とうほうネチョロダ/東方四季想話/第1話
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東方シリーズエロスレッド/HappyBirthDay→NextDay
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~ <始めに>~ ~ この作品は、私が以前東方うpろだに投稿していた魔理沙×霊夢のシリーズSSをまとめて再編集したものです。ですから、旧版と比べると、若干の差異があります。ご了承下さい。~ ~ 後、何かキャラの性格・言動が元とだいぶ違うと思います。色々とごめんなさい。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ さて、パンドラの箱を開ける準備は整いましたか?~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ では、どうぞ。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 「暑いぜ暑いぜ、暑くて死ぬぜ」~ 太陽が燦々と照りつける、幻想郷のとある昼下がり。霧雨魔理沙は自宅にて唸っていた。~ 「こんな日は神社に行くに限るな」~ 建物の構造上、神社の方が自分の家より涼しい事を、彼女は知っていた。~ 「そうと決まればさっさと行くか…そうだ、確かそろそろ賞味期限が切れる菓子があったよな…ついでに持ってくか」~ そう言って部屋の中を漁り、菓子を見つけ出すと、魔女は神社へと向かった。~ ~ ~ 暫くして、魔理沙は博霊神社へと到着した。しかし、境内に巫女の姿は見当たらなかった。~ 「ここに居ないとなると…離れにでも居るのか?」~ 魔理沙は、神社の奥の方へと足を伸ばした。~ 「遊びにきたぜ」~ 神社の離れ、霊夢が寝食をする為の家。その玄関先で訪問を告げる魔理沙。~ しかし、中からの返事は無い。~ 「いないのかー? …って、鍵は開いてるな。じゃ、遠慮無く」~ 勝手知ったる人の家、とばかりに家に上がり込む。そして、居間へ足を踏み入れた時。~ 「おお、いたいた……って、何やってんだ?」~ 霊夢は居間の柱にもたれかかり、じっとしていた。~ 「何だよ、人が折角遊びに来たっていうのに、こんな所で何を……ん?」~ よく見ると、霊夢は目を閉じている。そして、肩が呼吸に合わせて小さく上下していた。~ 更に、『すぅ、すぅ』という規則正しい呼吸音…~ 「何だ、寝てたのか…。まあ、暑いしな。しかし、こんな所で昼寝とは」~ 苦笑する魔理沙。まあこんな日は自分も昼寝するしな、と思っていた。~ 「起こすのも何だな…しょうがない、勝手にくつろがせて貰うぜ」~ 魔理沙は畳に座り、帽子を脱ぎ、自分の荷物を取り出した。霊夢と一緒に食べようと思って持ってきた、菓子(賞味期限切れ近し)である。~ 「そうだ、飲み物が必要だな。冷たいヤツがいい」~ 手を叩いて魔理沙は立ち上がり、台所へ向かう。~ 「冷蔵庫、借りるぜ」~ 霊夢には聞こえていないであろうが、取りあえず断っておく。~ 魔理沙は冷蔵庫から麦茶を取り出し、湯呑み(コップが無いので代わり)を二つ持って、居間へと戻っていった。~ 「ただいま戻ったぜ―――」~ 語尾が消えていく。動きが止まる。~ ~ 霊夢の巫女服の胸元部分がはだけ、二つの膨らみの一部分がその存在をアピールしていた。~ ~ 「な、ななな、何なンなん」~ しかも、肝心の部分は見えない。正に、絶妙のアングルだった。~ 「あ、ああ、そ、そうか。あ、暑いからな。つ、ついつい無意識に、ふ、服を、な」~ 顔を真っ赤にし、動揺しまくった魔女は、思わず湯呑みを落としてしまった。~ が、幸い割れる事は無かった。~ ~ 「ま、全く、し、心臓に、わ、悪いぜ」~ 表面上は落ち着きを取り戻した様に見える魔理沙だったが、実際は未だに動揺していた。~ さっきから、心臓の鼓動は全く収まろうとしてくれないのだ。~ 「う、う…ん……」~ と、その時。魔理沙の動揺を知らない霊夢が、体をよじらせた。その結果―――~ 「っっっ!!?」~ 魔理沙の、声にならない叫び。服が更にはだけ、二つの膨らみがより一層、小振りとは言え強烈にその存在をアピールした。~ 「こ、これは…! い、いや…そ、そうだ! ふ、服、な、直してやるよ。そのままじゃ、な? い、色々と、マズい」~ 何がまずいのか自分でも良く分かっていない魔理沙だったが、このままにしておくと自分がおかしくなりそうだと思い、霊夢の服を直す事にした。~ 「ま、全く、だらしの無いヤツだな、おまえさんは」~ そう一人ごちながら、魔理沙は霊夢の胸元に手を伸ばし………止める。~ 「………霊夢………」~ 手を止めた理由は明白。~ その白磁の様な綺麗な肌。滑らかな曲線を描く二つの膨らみ。~ 芸術品の様な『それ』をおいそれと触る事は、魔理沙には出来なかった。~ 「出来れば……」~ そう。出来れば、このままずっと――――――~ ~ 「――――――見ていたい、とか?」~ ~ その言葉は、魔理沙が発したものでは無かった。~ 眠れる森の美女。否、眠れる森の巫女、霊夢。~ 「なっ、霊―――」~ 言葉は続かなかった。魔理沙は、急に覆い被さってきた霊夢に驚き、その間に押し倒された。~ 天井は見えない。見えるのは、霊夢の、吸い込まれそうな大きな瞳。~ 「おはよう、魔理沙」~ 笑顔で挨拶をする霊夢。~ 「お、起きてたのか……? いつから……?」~ 霊夢とは対照的に、顔一杯に『?』を浮かべる魔理沙。~ 「いつから…? そうねえ……『起こすのも何だな…』辺りから、かしら?」~ 「…何だ…結局、起こしちまったな……」~ 苦笑する魔理沙。つまり、自分がやった事は全部ばれて―――~ 「―――って何で、すぐに起きなかったんだよ。しかも……服。何で、あんな事を…? 自分でやったんだろ? 私がいない間に…」~ 「ふふ、ちょっとした悪戯よ。魔理沙がどうするか、知りたかったの」~ 疑問をぶつける魔理沙に、霊夢は笑顔で答える。~ 「………」~ 「ねえ魔理沙………………興奮、した?」~ 「――――――!? な、何!?」