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 今日も幻想郷は概ね平和だった。ここ博麗神社もそれに倣って平和である。そもそもここに住む巫女が平和だと思えば、大抵の事は平和になってしまうのだが。~
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「それで、泊めてくれって? 魔理沙」~
「ああ、まあな。いいだろ? 別に」~
「いいわよ、別に」~
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 縁側で沈む夕日を見ながら、魔理沙は霊夢に言った。霊夢はそれを二つ返事で了承すると、夕食を作る為に台所へと向かった。~
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  *  *  *~
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「ああ、美味い。畜生…どうして私の作る飯より美味いんだよっ」~
「そんな事言われても、困るわよ」~
「不公平だぜ…」~
 出来上がった料理を、悪態を吐きながら残さず口に運んでいく魔理沙を見ながら、霊夢も食べる。魔理沙は終始、畜生、畜生、と言いながら、夕飯を全て平らげた。~
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「お風呂、先に入っていい?」~
 夕飯の後片付けをしながら、霊夢は居間で寝ながら本を読んでくつろいでいる魔理沙に言った。~
「あー、いいぜ」~
 魔理沙は生返事で返すと、寝返りをうつ。恐らく半分程頭に入っていないだろう。~
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 その証拠に、先に寝間着姿で風呂から出て来た霊夢の姿を見て、魔理沙は『いつの間に入ったんだ?』と間抜けな返事をしていた。~
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  *  *  *~
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「いーい湯だなっ……と…」~
 体から湯気を立ち上らせて、魔理沙が風呂から上がる。霊夢に借りた寝間着を着て、寝室へと向かった。~
「もう出たの? 早いのね」~
 そこに居たのは、鏡に向かって長い髪を丁寧に梳いている霊夢の姿。部屋に差し込む月明かりの所為か、何だか幻想的に見える。~
「…霊夢」~
 魔理沙は霊夢に近付き、おぶさる様に背中に寄りかかる。~
「…ん? なあに?」~
「…いや。霊夢って、やっぱり綺麗だよな…」~
 そのまま魔理沙は霊夢の髪を撫でる。手にして鼻を近付ければ、微かに香る石鹸の香り。~
「ほら、私って癖毛だから…霊夢みたいにサラサラした髪って、憧れるよ」~
「ん…そう? ありがと」~
 霊夢は一旦櫛を鏡台に置くと、顎を肩に乗せて寄りかかったままの魔理沙の頭を優しく撫でた。~
「……ん……」~
 魔理沙はそれをくすぐったそうに受けると、霊夢に頬ずりする。~
「なあ、霊夢…」~
「ん?」~
「キスして、いい?」~
「ん、いいわよ」~
 霊夢は魔理沙の言葉に頷くと、魔理沙の方に顔を向けた。そこに魔理沙の唇が近付き、触れる。~
「ありがとな」~
「どういたしまして」~
 閉じた目を開けると、その前に魔理沙が座っている。今度は霊夢から近付き、魔理沙の唇に触れる。~
「ん…」~
「んっ…」~
 更に霊夢の方から魔理沙に寄りかかり、その手を魔理沙の背中に回す。ややあって、魔理沙の方からも手が回された。~
「ねえ、魔理沙…」~
「何だ? 霊夢…」~
「魔理沙って、温かいね…」~
「おいおい、そりゃ当然だろ」~
「…うん……温かいな……」~
 そのまま、ゆっくりと霊夢は魔理沙に覆い被さっていく。魔理沙はそれを受け入れる。~
「なあ、霊夢…」~
「ん? なあに?」~
「…しても、いいか?」~
「………ん、いいよ………」~
 そう言うと、霊夢は再び魔理沙に口付けた。~
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  *  *  *~
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「霊夢…」~
「あっ…」~
 魔理沙が寝返り、霊夢との位置を逆転させる。今度は魔理沙が霊夢に覆い被さる形となり、霊夢の長い髪が畳みに広がる。魔理沙はそれを手でかき上げながら霊夢に口付ける。~
「んう……」~
「んふ………」~
 目を閉じて、互いの唇の感触をじっくりと味わう。その内に魔理沙が舌を差し出し、霊夢の唇を舐める。それに応える様に、霊夢も舌を差し出すと、魔理沙の舌に触れる。~
「ちゅっ……ぅん…」~
「はぁっ…ん……」~
 つんつんと軽く刺激する様な舌同士の触れ合いは、やがて熱を帯びた絡みとなり、くちゅくちゅという水音を立てる。~
「はむっ……んあ、んっ…」~
「あ、んんぅ……ふぅ…」~
 絡んだ舌はそのまま互いの口内で深く交じり合い、二人の唾液を交換させる。口が塞がれる為、荒い鼻息が静かな室内に漏れる。~
「ああっ…はあ……はあ……」~
「んはぁ……あぁあ……」~
 どちらとも無く口を離す。銀の糸が互いの唇を一瞬繋ぎ、すぐに切れる。後に残ったのは、紅潮した頬と、潤んだ瞳。切なげに震える吐息が二人の鼓動を速め、再び深い口付けへと誘う。~
