢の中のある一点を挿した時、霊夢の反応が変わった。~ 「ん……? 霊夢……ここか?」~ 「ひゃああっ!?」~ なおも、挿してみる。~ 「ひぃんっっ!!」~ 「そうか……ここが、いいんだな………?」~ 魔理沙が、霊夢の一番敏感な部分を探り当てた。~ 「あ……魔理沙、止めて……私、おかしくなっちゃ……ううんっっ!!」~ 「そう言われても……霊夢、可愛すぎる…。駄目だ、止まらない…」~ ずっ……ずっ……ずっ………!~ 「んあああっっ!! ひゃうんっ!! まり、さ…! らめぇっ……らめだよおおおっっっ……!!」~ 深く、霊夢の体を貫く。先程まで処女だったとは思えない乱れ方に、魔理沙の興奮は一段と高まる。~ 「そんなに気持ちよさそうな顔して……! 駄目とは言わせないぜ…!」~ 同時に、胸も弄る。その責めに、霊夢の体が跳ねる。~ 「あああっっ………!! 魔理沙っっ……!! なにか、くる、きちゃうよおおおおお………!!」~ 魔理沙も、そろそろ限界だった。~ 「くっ……私もっ……霊夢……! 中に、出したい……!」~ 「ああっ……魔理沙……! いいよ、出して、私の、中に―――!!」~ 「うあっ………霊夢……!」~ 「はあっ………魔理沙……!」~ そして、魔理沙が霊夢の一番深い所に到達する―――~ ~ 「くあああああっっっ………………!!」~ 「あああああああああああっっっっ―――――――――!!!!」~ ~ どくっ…どくっ…どくっ…~ 霊夢の中に、白濁した液体が流し込まれる。大量に吐き出されたそれは、結合部分からも溢れ出た。かすかに赤い色が混じっている。~ 「あああ…魔理沙の……熱い………」~ 「うああ……霊夢……すごい……締め付けてる……」~ 二人は、崩れる様に布団に倒れこんだ。~ ~ ~ 「なあ…霊夢…」~ 「ん…? 何……?」~ 息を整えた二人は、互いに向き合う。~ 「ホントに…良かったのか? 中に出して…」~ 「今更何よ……いいのよ。大好きな魔理沙だもん。それに……」~ 「それに?」~ 「もし、赤ちゃん出来たら……嬉しいな」~ 「ぶっ……!」~ 思わず吹き出す。~ 「何よ、魔理沙」~ 「い、いや……吃驚しただけだ」~ 「……嫌なの?」~ 「そ、そんな事無い!!」~ そう、そんな事無い。~ 「ホント?」~ 「ああ、ホント、だ」~ 「―――魔理沙」~ ぎゅっ、と抱きついてくる霊夢。少し驚いたが、抱き返し、髪を撫でる。~ (…そうだ。もし子供が出来れば、私も―――)~ 魔理沙の心の呟きは、霊夢には聞こえなかった。~ ~ ~ ~ 「………いい月だぜ」~ 夜もだいぶ更けた頃。魔理沙は一人家の縁側から月を眺めていた。霊夢は、布団で安らかな寝息を立てている。~ 「空気が澄んでる……もう冬も、近いんだな……」~ 感慨に耽っていた、その時。~ 「――――――!!! ゴホッ、ゴホッッ………!!」~ 体中を駆け巡る悪寒に、激しく咳き込んだ。そして、口にあてていた手を見ると……~ 「くっ……」~ 赤黒い、血。~ 「今日は……無理したからな……」~ そう言って、空を見上げる。~ 「もう……そろそろ………か………」~ ~ ~ 寂しげな瞳の魔理沙。それを見ていたのは、冷たく光る、月だけだった。~
タイムスタンプを変更しない