~ 「したんでしょ? ほら、魔理沙のここ、凄くドキドキ言ってるわ」~ そう言って、魔理沙の胸に手を当てる霊夢。~ 「なっ………そ、それは、霊夢が急に私を押し倒したりするから吃驚して―――」~ 「それだけ?」~ 「そ、それだけだって……」~ 「私の胸を見て、何とも思わなかったの?」~ 「う………」~ 言葉を詰まらせる魔理沙。さっきから霊夢の服ははだけっぱなしで、しかも二人の距離が近いものだから、胸が良く見えるのだ。~ 「今だって、私の胸、見てるじゃない」~ 「あう……」~ 否定出来ない。現に、魔理沙の目は霊夢の胸に釘付けだった。~ 自分にも付いているハズなのに、見慣れているモノなのに、どうして、どうしてこんなに鼓動が高まるのか。~ 魔理沙は沸き上がる得体の知れない感情に、戸惑いを隠せなかった。~ ~ そう言えば、以前から時折、こんな感情が胸を支配した事が―――~ ~ 「ねえ、魔理沙………私の胸……魅力無かった?」~ 「へっ?」~ 急に霊夢の声のトーンが下がった。心なしか、沈んでいる様に聞こえた。~ 「魔理沙……私の胸、触ろうとして止めたじゃない? どうして…? 私の胸って、そんなに魅力、無かった?」~ 「あ、いや……」~ 「私、馬鹿だなぁ……こんな事して、一人で盛り上がって…。魔理沙の気持ちなんて、全然考えてない―――」~ ~ 瞬間、魔理沙の中で熱い何かが弾けた。その熱は大きな奔流となり、魔理沙の体を突き動かした。~ ~ 止まらなかった。魔理沙はその腕で、霊夢の細い体を抱きしめていた。強く、しっかりと。~ ~ そうか、そうだったのか、この、感情は―――~ ~ 「あ、ま、魔理沙。痛い、わよ」~ 「ばか、馬鹿。霊夢、おまえ、ホントに、ばか、だよ」~ 熱い流れが止まらない。体の中で逃げ場を失ったそれは、目から溢れ出してきた。~ 「まり、さ………?」~ 「霊夢、ホラ、何だ、お前の胸。すっごく綺麗だったよ。だから、そんな、触るの、勿体無くってさ、だから、ほら、見入っちまったよ。ホント、すっごく綺麗だったんだよ」~ 魔理沙は、自分でも何が何だか分からなくなり、一気にまくし立てた。~ ただ一つ。霊夢の悲しむ顔は見たくなかったのだ。~ 「………魔理沙………………魔理沙ぁっ!」~ 背中に回される腕の感覚を、魔理沙も感じた。~ 霊夢も、魔理沙の体を抱きしめていた。霊夢もまた、泣いていた。~ 「ありがとうっ……嬉しいよ…魔理沙ぁ………」~ 「霊夢……本当に…綺麗だ……」~ ~ ~ そうして二人は、互いのぬくもりを、この手に感じる事が出来た―――~ ~ ~ ~ ~ 「ほら、これでOKだ」~ 「ん、ありがと、魔理沙」~ ひとしきり泣いた後、二人はそのまま眠ってしまい、気が付いたら太陽は西に傾いていた。~ 「全く、服くらい自分で直せるだろうに」~ 「魔理沙にして欲しかったのよ」~ 「…恥ずかしいヤツめ」~ 魔理沙が顔を赤くする。それを見た霊夢が、くすくすと笑う。~ 「人の顔を見て笑うな」~ 「ふふ、魔理沙、かわいい」~ 「なっ―――」~ 「ふふ、ごめん。でも本当よ、魔理沙がかわいいのは」~ 「………」~ ますます顔を赤くして、うつむく魔理沙。~ その時、今まで魔理沙の前に座っていた霊夢が、魔理沙の横に座りなおし、~ 「な、何だよ」~ 魔理沙に体をあずけてきた。~ 「…私、ずっと前から魔理沙とこうなりたいって、思ってたの」~ 「………」~ 「だから今日、魔理沙がウチに来た時に、チャンスだって思ったの。だから、あんな事したんだけど…」~ 『あんな事』とは、服の事だろうと魔理沙は思った。~ 「…こんなずるい事して、魔理沙、怒ってない? さっきだって無理矢理押し倒して、それであんな事言って……」~ 『あんな事』とは、胸の事だろうと魔理沙は思った。~ 「怒ってないぜ。そりゃ確かに吃驚したけど、霊夢に見とれてたのは本当だしな。それにな、私だって―――」~ 不意に、魔理沙が言葉を止める。~ 「何? 魔理――――――」~ 霊夢は、それ以上言葉が続かなかった。~ ~ 唇が、ふさがれた。魔理沙の唇に、ふさがれた―――~ ~ 「………………!」~ 「―――こうしたい、って思ってたんだぜ?」~ 魔理沙の顔が赤くなる。しかし、それに輪をかけて、霊夢の顔は真っ赤だった。~ 「………魔理沙………大好き」~ 「ああ……私も、だぜ………」~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 柔らかな風が、博麗神社を吹きぬける。夏の幻想郷も、夜ともなれば幾分かは涼しくなるようだ。~ ~ 「このお菓子、美味しい」~ 霊夢と魔理沙は、縁側で菓子を食べていた。魔理沙が持ってきていたものである。~ 「そうか、そりゃ良かった。たしか、有名な所が作ってたような」~ よく憶えていない。実は賞味期限切れが近いものなのだが、魔理沙は敢えて言わない事にした。礼儀である。~ 「違うわよ、魔理沙」~ 「? 何が?」~ 「作った所なんて関係ないわ。魔理沙と一緒に食べてるから、美味しいの」~ そう言って、微笑む。~ 「………う」~ 随分と恥ずかしい事を平気で言うんだな、と魔理沙は思った。しかし、霊夢の顔も少し赤かったので、やはり言っていて恥ずかしかった様である。~ 「ふふ、変な事言っちゃった」~ 「分かってるなら言わないでくれ…」~ 思わず、顔を見合わせる。~ 「ぷっ…ふふふ…………」~ 「ふっ…あはは…………」~ 二人、笑いあう。穏やかな時は、こうして過ぎていく………~ ~ ~ 「ごちそうさまでした」~ 「お粗末さん」~ 菓子を食べ終わり、お茶を啜る。夜風がお茶で火照った体に心地良い。~ 「あー…涼しいぜ」~ 「ほんとね……」~ ひたすら縁側でぼーっとしていた。しかし、退屈では無かった。好きな人と一緒にいる時間は、いつだって楽しいものだ。~ 「あれ…? 魔理沙」~ 「ん? 何だ?」~ 気が付くと、霊夢が魔理沙の顔を覗き込んでいた。~ 「何だ? 私の顔に、何か付いてるのか?」~ 魔理沙は冗談めかして言ったが、~ 「うん、お菓子の滓が…」~ どうやら本当に何か付いていたらしい。~ 「ほんとかよ。どこに付いてるんだ?」~ 「待って。今取るから」~ 「いや、いいよ。自分で―――」~ そこまで言った時。霊夢の顔が近付いたかと思うと。