注意 18禁その他もろもろ




「パチェ、頼んでおいた物、できたかしら?」
 レミリアは、図書館にやって来るなり、友人に問いかけた。
「できてるわ…これよ」
 パチュリーは言葉少なに、紫色の液体の入った瓶を取り出し、レミリアに差し出した。
 レミリアはそれを、しっかりと、感触を確かめるように手に取る。
「ありがとう」
 それだけ言うと、翼を翻し、入り口に向かって歩き出した。

「レミィ」

 扉に手を掛けた所で、パチュリーが呼びとめる。
 顔だけ振り向いて、レミリアは答えた。

「何かしら?」

「貴方の事だから、分かってない訳じゃ無いと思うけど…」
「覚悟はできてるわ」

 即答。

「…そう、なら、もう何も言わないわ」
「…ありがとう、パチェ」

 そして、今度こそ館の主は、図書館から出て行った。

「まぁ、私も他人の事は言えないんだけどね…」

 魔女のつぶやきだけが、図書館に残った。






『嬢とメイドの長い夜』






「ねえ咲夜」

 夕食の片付けも一段落付いた咲夜のところに、主人であるレミリアがやって来た。

「今日の分の仕事が終わったら、私の部屋に来てくれるかしら?」

 当然、主人の命は絶対である。
「はい、分かりました」
「お願いね」

 レミリアが去った後、咲夜はふと疑問に思った。
 血を吸うにしては満月は遠い。いったい何の用事だろうか。
 しかしメイド長の仕事は多い。その事をこれ以上考えている訳にもいかなかった。


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「…もう、飲んでおいた方がいいかしら」
 レミリアはパチュリーからもらった瓶の蓋を開けると、その中身を3分の1ほど飲んだ。
「…甘ぁ…」
 この手の怪しい薬は苦い物だと思っていたが、予想に反して水飴のような甘ったるさだった。

 飲んでから1分ほど経った頃。
 レミリアは、下半身に違和感を覚えた。
「んっ、どうやら効いてきたみたいね…」
 どっくん、どっくん。心臓が踊る。
 体の変化そのものはあっという間に終わったが、胸の高鳴りは収まらなかった。
「はぁ…はぁ…」
 自然、呼吸も荒くなる。
「ちょっと辛いかも…咲夜、早く来てくれないかしら…」


 こんこん。
 少しして、扉がノックされ、
「お嬢様、参りました」
 咲夜の声がした。
「入って」
「失礼します」
 いつものように礼儀正しく、咲夜が入ってきた。


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 咲夜が部屋に入ると、寝間着姿のレミリアが、ベッドに腰掛けていた。

「お嬢様…それで、ご用は何でしょうか?」
「とりあえず、こっちに来て座って」
 レミリアが自分の隣をぽんぽんと示す。
「はぁ…」

 ベッドに腰掛けた咲夜は、ようやくレミリアの様子がおかしい事に気がついた。
 頬が赤く、呼吸も荒い。
 だが、その事を問う暇もなく、レミリアの顔がずいっと目の前にやってきた。

「咲夜」

 いつになく真剣な声。

「はい」

「好き」

 えっ…と声を上げる前に、レミリアの唇が咲夜の唇を塞ぐ。
 そのまま、咲夜はベッドに押し倒された。
 すぐに、レミリアの舌が押し入ってくる。

(お嬢様、今…今なんと?)

 咲夜もまた、舌を絡めてそれに応える。

(「好き」…)
 それは、望んではいけないことと知りつつも、夢見る事を禁じえなかった言葉。

(お嬢様…!)
 咲夜はレミリアの背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめる。
 レミリアもまた、咲夜の頭に手を回してきた。