~~ 夜もだいぶ更けた幻想郷。魔理沙は、寝床で唸っていた。別に大怪我の上に病気を患ってしまった訳ではない。毎月この時期になると訪れる、体の変調であった。~~ と言っても、女性特有の生理現象ではない。彼女特有の生理現象だった。~~ ~~ 「…こんなボロボロの体でも、起こるんだな」~~ 寝返りをうつ。体が熱っぽい。~~ 「やっぱり、慣れるもんじゃないな………」~~ 一人ごちて、布団を頭からかぶる。寝る事に、集中しようと、決めた。~~ でもやっぱり、その日の寝付きは良くなかった。~~ ~~ ~~ 「おはよう、魔理沙」~~ 霊夢の声で目を覚ます。朝日が眩しい。しかし、~~ 「魔理沙ったら…もうお昼なんだけど?」~~ 「ええっ?」~~ どうやら、朝日ではなかった様だ。思わず、体を起こす。~~ 「どうしたの…? 随分お寝坊さんだったじゃない……?」~~ 「ああ、そうか…昨日は中々寝付けなかったんだ」~~ 「え…? 大丈夫? もしかして、どこか具合でも…」~~ 「いや、大丈夫だよ。いつも寝てるから、夜に目が冴えちまったのかもな」~~ 勿論本当は違う理由だが、霊夢にはまだ言えなかった。~~ 「それならいいけど…」~~ 「それだからいいんだ。ところで、腹が減ったんだが」~~ 「…はいはい。私もちょうどお昼を作ろうとしてた所よ。ちょっと待っててね」~~ 「いくらでも待つぜ」~~ 何言ってんのよ、と苦笑いして、霊夢が台所へ向かう。その後姿が見えなくなるのを確認した魔理沙は、自分の体を調べ始めた。~~ 「…ちゃんと出来たみたいだな」~~ ぽつりと呟き、また横になる。~~ 「たぶん………これが………」~~ 最後の言葉は、ほとんど聞こえない。魔理沙の瞳に、決意が宿った。~~ ~~ ~~ 「なあ、霊夢…いいか…?」~~ 「う、うん……」~~ その日の夜の事。そろそろ眠ろうとした霊夢を、魔理沙が引き止めた。―――布団の上に。~~ 「んっ………」~~ そして、半ば強引に、キス。~~ 「んんっ………っはあ……魔理沙…どうしたの…?」~~ 「…何が?」~~ 「急に…こんな事して……体の方は、大丈夫なの…?」~~ 「大丈夫だ。しばらくご無沙汰だったからな…覚悟しな」~~ 「何か違う気が…きゃっ」~~ 服を脱がされる霊夢。白い肌が、外気に晒される。~~ 「やっぱり綺麗だな、霊夢は…」~~ 「…魔理沙…」~~ もう一度、口付け。今度は、ゆっくりと。~~ ~~ 「ん…はあ……ああん……」~~ 漏れる吐息。甘い声。霊夢の胸を、魔理沙が揉みしだく。~~ 「霊夢……ん……」~~ その胸に、舌を這わせる。~~ 「んあっ! ふああ………」~~ 「んふ……ん……」~~ 「ああっ! ひあっ!」~~ 魔理沙の舌の動きに合わせる様に、くねる霊夢の体。~~ そして、魔理沙の手が、霊夢の秘所に到達した。~~ くちゅ……くちゅ……~~ 「はああああああっっっ!!」~~ 既に濡れている秘所を弄る。襞が指に絡み付いてくる。~~ 「霊夢……随分、濡れてないか……?」~~ 「はあ……はあ……だって…久しぶりなんだもん…それに、魔理沙が触ってくれてるって思うだけで…濡れちゃう………んうっっ!!」~~ 魔理沙の手が、雌蕊に触れる。~~ 「エッチだな…霊夢は……」~~ 「やはあっ! こんな気持ちになるの…魔理沙だけだよ……」~~ そう言って、微笑む霊夢。その笑顔に、胸が高鳴る。~~ 「なあ…霊夢…。ちょっと見て欲しいのがあるんだが……」~~ 「え…なあに…?」~~ 「………これ」~~ 意を決した様に、下着を脱ぐ魔理沙。そこには―――~~ 「え………ええ!?」~~ 驚く霊夢。無理もない。何故なら魔理沙の股間に、本来女性には有り得ぬ、男性器官が備わっていたのだから。~~ 「な、何で…!? 魔理沙…!」~~ 「…驚いた?」~~ 「あ、当たり前でしょ…」~~ 「『これ』はな、ウチら霧雨一族の特異体質なんだ……。霧雨家に生まれた女子は処女である間、月に一度、『こう』なる」~~ 自らに生えたモノを指差しながら、魔理沙が説明する。そのモノは、見れば見るほど男性のそれと変わりなかった。~ 「そう、だったの……。でも魔理沙、どうしてそんな日に、私と……」~ 「そんなの、決まってるじゃないか……霊夢」~ 霊夢の目を、しっかりと、見据える。