~ ~ ぺろ………~ 霊夢の舌が、魔理沙の口元を拭っていた。~ ~ 「―――!」~ 「ほら、取れた」~ 「……霊夢…吃驚させるな……」~ 何だか、霊夢に驚かされてばかりだ。今日の魔理沙の心臓は、いつもより忙しかった。~ 「ふふふ~、吃驚した?」~ 「あ、当たり前だ」~ 「へえ…どれどれ……?」~ さわ……~ 「!」~ 霊夢の、手が触れる。~ 「あ、ほんとだ…ドキドキ言ってる」~ 「れ、霊夢? …どこ触ってるんだ?」~ 「何って…胸」~ 「い、いや、それは分かるが、その………」~ 「何……? あ、そうだ。じゃあこれで………」~ 霊夢が、魔理沙の手を取る。~ ~ さわ………~ 「!!」~ 魔理沙の手が、霊夢の胸へ。~ ~ 「ほら……これで、おあいこ」~ 「……霊夢……」~ 手の平から感じる、霊夢の鼓動。それはまるで、自分の鼓動が霊夢に移った様な―――~ 「魔理沙……私も、ドキドキしてるよ」~ 「あ、ああ…」~ 「ふふ…私達、一つになったみたい…」~ 「!!!」~ どきり、とした。~ 「ひゃっ」~ 不意に、霊夢が頓狂な声を上げた。さっきの霊夢の言葉に吃驚した魔理沙が、思わず霊夢の胸に置いた手を動かしてしまったのだ。~ 「あ、す、すまん」~ そう言って手を引っ込めようとする魔理沙。しかし…~ ~ 「………止めないで………」~ ~ 引っ込めようとした魔理沙の手を掴む霊夢。~ 「魔理沙…止めないで……お願い…もっと………」~ 「れ、霊夢………?」~ 「私の胸、そんなに大きくないけど………でも…私…魔理沙に………………魔理沙と………」~ 「霊夢………!」~ ぎゅっっ………!~ 魔理沙は、霊夢を抱きしめていた。今は、目の前にいる少女の全てが愛おしい―――~ 「魔理、沙………? んっ……!」~ ~ 霊夢の唇を塞ぐ。止まらない。舌を、ねじ込む。抵抗は、無い。口腔を舌で舐る。甘い。何かが絡んでくる。霊夢の、舌。~ ~ くちゅ、くちゅっ………~ 熱い。熱い。止まらない。熱い。熱い。体が、熱い。~ 「んっ……! んふうっっ………!!」~ 「んんっっ……! んっ………!! ぷはあっ! ………はあ……はあ………」~ 息苦しくなり、口を離した。互いの唇は、一本の輝く糸で結ばれていた。~ 「はあ……はあ……魔理沙………」~ 「霊夢………好きだ…」~ 「………魔理沙………?」~ 霊夢は、魔理沙が何を言ったのか理解出来ない様子で、目をとろんとさせていた。先程の激しいキスで、酸素が足りなくなったのかもしれない。~ 「お前…さっき言ったよな…? 『私達、一つになったみたい…』って。………駄目だ………そんなんじゃ、足りないよ。霊夢…」~ 「魔理沙………」~ 霊夢の体は、火照っていた。勿論、飲んでいたお茶のせいではない。~ 「私は………霊夢と『一つになりたい』………!」~ 「……魔理沙……!」~ そしてまた、抱き合う。~ そう。全てが、愛おしいのだ。 ~ ~ 「でも、『ここ』でするってのは……」~ 魔理沙は、縁側を指した。~ 「…私も、自分の家がいい………」~ 「それじゃあ、行きますかっと……」~ ひょい~ 「うわっ!?」~ 霊夢は、魔理沙に抱きかかえられた。しかも、この格好は………~ 「…お姫様抱っこと言ったかな、これは」~ 「そ、そうみたいね…」~ 「さて、行きますか、お姫様?」~ 「………うん」~ そして二人、巫女の家へと向かう。金色に輝く月だけが、二人を見ていた。~ ~ ~ ~ 「ん………」~ 「ふ………」~ 軽い、キス。そして、優しく胸を撫でる。~ 「は……ぁ………」~ 吐息が漏れる。甘い声。もう一度、キス。少し舌を入れてみる。先端で、チロチロと、舐め合う。そして、そのまま舌を絡める。~ 「んっ……ふっ……」~ 「ふっ……んっっ………」~ それに合わせて、魔理沙が霊夢の胸を揉みしだく。大きく、ゆっくりと。~ 「はっ……うんっっ………!」~ 霊夢は自分の声に驚き、慌てて口を塞ぐ。だが、魔理沙に止められた。~ 「声………聞かせてくれ」~ 「う、うん………ひゃっ!?」~ 同時に、霊夢の上半身が、外気に曝け出された。魔理沙によって、巫女服の上だけ脱がされたのだ。~ 「あ……魔理沙……」~ 「…恥ずかしいのか?」~ 「う、うん……」~ 「じゃあ、私も脱ぐぜ」~ そう言った魔理沙は、自分の着ているものをそそくさと脱ぎ、ドロワーズだけになる。~ 「ほら、これでおあいこだ」~ 「え、でも…」~ 袴とドロワーズでは、割が合わない。霊夢はそう言いかけたが………~ 「細かい事は気にするな」~ 「あっ………!」~ 魔理沙の手が、霊夢の胸に触れる。直接触られているので、先程とはまるで感覚が違った。~ 「…敏感、だな」~ 「そんな…! 誰だって、直接触られたら……はんっ!」~ 「霊夢……もう、乳首が固くなってるぜ……」~ 「やっ……言わな―――ふああっっ!?」~ 不意に感じる衝撃。魔理沙の舌が、霊夢の乳首を舐めていた。~ 「んっ…ふっ……ぺろっ……」~ 「ああっ! 魔理沙っ!」~ 「うぐっ」~ 霊夢は、反射的に魔理沙をきつく抱きしめていた。一方の魔理沙は、霊夢の急な抱擁によって、少々情けない声を上げてしまった。~ 「あ、ごめん……」~ 「ちょっと吃驚したぜ。だから…仕返し」~ 「はあんっっ!」~ 乳首を口に含み、甘く噛む。何だか、本当に甘い様な気がする。~ 「んん……ちゅぷっ……」~ 「はあっ! ああっ! くうんっ!」~ 魔理沙が弄る度、それに応じて跳ねる霊夢の体。~ うっすらと汗を滲ませ、涎を垂らし、瞳を潤ませる霊夢の体。~ 愛おしい。美しい。そして何より、いやらしい―――~ ~ する……~ そして、魔理沙は遂に霊夢の袴と下着を脱がせた。霊夢も、抵抗しない。~ 「綺麗だぜ………霊夢………」~ 生まれたままの姿になった霊夢。部屋に差し込む月の光のせいか、はたまた元からそうなのか。霊夢の体は白く光っている様に見える。~ 「あ……魔理沙……そんなに、見つめないで………」~ 「駄目だ……目が離せないぜ……もっと、良く見せてくれ………」~ 魔理沙は、霊夢の足に手をかけた。一瞬霊夢はビクッとしたが、魔理沙の顔を見て、すぐに体の力を抜く。~ 「これが……霊夢の………」~ 魔理沙が、霊夢の足を開かせる。そして、見た。~ ~ 少女の最も大事な部分。