<作品の注意事項>

・この作品はエロスレ17の907氏の発言を元にして作られています。

・この作品は『騒霊三姉妹の一週間 ~金曜日~』の続きです。最初にそちらをお読み下さい。

・『チ○ポ』等の直接的表現や、ふたなりが含まれます。苦手な人は注意して下さい。

 以上を了承した上で読んで下さい。本文はもうちょい下から始まりますよ。

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「………………………………む~………」

 真夜中。寝苦しさに、メルランは目を覚ました。例え騒霊と言えども、暑いものは暑いのだ。こんな夜に寝苦しくないのは、火鼠や火蜥蜴、もしくは鈍感な奴に違いなかった。
「あ~もお~~~、どうなってるのよ~…」
 ベッドの上でごろごろと転がりながら、突然の気候変化に不平を漏らす。しかし、そんな事でこの寝苦しさが解消される訳ではない。メルランはのそりと起き上がり、寝起きであまりよく働かない頭で解決策を考えた。

1、とにかく我慢。気が付けば眠れているはず。
2、シャワーを浴びて寝汗もすっきり。気持ちよく眠れます。
3、激しい運動をして心地良い疲労を。ゆっくり休めます。
4、ダンシングオールナイト。今夜は寝かせないわよ?

「………」
 4番カット。どうも頭が上手く働いていない様だ。落ち着いて、考える。
「……シャワー、浴びよ」
 約一分後の結論。メルランは部屋を出て、バスルームへと向かった。


  *  *  *


「………………………………む~………」

 失敗だった。確かにシャワーを浴びてすっきりしたのは事実だったが、それが熱いシャワーだった所為だろう。今度は頭が冴えてしまって、眠る事が出来ない。
「あ~もお~~~、どうしろってのよ~」
 何だかさっきと同じ様な事をぼやきながら、メルランはベッドの上でごろごろと転がった。しかし、そんな事で眠くなる訳ではない。今度は、どうやったら眠れるかという事を、無駄に冴えている頭で考えた。

1、とにかく我慢。気が付けば眠れているはず。
2、シャワーを浴びて寝汗もすっきり。気持ちよく眠れます。
3、激しい運動をして心地良い疲労を。ゆっくり休めます。
4、ダンシングオールナイト。今夜は寝かせないわよ?

「………」
 さっきと、同じだった。
「ああ、もう…」
 がば、と勢いよく体を起こす。と、その時。メルランの視界に、『あるモノ』が映った。
「………」
 それは、開けっ放しのクローゼットから零れ落ちていた、メルラン御用達の様々な『おもちゃ』…
「………………♪」

 答えは、5番。『激しいオナニーをして、気持ちいい時間を』―――


  *  *  *


「あっ……んっ……あっ……」
 服は邪魔なので脱いだ。まずは、基本的な所から。片方の手で胸を弄り、もう片方の手で割れ目を弄る。敏感な乳首はあっと言う間に勃起し、割れ目もまた蜜を滲ませる。
「はっ……あうっ……ふぅっ…」
 こういう事は何度もしているので、慣れたものだった。自分の気持ちいい所はよく知っているから、あまり苦労はせずに達する事も出来るだろう。
 でも、それでは全然面白くないし、何よりマンネリだ。だから今日は、メルランは男性器も使ってみる事にした。
「んはぁっ……チンポ…チンポも気持ちいいよぉ……」
 一人の時は、実にあられもない言葉を使うのが、メルランだった。自分に生えた肉棒をうっとりと眺めながら、両手を使って扱き始める。
 しゅくっ…しゅくっ……
「はぁ……はぁ……♪」
 間も無くして、亀頭からじわりと先汁が溢れてくる。それが裏スジを伝って零れ、手と竿に絡み付いて、扱く度ににちゃにちゃという音を立て始める。
「あ……は……ふぁあ…♪」
 メルランの手の動きが速くなり、腰が浮き始める。断続的に喘ぎながら、急いで肉棒を絶頂へと導いていく。これは前座だから。本番までの準備運動だから…
「あはぁっ……♪ チンポイクぅっ…出るぅっ……♪」
 びゅっ! どぴゅっ!
「あぁぁああぁぁあああぁぁぁ♪」
 天井に向かって、白い粘液が飛び出した。それは当然届かずに、メルランの体に降りかかる。メルランは、体に付いた精液を手ですくって舐め取ると、淫靡な笑みを浮かべた。
「あははっ…イッても、まだまだ元気……♪」

