とうほうネチョロダ/その一言が
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注意 子供は帰って寝てろ!~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 昼なお薄暗い紅魔館の中でも、昼夜を問わず薄暗い図書館。~ ~ パチュリーは閲覧用の机で、『非錬金魔術の発展と分化 第二巻』と書かれた分厚い本のページをめくっていた。~ 人間には少し光量が不足気味だが、パチュリーには問題無い。~ ~ パチュリーの、読書時の集中力は半端ではない。~ 図書館に誰か入ってきても気付かないぐらいだ。~ 足音を立てて歩かれても気付かない時すらある。~ 極端な場合は、背後にまでやって来られても気が付かなかったりする。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 『その一言が』~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 「パ~チュ~リ~♪」~ 「ひっ!?」~ ~ 結局、背後から抱き付かれるまで、パチュリーは魔理沙の存在には気付かなかった。~ 心臓が飛びあがりそうになる。~ ~ 「ま、ま、魔理沙!?」~ 「ひどいぜ~、全然気付いてくれないんだもんな~」~ 「えっ、あっ、ご、ごめんなさい…」~ ~ ふっ…と、良い香りが魔理沙の鼻をくすぐる。~ パチュリーの髪の匂いだ。~ 埃臭い図書館の中にあって、それは痺れるような甘い芳香を放っていた。~ その香りに引かれ、豊かな髪に顔を埋める。~ ~ 「魔理沙?」~ 「パチュリーの髪…いい匂いだな…」~ ~ 収まりかけていた、パチュリーの鼓動がまた大きくなるのを、魔理沙は肌越しに感じた。~ すんすんと犬の様に鼻を鳴らし、甘い香りを胸いっぱいに吸い込む。~ その度に、頭がじぃんと痺れるような気がした。~ ~ 首筋をくすぐる魔理沙の吐息に、パチュリーは身体を震わせる。~ 実は、洗髪用の石鹸を、新しい物に変えたのだ。~ 魔理沙がそれに気付き、気に入ってくれた事が嬉しかった。~ ~ 「パチュリー…すごい…ドキドキしてる…」~ 背中越しに、お互いの鼓動が聞こえる。~ 「可愛い…」~ 魔理沙の手が、顎のラインをそっとなぞっていく。~ 「ふぁっ」~ 心地良いくすぐったさに、思わず吐息が漏れる。~ ~ 「パチュリーはHだな」~ ~ びくん! と震えた後で、パチュリーが反論する。~ 「ち、違う…」~ 「違わないだろ?」~ ~ ~ 何度も肌を合わせているうちに、魔理沙はある秘密に気がついていた。~ 『パチュリーは、言葉責めに極端に弱い』~ 勿論、それにはパチュリー自身も気付いていた。~ ~ ~ お腹から喉元までを、つーっと撫で上げられる。~ 「は…ぁぁ…ぁ…」~ それに絞り出されるように、細い声が漏れる。~ 「ほぉら、こんなに可愛い声出しちゃって」~ 「んーっ!」~ 魔理沙の囁きに、身をよじらせるパチュリー。どうやら本格的に感じ始めたらしい。~ ~ 「後ろに立っても気付かないなんて、変だと思ったんだよな」~ (こ、これ以上耳元で喋らないで…)~ 「本当は、こうして欲しかったんだろ?」~ 「っ!」~ 当然、本当はそんな事を思ってはいない。~ 再び、びくんと跳ねるパチュリー。~ この反応が見たいが為だ。~ ~ (頭の中…真っ白になっちゃう…)~ そのくせ、魔理沙の声だけははっきりと聞こえるのだ。~ 「いやらしいなぁ、パチュリーは」~ 「違う…違うの…」~ 頭を横に振って否定するパチュリー。