「んぐっ…くちゅっ……ぷあ…」~
「ちゅううっ…はぐっ……あんっ…」~
 どのくらいそうしていただろうか、二人の唇は、すっかり唾液で濡れていた。~
「魔理沙…そんな、口ばっかり舐めないでよ…」~
「ん…? 他にも、舐めて欲しい所でもあるのか…?」~
「馬鹿……さっきからずっと、寝間着の上からさすってたじゃない………もう…すっかり硬くなっちゃったよ……?」~
「あ……」~
 魔理沙が自分の手を見る。その手は、ずっと霊夢の胸の位置に置かれていた。寝間着のその部分だけ皺になっている…どうやら、無意識の内に撫で続けていたらしい。~
「…霊夢、どうして欲しい…?」~
「んっ」~
 魔理沙は微笑むと、胸に置かれた手をぐっ、と動かす。それに反応して、霊夢の体が僅かに震える。~
「はあっ……魔理沙ぁ………好きに…して、いいよ…?」~
 その魔理沙の腕を、霊夢の手が優しく撫でた。~
「……ああ、分かった…」~
 魔理沙は頷き、手に力を込める。~
「あっ…」~
 霊夢の眉が僅かに歪む。しかし、それは決して拒絶している訳ではない事を、魔理沙は知っている。魔理沙は霊夢の寝間着をはだけさせると、二つの膨らみを外気に晒した。~
「綺麗だな、霊夢は」~
「そ…う……?」~
「うん、特にこのさくらんぼが…」~
 ちゅっ~
「んあっ」~
 魔理沙がその硬い果実を口に含む。しょっぱいような、甘いような味がした。~
「ん、ちゅぱ……霊夢…美味しい…」~
「はっ……ああぁあっ……」~
「んは…もっと…食べてやる、よ…?」~
 魔理沙は嬉しそうに、乳首を口の中で転がすようにしゃぶる。ちゅっちゅっと音を立てて啄ばみ、唇で挟み、舌で何度もつつき、くにくにと歯で扱く。~
「あはっ、やっ…! ま、魔理、沙っ……! ああんっ!」~
「はぁむっ……んふ………くちゅ…」~
 途端に反応が激しくなり、ぴくん、ぴくん、と震える霊夢の体を、胸を愛撫しながら撫でていく魔理沙。腕をさすり、脇腹を撫で、太腿、臀部をなぞる。~
「はあああっ……んやぁ………あふんっ…!」~
 そのまま霊夢の寝間着を完全に剥ぎ取れば、そこにあったのは生まれたばかりの清らかな巫女の姿。~
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(…いや、違う。もう、私達何度も抱き合ったよな?)~
 魔理沙は物思いに耽りながらも、霊夢の秘部へと指を伸ばした。~
「あっ、くああっ!」~
 霊夢の体中に、電気が走る。この感覚は、何度味わっても耐える事など出来ないだろう。その体に染み付いた快楽が、そう告げていた。~
(清らかだなんて、自分でももう思わないけど………でも、魔理沙…あなたは私の事を綺麗だって、言ってくれるよね?)~
 そんな想いを抱きつつ、霊夢は魔理沙の瞳を見つめる。~
 綺麗な、瞳だった。~
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「霊夢…こんなに濡らして……」~
 魔理沙が指を離すと、粘つく液体が指に絡む。~
「そんなに、よかったのか?」~
「…だって……魔理沙だもの。魔理沙だから、私、もうこんなにトロトロになってるんだよ?」~
「そうか…」~
 頷いた魔理沙は、その指をおもむろに霊夢に差し出す。霊夢はそれを半ば呆けた表情で、その指を舐めた。~
「ん、ちゅる……」~
「どう? 美味しい?」~
「うん…変な味……」~
「…はは、そうか」~
 魔理沙は笑うと立ち上がり、自分も寝間着をスルリと脱いだ。月光に照らされて、白い裸身が暗闇に浮かび上がる。~
「魔理沙…」~
「…霊夢。舐め合いっこ……しようぜ」~
 そう言って、魔理沙は自分の股間が霊夢の顔の上にくる様に座り込む。そして、自分の顔の目の前には霊夢の秘部がくる様に。~
「あ…魔理沙だって、こんなに濡れてるじゃない…」~
「……まあ。霊夢の可愛い声を聞いてたら、な…」~
 魔理沙の秘部もまた、キラリとした雫が滴っていた。~
「んふ……」~
「ひあっ! 霊夢っ…!」~
 霊夢が魔理沙の秘部に顔を埋める。途端、魔理沙の体がびくりと震え、愛液が溢れ出した。~
「んー…魔理沙ぁ……いっぱい出てる…」~
「ん、やっ…! いきなり、はげしっ……!」~
 秘部に押し付けられた霊夢の顔。鼻は魔理沙の匂いを感じ、舌は魔理沙を味わう。愛液で顔が濡れるのも構わずに、霊夢はただ魔理沙を貪った。~
「霊夢っ……! 私、だってっ…!」~
 霊夢の責めに負けじと、魔理沙も霊夢の秘部に顔を埋める。ぐちゅ、という音がして、赤い果肉は素直に割れた。~
「きゃふぅっ……! んあ、魔理っ……!!」~
 喉が引きつり、最後まで呼ぶ事が出来ない。それは魔理沙も同じ事なのか、もう湧き出る嬌声を抑える様に呻きながら、一心不乱に霊夢の秘部を刺激し続けた。~
 ぴちゃ、くちゅ、ちゅっ、くちゅ……~
「んっ……ふっ……」~
「うっ……くっ……」~
 部屋に充満する、淫らな水音と、僅かにくぐもった声。それは、魔理沙が霊夢から口を離すまで続けられた。~
「はっ………はあっ……霊夢……そろそろ……」~
 腰を上げ、霊夢の口淫で熟れきった自らの柔肉を霊夢から引き離す。一瞬、『あ…』という残念そうな声が聞こえてきたが、この際仕方ない。~
「一緒に………な?」~
 体を一回転させ、霊夢と向き合う。その顔は自分の愛液で濡れていたが、自分の顔も同じ様なものだったので、何も言わない事にする。~
「霊夢の顔…見ていたいからさ」~