 舌と舌の絡み合う音が、静かな寝室に響く。

 やがて、どちらからともなく口を離した。
「ぷあっ、はっ、はぁ…」
「はあ、ふう…」

 レミリアは一旦咲夜から体を離すと、ガウンを脱ぎ、ネグリジェ一枚の姿になった。
 咲夜はぼけっとした顔でそれを見ていたが、レミリアの股間にあるモノを見て仰天した。

「お、お嬢様、それは!?」

 それは、男根。本来、女にはあるはずの無いモノ。
「ちょっと、パチュリーに頼んで、お薬で…ね」

 そう言うと、再び咲夜に覆い被さってきた。
 咲夜の顔の両横に手をつき、しっかりとその目を見て、言う。

「咲夜、大好き。私、咲夜が欲しい」

「お嬢様…」
 何故だろう、涙が溢れてくる。
「私の…心も、体も、ずっと前から、お嬢様の、物です…」
「咲夜…嬉しい」
 そっと、咲夜の涙をぬぐう。そして、もう一度キス。


 咲夜は、下着を下ろされると、自分の大事な所にレミリアのモノが当たるのを感じた。
「いくわよ…咲夜」
 咲夜の体は、いくら何でもキスだけでは十分な準備ができていない。
 だがレミリアは、その肉棒から湧きあがる慣れない欲望に押され、それを気にする余裕が無くなっていた。
 咲夜が抗議の声を上げるより早く、レミリアが咲夜の膣に侵入する。

「……!!」

 痛い。
 初めてで無いとは言え、長い間使っていなかった上に十分な準備も無しでは、痛いのも当然だ。
 しかし、咲夜は懸命にその痛みに耐えた。

 そして、レミリアのモノはすっかり咲夜の膣に収まった。
「はーーーっ、はーーーっ」
「咲夜の中…あったかい…」
 咲夜が一息つくのを待たず、レミリアが動き出す。
 ずずっ、ずずずっ…

「いっ!!痛いっ!痛い!痛いよぉ…!」
 余りの痛みに耐えかね、咲夜は泣き出してしまう。
 流石に、レミリアも我に返った。
「ごっ、ごめんなさい咲夜!」
「うっ、ぐすっ、ひっく…」
「ごめんなさい、ごめんなさい…」
 レミリアはずっと、咲夜の髪を撫でていた。



 咲夜が落ちついたのを見計らって、その胸に手を伸ばす。
 さわさわと、撫でるように。
「んんっ…」
 ふにふにと、揉むように。
「はぁぁ…」
 つんつんと、突っつくように。
「んっ、んっ」
 しばらくレミリアは咲夜の反応を楽しんでいたが、そのうち直に触りたくなってきた。
 脱がそうとしたが、メイド服の脱がせ方はよく分からなかったので、仕方なく服の上から弄り続けることにした。

 だがそれは、咲夜からしてみれば、焦らされている事に他ならなかった。
 布地越しの微妙な感触が、じわじわと咲夜を苛む。
 もっと触って欲しいのに。直接、手で触れてほしいのに。
 胸の疼きに耐えかねた咲夜は、自分から切り出した。
「お嬢様…少し、手を離してください。服、脱ぎますから…」

 ベッドに寝たまま、しかし器用に服を脱いでいく。
「あの…あまり見ないで下さい…恥ずかしいです…」
「見るなって言われてもね…」
 レミリアと咲夜は、さっきから繋がったままなのだ。当然、互いに正面で向き合う事になる。
 恥ずかしさに目を背けながらも、てきぱきと服を脱ぎ、下着も取り去る。
 形の良い胸が、レミリアの前にさらけ出された。

 レミリアはそれを見て、ほぅ、とため息をついた。
「咲夜、きれい…」
 そのまま、顔を近づけていき…

 ちゅっ

 既につんと尖っていた、桜色の頂に口づける。
「ふぅっ!」
 散々服の上から弄られて敏感になっていた咲夜の胸は、その刺激を余す所無く受け止めた。
 赤ん坊のように、ちゅぱちゅぱと吸い、舌で転がす。
「あぁ、はぁぁぁぁ……」
 こりこりと、噛む。
「うあぁっ!!」