 あくまでも擬似的なソレは、一度の射精程度では収まる事は無い。…否、創り出した者の『思い(イメージ)』によるこの肉棒。その者の思いが強ければ強い程、何度達しても萎える事の無い強固さになる。そして、メルランにはそれを達成出来る程の強い力があった。

「もっとチンポ汁頂戴…♪ 熱くて濃ゆいの、私にいっぱいかけてぇ……♪」

 その後三回程射精して、メルランはようやく前座を終えた。


  *  *  *


「…え~と…コレと、コレと……」
 メルランは、クローゼットを漁り、様々な『おもちゃ』を引っ張り出しては選んでいた。普通のバイブ(振動機能付き)、長細いアナル用のバイブ数本、紐無しローター数個(振動機能付き)、その他諸々。それがある程度集まったら、再びベッドに戻って自慰を開始する。

「あんっ……んあっ…ひあっ…♪」
 今度は、くちゃくちゃと音を立てて割れ目を弄くる。そのすぐ上には、完全に勃起している肉棒がある。指で秘肉をほぐしていき、膣内を拡げてゆく。更に菊座にも指を挿れると、ぐりぐりと掻き回し、皺を伸ばして穴を拡げる。
「んあっ♪ オ、オマンコもお尻も拡がってるのぉ♪ こ、ここぉ♪ ここに挿れてえぇ♪」
 まるで自分が誰かに犯されている様な台詞を言いながら、メルランは傍らに置いてあったアナル用のバイブを手に取り…秘唇に、挿入していった。
「はぁうっ…♪ い、一本だけじゃダメぇ……♪ もっと、もっと挿れるのお……♪」
 メルランはアナルバイブを次々と秘裂に挿入していく。数本が入り切った所で、今度は肛門にローターを沈ませる。
「んっ……ひっ……はひっ…♪」
 肛門に挿入するにはやや大きめなローターだったが、それでもメルランは数個を挿れ切った。
「はぁ…はぁ……お、お腹、いっぱいぃ……」
 流石に苦しいのか、荒い息を吐くメルランだったが、最後にバイブを膣口に宛がい…
 ……ずぶ…めり……ずぶぶ…
「くぁ…♪ あぁあぁああああ……♪」
 既に挿入されていたアナルバイブの真ん中に入る様に、バイブを沈めていった。これで、バイブの周りをアナルバイブが囲んでいるという形になる。
「…ふふ……最後の、仕上げ…」
 そう言って、メルランは荒縄を取り出した。そして、器用な手つきでくるくると結んでゆく。
「うふふ…」
 そうして出来たのは、奇妙な縄細工だった。メルランは、まず縄を結んで固めた部分が秘唇と菊座に当たる様に宛がう。そのまま縄をぐいっと引っ張り、縄紐の部分を腰できつく結んだ。
「これで、大丈夫…♪」
 その縄は、バイブが秘部や肛門から抜け落ちるのを防ぐ為に、押さえ付けるものだった。一見すると亀甲縛りの様にも見えたが、勃起した肉棒を押さえ付ける事はしていない。むしろ、先程から挿れっ放しのバイブの刺激のせいで、びくびくと震えながら天を仰いでいる。
「ふふ、うふふ……♪」
 準備は万端、とばかりに舌なめずりをするメルラン。そして最後に、リモコンに手を伸ばし―――バイブの、スイッチを入れた。

 ―――ヴヴヴ、ヴヴヴヴヴヴヴ………!!

「あ、ひぃっ!! ひゃあぁぁああぁあぁぁぁあぁあぁぁあああぁぁっっっ……!!!」
 びくんっっ!!
 一際大きく、メルランの体が跳ねる。特に、下半身は痙攣した様に激しく震えている。
 ヴヴ、ヴヴ、がちっ、がちんっ……
「かはっ、あっ、あっ、ああぁぁあああっっ♪ オマンコとお尻でっ、バイブがっ、暴れてるうぅぅうぅぅうううっっ…♪」
 メルランの膣に複数挿入されたバイブは、普通のバイブを中心とした振動に周りのバイブが大きくうねり、膣壁をごりごりと抉る。肛門に埋まったローターは一つ一つがぶつかり合い、大きく蠢く。
「あひいぃいいぃぃいぃ♪ あ、んおぉぉおおぉぉおぉおぉぉおお♪」
 ぼこぼことメルランのお腹が波打ち、刺激の大きさを伝える。シーツはメルランから溢れた愛液によって、あっと言う間に大きな染みを作る。
「はあっ…♪ こ、こんな状態でチンポ弄ったらぁ………んあぁぁぁあああぁぁぁあぁあぁあああ♪」
 どぴゅっ! どぴゅうっ!
 感度の高まっていた肉棒は、一回扱いただけで白濁液を噴出させ、メルランを汚す。それでも、メルランは扱く手を止めない。
「あはっ! あはぁぁああぁあっっ!! チ、チンポも、オマンコも、お尻も、き、気持ちよすぎるよぉぉおおおぉぉぉおぉぉぉぉお♪ お、おかしくなるっ♪ おかしくなっちゃうぅぅううぅうぅぅ♪」
 ベッドに仰向けで仰け反りながら、割れ目からぼたぼたと愛液を垂れ流し、肉棒からどぷどぷと精液を溢れさせるメルラン。その乱れ様は、リリカと戯れていた時とはまるで違う。
「あっ♪ イクっ♪ イクっ♪ もうイッちゃうぅううぅ♪ チンポとオマンコ両方でイッちゃうぅううぅううぅううぅぅ♪」