赤と言うより桜色。霊夢の花弁は既に充分濡れそぼり、なお奥の泉から蜜をとろとろと溢れさせていた。~ ~ 「やっ……恥ずかしい………」~ 「ああ……霊夢……綺麗、だ―――」~ ぐちゅっ………~ 「あああああああっっっ!!」~ 重く湿った粘液質の音。魔理沙の舌が、霊夢の泉に侵入した。襞をかき分け、奥へ。~ 「はあっ! んぁっ……! うあぁんん………!」~ 背を思い切り反らし、悶える霊夢。~ 「くぅんっ! んんっ! はあぁっっ……!」~ 霊夢は、無意識の内に魔理沙の頭を掴み、自分の秘所に押し付けていた。その時―――~ 「!! ひあああああぁぁぁっっっ!!!」~ 魔理沙の舌が、霊夢の雌蕊を捉えた。霊夢は、電気が走った様な感覚に陥り、思わず魔理沙の頭を離した。~ 「ん……ぷはっ……霊夢―――どうだ…?」~ 「はっ……はっ……はっ……」~ しかし、霊夢は答えない。目が虚ろで、焦点が定まっていない。~ 「気持ちよすぎて答えられない、ってか…?」~ 「はあっ……はあっ……はあっ……」~ 「…そうみたい、だな…」~ やれやれと一人ごち、もう一度霊夢の秘芯に口をつける魔理沙。~ 「はっ!? ひゃああっっ!!」~ 忘我の淵にいた霊夢は、再びの強い刺激によって快楽の波に攫われた。~ ~ ~ 「……霊夢…お前、ほんと、可愛いよ……」~ もう何度目かになるキスをしながら、魔理沙が囁く。~ 「魔理沙ぁ……」~ 霊夢の顔は紅潮し、息も荒い。~ 「それで、その、相談なんだが……」~ 「…? なあに……?」~ 「私の方も…何とかしてくれないかな……?」~ そう言って、魔理沙は立ち上がった。いつの間にか、ドロワーズを脱いでいた様だ。~ 「あ…魔理沙……それ……」~ ~ 見ると、魔理沙の花弁もてらてらと光り、割れ目から蜜を滴らせていた。~ ~ 「霊夢の声を聞いていただけなのに…私も、止まらない……」~ 「魔理沙……!」~ 霊夢も立ち上がり、魔理沙をぎゅっと抱きしめる。そして、そのまま押し倒した。~ 「んふっ…ちゅっ……ふぅんっ……」~ 「ふんっ……はんんっっ……じゅるっ…」~ 再びの、濃厚な口付け。互いの唾液を交換する様に、深く、長く。その間に、霊夢の右手は魔理沙の胸を弄り、左手は秘裂を弄っていた。~ 「んんっっ!! ふぐっ! ………んふうぅ………!」~ 最初こそ、びくっと体を強張らせた魔理沙だったが、徐々に力は抜け、声の調子も甘いそれへと変化する。~ くちゅっ………くちゅっ………~ 「はぁんっ……あひあっ……ひああっ………」~ 「魔理沙…気持ち、いい…?」~ 「うん、うん―――気持ち、いい、よ―――」~ 優しく、優しく。壊れ物を扱うように。魔理沙の大事な所を、弄る。魔理沙はそれに応えてくれる。~ もっともっと。感じて欲しい―――~ ~ 「ねえ…そろそろ…」~ 互いに向き合った状態で、霊夢が呟く。~ 「ん……何だ……?」~ 「そろそろ一緒に………ね?」~ 二人とも、体の方はすっかり『準備万端』である。~ 「うん………霊夢…来て………」~ 「………魔理沙………」~ そして、二つの影が重なった。~ ~ 「はあっ……! はあっ……! ああんっ……!」~ 「ひあっ! やあっ! んふあぁっ!!」~ 互いの花弁を押し付けあう。動く度、襞が蠢き、絡み合う。~ 舌を動かす。口。頬。耳。首筋。胸。体中、舐め合う。~ 手を、握る。離れたくない。離したくない。指を絡ませ、ぎゅっと、握る。~ ぐちゅっ……! ぐちゅっ……!~ 「ああっ! 魔理沙ぁっ! 魔理沙ぁっ! 魔理沙ぁっ!!」~ 「ひいんっ! 霊夢ぅっ! 霊夢ぅっ! 霊夢ぅっ!!」~ 融けて、混ざり合う。二人、混ざり合う。もうどちらがどちらの汗なのか、唾液なのか、涙なのか、愛液なのか、分からない。~ そして、触れ合う。充血した陰核――――――~ ~ 「あっ…あああああああああああああああああああああっっっっ――――――――――――!!!!」~ 「ひっ…ひゃあああああああああああああああああああっっっっ――――――――――――!!!!」~ ~ ひかりが、はじけた。~ 同時に頂きに上り詰めた二人は、同時に布団へどさりと倒れこんだ―――~ ~ ~ ~ ~ ~ 「ふう…いい湯だぜ」~ 「魔理沙……早く交代してくれない?」~ 「あー…もうちょっと…」~ その後。かいた汗やらを洗い流すため、二人は風呂場へ来ていた。しかし、湯船の大きさは二人で入るには適さないので、先に魔理沙が湯につかり、霊夢はその間に体を洗う事になった。~ 「全くもう…そっちがその気なら、こっちはこうするわ」~ ばしゃ~ 「うわっ…何だよ、霊夢」~ 「…一緒に入る」~ 「せ…狭いだろ」~ 「魔理沙と一緒なら、狭くてもいい」~ 言いながら、鼻までお湯に潜る霊夢。ぶくぶくと泡が上がる。~ 「…霊夢」~ 気恥ずかしくなり、思わず霊夢から目を逸らす。しかし、魔理沙もまんざらでは無い様子。~ ~ その日のお風呂は、少し長く入っていたせいで、ちょっとのぼせた。~ ~ ~ 「ねえ…魔理沙…」~ 「ん…何だ…?」~ 息がかかる程の距離で向き合う。一つの布団で、一緒に眠る。~ 「私達…一つになれたんだよね?」~ 「……ああ……」~ 二人重なり合い、一緒に上り詰めたあの瞬間。魔理沙は確かに霊夢と一つになる感覚を、得た。~ 「あの時…霊夢を感じた…それこそ、自分みたいに……だから…」~ 「魔理沙……私も、だよ………」~ 霊夢が、魔理沙に頬をすり寄せる。そんな霊夢がたまらなく可愛くて、魔理沙はキスをする。~ 「霊夢……今日は、ありがとう……」~ 魔理沙は、感謝の意を伝える。霊夢という、存在に対して。 ~ 「私も……今日はありがとう………本当に、ありがとう………」~ そう語る霊夢の頬に、ぽろ…と涙が零れる。~ 「霊夢…どうした……!?」~ 慌てて霊夢の涙を拭う魔理沙。~ 「あ、ううん……違うの、これは………嬉しくて………」~ 「え………?」~ 「嬉しくて、涙が出ちゃった……魔理沙………………大好き………」~ そう言って、魔理沙の胸に顔をうずめる霊夢。~ 「……恥ずかしいやつ……でも…私も……大好き、だぜ………」~ 霊夢が微かに頷いた。魔理沙は、片腕で霊夢を優しく包み込む。~ ~ ~ 穏やかな時。~ ずっと、こんな時が続けばいい。そう思いながら、眠りにつく。~ 愛しい人の温もりを感じながら。~