しかし感じている事は明らかだった。~ ~ 熱く火照った耳たぶを、いくらかの髪の毛ごと甘噛みする。~ 「はぅ…」~ 耳全体をぺろぺろと舐める。~ 「あぁ…ぁ…」~ 「へろふりぷらめれろ?」~ 「ひぃっ!!」~ 舐めながら喋る。~ 既に言葉の形を成していないが、こんな声でも、パチュリーは忠実に反応してしまう。~ ~ ~ 魔理沙は耳から口を離すと、パチュリーの長い髪を留めているリボンに手を掛けた。~ これを解くのは、世界で唯一、魔理沙だけに許された行為。~ ~ ~ ~ ~ 彼女のリボンは髪留めだけでなく、魔力増幅という機能も持っている。~ リボンを解くと、当然力が抜けたような感じになる。~ 当の本人はその時の感覚を~ 『すぅっと寒くなって』~ 『裸にされたみたい』~ と表現する。~ ~ ~ ~ ~ しゅるり。~ ごく軽い音と共に、長い髪がさらりと舞う。~ 「くぅ…」~ 魔力が抜けて行く感覚に、人差し指を噛み、その肩を震わせるパチュリー。~ 魔理沙はもう一度、パチュリーの肩に手を回した。~ 「パチュリー…」~ 「ん…」~ ~ 「愛してる」~ 同時に、力いっぱいパチュリーを抱きしめる。~ それが止めだった。~ 「~~~っ!!」~ パチュリーは人差し指をぎりっと噛み、声が出ないように、その体を痙攣させる。~ その指をそっと外し、更に畳みかける魔理沙。~ 「なぁ、どうして黙ってるのさ…」~ 「ふぇ…?」~ 「声、聞かせてよ…」~ 胸の突起の辺りを、服の上からさする。~ パチュリーのそれは既に固く尖っていて、すぐにその場所を特定できた。~ 「だ、駄目…」~ 「何が駄目なんだ?」~ 「そんなにされたら…」~ 「されたら?」~ ~ 一言囁かれる度に、残った理性が少しずつ消し飛んで行く。~ ~ 「ま、またイっちゃう…」~ 「イっちゃう?」~ 「も、もう駄目ぇ!」~ 「いいぜ、イっちゃえ!」~ 「い…っあぁぁぁぁ!!」~ ~ ~ 静かな図書館に、少女の絶叫が響いた。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ _____________________________________________________~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 「…?」~ パチュリーは目を覚ました。少しの間、気絶していたらしい。~ と同時に、下半身に違和感を覚える。~ (…え?)~ 生暖かい液体の感触と、奇妙な開放感。~ (お、おしっこ漏れてる!?)~ 気付けば、既にお尻までぐっしょりと濡れていた。~ いくらかは椅子の脚を伝って床へ流れている。~ (いやぁ…こんな…)~ 必死で止めるが、既に出てしまった分はどうにもならない。~ ~ ~ 「パチュリー、部屋へ行こっか」~ 起きたのを確認した魔理沙が、パチュリーの手を引く。~ 「だ、駄目っ!」~ パチュリーは慌ててその手を払いのけた。~ ~ 「何が駄目なんだ?」~ 「え…あの…」~ 返答に困るパチュリー。まさか『お漏らししました』とは言えない。~ 「ふ…服、濡れてるから…」~ 「…何で服が濡れてるんだ?」~ ~ 墓穴を掘った…~ ~ 魔理沙の方を見ると、何やらニヤニヤと笑っている。~ パチュリーは確信した。~ 絶対に知ってて言っている。~ こういう時の魔理沙は、いつも意地悪なのだ。~ ~ 「お…し…っ…こ…」~ 蚊の鳴くような声で、パチュリーが応える。~ 「ん~? 聞こえないぜ」~ パチュリーは一層俯いて答えた。~ ~ 「お…おしっこ漏らしちゃったの…」~ 「…ふ~ん」~ 再び耳元へやって来る魔理沙。