 自分のモノがきゅっと締め付けられ、咲夜の膣がじわりと濡れてくるのを、レミリアは感じた。
「咲夜…気持ち良いの?」
 その言葉に、既に赤かった咲夜の顔が更に紅に染まる。
「は…はい…気持ち良いです…」
「嬉しい…」
 レミリアは自分の右手の指をぺろりと舐めると、反対側の胸に吸いつき、さっきまで吸っていた胸を左手で弄り始める。
「はぁっ、あぁぁ…っ!」
 咲夜がそれに応えて切ない声を上げ、レミリアの頭を抱きしめる。
 レミリアは右手をそうっと、繋がっている部分の少し上、咲夜の最も敏感な部分へと持っていき…

 くりん。くりくりぐりぐり。

「ひぃっっ!?うあっ!あーっ、あーーーーーっ!!!」
 強烈な不意打ちに体をびくびくと震わせ、咲夜は達してしまった。


「はぁ、はぁ、はぁ…」
「咲夜…可愛いわ…」
 息を荒げる咲夜の頬にキス。
「じゃあ、もうそろそろ…私も動くわね」
「ふぇっ?」

 実の所、レミリアももういっぱいいっぱいだった。
 何せ、さっきから咲夜が感じるたびに、無意識の内に自分のモノをきゅうきゅうと責め立ててくるのだ。
 結合部からは既に愛液が溢れ、体の準備は十分だった。

 ずるり。ずっちゅ、ずっちゅ…
 レミリアが最初はゆっくり、しかしすぐにリズミカルに腰を動かす。
「ふぁ、あっ、あうっ! おじょおっ、さまっ、ちょっとっ、きゅうけい! さ、せ、てぇぇっ!!」
「ごめんなさいっ、咲夜っ、私もうっ、我慢できないっ…!」
「あ゛ーっ! はっ、はっ、うんっ、んあぁーっ…!」
 レミリアの手が、口が、咲夜を気持ち良くするために、動く。
 胸を吸い、乳首を転がし、摘み、牙を立てないように耳を食み、舌と舌を絡ませ、クリトリスを刺激する。
 その一つ一つに咲夜は喘ぎ、抱きつき、体をのけ反らせ、髪を乱してかぶりを振る。
 限界は、すぐにやってきた。
「あーっ、あーっ! おじょっ、さまっ! わたしっ、もうっ、もうっ!!」
「わっ、私もっ! 咲夜っ、一緒に、一緒にぃぃ!」

「~~っ……!!」
「あ、はっあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!」
 熱い、熱い液体が注ぎ込まれるのを、咲夜は確かに感じていた。


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 二人は、呼吸を整えつつ、寄り添ってベッドに横たわっていた。

「はー、はー、はぁ…」
「ふぅ、ふぅ…」
 
 ふと、レミリアの下腹部から存在感が消えた。
 手を伸ばして確認すると、やはりさっきまで咲夜の中に入っていたモノは、もう影も形も無かった。
 咲夜はまだ、余韻に浸ってぼーっとしている。

 レミリアは体を起こすと、机の上の瓶に手を伸ばした。
 パチュリーから貰った、紫色の液体の入っているあの瓶である。
 瓶の蓋を開けると、意を決するかのように一呼吸置き、息を吸い込むと、残りの中身を全部口に含んだ。
 そのまま咲夜に口付けると、口移しで紫色の液体を流し込む。
「んふぅっ!?」
 咲夜は突然の出来事に反射的に抵抗したが、頭部をがっちりとホールドされていて、
 すぐに抵抗を諦め、レミリアの唾液の混じった甘ったるい液体を飲み下した。
 そして、甘い、甘いディープキス。
 
「ぷはっ、お、お嬢様、今のは…」
「さっき私が飲んだのと同じ薬よ」
「!」

 状況を理解すると同時に、咲夜の体に変化が起こる。
 股間の一部がむくむくと盛り上がり、あっという間に男根を形作ってしまった。

「こ、これは…」
「咲夜…」

 レミリアがベッドの上にころんと仰向けになる。
 そのまま膝を曲げて脚を開くと、両手を股間に持っていき、大事な部分をぐい、と広げて見せた。

「咲夜、私を抱いて! 私の初めて、貰って欲しいの…!」
 目を潤ませながら訴える。
「お嬢様…」

 
 心臓がどっくんどっくんと跳ねる。
 股間から生えたモノが、狂おしいぐらいにレミリアを求める。
 500年もの間守り抜いた純潔を、この自分に貰って欲しいと言うのだ。
 レミリアの想いはこの上なく嬉しい。
 自分もまた、同じくらいにレミリアを想ってきたから。
 そして、レミリアが死ぬほど恥ずかしい思いをしているのも分かっている。

