~
注意 18禁その他もろもろ~
~
~
~
~
「パチェ、頼んでおいた物、できたかしら?」~
 レミリアは、図書館にやって来るなり、友人に問いかけた。~
「できてるわ…これよ」~
 パチュリーは言葉少なに、紫色の液体の入った瓶を取り出し、レミリアに差し出した。~
 レミリアはそれを、しっかりと、感触を確かめるように手に取る。~
「ありがとう」~
 それだけ言うと、翼を翻し、入り口に向かって歩き出した。~
~
「レミィ」~
~
 扉に手を掛けた所で、パチュリーが呼びとめる。~
 顔だけ振り向いて、レミリアは答えた。~
~
「何かしら?」~
~
「貴方の事だから、分かってない訳じゃ無いと思うけど…」~
「覚悟はできてるわ」~
~
 即答。~
~
「…そう、なら、もう何も言わないわ」~
「…ありがとう、パチェ」~
~
 そして、今度こそ館の主は、図書館から出て行った。~
~
「まぁ、私も他人の事は言えないんだけどね…」~
~
 魔女のつぶやきだけが、図書館に残った。~
~
~
~
~
~
~
『嬢とメイドの長い夜』~
~
~
~
~
~
~
「ねえ咲夜」~
~
 夕食の片付けも一段落付いた咲夜のところに、主人であるレミリアがやって来た。~
~
「今日の分の仕事が終わったら、私の部屋に来てくれるかしら?」~
~
 当然、主人の命は絶対である。~
「はい、分かりました」~
「お願いね」~
~
 レミリアが去った後、咲夜はふと疑問に思った。~
 血を吸うにしては満月は遠い。いったい何の用事だろうか。~
 しかしメイド長の仕事は多い。その事をこれ以上考えている訳にもいかなかった。~
~
~
__________________________________________~
~
~
~
「…もう、飲んでおいた方がいいかしら」~
 レミリアはパチュリーからもらった瓶の蓋を開けると、その中身を3分の1ほど飲んだ。~
「…甘ぁ…」~
 この手の怪しい薬は苦い物だと思っていたが、予想に反して水飴のような甘ったるさだった。~
~
 飲んでから1分ほど経った頃。~
 レミリアは、下半身に違和感を覚えた。~
「んっ、どうやら効いてきたみたいね…」~
 どっくん、どっくん。心臓が踊る。~
 体の変化そのものはあっという間に終わったが、胸の高鳴りは収まらなかった。~
「はぁ…はぁ…」~
 自然、呼吸も荒くなる。~
「ちょっと辛いかも…咲夜、早く来てくれないかしら…」~
~
~
 こんこん。~
 少しして、扉がノックされ、~
「お嬢様、参りました」~
 咲夜の声がした。~
「入って」~
「失礼します」~
 いつものように礼儀正しく、咲夜が入ってきた。~
~
~
_________________________________________~
~
~
 咲夜が部屋に入ると、寝間着姿のレミリアが、ベッドに腰掛けていた。~
~
「お嬢様…それで、ご用は何でしょうか?」~
「とりあえず、こっちに来て座って」~
 レミリアが自分の隣をぽんぽんと示す。~
「はぁ…」~
~
 ベッドに腰掛けた咲夜は、ようやくレミリアの様子がおかしい事に気がついた。~
 頬が赤く、呼吸も荒い。~
 だが、その事を問う暇もなく、レミリアの顔がずいっと目の前にやってきた。~
~
「咲夜」~
~
 いつになく真剣な声。~
~
「はい」~
~
「好き」~
~
 えっ…と声を上げる前に、レミリアの唇が咲夜の唇を塞ぐ。~
 そのまま、咲夜はベッドに押し倒された。~
 すぐに、レミリアの舌が押し入ってくる。~
~
(お嬢様、今…今なんと?)~
~
 咲夜もまた、舌を絡めてそれに応える。~
~
(「好き」…)~
 それは、望んではいけないことと知りつつも、夢見る事を禁じえなかった言葉。~
~
(お嬢様…!)~
 咲夜はレミリアの背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめる。~
 レミリアもまた、咲夜の頭に手を回してきた。~
~
 舌と舌の絡み合う音が、静かな寝室に響く。~
~
 やがて、どちらからともなく口を離した。~
「ぷあっ、はっ、はぁ…」~
「はあ、ふう…」~