「……うん……」~
 その言葉で、ようやく我に返ったらしい霊夢が、微笑む。魔理沙はそんな霊夢に口付けすると、体を重ねる様に、抱きしめた。~
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  *  *  *~
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「んあっ、あっ、ああぁっ! やっ、はあぁああ!!」~
「あくっ…! んうぅ…! ひ、ああぁあ!!」~
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 これは、儀式。互いを深く知る為の。~
 これは、行為。互いを深く感じる為の。~
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 これは―――二人の、想い。互いを、深く―――~
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「魔理っ…沙ぁっ……! 魔理沙っっ……!!」~
「ああっ…霊夢っ…! 霊……夢っ!!」~
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 二人の少女が、あられもない姿で激しく交わっている。その手にはもう一人の手を重ね、その唇にはもう一人の唇を重ね、乳房を重ね、秘唇を重ね、秘芯を重ね、想いを重ね。~
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「あふうっ……! ひゃ、あ! も、もうっっ……!!」~
「霊夢っ……一緒に、なっ…? っああぁあぁああ!!」~
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 だから、汗も、涙も、唾液も、愛液も、肉体も、心も、皆、一緒に―――~
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「あああっ………!!」~
「うあぁぁあ……!!」~
「「んぁああぁあぁぁぁあぁぁぁああぁぁああーーーーーー………………!!!!!!」」~
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 びくっ……びく、びくんっ……!~
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 二人の体が、跳ねた。絶頂を迎え、呼吸も荒い二人は、それでも最後に深く長いキスをかわした…~
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  *  *  *~
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「…霊夢」~
「何? 魔理沙」~
 体の火照りも充分に冷め、二人は同じ布団で裸のまま並んで横になっている。そして、魔理沙が天井を見つめたまま霊夢に話しかけていた。~
「私達って……何なんだろうな」~
「………」~
 以前からも、こうして二人は何度か肌を重ねている。それが愛情なのか何なのかは、本人達も判断し難い事だったのだが。~
「…いや、もう分かっているのかも知れないけどさ。私は、霊夢の事が」~
 その先を言おうとした魔理沙の唇に、霊夢の人差し指が添えられる。~
「言わないで、魔理沙」~
「……霊夢。でも」~
「ううん、いいの。魔理沙の気持ちは、充分に伝わってるから…」~
「じゃあ、何で」~
 抗議するような魔理沙の言葉に、霊夢はゆっくりと答える。~
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「言ったら………もう、魔理沙しか、見えなくなっちゃう」~
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「………」~
 その返事に、魔理沙は無言。だが、そのまま体を動かし、霊夢を抱きしめた。~
「―――魔理沙」~
「…分かった。でも今は…こうさせてくれ」~
「……うん」~
 霊夢が魔理沙の胸に顔を埋めると、魔理沙は目を閉じて『ありがとう』と言った。~
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 霊夢もまた頷き、魔理沙の温かさに包まれて目を閉じた。~
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  了~
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<つい後書き>~
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 ついカッとなってやった。~
 霊夢と魔理沙だったら何でもよかった。~
 今は反省している。~
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 そんな訳で適当に書き散らしてみました。何となく読んで下さい。~
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 つい書いた人:謎のザコ

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