 だが、それでも咲夜を引きとめる、一つの懸念があった。
 それは、パチュリーが抱いたのと同じ物。

 咲夜は、涙を流しながらそれを口にする。

「お嬢様…。私は、お嬢様より、先に死にます…」
「構わないっ!」

 即答だった。

「絶対、絶対後悔しない! それよりも今抱いてもらえない方が、きっと後悔するから!」
「お嬢様っ…!」
 もう、引き止めるものは何も無かった。


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 くちゅ、くち、ちゅっ、ぷちゅ…
 紅い寝室に淫らな水音が響く。
 咲夜は床に膝をつき、さっきの態勢のままのレミリアの秘部を念入りにほぐしていた。
 最初は人差し指1本でいっぱいだったレミリアの入り口には、今は人差し指と中指が入っている。
 2本の指で丹念に。
 中を引っ掻くように指を曲げ伸ばし。
「うっ、ふぅぅっ!」
 入り口を拡げるように、指を開き。
「~~~~~っ」
 手首をくいくいと回転させる。
「ん~~~~っ!」

「さ、咲夜、もういい…」
 ちゅっ
 その言葉を遮るように、敏感な肉芽に口付け。
「ーーーーーーーーー!!」
 必死に声を殺しつつ、レミリアが悶える。

「駄目です。よーーくほぐしておかないと、痛いですよ?」

 それを聞いて、さっき泣かせてしまった咲夜の顔が浮かぶ。
 その引け目もあって、これ以上何も言えなくなってしまった。
 でも、これは。

「大分ほぐれてきましたね…そろそろ3本でも大丈夫そうですね」

 恥ずかしい。
 何しろ自分の手で大事なところを広げて、見せつけている格好なのだ。
 でも、手をどけようとすると、

「お嬢様、広げておいていただいた方がやり易いのですが…」

 とか言ってくるし、
 これじゃ中まで丸見えじゃない…と思った矢先に、

「お嬢様…お嬢様の中、とっても綺麗です…」

 とか言ってくるのだ。

 レミリアの顔は既にスカーレットの名も真っ青なぐらいに真っ赤っ赤であった。
 羞恥心に耐え切れなくなったレミリアは、何とかこの状況を変えようと、

「あの、咲夜、胸も…して欲しい」

 などと言ってみるのだが、すぐに自分の言った意味に気付き、また赤面するのだった。

「そうですか…それでは失礼して」
 咲夜はレミリアの上体を起こすと、その後ろに回った。
 ゆるやかな双丘をその先端の突起ごとやわやわと撫でさすり、首筋に舌を這わせる。
「く…ふぅぅ…」
 秘部を直接弄られるのとはまた違った快感に、レミリアは背筋を震わせ、その翼がぴくぴくと痙攣する。
 
 翼?

 ふと思い立った咲夜は、翼の付け根をそーーっと指でなぞってみた。

 びくん!

 レミリアが即座に反応する。
「お嬢様…ここ、気持ち良いんですか?」
「………」
 返事は無い。
 見るとレミリアは目尻に涙を溜め、口で手を押さえて、顔を真っ赤にして震えている。


 どきん。
 咲夜の心臓が一度、大きく飛びあがった。
 同時に、自分の中で何かが壊れたような、スイッチが切り替わったような、そんな気がした。
 心の中からどんどんと湧き出る背徳的な欲望が、咲夜を突き動かす。


 翼の付け根を、もう一度、二度、指でなぞる。
 びくんっ!びく、びくんっ!
 その度にレミリアは、過剰とも思える反応を示す。
「気持ち良いんですか?」
 もう一度、問う。
 否、何度でも問うつもりだった。
 レミリアの口から、それを聞きたかった。
 つぅっ
 びくん!
 つつーっ
 びく、びくん!
「気持ち…」
「き、気持ち良い、気持ち良いの…」
 観念したレミリアが、口を押さえたまま、蚊の鳴くような声で答える。