~
 レミリアは一旦咲夜から体を離すと、ガウンを脱ぎ、ネグリジェ一枚の姿になった。~
 咲夜はぼけっとした顔でそれを見ていたが、レミリアの股間にあるモノを見て仰天した。~
~
「お、お嬢様、それは!?」~
~
 それは、男根。本来、女にはあるはずの無いモノ。~
「ちょっと、パチュリーに頼んで、お薬で…ね」~
~
 そう言うと、再び咲夜に覆い被さってきた。~
 咲夜の顔の両横に手をつき、しっかりとその目を見て、言う。~
~
「咲夜、大好き。私、咲夜が欲しい」~
~
「お嬢様…」~
 何故だろう、涙が溢れてくる。~
「私の…心も、体も、ずっと前から、お嬢様の、物です…」~
「咲夜…嬉しい」~
 そっと、咲夜の涙をぬぐう。そして、もう一度キス。~
~
~
 咲夜は、下着を下ろされると、自分の大事な所にレミリアのモノが当たるのを感じた。~
「いくわよ…咲夜」~
 咲夜の体は、いくら何でもキスだけでは十分な準備ができていない。~
 だがレミリアは、その肉棒から湧きあがる慣れない欲望に押され、それを気にする余裕が無くなっていた。~
 咲夜が抗議の声を上げるより早く、レミリアが咲夜の膣に侵入する。~
~
「……!!」~
~
 痛い。~
 初めてで無いとは言え、長い間使っていなかった上に十分な準備も無しでは、痛いのも当然だ。~
 しかし、咲夜は懸命にその痛みに耐えた。~
~
 そして、レミリアのモノはすっかり咲夜の膣に収まった。~
「はーーーっ、はーーーっ」~
「咲夜の中…あったかい…」~
 咲夜が一息つくのを待たず、レミリアが動き出す。~
 ずずっ、ずずずっ…~
~
「いっ!!痛いっ!痛い!痛いよぉ…!」~
 余りの痛みに耐えかね、咲夜は泣き出してしまう。~
 流石に、レミリアも我に返った。~
「ごっ、ごめんなさい咲夜!」~
「うっ、ぐすっ、ひっく…」~
「ごめんなさい、ごめんなさい…」~
 レミリアはずっと、咲夜の髪を撫でていた。~
~
~
~
 咲夜が落ちついたのを見計らって、その胸に手を伸ばす。~
 さわさわと、撫でるように。~
「んんっ…」~
 ふにふにと、揉むように。~
「はぁぁ…」~
 つんつんと、突っつくように。~
「んっ、んっ」~
 しばらくレミリアは咲夜の反応を楽しんでいたが、そのうち直に触りたくなってきた。~
 脱がそうとしたが、メイド服の脱がせ方はよく分からなかったので、仕方なく服の上から弄り続けることにした。~
~
 だがそれは、咲夜からしてみれば、焦らされている事に他ならなかった。~
 布地越しの微妙な感触が、じわじわと咲夜を苛む。~
 もっと触って欲しいのに。直接、手で触れてほしいのに。~
 胸の疼きに耐えかねた咲夜は、自分から切り出した。~
「お嬢様…少し、手を離してください。服、脱ぎますから…」~
~
 ベッドに寝たまま、しかし器用に服を脱いでいく。~
「あの…あまり見ないで下さい…恥ずかしいです…」~
「見るなって言われてもね…」~
 レミリアと咲夜は、さっきから繋がったままなのだ。当然、互いに正面で向き合う事になる。~
 恥ずかしさに目を背けながらも、てきぱきと服を脱ぎ、下着も取り去る。~
 形の良い胸が、レミリアの前にさらけ出された。~
~
 レミリアはそれを見て、ほぅ、とため息をついた。~
「咲夜、きれい…」~
 そのまま、顔を近づけていき…~
~
 ちゅっ~
~
 既につんと尖っていた、桜色の頂に口づける。~
「ふぅっ!」~
 散々服の上から弄られて敏感になっていた咲夜の胸は、その刺激を余す所無く受け止めた。~
 赤ん坊のように、ちゅぱちゅぱと吸い、舌で転がす。~
「あぁ、はぁぁぁぁ……」~
 こりこりと、噛む。~
「うあぁっ!!」~
~
 自分のモノがきゅっと締め付けられ、咲夜の膣がじわりと濡れてくるのを、レミリアは感じた。~
「咲夜…気持ち良いの?」~
 その言葉に、既に赤かった咲夜の顔が更に紅に染まる。~
「は…はい…気持ち良いです…」~
「嬉しい…」~
 レミリアは自分の右手の指をぺろりと舐めると、反対側の胸に吸いつき、さっきまで吸っていた胸を左手で弄り始める。~
「はぁっ、あぁぁ…っ!」~