~ 「私は、この姿で、霊夢を抱きたかったんだ………」~ 「―――!!」~ 魔理沙の意図を汲み取り、赤面する霊夢。~ 「そ、それって……」~ 「……ああ、そうだ。……嫌か?」~ 「そんな…そんなの……」~ 「………やっぱり………」~ 「嫌な訳、無いじゃない……!」~ ぎゅっ……!~ 魔理沙を、抱きしめる。~ 「あ……」~ 「私、思ってもみなかったよ……! 魔理沙と、こんな事が出来るなんて…! 嬉しい……!」~ 「霊夢……!」~ そして、口付け。~ 「私の初めて…魔理沙にあげる………!」~ ~ 「んん……んぐっ……ちゅぷっ……」~ 「うあ……霊夢………ふあっ……」~ 霊夢が魔理沙のモノを咥え、上下に動かす。拙い動きが逆に快感となり、魔理沙の体を駆ける。~ 「ん…どう……? 気持ちいい…?」~ 「ああ…いいよ、霊夢……」~ 「ん……ふ………ぷはっ……」~ 一度口から離す。霊夢の唾液に濡れたそれが、天を仰ぐ。~ 「すごい……固い……」~ 「まあ……な」~ 魔理沙のモノをまじまじと見る霊夢。~ 「そ、そんなに不思議そう目で見ないでくれ」~ 「だって……何か変なんだもん……」~ 「変言うな」~ 「あ、ごめん」~ 「全く……」~ 確かに、こういうモノをほとんど見た事がないであろう人には、珍しく見えるのかもしれない。魔理沙は昔から見ていたので、慣れているのだが。~ 「それじゃあ………」~ 霊夢の肩を掴み、ゆっくりと布団に寝かせる。~ 「あ………」~ 「いいんだな……?」~ 「……うん……」~ 魔理沙の背中に手を回す。霊夢の心は、決まっていた。~ ~ 「じゃあ…いくぜ……」~ 霊夢の入り口に、先っぽを添える。~ 「ん……」~ 思わず、回した手に力が入る。~ 「あまり力を入れない方がいいぜ…」~ 「あ…うん……」~ 「……やれやれ……んっ…」~ 突然、魔理沙が霊夢にキスをする。~ 「んふっ!? ………んんっ………」~ 口腔を激しく愛撫する魔理沙の舌に、霊夢も応える。その時―――~ 「んんっ――――――!!?」~ 異物が、ずぶずぶと入り込んでいく感覚。その痛みに、交わしていた口付けを解き、息を吐く。~ 「はああっ……! くあっ……!」~ 「れ、霊夢!? ごっ、ごめん、大丈夫か!?」~ 「あ……魔理、沙……?」~ その異物が魔理沙のモノだと気付くのに、数秒かかった。~ 「少し入れただけなんだが…。痛いなら、無理しなくてもいいんだぜ……?」~ 「う、ううん…ちょっと痛かったけど…いいよ。最後まで、して…」~ 「…いいんだな?」~ 「…うん」~ 霊夢が、頷く。それを合図に、魔理沙が、腰を進める。~ 「くっ………!」~ ず…ずずっ……~ 「ああああああああっっっ………!!!」~ 霊夢の体の奥で、何かがぷつ、と切れる様な感触。そして間もなく、霊夢の花弁から血が流れ出た。~ 「くあっ……入っ、た………」~ 「ああ……ああ……」~ 霊夢の瞳から、一筋の涙が零れる。~ 「…霊夢…痛かったよな……? ごめんな………」~ 「ああ……魔理沙……」~ 手のひらで、魔理沙の頬を撫でる。~ 「霊夢……?」~ 「…謝らなくて、いいのよ……。だって、私がいいって言ったんだもん……」~ 「霊夢……」~ 「私達………一つになったんだね………」~ 「ああ………!」~ 霊夢を抱きしめる。気付けば、魔理沙も涙を流していた。~ ~ 「くっ……はっ……」~ 「ふあ…ああ……ああんっ……」~ 破瓜の痛みが残る霊夢の膣内を、慎重に動く。霊夢の中は、初めてという事もあって狭く、魔理沙のモノを強く締め付ける。~ 「うあ……霊夢……すごい………キツい……」~ 「くああ……魔理沙の……熱いよ……」~ 互いの敏感な部分を擦り合う行為。神経が、全てその部分に集中している様な、感覚―――~ 「霊夢……大丈夫か………?」