「よく言えました」
 咲夜がレミリアの正面に回る。レミリアはうつむいて目を逸らしていた。
「では、もっと気持ち良くして差し上げましょう」
「えっ」
 レミリアが思わず顔を上げる。咲夜はその隙を逃さず、唇を奪う。
 そのままレミリアを押し倒し、左手は背中に回して翼の付け根を、
 右手は3本の指でレミリアの中を、親指でクリトリスを、同時に弄り始めた。
 流石にこれにはたまらず、あっという間にレミリアは絶頂を迎え、咲夜の腕の中でがくがくと震えた。


 咲夜が手を離すと、屋根から離れた梯子の如く、レミリアはぱたりと仰向けに倒れた。
 脚の間には、溢れ出た愛液が大きな染みを作っている。
「お嬢様…私もそろそろ…」
 見れば、咲夜の股間から生えたモノは、はち切れんばかりに膨張し、猛然と天を突いていた。
 レミリアはそれを見ると、荒い息をつきながら、ただ、こくり、と頷いた。
「それでは…っと」
 咲夜がレミリアをひっくり返す。
 うつ伏せになったレミリアの腰を持って引っ張り、腰を上げさせた。いわゆる後背位だ。
「いきますよ…」
「こ、こんなの恥ずかし…うあああっ!!」
 レミリアの抗議を待たずして、咲夜が腰を進める。
 途中、抵抗があったが、咲夜はそれを勢いに任せて突き破った。

「っ!」
 痛い。
 だが、痛みはそれほど大した事は無かった。少なくとも、泣き出すほどでは。

 咲夜のモノはずぶずぶとレミリアの中を進み、最奥に達した。
 大きな圧迫感と、痛み、快感。
 だがそれらに増して、どうしようもなく満たされているという感覚が、レミリアの中に広がっていく。

「わ、私…咲夜の、モノに、なっちゃっ、たぁ…」

 その言葉を合図にしたかのように、咲夜が動き出した。
「お嬢様っ…!」
 ずんっ!ずんっ!ずんっ!
 咲夜の肉棒が、レミリアの最奥を突く。
「はうっ! んっ! んふーーー!」
 枕に顔を押し付け、必死にその衝撃と快感に耐えるレミリア。
 ぐりんっ!
 咲夜がレミリアの中をえぐるように、腰を回す。
「んーーーーーーーーーっ!!!」

 咲夜は腰を動かしながら考えていた。
 …不満だ。
 何がかと言えば、レミリアの、声である。
 さっきから声を押し殺してばっかりで、一向に喘いでくれないのだ。
 それを承知で苛めるのも、快感ではあるのだが。
 いい加減に、レミリアの嬌声を聞きたかった。

 レミリアの胸に手を回すと、両腕に力を入れてぐいっと抱き起こした。
 自分は座り、その上に繋がったままレミリアを座らせる。背面座位というやつだ。
 顔を自分のほうに向けさせると、唇を塞ぎ、舌を絡め、吸う。
 レミリアも舌の動きでそれに応える。
 激しい行為の最中だ。当然、すぐに息が苦しくなる。
 お互いに口を離す。レミリアが、息を、吸う――――

 そこを逃さず、咲夜がレミリアの弱点を攻めた。
 翼の付け根をなぞり、最も敏感な豆をぴんと弾く。



「ひっ…





 
 
    ああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」


 絶叫。
 レミリアの中がきゅうきゅうと締まる。達したらしい。
 咲夜はレミリアの中に放ちそうになるのを懸命に堪え、レミリアの腰を手で支えたまま自分は後ろに倒れ、
 レミリアを休ませぬよう、めいいっぱい下から突き上げ、続けて弱点を責める。