 咲夜がそれに応えて切ない声を上げ、レミリアの頭を抱きしめる。~
 レミリアは右手をそうっと、繋がっている部分の少し上、咲夜の最も敏感な部分へと持っていき…~
~
 くりん。くりくりぐりぐり。~
~
「ひぃっっ!?うあっ!あーっ、あーーーーーっ!!!」~
 強烈な不意打ちに体をびくびくと震わせ、咲夜は達してしまった。~
~
~
「はぁ、はぁ、はぁ…」~
「咲夜…可愛いわ…」~
 息を荒げる咲夜の頬にキス。~
「じゃあ、もうそろそろ…私も動くわね」~
「ふぇっ?」~
~
 実の所、レミリアももういっぱいいっぱいだった。~
 何せ、さっきから咲夜が感じるたびに、無意識の内に自分のモノをきゅうきゅうと責め立ててくるのだ。~
 結合部からは既に愛液が溢れ、体の準備は十分だった。~
~
 ずるり。ずっちゅ、ずっちゅ…~
 レミリアが最初はゆっくり、しかしすぐにリズミカルに腰を動かす。~
「ふぁ、あっ、あうっ! おじょおっ、さまっ、ちょっとっ、きゅうけい! さ、せ、てぇぇっ!!」~
「ごめんなさいっ、咲夜っ、私もうっ、我慢できないっ…!」~
「あ゛ーっ! はっ、はっ、うんっ、んあぁーっ…!」~
 レミリアの手が、口が、咲夜を気持ち良くするために、動く。~
 胸を吸い、乳首を転がし、摘み、牙を立てないように耳を食み、舌と舌を絡ませ、クリトリスを刺激する。~
 その一つ一つに咲夜は喘ぎ、抱きつき、体をのけ反らせ、髪を乱してかぶりを振る。~
 限界は、すぐにやってきた。~
「あーっ、あーっ! おじょっ、さまっ! わたしっ、もうっ、もうっ!!」~
「わっ、私もっ! 咲夜っ、一緒に、一緒にぃぃ!」~
~
「~~っ……!!」~
「あ、はっあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!」~
 熱い、熱い液体が注ぎ込まれるのを、咲夜は確かに感じていた。~
~
~
_____________________________________________~
~
~
 二人は、呼吸を整えつつ、寄り添ってベッドに横たわっていた。~
~
「はー、はー、はぁ…」~
「ふぅ、ふぅ…」~
 ~
 ふと、レミリアの下腹部から存在感が消えた。~
 手を伸ばして確認すると、やはりさっきまで咲夜の中に入っていたモノは、もう影も形も無かった。~
 咲夜はまだ、余韻に浸ってぼーっとしている。~
~
 レミリアは体を起こすと、机の上の瓶に手を伸ばした。~
 パチュリーから貰った、紫色の液体の入っているあの瓶である。~
 瓶の蓋を開けると、意を決するかのように一呼吸置き、息を吸い込むと、残りの中身を全部口に含んだ。~
 そのまま咲夜に口付けると、口移しで紫色の液体を流し込む。~
「んふぅっ!?」~
 咲夜は突然の出来事に反射的に抵抗したが、頭部をがっちりとホールドされていて、~
 すぐに抵抗を諦め、レミリアの唾液の混じった甘ったるい液体を飲み下した。~
 そして、甘い、甘いディープキス。~
 ~
「ぷはっ、お、お嬢様、今のは…」~
「さっき私が飲んだのと同じ薬よ」~
「!」~
~
 状況を理解すると同時に、咲夜の体に変化が起こる。~
 股間の一部がむくむくと盛り上がり、あっという間に男根を形作ってしまった。~
~
「こ、これは…」~
「咲夜…」~
~
 レミリアがベッドの上にころんと仰向けになる。~
 そのまま膝を曲げて脚を開くと、両手を股間に持っていき、大事な部分をぐい、と広げて見せた。~
~
「咲夜、私を抱いて! 私の初めて、貰って欲しいの…!」~
 目を潤ませながら訴える。~
「お嬢様…」~
~
 ~
 心臓がどっくんどっくんと跳ねる。~
 股間から生えたモノが、狂おしいぐらいにレミリアを求める。~
 500年もの間守り抜いた純潔を、この自分に貰って欲しいと言うのだ。~
 レミリアの想いはこの上なく嬉しい。~
 自分もまた、同じくらいにレミリアを想ってきたから。~
 そして、レミリアが死ぬほど恥ずかしい思いをしているのも分かっている。~
~
 だが、それでも咲夜を引きとめる、一つの懸念があった。~
 それは、パチュリーが抱いたのと同じ物。~
~
 咲夜は、涙を流しながらそれを口にする。~