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~ <始めに>~ ~ この作品は、私が以前東方うpろだに投稿していた魔理沙×霊夢のシリーズSSをまとめて再編集したものです。ですから、旧版と比べると、若干の差異があります。ご了承下さい。~ ~ 後、何かキャラの性格・言動が元とだいぶ違うと思います。色々とごめんなさい。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ さて、パンドラの箱を開ける準備は整いましたか?~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ では、どうぞ。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 「暑いぜ暑いぜ、暑くて死ぬぜ」~ 太陽が燦々と照りつける、幻想郷のとある昼下がり。霧雨魔理沙は自宅にて唸っていた。~ 「こんな日は神社に行くに限るな」~ 建物の構造上、神社の方が自分の家より涼しい事を、彼女は知っていた。~ 「そうと決まればさっさと行くか…そうだ、確かそろそろ賞味期限が切れる菓子があったよな…ついでに持ってくか」~ そう言って部屋の中を漁り、菓子を見つけ出すと、魔女は神社へと向かった。~ ~ ~ 暫くして、魔理沙は博霊神社へと到着した。しかし、境内に巫女の姿は見当たらなかった。~ 「ここに居ないとなると…離れにでも居るのか?」~ 魔理沙は、神社の奥の方へと足を伸ばした。~ 「遊びにきたぜ」~ 神社の離れ、霊夢が寝食をする為の家。その玄関先で訪問を告げる魔理沙。~ しかし、中からの返事は無い。~ 「いないのかー? …って、鍵は開いてるな。じゃ、遠慮無く」~ 勝手知ったる人の家、とばかりに家に上がり込む。そして、居間へ足を踏み入れた時。~ 「おお、いたいた……って、何やってんだ?」~ 霊夢は居間の柱にもたれかかり、じっとしていた。~ 「何だよ、人が折角遊びに来たっていうのに、こんな所で何を……ん?」~ よく見ると、霊夢は目を閉じている。そして、肩が呼吸に合わせて小さく上下していた。~ 更に、『すぅ、すぅ』という規則正しい呼吸音…~ 「何だ、寝てたのか…。まあ、暑いしな。しかし、こんな所で昼寝とは」~ 苦笑する魔理沙。まあこんな日は自分も昼寝するしな、と思っていた。~ 「起こすのも何だな…しょうがない、勝手にくつろがせて貰うぜ」~ 魔理沙は畳に座り、帽子を脱ぎ、自分の荷物を取り出した。霊夢と一緒に食べようと思って持ってきた、菓子(賞味期限切れ近し)である。~ 「そうだ、飲み物が必要だな。冷たいヤツがいい」~ 手を叩いて魔理沙は立ち上がり、台所へ向かう。~ 「冷蔵庫、借りるぜ」~ 霊夢には聞こえていないであろうが、取りあえず断っておく。~ 魔理沙は冷蔵庫から麦茶を取り出し、湯呑み(コップが無いので代わり)を二つ持って、居間へと戻っていった。~ 「ただいま戻ったぜ―――」~ 語尾が消えていく。動きが止まる。~ ~ 霊夢の巫女服の胸元部分がはだけ、二つの膨らみの一部分がその存在をアピールしていた。~ ~ 「な、ななな、何なンなん」~ しかも、肝心の部分は見えない。正に、絶妙のアングルだった。~ 「あ、ああ、そ、そうか。あ、暑いからな。つ、ついつい無意識に、ふ、服を、な」~ 顔を真っ赤にし、動揺しまくった魔女は、思わず湯呑みを落としてしまった。~ が、幸い割れる事は無かった。~ ~ 「ま、全く、し、心臓に、わ、悪いぜ」~ 表面上は落ち着きを取り戻した様に見える魔理沙だったが、実際は未だに動揺していた。~ さっきから、心臓の鼓動は全く収まろうとしてくれないのだ。~ 「う、う…ん……」~ と、その時。魔理沙の動揺を知らない霊夢が、体をよじらせた。その結果―――~ 「っっっ!!?」~ 魔理沙の、声にならない叫び。服が更にはだけ、二つの膨らみがより一層、小振りとは言え強烈にその存在をアピールした。~ 「こ、これは…! い、いや…そ、そうだ! ふ、服、な、直してやるよ。そのままじゃ、な? い、色々と、マズい」~ 何がまずいのか自分でも良く分かっていない魔理沙だったが、このままにしておくと自分がおかしくなりそうだと思い、霊夢の服を直す事にした。~ 「ま、全く、だらしの無いヤツだな、おまえさんは」~ そう一人ごちながら、魔理沙は霊夢の胸元に手を伸ばし………止める。~ 「………霊夢………」~ 手を止めた理由は明白。~ その白磁の様な綺麗な肌。滑らかな曲線を描く二つの膨らみ。~ 芸術品の様な『それ』をおいそれと触る事は、魔理沙には出来なかった。~ 「出来れば……」~ そう。出来れば、このままずっと――――――~ ~ 「――――――見ていたい、とか?」~ ~ その言葉は、魔理沙が発したものでは無かった。~ 眠れる森の美女。否、眠れる森の巫女、霊夢。~ 「なっ、霊―――」~ 言葉は続かなかった。魔理沙は、急に覆い被さってきた霊夢に驚き、その間に押し倒された。~ 天井は見えない。見えるのは、霊夢の、吸い込まれそうな大きな瞳。~ 「おはよう、魔理沙」~ 笑顔で挨拶をする霊夢。~ 「お、起きてたのか……? いつから……?」~ 霊夢とは対照的に、顔一杯に『?』を浮かべる魔理沙。~ 「いつから…? そうねえ……『起こすのも何だな…』辺りから、かしら?」~ 「…何だ…結局、起こしちまったな……」~ 苦笑する魔理沙。つまり、自分がやった事は全部ばれて―――~ 「―――って何で、すぐに起きなかったんだよ。しかも……服。何で、あんな事を…? 自分でやったんだろ? 私がいない間に…」~ 「ふふ、ちょっとした悪戯よ。魔理沙がどうするか、知りたかったの」~ 疑問をぶつける魔理沙に、霊夢は笑顔で答える。~ 「………」~ 「ねえ魔理沙………………興奮、した?」~ 「――――――!? な、何!?」~ 「したんでしょ? ほら、魔理沙のここ、凄くドキドキ言ってるわ」~ そう言って、魔理沙の胸に手を当てる霊夢。~ 「なっ………そ、それは、霊夢が急に私を押し倒したりするから吃驚して―――」~ 「それだけ?」