「あーーーーーっ!!」

 咲夜は、能力を使っていないのにも関わらず、時間が止まったかのような錯覚を受けた。

「はっ、あっ、うあっ、はあぁぁぁ!!」

 レミリアが鳴く。
 それは、あまりにも幻想的な光景。

「あぁっ! はぅっ! ひあぁぁぁぁぁ…」

 自分の上で。乱れ、踊り、跳ね、囀る。

「あはぁっ、さ、咲夜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 自分の名を叫んで。
 瞬間、咲夜も限界を迎えた。

「お嬢様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 どくっ、どくっ、どくっ、どくっ…
 何度も痙攣を繰り返しながら、レミリアの中に熱い迸りを大量に注ぎ込んだ…


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 咲夜はへなへなと、その場にへたり込んだ。
 例えようも無い満足感が咲夜を満たす。
 もう、今この場であの世からお迎えが来ても悔いは無い、そんな気分だった。
 満足だ。そのはずだ。
 だが。
 咲夜の股間から生えたモノは、いまだ消えるどころか、咲夜の意思とは無関係に猛り狂っていた。
 薬の効果だから、咲夜にはどうしようもない。
 しかしそれが、咲夜の身体を苛んでいた。

「ううん…咲夜…」
 レミリアが体を起こした。
「あっ…」
 ちょうど目の前に、咲夜のモノがあった。
「凄い…まだこんなに…」
 しげしげと見つめるレミリア。
 それを見ていた咲夜は堪らなくなり、レミリアの頭を掴むと、自分のモノに押し付けた。
「きゃっ」
「お嬢様……舐めて……ください」
 
 この場で殺されても文句の言えない台詞だった。
 主人に対して、自分のモノを舐めろとは。

 だがレミリアは、おずおずとそれに口を付けた。
 まとわりいている、レミリアと咲夜の粘液を舐め取るように、舌を動かす。
「ふあぁ…」
 柔らかいレミリアの舌の感触と、この上なく甘美な背徳感。
「咲夜…気持ち良い?」
「は、はい、気持ち良いです…」
 かぽっ。
 レミリアが、咲夜のモノを咥えた。
「こうひはほうあひもひいいはひら?」
「お、お嬢様っ、咥えたまま、喋らないで…!」

 びゅくっ! びゅっ! びゅっ!
 刺激に耐え切れず、咲夜はレミリアの口内に射精してしまった。
 レミリアの小さな口では受け止め切れず、口から外れてレミリアの顔や胸を汚した。


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 それからすぐに、咲夜のモノは消えた。
 しかし、咲夜の中で切り替わったスイッチは、まだ元に戻っていなかった。
 
 白濁液で汚れたレミリアを見て、咲夜はある事を思いついた。
「べたべたになってしまいましたね…そうです、シャワーを浴びに行きませんか」
「そうね…それがいいわ」
「では」
 咲夜がレミリアの手を取る。
「えっ!? このまま行くの?服を…」
「どうせこんな時間です。フランドール様は今日は地下室ですし、誰も起きていませんよ」
「それはそうだけど…」

 結局、二人は裸のままで部屋を出た。

 シャワー室に向かって、誰も居ない廊下を歩く。
 紅い絨毯の上に裸足なので、足音もしない。館は誰も居ないかのごとく静かであった。


 と、廊下の曲がり角の向こうで、ランプの光がゆらゆらと揺れながら近づいてくるのが目に入った。
 恐らくは、夜の巡回をしているメイドだろう。
「! 咲夜!」
 レミリアが小声で告げる。当然咲夜も気付いていた。
 だが、咲夜は何も言わず、レミリアの手を引いてどんどん歩いていく。
「ちょっと、このままじゃ見つかるわ!」
 小声。返事は無い。
 どちらにしろ、今更隠れる事も出来そうに無かった。
 ランプの光は、もう角のすぐそばまで来ていた。
 咲夜は相変わらず、何事も無いかの様にその角に向かって進んで行く…
「ーーーーーー!」
 レミリアは目を瞑った。

 しかし…予想していたような反応は無かった。

 恐る恐る目を開けると、そこには巡回のメイドが固まっていた。
「時間を止めました。今、館で動いているのは、私達だけです」
 レミリアはほっと息をついた。
「もう、驚かさないで…」
 咲夜が、ニヤリと笑う。レミリアはそれを見ていない。