 びゅるっ! どぴゅうっ! ぷしゃあっ! ぷしゃあぁあっ…!

「あ、はあぁぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁあぁあああぁぁーーーーーーーーーん!!!!!!」
 潮と精液を盛大に噴き出し、メルランは達した。
「あぁぁああ、んあぁぁあぁぁぁぁああ………♪」
 肉棒を握り締めたまま、メルランは脱力する。後に残ったのは、荒い吐息と『ぶぶ、ぶぶぶ…』というバイブの振動音…

 がたんっ

「!」
「あ……あああ………」

 ―――そして、開かれたドアの向こうで、下半身を露わにしたまま呆然とこちらを見る、リリカの姿だった―――


  *  *  *


 その夜、リリカはトイレに行く為に廊下を歩いていた。そして用を足した後うっかりトイレで寝てしまい、慌てて部屋に戻る途中、メルランの部屋から明かりが漏れている事に気付いた。―――艶声が、漏れている事も。
「姉さん…またひとりエッチしてるのね…?」
 やれやれ、と首を振った。しかし、これは割といつもの事なので気にはしない。それどころか、興味津々で覗いてやろうと、部屋へと近付いた。

『あっ……んっ……あっ……』
「ふふっ…やってるやってる…」
 ドアの隙間からこっそりと覗いて、股間を弄くっている姉の姿を確認する。
『はっ……あうっ……ふぅっ…』
「それじゃあ、私も…♪」
 火曜日の時と同じ様に、リリカは姉をオカズにして自慰をする事にした。パジャマのズボンと下着をずり下ろし、布越しではなく直接弄る事にした。そして、いよいよ指を秘唇に這わせようとした、その時―――
『んはぁっ……チンポ…チンポも気持ちいいよぉ……』
 メルランの、『その』喘ぎ声が聞こえた。
「―――!!」
 それを聞いた瞬間、リリカの思考は一瞬固まり、直後に心臓の鼓動が速まっていた。
(チ……チン…ポ…?)
 その言葉が、何の卑称なのかは知っていた。…しかし、姉の『その』声を聞いた時、リリカの頭は真っ白になり、脳内でその言葉が反芻されていった。
「チ…チンポ……チンポ……」
『はぁ……はぁ……♪』
 うわ言の様にその言葉を繰り返しながら、リリカは秘唇を弄くり始めた。ドアを隔てた向こう側では、メルランが『それ』を扱いて悶えている。くちゃくちゃという音は、自分の股間から溢れる蜜の音…
「姉さんのチンポ………チン、ポ……」
 思い出す。メルランの肉棒が、自分を貫く姿を。その甘美な刺激を。―――そして、それは自分にも可能だという事を―――
「…! あ、あぁあぁぁああ…!」
 リリカが気付いた時には、股間から肉の棒が生えていた。その現象は、この三姉妹にとっては別段驚く事では無いのだが、その時のリリカは別だった。
 生えるのが、早すぎる。いつもだったらもう少し時間をかけて、モノをイメージしてから作り出すはずなのに。今だって、生やそうと思っていた訳ではないのに、どうして―――
「…! 姉、さん…!」

 リリカは、重要な事に気付いた。メルランの魔力。三姉妹の中で一番強い魔力を持つ彼女なら、他の姉妹のイメージに魔力で干渉を起こして、その発現を後押しする………つまり、リリカがイメージしたモノをメルランの魔力が感知し、普段よりも容易く実現させてしまった、という事だった。