~ 「こんな所でお漏らししちゃったんだ」~ そう、ここはトイレでも、ベッドの上でもない。図書館の椅子の上なのだ。~ 「いやぁ…」~ 改めてその事実に気付かされ、パチュリーは羞恥に悶える。~ ~ 「パチュリーは悪い子だから、お仕置きが必要だな」~ 魔理沙は、さっき解いたリボンを使って、パチュリーに目隠しをした。~ やや時間を置いて、両足を持ち上げられる。~ 脚を開いた状態で、机の上に足を乗せる格好になった。~ 裾をまくられたかと思うと、口に布地が押し当てられる。~ 「咥えて」~ 自分の服だという事はすぐに分かった。~ 言われた通り、布を口に含む。~ 温かく湿った空気が立ち上り、つんとパチュリーの鼻をついた。~ ~ 「パチュリーの匂い…こんなにいっぱい」~ 魔理沙はわざと聞こえるように、くんかくんかと鼻を鳴らした。~ (い…嫌…嗅がないで…)~ ドロワーズを履いているとは言え、恥ずかしい臭気を立てるそこを目の前に晒していると思うと、~ それだけでパチュリーは身悶えしてしまう。~ 「凄いな…もう腰までびしょびしょだぜ」~ 「んっ! ふ…ぅん」~ そして、それをなじられればなじられる程、そこはますます濡れてくるのだった。~ ~ ぐちゅっ、ぐぢゅっ…~ ~ 魔理沙が下着越しに秘所を弄ぶと、布から染み出た液体が水音を立てる。~ 「いくら絞っても溢れてくるぜ」~ (それ以上言わないで…おかしくなっちゃう…)~ ~ ちゅぱっ。~ ~ 「へへ…しょっぱいな」~ 「!!」~ パチュリーは思わず口を離してしまった。~ 「ま、魔理沙っ!! そんなの汚…ふむぅ!!」~ ~ 言おうとした口を口で塞がれた。~ ~ 「…パチュリーに汚い所なんて無いぜ」~ 「ぁ…」~ じゅん。~ 魔理沙の囁きに、パチュリーは自分がこれまでになく濡れてくるのを自覚した。~ 目が見えないからだろうか、魔理沙の声が普段より大きく、強く、頭の中で響き、脳髄を痺れさせる。~ ~ 下着の中に、魔理沙の手が進入した。~ 「うわ…」~ 「あん…」~ 「パチュリーのここ、凄く熱くて…」~ 「ふぁぁっ!」~ 「ぬるぬるで、ぐちょぐちょで」~ 「あ、あ、あぁ…」~ 魔理沙が素直な感想を囁くと、パチュリーの体がそれに反応してびくびくと跳ねる。~ 「凄いぜ、どんどん濡れてくる…」~ 「ひぁっ!」~ 魔理沙の指が、パチュリーの敏感な突起を探り当てた。~ ~ 「可愛いぜ、パチュリー」~ くりゅん!~ 「はっあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」~ ~ 淫核責めと囁き責めの二重攻撃にあっては堪らず、パチュリーはあっさりと達してしまった。~ ~ ちょろ…~ 「…お?」~ 魔理沙は指先に、温かい水流を感じた。~ しょろしょろしょろ…~ 「…パチュリー、またお漏らしか?」~ 「えっ…あっ! い、いやぁ…」~ イったはずみに、さっき我慢した分が漏れてしまったらしい。~ 「あったかい…」~ 水流の源を、指でくりくりと弄ぶ。~ 「くぁぁん、お、お願い許して…」~ ~ 「だ・め」~ ~ 意地悪に囁くと、これを機会とばかりに、知りうる限りのパチュリーの弱点を攻めまくる。~ 「ここも弱いんだよな」~ こちょこちょ。~ 「あっ、やあっ! いはぁっ!!」~ 「それから、ここも」~ くにゅくにゅ。~ 「あーっ! あーっ!!」~ 漏れる小水を止める事もできず、イかされ続けるパチュリー。~ 髪を振り乱し暴れるパチュリーを、魔理沙はぐっと抱き寄せた。~ ~ 「パチュリー、大好き」~ ~ 「っ!!!!!」