「そうです、折角ですから、ここで少し楽しみませんか?」
「え?」
 咲夜はレミリアの後ろに回ると、小さい子供におしっこをさせるようなポーズでレミリアを抱き上げた。
 そのまま、自分の胸の前まで持ってくる。
 巡回のメイドは背が低かったため、丁度レミリアの大事な所がメイドの顔の前に来る事になった。

「い、嫌っ! 咲夜、やめて!」
「大丈夫ですよ。時間が止まっていますから、彼女には見えません」
 そう言うと、レミリアのクリトリスを弄り始める。
「そ、そうだけど…ふ、ふぅっ!」
「声も聞こえませんから、我慢なさらなくても結構ですよ」
「はっ、ああっ、うはぁっ!」
 時の止まった館の中、誰にも聞こえぬレミリアの嬌声が響く。

「さ、咲夜…」
「どうなさいました?」
「お、おトイレに行かせて…おしっこ、漏れちゃう…!」
 咲夜がニヤリと笑う。当然、レミリアには見えない。
「ここでなさっては如何です?」
「そ、そんな事…」
「レミリア様のお小水を浴びられるなんて、彼女も幸せ者ですよ」
「嫌あっ!嫌あぁっ!」
 レミリアが暴れる。咲夜がレミリアを落としそうになる。
 もっとも、落としてしまったとしてもどうって事は無いだろうが。

「…時を、動かしましょうか?」

 咲夜がぼそりと呟いた。
 それは脅迫じみた、いや完全に脅迫であったが、レミリアには観念する他無かった。
「…では、どうぞ」
 咲夜がレミリアのクリトリスを摘まみ、きゅっと捻る。
「うあぁっ! 駄目ぇっ!!」
 
 シャアアァァァァァァァァァ……
 
 レミリアの割れ目から迸る黄金水が、メイドの顔や服をびしょびしょに汚………さなかった。
 漏らした小水は全て、空中で静止していた。咲夜の仕業だ。
 咲夜は持っていたタオルでレミリアの小水を拭き(?)取ると、
 レミリアをその格好で抱いたまま、シャワー室に向かって歩き出した。

 後には、固まったままのメイドだけが残された。


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 紅魔館のシャワー室は、パチュリーが召喚した温泉脈のお湯を、魔法のポンプで送る仕掛けになっている。
 だがレミリアとフランドールは普通の水や湯を扱えない為、お湯に魔法処理を施した特別のシャワー室が別にあった。

 しかし、咲夜が入って行ったのは、彼女らが使う、普通のシャワー室だった。
「咲夜、私、こっちじゃ…」
「私が洗って差し上げます。問題ありませんよ」
 咲夜はレミリアの手を引いてさっさとシャワー室に入ると、時間停止を解除して、レバーを引いた。
 頭上から、温かいお湯がさっと降り注ぐ。
 
「ああ、気持ちいい…」
「気持ちいい…けど…力が…入らない…」

 咲夜はレミリアを椅子に座らせると、石鹸でレミリアの体を洗い始めた。
 ごしごし。しゃかしゃか。きゅっきゅっ。さわさわ。ふにふに。もみもみ。こちょこちょ。
「さ、咲夜っ…さっきから、変な所、ばっかり、触って、ない?」
「気のせいです♪」
 くにゅくにゅ。
「ふうっ、ああっ!」
「あらあらお嬢様…もう時は止まってませんよ? そんなに大きい声を出しては、誰かに聞こえますよ?」
「そっ、そんな事、言ってもおっ!」
「仕方有りませんね…」
 そう言うと咲夜は、さっきレミリアの小水をぬぐったタオルを洗って絞り、それを猿ぐつわにしてレミリアに噛ませた。
「~~~~~~~っ」
 レミリアが涙目で咲夜を見上げる。
 今だスイッチの戻らない咲夜は、その目を見て快感に背筋を震わせた。
「それでは、きれいきれいしましょうか~♪」
 と、その時、がらがらと脱衣場の扉が開く音がした。
「!!」