~
「お嬢様…。私は、お嬢様より、先に死にます…」~
「構わないっ!」~
~
 即答だった。~
~
「絶対、絶対後悔しない! それよりも今抱いてもらえない方が、きっと後悔するから!」~
「お嬢様っ…!」~
 もう、引き止めるものは何も無かった。~
~
~
____________________________________________~
~
~
~
 くちゅ、くち、ちゅっ、ぷちゅ…~
 紅い寝室に淫らな水音が響く。~
 咲夜は床に膝をつき、さっきの態勢のままのレミリアの秘部を念入りにほぐしていた。~
 最初は人差し指1本でいっぱいだったレミリアの入り口には、今は人差し指と中指が入っている。~
 2本の指で丹念に。~
 中を引っ掻くように指を曲げ伸ばし。~
「うっ、ふぅぅっ!」~
 入り口を拡げるように、指を開き。~
「~~~~~っ」~
 手首をくいくいと回転させる。~
「ん~~~~っ!」~
~
「さ、咲夜、もういい…」~
 ちゅっ~
 その言葉を遮るように、敏感な肉芽に口付け。~
「ーーーーーーーーー!!」~
 必死に声を殺しつつ、レミリアが悶える。~
~
「駄目です。よーーくほぐしておかないと、痛いですよ?」~
~
 それを聞いて、さっき泣かせてしまった咲夜の顔が浮かぶ。~
 その引け目もあって、これ以上何も言えなくなってしまった。~
 でも、これは。~
~
「大分ほぐれてきましたね…そろそろ3本でも大丈夫そうですね」~
~
 恥ずかしい。~
 何しろ自分の手で大事なところを広げて、見せつけている格好なのだ。~
 でも、手をどけようとすると、~
~
「お嬢様、広げておいていただいた方がやり易いのですが…」~
~
 とか言ってくるし、~
 これじゃ中まで丸見えじゃない…と思った矢先に、~
~
「お嬢様…お嬢様の中、とっても綺麗です…」~
~
 とか言ってくるのだ。~
~
 レミリアの顔は既にスカーレットの名も真っ青なぐらいに真っ赤っ赤であった。~
 羞恥心に耐え切れなくなったレミリアは、何とかこの状況を変えようと、~
~
「あの、咲夜、胸も…して欲しい」~
~
 などと言ってみるのだが、すぐに自分の言った意味に気付き、また赤面するのだった。~
~
「そうですか…それでは失礼して」~
 咲夜はレミリアの上体を起こすと、その後ろに回った。~
 ゆるやかな双丘をその先端の突起ごとやわやわと撫でさすり、首筋に舌を這わせる。~
「く…ふぅぅ…」~
 秘部を直接弄られるのとはまた違った快感に、レミリアは背筋を震わせ、その翼がぴくぴくと痙攣する。~
 ~
 翼?~
~
 ふと思い立った咲夜は、翼の付け根をそーーっと指でなぞってみた。~
~
 びくん!~
~
 レミリアが即座に反応する。~
「お嬢様…ここ、気持ち良いんですか?」~
「………」~
 返事は無い。~
 見るとレミリアは目尻に涙を溜め、口で手を押さえて、顔を真っ赤にして震えている。~
~
~
 どきん。~
 咲夜の心臓が一度、大きく飛びあがった。~
 同時に、自分の中で何かが壊れたような、スイッチが切り替わったような、そんな気がした。~
 心の中からどんどんと湧き出る背徳的な欲望が、咲夜を突き動かす。~
~
~
 翼の付け根を、もう一度、二度、指でなぞる。~
 びくんっ!びく、びくんっ!~
 その度にレミリアは、過剰とも思える反応を示す。~
「気持ち良いんですか?」~
 もう一度、問う。~
 否、何度でも問うつもりだった。~
 レミリアの口から、それを聞きたかった。~
 つぅっ~
 びくん!~
 つつーっ~
 びく、びくん!~
「気持ち…」~
「き、気持ち良い、気持ち良いの…」~
 観念したレミリアが、口を押さえたまま、蚊の鳴くような声で答える。~
~
「よく言えました」~
 咲夜がレミリアの正面に回る。レミリアはうつむいて目を逸らしていた。~
「では、もっと気持ち良くして差し上げましょう」~
「えっ」~
 レミリアが思わず顔を上げる。咲夜はその隙を逃さず、唇を奪う。~
 そのままレミリアを押し倒し、左手は背中に回して翼の付け根を、~
 右手は3本の指でレミリアの中を、親指でクリトリスを、同時に弄り始めた。~