~ ~ ~ (『大好き』~ 『大好き』~ 『大好き』…)~ ~ ~ 愛しい人の言葉が脳内で反響するのを聞きながら、パチュリーは意識を手放した。~ ~ ~ ~ ~ ___________________________________________________~ ~ ~ ~ ~ ~ 時は少し動き、紅魔館のティータイム。~ ~ ~ 「んー、いい香りだな」~ 「茶葉も稀少品なら入ってるのも稀少品よ。あんたには勿体無いけどね」~ 「稀少品って…何が入ってるんだ?」~ 「AB型Rh-」~ 「遠慮しとくぜ」~ 「冗談よ」~ ~ 魔理沙と咲夜の会話を聞きながら、レミリアとパチュリーは紅茶を楽しんでいた。~ ちなみに、レミリアの紅茶は本当にAB型Rh-入りである。~ ~ ~ 「あらパチェ、髪の毛に糸屑が…」~ 「え? あっ…」~ ~ ぱしゃ。~ ~ 「あ…ごめんなさい」~ レミリアが声を掛けた拍子に、パチュリーは手に持っていた紅茶を少し零してしまった。~ 「何だか、お漏らししたみたいだな」~ 途端、パチュリーが耳まで真っ赤になる。~ 同時に、咲夜の鉄拳が魔理沙の脳天を直撃した。~ ~ 「お下品」~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ おしまい~ ~ _____________________________________________________~ ~ ~ あとがき~ ~ 最後まで読んでくれた人、暑いぜ暑いぜ暑くて死ぬぜーっ!~ 本文読まずにあとがきだけ読んでる人、冷たいチルノ汁プリーズ!~ ~ 聴覚と嗅覚と味覚と触覚でエロくなるように書きました。~ ~ 結果:小宇宙が足りません。~ ~ こんな私は駄目ですか。駄目ですね。~ ~ ~ 書いた人:達磨源氏~
タイムスタンプを変更しない
注意 子供は帰って寝てろ!~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 昼なお薄暗い紅魔館の中でも、昼夜を問わず薄暗い図書館。~ ~ パチュリーは閲覧用の机で、『非錬金魔術の発展と分化 第二巻』と書かれた分厚い本のページをめくっていた。~ 人間には少し光量が不足気味だが、パチュリーには問題無い。~ ~ パチュリーの、読書時の集中力は半端ではない。~ 図書館に誰か入ってきても気付かないぐらいだ。~ 足音を立てて歩かれても気付かない時すらある。~ 極端な場合は、背後にまでやって来られても気が付かなかったりする。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 『その一言が』~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 「パ~チュ~リ~♪」~ 「ひっ!?」~ ~ 結局、背後から抱き付かれるまで、パチュリーは魔理沙の存在には気付かなかった。~ 心臓が飛びあがりそうになる。~ ~ 「ま、ま、魔理沙!?」~ 「ひどいぜ~、全然気付いてくれないんだもんな~」~ 「えっ、あっ、ご、ごめんなさい…」~ ~ ふっ…と、良い香りが魔理沙の鼻をくすぐる。~ パチュリーの髪の匂いだ。~ 埃臭い図書館の中にあって、それは痺れるような甘い芳香を放っていた。~ その香りに引かれ、豊かな髪に顔を埋める。~ ~ 「魔理沙?」~ 「パチュリーの髪…いい匂いだな…」~ ~ 収まりかけていた、パチュリーの鼓動がまた大きくなるのを、魔理沙は肌越しに感じた。~ すんすんと犬の様に鼻を鳴らし、甘い香りを胸いっぱいに吸い込む。