「誰ー?」
 さっきのメイドの声だ。
「私よー」
 咲夜が答える。
 その間も、レミリアを責める手は休んでいない。

「メイド長ー?」
「そうよー」
 くりくり。ふにふに。
「~~~! ーー! ーーーー!!」

「どうしてこんな時間にー?」
「何だか眠れなくてー」
 くりゅくりゅ。くちゅくちゅ。
「っ! ~~~~!! ~~~~~~~~~~!!!」

「後の見回りは私が代わってあげるわー。貴方もお休みなさいー」
「えーっ、いいんですかー」
 こりこり。ぬりゅぬりゅ。
「っっっ!! ~~~~~っっっ!!! ーーーっ! ーーーーーーっっ!!」

「いいのよー。あ、それとねー」
「なんですー?」
「明日は、お嬢様を起こさなくていいからー」
「分かりましたー」
 ぬちゅっ。ごりっ。ぐりゅっ。ちゅぷん。
「っ!! っ!!! ーーーーーっ!!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!!!」


 メイドが去って十分時間が経ってから、咲夜はレミリアの猿ぐつわを外した。
「お嬢様、気分はどうですか?」
 レミリアが涙目に訴える。
「咲夜…お願い…もう…許して…」
 ぞくぞくっ!
 最大級の快感が咲夜の背筋を通り抜ける。

「だ・め・で・す♪」

「そんな…あっ、うあっ、いやぁっ! たすけてぇーーーーー!!」

 レミリアの地獄は明け方まで続いた。


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 数日後。

 一日の仕事を終えた咲夜の所に、レミリアがやって来た。
「咲夜、あの…また、付き合ってもらえるかしら?」
 赤面。
「え…ええ、喜んで」
 咲夜もまた頬を赤らめる。
「良かった。こっちよ」
「え?」

 レミリアが咲夜の手を引いてやって来た先は、地下室だった。
 フランドールの部屋へ行くのかと思ったが、そうでも無いらしい。
 既に今進んでいる道は、咲夜の知らない道だった。

「ここよ」
 そう言ってレミリアは、やたらと無骨で重厚そうな扉の鍵を開ける。
「入って」
「! これは…」

 結構広めの部屋にずらりと並んでいるのは、鞭に蝋燭を初め、三角木馬、手枷、足枷、首輪などなど。
 果ては針のムシロに鋼鉄の処女といった本格的拷問、処刑用道具まである。

「見ての通り拷問部屋なんだけど、久しく使われて無かったのを、ここ数日で整理して使えるようにしたのよ」
 背後からそう言ってくるレミリアは、スカーレットデビルの名に相応しく凶々しいオーラを発していた。
「この間はずいぶんと苛めてもらったから、そのお返しに、と思ってね」
 後ろで、物々しい音を立てて扉が閉まる。

 全身ががくがくと震え、脂汗がだらだらと流れる。
「お、おおおおおお嬢様おおおお許しを……」
「あの時、貴方は私を許してくれたかしら?」
「あ、ああ、あ、あ、あ…………」
 殺される。殺される。いったいどんな恐ろしい殺され方をするのだろうか。想像しただけで気が狂いそうだ。

 ふと、レミリアから発されるオーラが止んだ。
 それと共に、レミリアが後ろから咲夜に抱きつく。
「そんなに心配しなくてもいいわよ。…愛してるわ、咲夜」
「…私もです、お嬢様」

 かちゃり。
 咲夜の両手に手枷がはめられた。
 咲夜にはそれが、別の方向にスイッチが入る音のような気がした。


 
 …今日も、紅魔館の夜は長い。




 おしまい



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 あとがき

 読んでくれた人、お疲れ様でした。
 本文すっ飛ばして後書きだけ見てる人、なんて酔狂な。

 …つーか、エロSSなんて書くのは初めてですよわーい。
 そもそも作文は苦手ですよわーい。
 ついでに書くのにまる一晩かかってこれから徹夜で学校ですよわーい。(泣)

 まあ、手土産になれば幸いです。






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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2330d)