 流石にこれにはたまらず、あっという間にレミリアは絶頂を迎え、咲夜の腕の中でがくがくと震えた。~
~
~
 咲夜が手を離すと、屋根から離れた梯子の如く、レミリアはぱたりと仰向けに倒れた。~
 脚の間には、溢れ出た愛液が大きな染みを作っている。~
「お嬢様…私もそろそろ…」~
 見れば、咲夜の股間から生えたモノは、はち切れんばかりに膨張し、猛然と天を突いていた。~
 レミリアはそれを見ると、荒い息をつきながら、ただ、こくり、と頷いた。~
「それでは…っと」~
 咲夜がレミリアをひっくり返す。~
 うつ伏せになったレミリアの腰を持って引っ張り、腰を上げさせた。いわゆる後背位だ。~
「いきますよ…」~
「こ、こんなの恥ずかし…うあああっ!!」~
 レミリアの抗議を待たずして、咲夜が腰を進める。~
 途中、抵抗があったが、咲夜はそれを勢いに任せて突き破った。~
~
「っ!」~
 痛い。~
 だが、痛みはそれほど大した事は無かった。少なくとも、泣き出すほどでは。~
~
 咲夜のモノはずぶずぶとレミリアの中を進み、最奥に達した。~
 大きな圧迫感と、痛み、快感。~
 だがそれらに増して、どうしようもなく満たされているという感覚が、レミリアの中に広がっていく。~
~
「わ、私…咲夜の、モノに、なっちゃっ、たぁ…」~
~
 その言葉を合図にしたかのように、咲夜が動き出した。~
「お嬢様っ…!」~
 ずんっ!ずんっ!ずんっ!~
 咲夜の肉棒が、レミリアの最奥を突く。~
「はうっ! んっ! んふーーー!」~
 枕に顔を押し付け、必死にその衝撃と快感に耐えるレミリア。~
 ぐりんっ!~
 咲夜がレミリアの中をえぐるように、腰を回す。~
「んーーーーーーーーーっ!!!」~
~
 咲夜は腰を動かしながら考えていた。~
 …不満だ。~
 何がかと言えば、レミリアの、声である。~
 さっきから声を押し殺してばっかりで、一向に喘いでくれないのだ。~
 それを承知で苛めるのも、快感ではあるのだが。~
 いい加減に、レミリアの嬌声を聞きたかった。~
~
 レミリアの胸に手を回すと、両腕に力を入れてぐいっと抱き起こした。~
 自分は座り、その上に繋がったままレミリアを座らせる。背面座位というやつだ。~
 顔を自分のほうに向けさせると、唇を塞ぎ、舌を絡め、吸う。~
 レミリアも舌の動きでそれに応える。~
 激しい行為の最中だ。当然、すぐに息が苦しくなる。~
 お互いに口を離す。レミリアが、息を、吸う――――~
~
 そこを逃さず、咲夜がレミリアの弱点を攻めた。~
 翼の付け根をなぞり、最も敏感な豆をぴんと弾く。~
~
~
~
「ひっ…~
~
~
~
~
~
 ~
 ~
    ああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」~
~
~
 絶叫。~
 レミリアの中がきゅうきゅうと締まる。達したらしい。~
 咲夜はレミリアの中に放ちそうになるのを懸命に堪え、レミリアの腰を手で支えたまま自分は後ろに倒れ、~
 レミリアを休ませぬよう、めいいっぱい下から突き上げ、続けて弱点を責める。~
~
「あーーーーーっ!!」~
~
 咲夜は、能力を使っていないのにも関わらず、時間が止まったかのような錯覚を受けた。~
~
「はっ、あっ、うあっ、はあぁぁぁ!!」~
~
 レミリアが鳴く。~
 それは、あまりにも幻想的な光景。~
~
「あぁっ! はぅっ! ひあぁぁぁぁぁ…」~
~
 自分の上で。乱れ、踊り、跳ね、囀る。~
~
「あはぁっ、さ、咲夜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」~
~
 自分の名を叫んで。~
 瞬間、咲夜も限界を迎えた。~
~
「お嬢様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」~
~
 どくっ、どくっ、どくっ、どくっ…~
 何度も痙攣を繰り返しながら、レミリアの中に熱い迸りを大量に注ぎ込んだ…~
~
~
_____________________________________________~
~