~ その度に、頭がじぃんと痺れるような気がした。~ ~ 首筋をくすぐる魔理沙の吐息に、パチュリーは身体を震わせる。~ 実は、洗髪用の石鹸を、新しい物に変えたのだ。~ 魔理沙がそれに気付き、気に入ってくれた事が嬉しかった。~ ~ 「パチュリー…すごい…ドキドキしてる…」~ 背中越しに、お互いの鼓動が聞こえる。~ 「可愛い…」~ 魔理沙の手が、顎のラインをそっとなぞっていく。~ 「ふぁっ」~ 心地良いくすぐったさに、思わず吐息が漏れる。~ ~ 「パチュリーはHだな」~ ~ びくん! と震えた後で、パチュリーが反論する。~ 「ち、違う…」~ 「違わないだろ?」~ ~ ~ 何度も肌を合わせているうちに、魔理沙はある秘密に気がついていた。~ 『パチュリーは、言葉責めに極端に弱い』~ 勿論、それにはパチュリー自身も気付いていた。~ ~ ~ お腹から喉元までを、つーっと撫で上げられる。~ 「は…ぁぁ…ぁ…」~ それに絞り出されるように、細い声が漏れる。~ 「ほぉら、こんなに可愛い声出しちゃって」~ 「んーっ!」~ 魔理沙の囁きに、身をよじらせるパチュリー。どうやら本格的に感じ始めたらしい。~ ~ 「後ろに立っても気付かないなんて、変だと思ったんだよな」~ (こ、これ以上耳元で喋らないで…)~ 「本当は、こうして欲しかったんだろ?」~ 「っ!」~ 当然、本当はそんな事を思ってはいない。~ 再び、びくんと跳ねるパチュリー。~ この反応が見たいが為だ。~ ~ (頭の中…真っ白になっちゃう…)~ そのくせ、魔理沙の声だけははっきりと聞こえるのだ。~ 「いやらしいなぁ、パチュリーは」~ 「違う…違うの…」~ 頭を横に振って否定するパチュリー。しかし感じている事は明らかだった。~ ~ 熱く火照った耳たぶを、いくらかの髪の毛ごと甘噛みする。~ 「はぅ…」~ 耳全体をぺろぺろと舐める。~ 「あぁ…ぁ…」~ 「へろふりぷらめれろ?」~ 「ひぃっ!!」~ 舐めながら喋る。~ 既に言葉の形を成していないが、こんな声でも、パチュリーは忠実に反応してしまう。~ ~ ~ 魔理沙は耳から口を離すと、パチュリーの長い髪を留めているリボンに手を掛けた。~ これを解くのは、世界で唯一、魔理沙だけに許された行為。~ ~ ~ ~ ~ 彼女のリボンは髪留めだけでなく、魔力増幅という機能も持っている。~ リボンを解くと、当然力が抜けたような感じになる。~ 当の本人はその時の感覚を~ 『すぅっと寒くなって』~ 『裸にされたみたい』~ と表現する。~ ~ ~ ~ ~ しゅるり。~ ごく軽い音と共に、長い髪がさらりと舞う。~ 「くぅ…」~ 魔力が抜けて行く感覚に、人差し指を噛み、その肩を震わせるパチュリー。~ 魔理沙はもう一度、パチュリーの肩に手を回した。~ 「パチュリー…」~ 「ん…」~ ~ 「愛してる」~ 同時に、力いっぱいパチュリーを抱きしめる。~ それが止めだった。~ 「~~~っ!!」~ パチュリーは人差し指をぎりっと噛み、声が出ないように、その体を痙攣させる。~ その指をそっと外し、更に畳みかける魔理沙。~ 「なぁ、どうして黙ってるのさ…」~ 「ふぇ…?」~ 「声、聞かせてよ…」~ 胸の突起の辺りを、服の上からさする。~ パチュリーのそれは既に固く尖っていて、すぐにその場所を特定できた。~ 「だ、駄目…」~ 「何が駄目なんだ?」~ 「そんなにされたら…」~ 「されたら?」~ ~ 一言囁かれる度に、残った理性が少しずつ消し飛んで行く。~ ~ 「ま、またイっちゃう…」~ 「イっちゃう?」~ 「も、もう駄目ぇ!」~ 「いいぜ、イっちゃえ!」~ 「い…っあぁぁぁぁ!!」