~ 「そ、それだけだって……」~ 「私の胸を見て、何とも思わなかったの?」~ 「う………」~ 言葉を詰まらせる魔理沙。さっきから霊夢の服ははだけっぱなしで、しかも二人の距離が近いものだから、胸が良く見えるのだ。~ 「今だって、私の胸、見てるじゃない」~ 「あう……」~ 否定出来ない。現に、魔理沙の目は霊夢の胸に釘付けだった。~ 自分にも付いているハズなのに、見慣れているモノなのに、どうして、どうしてこんなに鼓動が高まるのか。~ 魔理沙は沸き上がる得体の知れない感情に、戸惑いを隠せなかった。~ ~ そう言えば、以前から時折、こんな感情が胸を支配した事が―――~ ~ 「ねえ、魔理沙………私の胸……魅力無かった?」~ 「へっ?」~ 急に霊夢の声のトーンが下がった。心なしか、沈んでいる様に聞こえた。~ 「魔理沙……私の胸、触ろうとして止めたじゃない? どうして…? 私の胸って、そんなに魅力、無かった?」~ 「あ、いや……」~ 「私、馬鹿だなぁ……こんな事して、一人で盛り上がって…。魔理沙の気持ちなんて、全然考えてない―――」~ ~ 瞬間、魔理沙の中で熱い何かが弾けた。その熱は大きな奔流となり、魔理沙の体を突き動かした。~ ~ 止まらなかった。魔理沙はその腕で、霊夢の細い体を抱きしめていた。強く、しっかりと。~ ~ そうか、そうだったのか、この、感情は―――~ ~ 「あ、ま、魔理沙。痛い、わよ」~ 「ばか、馬鹿。霊夢、おまえ、ホントに、ばか、だよ」~ 熱い流れが止まらない。体の中で逃げ場を失ったそれは、目から溢れ出してきた。~ 「まり、さ………?」~ 「霊夢、ホラ、何だ、お前の胸。すっごく綺麗だったよ。だから、そんな、触るの、勿体無くってさ、だから、ほら、見入っちまったよ。ホント、すっごく綺麗だったんだよ」~ 魔理沙は、自分でも何が何だか分からなくなり、一気にまくし立てた。~ ただ一つ。霊夢の悲しむ顔は見たくなかったのだ。~ 「………魔理沙………………魔理沙ぁっ!」~ 背中に回される腕の感覚を、魔理沙も感じた。~ 霊夢も、魔理沙の体を抱きしめていた。霊夢もまた、泣いていた。~ 「ありがとうっ……嬉しいよ…魔理沙ぁ………」~ 「霊夢……本当に…綺麗だ……」~ ~ ~ そうして二人は、互いのぬくもりを、この手に感じる事が出来た―――~ ~ ~ ~ ~ 「ほら、これでOKだ」~ 「ん、ありがと、魔理沙」~ ひとしきり泣いた後、二人はそのまま眠ってしまい、気が付いたら太陽は西に傾いていた。~ 「全く、服くらい自分で直せるだろうに」~ 「魔理沙にして欲しかったのよ」~ 「…恥ずかしいヤツめ」~ 魔理沙が顔を赤くする。それを見た霊夢が、くすくすと笑う。~ 「人の顔を見て笑うな」~ 「ふふ、魔理沙、かわいい」~ 「なっ―――」~ 「ふふ、ごめん。でも本当よ、魔理沙がかわいいのは」~ 「………」~ ますます顔を赤くして、うつむく魔理沙。~ その時、今まで魔理沙の前に座っていた霊夢が、魔理沙の横に座りなおし、~ 「な、何だよ」~ 魔理沙に体をあずけてきた。~ 「…私、ずっと前から魔理沙とこうなりたいって、思ってたの」~ 「………」~ 「だから今日、魔理沙がウチに来た時に、チャンスだって思ったの。だから、あんな事したんだけど…」~ 『あんな事』とは、服の事だろうと魔理沙は思った。~ 「…こんなずるい事して、魔理沙、怒ってない? さっきだって無理矢理押し倒して、それであんな事言って……」~ 『あんな事』とは、胸の事だろうと魔理沙は思った。~ 「怒ってないぜ。そりゃ確かに吃驚したけど、霊夢に見とれてたのは本当だしな。それにな、私だって―――」~ 不意に、魔理沙が言葉を止める。~ 「何? 魔理――――――」~ 霊夢は、それ以上言葉が続かなかった。~ ~ 唇が、ふさがれた。魔理沙の唇に、ふさがれた―――~ ~ 「………………!」~ 「―――こうしたい、って思ってたんだぜ?」~ 魔理沙の顔が赤くなる。しかし、それに輪をかけて、霊夢の顔は真っ赤だった。~ 「………魔理沙………大好き」~ 「ああ……私も、だぜ………」~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 柔らかな風が、博麗神社を吹きぬける。夏の幻想郷も、夜ともなれば幾分かは涼しくなるようだ。~ ~ 「このお菓子、美味しい」~ 霊夢と魔理沙は、縁側で菓子を食べていた。魔理沙が持ってきていたものである。~ 「そうか、そりゃ良かった。たしか、有名な所が作ってたような」~ よく憶えていない。実は賞味期限切れが近いものなのだが、魔理沙は敢えて言わない事にした。礼儀である。~ 「違うわよ、魔理沙」~ 「? 何が?」~ 「作った所なんて関係ないわ。魔理沙と一緒に食べてるから、美味しいの」~ そう言って、微笑む。~ 「………う」~ 随分と恥ずかしい事を平気で言うんだな、と魔理沙は思った。しかし、霊夢の顔も少し赤かったので、やはり言っていて恥ずかしかった様である。~ 「ふふ、変な事言っちゃった」~ 「分かってるなら言わないでくれ…」~ 思わず、顔を見合わせる。~ 「ぷっ…ふふふ…………」~ 「ふっ…あはは…………」~ 二人、笑いあう。穏やかな時は、こうして過ぎていく………~ ~ ~ 「ごちそうさまでした」~ 「お粗末さん」~ 菓子を食べ終わり、お茶を啜る。夜風がお茶で火照った体に心地良い。~ 「あー…涼しいぜ」~ 「ほんとね……」~ ひたすら縁側でぼーっとしていた。しかし、退屈では無かった。好きな人と一緒にいる時間は、いつだって楽しいものだ。~ 「あれ…? 魔理沙」~ 「ん? 何だ?」~ 気が付くと、霊夢が魔理沙の顔を覗き込んでいた。~ 「何だ? 私の顔に、何か付いてるのか?」~ 魔理沙は冗談めかして言ったが、~ 「うん、お菓子の滓が…」~ どうやら本当に何か付いていたらしい。~ 「ほんとかよ。どこに付いてるんだ?」~ 「待って。今取るから」~ 「いや、いいよ。自分で―――」~ そこまで言った時。霊夢の顔が近付いたかと思うと。~ ~ ぺろ………~ 霊夢の舌が、魔理沙の口元を拭っていた。~ ~ 「―――!」~ 「ほら、取れた」~ 「……霊夢…吃驚させるな……」~ 何だか、霊夢に驚かされてばかりだ。