~
 咲夜はへなへなと、その場にへたり込んだ。~
 例えようも無い満足感が咲夜を満たす。~
 もう、今この場であの世からお迎えが来ても悔いは無い、そんな気分だった。~
 満足だ。そのはずだ。~
 だが。~
 咲夜の股間から生えたモノは、いまだ消えるどころか、咲夜の意思とは無関係に猛り狂っていた。~
 薬の効果だから、咲夜にはどうしようもない。~
 しかしそれが、咲夜の身体を苛んでいた。~
~
「ううん…咲夜…」~
 レミリアが体を起こした。~
「あっ…」~
 ちょうど目の前に、咲夜のモノがあった。~
「凄い…まだこんなに…」~
 しげしげと見つめるレミリア。~
 それを見ていた咲夜は堪らなくなり、レミリアの頭を掴むと、自分のモノに押し付けた。~
「きゃっ」~
「お嬢様……舐めて……ください」~
 ~
 この場で殺されても文句の言えない台詞だった。~
 主人に対して、自分のモノを舐めろとは。~
~
 だがレミリアは、おずおずとそれに口を付けた。~
 まとわりいている、レミリアと咲夜の粘液を舐め取るように、舌を動かす。~
「ふあぁ…」~
 柔らかいレミリアの舌の感触と、この上なく甘美な背徳感。~
「咲夜…気持ち良い?」~
「は、はい、気持ち良いです…」~
 かぽっ。~
 レミリアが、咲夜のモノを咥えた。~
「こうひはほうあひもひいいはひら?」~
「お、お嬢様っ、咥えたまま、喋らないで…!」~
~
 びゅくっ! びゅっ! びゅっ!~
 刺激に耐え切れず、咲夜はレミリアの口内に射精してしまった。~
 レミリアの小さな口では受け止め切れず、口から外れてレミリアの顔や胸を汚した。~
~
~
_________________________________________~
~
~
 それからすぐに、咲夜のモノは消えた。~
 しかし、咲夜の中で切り替わったスイッチは、まだ元に戻っていなかった。~
 ~
 白濁液で汚れたレミリアを見て、咲夜はある事を思いついた。~
「べたべたになってしまいましたね…そうです、シャワーを浴びに行きませんか」~
「そうね…それがいいわ」~
「では」~
 咲夜がレミリアの手を取る。~
「えっ!? このまま行くの?服を…」~
「どうせこんな時間です。フランドール様は今日は地下室ですし、誰も起きていませんよ」~
「それはそうだけど…」~
~
 結局、二人は裸のままで部屋を出た。~
~
 シャワー室に向かって、誰も居ない廊下を歩く。~
 紅い絨毯の上に裸足なので、足音もしない。館は誰も居ないかのごとく静かであった。~
~
~
 と、廊下の曲がり角の向こうで、ランプの光がゆらゆらと揺れながら近づいてくるのが目に入った。~
 恐らくは、夜の巡回をしているメイドだろう。~
「! 咲夜!」~
 レミリアが小声で告げる。当然咲夜も気付いていた。~
 だが、咲夜は何も言わず、レミリアの手を引いてどんどん歩いていく。~
「ちょっと、このままじゃ見つかるわ!」~
 小声。返事は無い。~
 どちらにしろ、今更隠れる事も出来そうに無かった。~
 ランプの光は、もう角のすぐそばまで来ていた。~
 咲夜は相変わらず、何事も無いかの様にその角に向かって進んで行く…~
「ーーーーーー!」~
 レミリアは目を瞑った。~
~
 しかし…予想していたような反応は無かった。~
~
 恐る恐る目を開けると、そこには巡回のメイドが固まっていた。~
「時間を止めました。今、館で動いているのは、私達だけです」~
 レミリアはほっと息をついた。~
「もう、驚かさないで…」~
 咲夜が、ニヤリと笑う。レミリアはそれを見ていない。~
~
「そうです、折角ですから、ここで少し楽しみませんか?」~
「え?」~
 咲夜はレミリアの後ろに回ると、小さい子供におしっこをさせるようなポーズでレミリアを抱き上げた。~
 そのまま、自分の胸の前まで持ってくる。~
 巡回のメイドは背が低かったため、丁度レミリアの大事な所がメイドの顔の前に来る事になった。~
~
「い、嫌っ! 咲夜、やめて!」~
「大丈夫ですよ。時間が止まっていますから、彼女には見えません」~
 そう言うと、レミリアのクリトリスを弄り始める。~