『あ……は……ふぁあ…♪』
 本人も、恐らく無意識の内だろう。リリカは、部屋に近寄る事によって、メルランの魔力を受けてしまったのだ。
『あはぁっ……♪ チンポイクぅっ…出るぅっ……♪』
「姉さん………っう!」
 びゅっ! どぴゅっ!
『あぁぁああぁぁあああぁぁぁ♪』
「うあっ…あぁぁあっ…!」
 リリカは、秘唇を弄くるのも忘れて、肉棒を扱いていた。そして、メルランと同時に達した。白濁液が、床に飛び散る。
「!」
 床を汚したら、こんな事をしていたのがバレてしまう。そう思ったリリカは、急いでパジャマのズボンと下着を脱ぎ、それで床に飛び散った精液を拭き取った。服は後で洗えるので、どうにでもなる。
『あははっ…イッても、まだまだ元気……♪』
「ねっ…姉さん……」
 こちらを見透かされているのか。メルランの言葉は、そのままリリカの肉棒に当てはまった。メルランの魔力に中てられた所為なのか、それは未だに天を仰いでいる。また抜かないと、破裂してしまうと言わんばかりに。

『もっとチンポ汁頂戴…♪ 熱くて濃ゆいの、私にいっぱいかけてぇ……♪』
「うん……もっといっぱい、私のチンポ汁、姉さんにかけてあげる…♪」

 リリカはパジャマを肉棒に被せると、両手を使って扱き始めた…


  *  *  *


「…それで? うっかりドアに触れて、入ってきちゃったの…?」
「う……うん……」

 メルランがそう言うと、リリカは俯いた。股間には未だ勃起したままの肉棒があり、その手に持っているパジャマのズボンと下着は、精液でどろどろに濡れていた。
「私のオナニーを見て……こんなにチンポ勃起させて…?」
「………う………ん………」
 リリカの声が、段々小さくなる。覗きを日常化していたとは言え、それが発覚すると、たちまち罪悪感に襲われた。しかし、リリカのそんな思いとは裏腹に、肉棒はメルランの『オナニー』や『チンポ』といった言葉に反応して、ぴくぴくと動く。
「………ごめんなさい………姉さん…」
 消え入りそうな声で、リリカが謝る。目には、涙が光っていた。この期に及んでまだ反応する自分の肉体が、恨めしかった。
「…いいのよ、リリカ」
 ぎゅっ…
「……ね、姉さ―――」
 言おうとしたリリカの口を、メルランは抱きしめながら唇で塞いだ。リリカが驚いて固まっていると、肉棒にメルランの手が触れた。
「…!」
「私で…こんなにオナニーしてくれたのね…? ふふ……でも、まだパンパン………リリカ………私が…慰めて、アゲル…」
「姉さん………ひうっ!」
 リリカの体が、反る。メルランはリリカの肉棒を口に含むと、じゅるりと舐め上げた。
「ふっあぁ………ああっ!」
 びゅくっ!
 それだけで、果ててしまった。余程敏感になっていたのであろうそれは、しかし衰える気配を見せない。
「ふふ…凄い………こんなにガチガチのチンポ…初めて……♪」
 精液を飲み干したメルランの口から、一筋の白線が滴る。それを舌で舐め取り、メルランは立ち上がった。
「リリカ……ちょっと待っててね……」
 そう言って、腰に結んであった縄紐を解く。
「んっ…」
 そして下腹部に力を入れる。すると、愛液で濡れそぼったバイブ達が、ぼとぼととメルランから抜け落ちた。
「うわ……姉さん…」
 床に落ちたバイブ達を、唖然として見るリリカ。バイブの中には、未だに振動しているものもある。

「さあ……リリカ」
 メルランが、手を差し出す。

「私も………まだまだ、満足してないの。夜が明けるまで―――いえ、例え夜が明けても―――二人が満足するまで、何度でも………ね♪」

「………うん……姉さん……♪」
 リリカはその手を取ると、メルランに引き寄せられ、唇を重ねた。
「はむっ……うぅん…♪」
「ちゅるっ…あふぅっ…♪」

 そのまま舌を絡ませ、抱きしめ合い、自然と腰をくねらせ、肉棒同士を擦り合う。
 甘い吐息は、宴の始まり。床にぽたりと落ちる蜜は、期待に高まる肉体の証。


 東の空が、白み始める。

 夜明けは、すぐそこだった。








 続く










<後書きパート6>

 妙なテンションが戻ってきた。良し悪しです。次回もこんなノリで…(ぉ

 次回、大合体『隷者コンンチェルトグロッソ -快ー』に続k(ターン


 書いた人パート6:謎のザコ


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2301d)