~ ~ ~ 静かな図書館に、少女の絶叫が響いた。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ _____________________________________________________~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 「…?」~ パチュリーは目を覚ました。少しの間、気絶していたらしい。~ と同時に、下半身に違和感を覚える。~ (…え?)~ 生暖かい液体の感触と、奇妙な開放感。~ (お、おしっこ漏れてる!?)~ 気付けば、既にお尻までぐっしょりと濡れていた。~ いくらかは椅子の脚を伝って床へ流れている。~ (いやぁ…こんな…)~ 必死で止めるが、既に出てしまった分はどうにもならない。~ ~ ~ 「パチュリー、部屋へ行こっか」~ 起きたのを確認した魔理沙が、パチュリーの手を引く。~ 「だ、駄目っ!」~ パチュリーは慌ててその手を払いのけた。~ ~ 「何が駄目なんだ?」~ 「え…あの…」~ 返答に困るパチュリー。まさか『お漏らししました』とは言えない。~ 「ふ…服、濡れてるから…」~ 「…何で服が濡れてるんだ?」~ ~ 墓穴を掘った…~ ~ 魔理沙の方を見ると、何やらニヤニヤと笑っている。~ パチュリーは確信した。~ 絶対に知ってて言っている。~ こういう時の魔理沙は、いつも意地悪なのだ。~ ~ 「お…し…っ…こ…」~ 蚊の鳴くような声で、パチュリーが応える。~ 「ん~? 聞こえないぜ」~ パチュリーは一層俯いて答えた。~ ~ 「お…おしっこ漏らしちゃったの…」~ 「…ふ~ん」~ 再び耳元へやって来る魔理沙。~ 「こんな所でお漏らししちゃったんだ」~ そう、ここはトイレでも、ベッドの上でもない。図書館の椅子の上なのだ。~ 「いやぁ…」~ 改めてその事実に気付かされ、パチュリーは羞恥に悶える。~ ~ 「パチュリーは悪い子だから、お仕置きが必要だな」~ 魔理沙は、さっき解いたリボンを使って、パチュリーに目隠しをした。~ やや時間を置いて、両足を持ち上げられる。~ 脚を開いた状態で、机の上に足を乗せる格好になった。~ 裾をまくられたかと思うと、口に布地が押し当てられる。~ 「咥えて」~ 自分の服だという事はすぐに分かった。~ 言われた通り、布を口に含む。~ 温かく湿った空気が立ち上り、つんとパチュリーの鼻をついた。~ ~ 「パチュリーの匂い…こんなにいっぱい」~ 魔理沙はわざと聞こえるように、くんかくんかと鼻を鳴らした。~ (い…嫌…嗅がないで…)~ ドロワーズを履いているとは言え、恥ずかしい臭気を立てるそこを目の前に晒していると思うと、~ それだけでパチュリーは身悶えしてしまう。~ 「凄いな…もう腰までびしょびしょだぜ」~ 「んっ! ふ…ぅん」~ そして、それをなじられればなじられる程、そこはますます濡れてくるのだった。~ ~ ぐちゅっ、ぐぢゅっ…~ ~ 魔理沙が下着越しに秘所を弄ぶと、布から染み出た液体が水音を立てる。~ 「いくら絞っても溢れてくるぜ」~ (それ以上言わないで…おかしくなっちゃう…)~ ~ ちゅぱっ。~ ~ 「へへ…しょっぱいな」~ 「!!」~ パチュリーは思わず口を離してしまった。~ 「ま、魔理沙っ!! そんなの汚…ふむぅ!!」~ ~ 言おうとした口を口で塞がれた。~ ~ 「…パチュリーに汚い所なんて無いぜ」~ 「ぁ…」~ じゅん。~ 魔理沙の囁きに、パチュリーは自分がこれまでになく濡れてくるのを自覚した。~ 目が見えないからだろうか、魔理沙の声が普段より大きく、強く、頭の中で響き、脳髄を痺れさせる。