「そ、そうだけど…ふ、ふぅっ!」~
「声も聞こえませんから、我慢なさらなくても結構ですよ」~
「はっ、ああっ、うはぁっ!」~
 時の止まった館の中、誰にも聞こえぬレミリアの嬌声が響く。~
~
「さ、咲夜…」~
「どうなさいました?」~
「お、おトイレに行かせて…おしっこ、漏れちゃう…!」~
 咲夜がニヤリと笑う。当然、レミリアには見えない。~
「ここでなさっては如何です?」~
「そ、そんな事…」~
「レミリア様のお小水を浴びられるなんて、彼女も幸せ者ですよ」~
「嫌あっ!嫌あぁっ!」~
 レミリアが暴れる。咲夜がレミリアを落としそうになる。~
 もっとも、落としてしまったとしてもどうって事は無いだろうが。~
~
「…時を、動かしましょうか?」~
~
 咲夜がぼそりと呟いた。~
 それは脅迫じみた、いや完全に脅迫であったが、レミリアには観念する他無かった。~
「…では、どうぞ」~
 咲夜がレミリアのクリトリスを摘まみ、きゅっと捻る。~
「うあぁっ! 駄目ぇっ!!」~
 ~
 シャアアァァァァァァァァァ……~
 ~
 レミリアの割れ目から迸る黄金水が、メイドの顔や服をびしょびしょに汚………さなかった。~
 漏らした小水は全て、空中で静止していた。咲夜の仕業だ。~
 咲夜は持っていたタオルでレミリアの小水を拭き(?)取ると、~
 レミリアをその格好で抱いたまま、シャワー室に向かって歩き出した。~
~
 後には、固まったままのメイドだけが残された。~
~
~
______________________________________________~
~
~
~
 紅魔館のシャワー室は、パチュリーが召喚した温泉脈のお湯を、魔法のポンプで送る仕掛けになっている。~
 だがレミリアとフランドールは普通の水や湯を扱えない為、お湯に魔法処理を施した特別のシャワー室が別にあった。~
~
 しかし、咲夜が入って行ったのは、彼女らが使う、普通のシャワー室だった。~
「咲夜、私、こっちじゃ…」~
「私が洗って差し上げます。問題ありませんよ」~
 咲夜はレミリアの手を引いてさっさとシャワー室に入ると、時間停止を解除して、レバーを引いた。~
 頭上から、温かいお湯がさっと降り注ぐ。~
 ~
「ああ、気持ちいい…」~
「気持ちいい…けど…力が…入らない…」~
~
 咲夜はレミリアを椅子に座らせると、石鹸でレミリアの体を洗い始めた。~
 ごしごし。しゃかしゃか。きゅっきゅっ。さわさわ。ふにふに。もみもみ。こちょこちょ。~
「さ、咲夜っ…さっきから、変な所、ばっかり、触って、ない?」~
「気のせいです♪」~
 くにゅくにゅ。~
「ふうっ、ああっ!」~
「あらあらお嬢様…もう時は止まってませんよ? そんなに大きい声を出しては、誰かに聞こえますよ?」~
「そっ、そんな事、言ってもおっ!」~
「仕方有りませんね…」~
 そう言うと咲夜は、さっきレミリアの小水をぬぐったタオルを洗って絞り、それを猿ぐつわにしてレミリアに噛ませた。~
「~~~~~~~っ」~
 レミリアが涙目で咲夜を見上げる。~
 今だスイッチの戻らない咲夜は、その目を見て快感に背筋を震わせた。~
「それでは、きれいきれいしましょうか~♪」~
 と、その時、がらがらと脱衣場の扉が開く音がした。~
「!!」~
~
「誰ー?」~
 さっきのメイドの声だ。~
「私よー」~
 咲夜が答える。~
 その間も、レミリアを責める手は休んでいない。~
~
「メイド長ー?」~
「そうよー」~
 くりくり。ふにふに。~
「~~~! ーー! ーーーー!!」~
~
「どうしてこんな時間にー?」~
「何だか眠れなくてー」~
 くりゅくりゅ。くちゅくちゅ。~
「っ! ~~~~!! ~~~~~~~~~~!!!」~
~
「後の見回りは私が代わってあげるわー。貴方もお休みなさいー」~
「えーっ、いいんですかー」~
 こりこり。ぬりゅぬりゅ。~
「っっっ!! ~~~~~っっっ!!! ーーーっ! ーーーーーーっっ!!」~
~
「いいのよー。あ、それとねー」~
「なんですー?」~
「明日は、お嬢様を起こさなくていいからー」~
「分かりましたー」~