今日の魔理沙の心臓は、いつもより忙しかった。~ 「ふふふ~、吃驚した?」~ 「あ、当たり前だ」~ 「へえ…どれどれ……?」~ さわ……~ 「!」~ 霊夢の、手が触れる。~ 「あ、ほんとだ…ドキドキ言ってる」~ 「れ、霊夢? …どこ触ってるんだ?」~ 「何って…胸」~ 「い、いや、それは分かるが、その………」~ 「何……? あ、そうだ。じゃあこれで………」~ 霊夢が、魔理沙の手を取る。~ ~ さわ………~ 「!!」~ 魔理沙の手が、霊夢の胸へ。~ ~ 「ほら……これで、おあいこ」~ 「……霊夢……」~ 手の平から感じる、霊夢の鼓動。それはまるで、自分の鼓動が霊夢に移った様な―――~ 「魔理沙……私も、ドキドキしてるよ」~ 「あ、ああ…」~ 「ふふ…私達、一つになったみたい…」~ 「!!!」~ どきり、とした。~ 「ひゃっ」~ 不意に、霊夢が頓狂な声を上げた。さっきの霊夢の言葉に吃驚した魔理沙が、思わず霊夢の胸に置いた手を動かしてしまったのだ。~ 「あ、す、すまん」~ そう言って手を引っ込めようとする魔理沙。しかし…~ ~ 「………止めないで………」~ ~ 引っ込めようとした魔理沙の手を掴む霊夢。~ 「魔理沙…止めないで……お願い…もっと………」~ 「れ、霊夢………?」~ 「私の胸、そんなに大きくないけど………でも…私…魔理沙に………………魔理沙と………」~ 「霊夢………!」~ ぎゅっっ………!~ 魔理沙は、霊夢を抱きしめていた。今は、目の前にいる少女の全てが愛おしい―――~ 「魔理、沙………? んっ……!」~ ~ 霊夢の唇を塞ぐ。止まらない。舌を、ねじ込む。抵抗は、無い。口腔を舌で舐る。甘い。何かが絡んでくる。霊夢の、舌。~ ~ くちゅ、くちゅっ………~ 熱い。熱い。止まらない。熱い。熱い。体が、熱い。~ 「んっ……! んふうっっ………!!」~ 「んんっっ……! んっ………!! ぷはあっ! ………はあ……はあ………」~ 息苦しくなり、口を離した。互いの唇は、一本の輝く糸で結ばれていた。~ 「はあ……はあ……魔理沙………」~ 「霊夢………好きだ…」~ 「………魔理沙………?」~ 霊夢は、魔理沙が何を言ったのか理解出来ない様子で、目をとろんとさせていた。先程の激しいキスで、酸素が足りなくなったのかもしれない。~ 「お前…さっき言ったよな…? 『私達、一つになったみたい…』って。………駄目だ………そんなんじゃ、足りないよ。霊夢…」~ 「魔理沙………」~ 霊夢の体は、火照っていた。勿論、飲んでいたお茶のせいではない。~ 「私は………霊夢と『一つになりたい』………!」~ 「……魔理沙……!」~ そしてまた、抱き合う。~ そう。全てが、愛おしいのだ。 ~ ~ 「でも、『ここ』でするってのは……」~ 魔理沙は、縁側を指した。~ 「…私も、自分の家がいい………」~ 「それじゃあ、行きますかっと……」~ ひょい~ 「うわっ!?」~ 霊夢は、魔理沙に抱きかかえられた。しかも、この格好は………~ 「…お姫様抱っこと言ったかな、これは」~ 「そ、そうみたいね…」~ 「さて、行きますか、お姫様?」~ 「………うん」~ そして二人、巫女の家へと向かう。金色に輝く月だけが、二人を見ていた。~ ~ ~ ~ 「ん………」~ 「ふ………」~ 軽い、キス。そして、優しく胸を撫でる。~ 「は……ぁ………」~ 吐息が漏れる。甘い声。もう一度、キス。少し舌を入れてみる。先端で、チロチロと、舐め合う。そして、そのまま舌を絡める。~ 「んっ……ふっ……」~ 「ふっ……んっっ………」~ それに合わせて、魔理沙が霊夢の胸を揉みしだく。大きく、ゆっくりと。~ 「はっ……うんっっ………!」~ 霊夢は自分の声に驚き、慌てて口を塞ぐ。だが、魔理沙に止められた。~ 「声………聞かせてくれ」~ 「う、うん………ひゃっ!?」~ 同時に、霊夢の上半身が、外気に曝け出された。魔理沙によって、巫女服の上だけ脱がされたのだ。~ 「あ……魔理沙……」~ 「…恥ずかしいのか?」~ 「う、うん……」~ 「じゃあ、私も脱ぐぜ」~ そう言った魔理沙は、自分の着ているものをそそくさと脱ぎ、ドロワーズだけになる。~ 「ほら、これでおあいこだ」~ 「え、でも…」~ 袴とドロワーズでは、割が合わない。霊夢はそう言いかけたが………~ 「細かい事は気にするな」~ 「あっ………!」~ 魔理沙の手が、霊夢の胸に触れる。直接触られているので、先程とはまるで感覚が違った。~ 「…敏感、だな」~ 「そんな…! 誰だって、直接触られたら……はんっ!」~ 「霊夢……もう、乳首が固くなってるぜ……」~ 「やっ……言わな―――ふああっっ!?」~ 不意に感じる衝撃。魔理沙の舌が、霊夢の乳首を舐めていた。~ 「んっ…ふっ……ぺろっ……」~ 「ああっ! 魔理沙っ!」~ 「うぐっ」~ 霊夢は、反射的に魔理沙をきつく抱きしめていた。一方の魔理沙は、霊夢の急な抱擁によって、少々情けない声を上げてしまった。~ 「あ、ごめん……」~ 「ちょっと吃驚したぜ。だから…仕返し」~ 「はあんっっ!」~ 乳首を口に含み、甘く噛む。何だか、本当に甘い様な気がする。~ 「んん……ちゅぷっ……」~ 「はあっ! ああっ! くうんっ!」~ 魔理沙が弄る度、それに応じて跳ねる霊夢の体。~ うっすらと汗を滲ませ、涎を垂らし、瞳を潤ませる霊夢の体。~ 愛おしい。美しい。そして何より、いやらしい―――~ ~ する……~ そして、魔理沙は遂に霊夢の袴と下着を脱がせた。霊夢も、抵抗しない。~ 「綺麗だぜ………霊夢………」~ 生まれたままの姿になった霊夢。部屋に差し込む月の光のせいか、はたまた元からそうなのか。霊夢の体は白く光っている様に見える。~ 「あ……魔理沙……そんなに、見つめないで………」~ 「駄目だ……目が離せないぜ……もっと、良く見せてくれ………」~ 魔理沙は、霊夢の足に手をかけた。一瞬霊夢はビクッとしたが、魔理沙の顔を見て、すぐに体の力を抜く。~ 「これが……霊夢の………」~ 魔理沙が、霊夢の足を開かせる。そして、見た。~ ~ 少女の最も大事な部分。赤と言うより桜色。霊夢の花弁は既に充分濡れそぼり、なお奥の泉から蜜をとろとろと溢れさせていた。~ ~ 「やっ……恥ずかしい………」~ 「ああ……霊夢……綺麗、だ―――」~ ぐちゅっ………~ 「あああああああっっっ!!」