~ 「うん、結構、慣れてきたみたい……」~ 霊夢の中は、少しづつだが確実に濡れてきている。段々と、挿入がスムーズになってきた。~ 「ああっ…霊夢、すごい……!」~ 「はあっ……あうっ………ひあああ………!」~ 「霊夢の中、熱くて、ヌルヌルして、締め付けてくる……!」~ 「やっ…言わなっ……きゃふうっ!」~ 魔理沙のモノが霊夢の中のある一点を挿した時、霊夢の反応が変わった。~ 「ん……? 霊夢……ここか?」~ 「ひゃああっ!?」~ なおも、挿してみる。~ 「ひぃんっっ!!」~ 「そうか……ここが、いいんだな………?」~ 魔理沙が、霊夢の一番敏感な部分を探り当てた。~ 「あ……魔理沙、止めて……私、おかしくなっちゃ……ううんっっ!!」~ 「そう言われても……霊夢、可愛すぎる…。駄目だ、止まらない…」~ ずっ……ずっ……ずっ………!~ 「んあああっっ!! ひゃうんっ!! まり、さ…! らめぇっ……らめだよおおおっっっ……!!」~ 深く、霊夢の体を貫く。先程まで処女だったとは思えない乱れ方に、魔理沙の興奮は一段と高まる。~ 「そんなに気持ちよさそうな顔して……! 駄目とは言わせないぜ…!」~ 同時に、胸も弄る。その責めに、霊夢の体が跳ねる。~ 「あああっっ………!! 魔理沙っっ……!! なにか、くる、きちゃうよおおおおお………!!」~ 魔理沙も、そろそろ限界だった。~ 「くっ……私もっ……霊夢……! 中に、出したい……!」~ 「ああっ……魔理沙……! いいよ、出して、私の、中に―――!!」~ 「うあっ………霊夢……!」~ 「はあっ………魔理沙……!」~ そして、魔理沙が霊夢の一番深い所に到達する―――~ ~ 「くあああああっっっ………………!!」~ 「あああああああああああっっっっ―――――――――!!!!」~ ~ どくっ…どくっ…どくっ…~ 霊夢の中に、白濁した液体が流し込まれる。大量に吐き出されたそれは、結合部分からも溢れ出た。かすかに赤い色が混じっている。~ 「あああ…魔理沙の……熱い………」~ 「うああ……霊夢……すごい……締め付けてる……」~ 二人は、崩れる様に布団に倒れこんだ。~ ~ ~ 「なあ…霊夢…」~ 「ん…? 何……?」~ 息を整えた二人は、互いに向き合う。~ 「ホントに…良かったのか? 中に出して…」~ 「今更何よ……いいのよ。大好きな魔理沙だもん。それに……」~ 「それに?」~ 「もし、赤ちゃん出来たら……嬉しいな」~ 「ぶっ……!」~ 思わず吹き出す。~ 「何よ、魔理沙」~ 「い、いや……吃驚しただけだ」~ 「……嫌なの?」~ 「そ、そんな事無い!!」~ そう、そんな事無い。~ 「ホント?」~ 「ああ、ホント、だ」~ 「―――魔理沙」~ ぎゅっ、と抱きついてくる霊夢。少し驚いたが、抱き返し、髪を撫でる。~ (…そうだ。もし子供が出来れば、私も―――)~ 魔理沙の心の呟きは、霊夢には聞こえなかった。~ ~ ~ ~ 「………いい月だぜ」~ 夜もだいぶ更けた頃。魔理沙は一人家の縁側から月を眺めていた。霊夢は、布団で安らかな寝息を立てている。~ 「空気が澄んでる……もう冬も、近いんだな……」~ 感慨に耽っていた、その時。~ 「――――――!!! ゴホッ、ゴホッッ………!!」~ 体中を駆け巡る悪寒に、激しく咳き込んだ。そして、口にあてていた手を見ると……~ 「くっ……」~ 赤黒い、血。~ 「今日は……無理したからな……」~ そう言って、空を見上げる。~ 「もう……そろそろ………か………」~ ~ ~ 寂しげな瞳の魔理沙。それを見ていたのは、冷たく光る、月だけだった。~
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