 ぬちゅっ。ごりっ。ぐりゅっ。ちゅぷん。~
「っ!! っ!!! ーーーーーっ!!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!!!」~
~
~
 メイドが去って十分時間が経ってから、咲夜はレミリアの猿ぐつわを外した。~
「お嬢様、気分はどうですか?」~
 レミリアが涙目に訴える。~
「咲夜…お願い…もう…許して…」~
 ぞくぞくっ!~
 最大級の快感が咲夜の背筋を通り抜ける。~
~
「だ・め・で・す♪」~
~
「そんな…あっ、うあっ、いやぁっ! たすけてぇーーーーー!!」~
~
 レミリアの地獄は明け方まで続いた。~
~
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______________________________________________~
~
~
 数日後。~
~
 一日の仕事を終えた咲夜の所に、レミリアがやって来た。~
「咲夜、あの…また、付き合ってもらえるかしら?」~
 赤面。~
「え…ええ、喜んで」~
 咲夜もまた頬を赤らめる。~
「良かった。こっちよ」~
「え?」~
~
 レミリアが咲夜の手を引いてやって来た先は、地下室だった。~
 フランドールの部屋へ行くのかと思ったが、そうでも無いらしい。~
 既に今進んでいる道は、咲夜の知らない道だった。~
~
「ここよ」~
 そう言ってレミリアは、やたらと無骨で重厚そうな扉の鍵を開ける。~
「入って」~
「! これは…」~
~
 結構広めの部屋にずらりと並んでいるのは、鞭に蝋燭を初め、三角木馬、手枷、足枷、首輪などなど。~
 果ては針のムシロに鋼鉄の処女といった本格的拷問、処刑用道具まである。~
~
「見ての通り拷問部屋なんだけど、久しく使われて無かったのを、ここ数日で整理して使えるようにしたのよ」~
 背後からそう言ってくるレミリアは、スカーレットデビルの名に相応しく凶々しいオーラを発していた。~
「この間はずいぶんと苛めてもらったから、そのお返しに、と思ってね」~
 後ろで、物々しい音を立てて扉が閉まる。~
~
 全身ががくがくと震え、脂汗がだらだらと流れる。~
「お、おおおおおお嬢様おおおお許しを……」~
「あの時、貴方は私を許してくれたかしら?」~
「あ、ああ、あ、あ、あ…………」~
 殺される。殺される。いったいどんな恐ろしい殺され方をするのだろうか。想像しただけで気が狂いそうだ。~
~
 ふと、レミリアから発されるオーラが止んだ。~
 それと共に、レミリアが後ろから咲夜に抱きつく。~
「そんなに心配しなくてもいいわよ。…愛してるわ、咲夜」~
「…私もです、お嬢様」~
~
 かちゃり。~
 咲夜の両手に手枷がはめられた。~
 咲夜にはそれが、別の方向にスイッチが入る音のような気がした。~
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 …今日も、紅魔館の夜は長い。~
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 おしまい~
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 あとがき~
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 読んでくれた人、お疲れ様でした。~
 本文すっ飛ばして後書きだけ見てる人、なんて酔狂な。~
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 …つーか、エロSSなんて書くのは初めてですよわーい。~
 そもそも作文は苦手ですよわーい。~
 ついでに書くのにまる一晩かかってこれから徹夜で学校ですよわーい。(泣)~
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 まあ、手土産になれば幸いです。~
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