~ ~ 下着の中に、魔理沙の手が進入した。~ 「うわ…」~ 「あん…」~ 「パチュリーのここ、凄く熱くて…」~ 「ふぁぁっ!」~ 「ぬるぬるで、ぐちょぐちょで」~ 「あ、あ、あぁ…」~ 魔理沙が素直な感想を囁くと、パチュリーの体がそれに反応してびくびくと跳ねる。~ 「凄いぜ、どんどん濡れてくる…」~ 「ひぁっ!」~ 魔理沙の指が、パチュリーの敏感な突起を探り当てた。~ ~ 「可愛いぜ、パチュリー」~ くりゅん!~ 「はっあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」~ ~ 淫核責めと囁き責めの二重攻撃にあっては堪らず、パチュリーはあっさりと達してしまった。~ ~ ちょろ…~ 「…お?」~ 魔理沙は指先に、温かい水流を感じた。~ しょろしょろしょろ…~ 「…パチュリー、またお漏らしか?」~ 「えっ…あっ! い、いやぁ…」~ イったはずみに、さっき我慢した分が漏れてしまったらしい。~ 「あったかい…」~ 水流の源を、指でくりくりと弄ぶ。~ 「くぁぁん、お、お願い許して…」~ ~ 「だ・め」~ ~ 意地悪に囁くと、これを機会とばかりに、知りうる限りのパチュリーの弱点を攻めまくる。~ 「ここも弱いんだよな」~ こちょこちょ。~ 「あっ、やあっ! いはぁっ!!」~ 「それから、ここも」~ くにゅくにゅ。~ 「あーっ! あーっ!!」~ 漏れる小水を止める事もできず、イかされ続けるパチュリー。~ 髪を振り乱し暴れるパチュリーを、魔理沙はぐっと抱き寄せた。~ ~ 「パチュリー、大好き」~ ~ 「っ!!!!!」~ ~ ~ (『大好き』~ 『大好き』~ 『大好き』…)~ ~ ~ 愛しい人の言葉が脳内で反響するのを聞きながら、パチュリーは意識を手放した。~ ~ ~ ~ ~ ___________________________________________________~ ~ ~ ~ ~ ~ 時は少し動き、紅魔館のティータイム。~ ~ ~ 「んー、いい香りだな」~ 「茶葉も稀少品なら入ってるのも稀少品よ。あんたには勿体無いけどね」~ 「稀少品って…何が入ってるんだ?」~ 「AB型Rh-」~ 「遠慮しとくぜ」~ 「冗談よ」~ ~ 魔理沙と咲夜の会話を聞きながら、レミリアとパチュリーは紅茶を楽しんでいた。~ ちなみに、レミリアの紅茶は本当にAB型Rh-入りである。~ ~ ~ 「あらパチェ、髪の毛に糸屑が…」~ 「え? あっ…」~ ~ ぱしゃ。~ ~ 「あ…ごめんなさい」~ レミリアが声を掛けた拍子に、パチュリーは手に持っていた紅茶を少し零してしまった。~ 「何だか、お漏らししたみたいだな」~ 途端、パチュリーが耳まで真っ赤になる。~ 同時に、咲夜の鉄拳が魔理沙の脳天を直撃した。~ ~ 「お下品」~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ おしまい~ ~ _____________________________________________________~ ~ ~ あとがき~ ~ 最後まで読んでくれた人、暑いぜ暑いぜ暑くて死ぬぜーっ!~ 本文読まずにあとがきだけ読んでる人、冷たいチルノ汁プリーズ!~ ~ 聴覚と嗅覚と味覚と触覚でエロくなるように書きました。~ ~ 結果:小宇宙が足りません。~ ~ こんな私は駄目ですか。駄目ですね。~ ~ ~ 書いた人:達磨源氏~
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