~ 重く湿った粘液質の音。魔理沙の舌が、霊夢の泉に侵入した。襞をかき分け、奥へ。~ 「はあっ! んぁっ……! うあぁんん………!」~ 背を思い切り反らし、悶える霊夢。~ 「くぅんっ! んんっ! はあぁっっ……!」~ 霊夢は、無意識の内に魔理沙の頭を掴み、自分の秘所に押し付けていた。その時―――~ 「!! ひあああああぁぁぁっっっ!!!」~ 魔理沙の舌が、霊夢の雌蕊を捉えた。霊夢は、電気が走った様な感覚に陥り、思わず魔理沙の頭を離した。~ 「ん……ぷはっ……霊夢―――どうだ…?」~ 「はっ……はっ……はっ……」~ しかし、霊夢は答えない。目が虚ろで、焦点が定まっていない。~ 「気持ちよすぎて答えられない、ってか…?」~ 「はあっ……はあっ……はあっ……」~ 「…そうみたい、だな…」~ やれやれと一人ごち、もう一度霊夢の秘芯に口をつける魔理沙。~ 「はっ!? ひゃああっっ!!」~ 忘我の淵にいた霊夢は、再びの強い刺激によって快楽の波に攫われた。~ ~ ~ 「……霊夢…お前、ほんと、可愛いよ……」~ もう何度目かになるキスをしながら、魔理沙が囁く。~ 「魔理沙ぁ……」~ 霊夢の顔は紅潮し、息も荒い。~ 「それで、その、相談なんだが……」~ 「…? なあに……?」~ 「私の方も…何とかしてくれないかな……?」~ そう言って、魔理沙は立ち上がった。いつの間にか、ドロワーズを脱いでいた様だ。~ 「あ…魔理沙……それ……」~ ~ 見ると、魔理沙の花弁もてらてらと光り、割れ目から蜜を滴らせていた。~ ~ 「霊夢の声を聞いていただけなのに…私も、止まらない……」~ 「魔理沙……!」~ 霊夢も立ち上がり、魔理沙をぎゅっと抱きしめる。そして、そのまま押し倒した。~ 「んふっ…ちゅっ……ふぅんっ……」~ 「ふんっ……はんんっっ……じゅるっ…」~ 再びの、濃厚な口付け。互いの唾液を交換する様に、深く、長く。その間に、霊夢の右手は魔理沙の胸を弄り、左手は秘裂を弄っていた。~ 「んんっっ!! ふぐっ! ………んふうぅ………!」~ 最初こそ、びくっと体を強張らせた魔理沙だったが、徐々に力は抜け、声の調子も甘いそれへと変化する。~ くちゅっ………くちゅっ………~ 「はぁんっ……あひあっ……ひああっ………」~ 「魔理沙…気持ち、いい…?」~ 「うん、うん―――気持ち、いい、よ―――」~ 優しく、優しく。壊れ物を扱うように。魔理沙の大事な所を、弄る。魔理沙はそれに応えてくれる。~ もっともっと。感じて欲しい―――~ ~ 「ねえ…そろそろ…」~ 互いに向き合った状態で、霊夢が呟く。~ 「ん……何だ……?」~ 「そろそろ一緒に………ね?」~ 二人とも、体の方はすっかり『準備万端』である。~ 「うん………霊夢…来て………」~ 「………魔理沙………」~ そして、二つの影が重なった。~ ~ 「はあっ……! はあっ……! ああんっ……!」~ 「ひあっ! やあっ! んふあぁっ!!」~ 互いの花弁を押し付けあう。動く度、襞が蠢き、絡み合う。~ 舌を動かす。口。頬。耳。首筋。胸。体中、舐め合う。~ 手を、握る。離れたくない。離したくない。指を絡ませ、ぎゅっと、握る。~ ぐちゅっ……! ぐちゅっ……!~ 「ああっ! 魔理沙ぁっ! 魔理沙ぁっ! 魔理沙ぁっ!!」~ 「ひいんっ! 霊夢ぅっ! 霊夢ぅっ! 霊夢ぅっ!!」~ 融けて、混ざり合う。二人、混ざり合う。もうどちらがどちらの汗なのか、唾液なのか、涙なのか、愛液なのか、分からない。~ そして、触れ合う。充血した陰核――――――~ ~ 「あっ…あああああああああああああああああああああっっっっ――――――――――――!!!!」~ 「ひっ…ひゃあああああああああああああああああああっっっっ――――――――――――!!!!」~ ~ ひかりが、はじけた。~ 同時に頂きに上り詰めた二人は、同時に布団へどさりと倒れこんだ―――~ ~ ~ ~ ~ ~ 「ふう…いい湯だぜ」~ 「魔理沙……早く交代してくれない?」~ 「あー…もうちょっと…」~ その後。かいた汗やらを洗い流すため、二人は風呂場へ来ていた。しかし、湯船の大きさは二人で入るには適さないので、先に魔理沙が湯につかり、霊夢はその間に体を洗う事になった。~ 「全くもう…そっちがその気なら、こっちはこうするわ」~ ばしゃ~ 「うわっ…何だよ、霊夢」~ 「…一緒に入る」~ 「せ…狭いだろ」~ 「魔理沙と一緒なら、狭くてもいい」~ 言いながら、鼻までお湯に潜る霊夢。ぶくぶくと泡が上がる。~ 「…霊夢」~ 気恥ずかしくなり、思わず霊夢から目を逸らす。しかし、魔理沙もまんざらでは無い様子。~ ~ その日のお風呂は、少し長く入っていたせいで、ちょっとのぼせた。~ ~ ~ 「ねえ…魔理沙…」~ 「ん…何だ…?」~ 息がかかる程の距離で向き合う。一つの布団で、一緒に眠る。~ 「私達…一つになれたんだよね?」~ 「……ああ……」~ 二人重なり合い、一緒に上り詰めたあの瞬間。魔理沙は確かに霊夢と一つになる感覚を、得た。~ 「あの時…霊夢を感じた…それこそ、自分みたいに……だから…」~ 「魔理沙……私も、だよ………」~ 霊夢が、魔理沙に頬をすり寄せる。そんな霊夢がたまらなく可愛くて、魔理沙はキスをする。~ 「霊夢……今日は、ありがとう……」~ 魔理沙は、感謝の意を伝える。霊夢という、存在に対して。 ~ 「私も……今日はありがとう………本当に、ありがとう………」~ そう語る霊夢の頬に、ぽろ…と涙が零れる。~ 「霊夢…どうした……!?」~ 慌てて霊夢の涙を拭う魔理沙。~ 「あ、ううん……違うの、これは………嬉しくて………」~ 「え………?」~ 「嬉しくて、涙が出ちゃった……魔理沙………………大好き………」~ そう言って、魔理沙の胸に顔をうずめる霊夢。~ 「……恥ずかしいやつ……でも…私も……大好き、だぜ………」~ 霊夢が微かに頷いた。魔理沙は、片腕で霊夢を優しく包み込む。~ ~ ~ 穏やかな時。~ ずっと、こんな時が続けばいい。そう思いながら、眠りにつく。~ 愛しい人の温もりを感じながら。~
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