春先で暖かくなったころ。
白玉楼の二人はいつもと変わらない日々を過ごしていた。
「よーむー? よぉむぅ~?」
とてとてと屋敷の廊下を歩きながら幽々子は妖夢を探していた。
「よぉ~む~、よぉ~む~、暇だよ、よぉ~む~」
返事は返ってこない。
それもそのはず。妖夢は数刻前に幽々子に仕事を頼まれ、屋敷にはいないからで、
幽々子はそんなことはすっかり忘れて妖夢を探していたのだった。
「・・・もぅ、しょうがない娘ねぇ。」
幽々子は縁側に出て、ぼーっと桜が咲く庭を見つめていた。
「んー・・・、たまには外の世界でも行ってみようかしらね。」
思い立ったら即行動。
すぐさま白玉楼の結界を飛び越え、久しぶりの幻想郷へと出たのだった。
こちら側へ出てくるのはこの前の月の騒動以来で、春の暖気に当てられた草木は青々と茂り、色鮮やかに花を咲かせていた。
そんな春の日差しの下、幽々子は勢いで飛び出て来てはみたものの、どこへ行こうか悩んでいた。
当てもなくふらふらするには幻想郷はちょっと広かった。
「う~ん・・・、たまには地上を散策でもしてみようかな~。」
眼下に広がっている森に適当に降り立ち、気の向くままに歩き出した。
~ ~ ~
と、目の前の少し開けた場所にある岩の上にどこかで見たことのある姿があった。
木漏れ日が指すその岩に蝶と戯れる一人の姿。
「あら?あの子どこかで見たことがあるような。」
幽々子は手を組み目線を見上げてう~んと唸って考えた。
すぐに記憶の奥から答えが引っ張り出される。
「あぁー、あの夜のとき妖夢に負けて泣きそうになってた子ね♪」
「うふふふ、今日はあの子と遊ぼうかなー♪」
この瞬間、幽々子の目標が捕捉された。
ターゲットはリグル・ナイトバグ。幽々子に捕捉された遊び対象はもう逃げられない。
うきうきしながら幽々子はリグルに近づいていった。
「はぁ~い、こ~んにちは~」
とびっきりの笑顔でにこやかに手を振りながら挨拶をする。
幽々子の姿を見たリグルは一瞬で顔が驚きの表情になり、身を強張らせた。
「わぁぁぁあ! あのときのっ」
リグルは月の騒動のとき興味本位で行く手を邪魔したら、その力の差は大きく、コテンパンにされてしまった。
しかも危うく斬り潰されるところで、這う這うの体で逃げ出したのだった。
「そんなに怯えなくてもだいじょうぶよ。今日は妖夢はいないわ。」
「それに私は優しいのよ?うふふふ・・・」
リグルの顔は明らかに信じられないといった表情で今にも逃げ出さないばかりの様子だ。
幽々子もそんな雰囲気を感じ取りある手段を使ってみる。
「・・・その顔は信じてくれてないみたいね・・・。ひどいわ、私はまだ何もしてないのに・・・」
目にいっぱいの涙をため、ぐすぐすと鼻をすする。そして袖で顔を隠しつつ、その場にしゃがみこんだ。
泣きまね。
幽々子の得意とするある種の芸術域にまで達している技である。(妖夢にはすぐ見抜かれてしまうが。)
当然リグルはこれにひっかかり、おろおろしながら幽々子の前に来て謝りはじめた。
「わあぁ!ごめんなさいっ、ごめんなさいっ」
なおも幽々子は泣きまねを続行する。
時々袖の隙間から慌てたリグルの顔を見て、心の中でくすくすと笑う。
一方のリグルは完全に自分のせいだと思い込みパニックである。
「ごめんなさい、お姉さん。ボクが悪かったです・・・。」
「お願いですからもう泣かないでください。なんでもしますからー!」
幽々子は袖の裏でしてやったりの表情を浮かべる。
「ほんとに・・・(ぐす)、なんでもする・・・?(ぐす)」
「はいっはいっ!なんでもしますからーー。」
もはやリグルのが泣きそうな状況だった。
「じゃあ、そうさせてもらおうかなー?」
突然ケロっとした表情に戻った幽々子はすばやく霊体を操ってリグルを岩に身体を縫いつける。
一瞬何が起きたか当のリグルにはわからなかった。
「くすくす、ごめんね。あなたみたいな子には、ついこうゆうことしたくなっちゃうの♪」
「え?えぇ?ええええー」
ばたばたともがくも幽々子の霊体によって縫い付けられた身体はぜんぜん動けなかった。
そうこうするうちにリグルの目の前に幽々子の顔があった。
そしてゆっくりと耳元で囁いた。
「なんでもするって・・・・・・言ったでしょ?」
優しく誘うような囁きと、顔を近づけられたときの幽々子の髪から香る甘いにおいにリグルの心の壁は徐々に剥がされていく。
幽々子はそのまま、リグルの両頬を手で支え、にこりと微笑むと、そのまま顔を寄せてキスをした。
「ん・・・。」
唇と唇が軽く触れる程度の淡いキス。
「わぁぁ! い、いきなり何を・・・!」
リグルは幽々子のいきなりのキスに狼狽え、目を白黒させ、頭はパニックになった。
思ってもみない突然のことだが最後の理性を振り絞ってもぞもぞと抵抗する。
「そんなに・・・お姉さんとキスするの・・・イヤ?」
幽々子は不満そうにちょっと身を縮こまらせて、少し上目遣いを使いながらリグルを見つめて言う。
これも幽々子の作戦のひとつなのだが・・・
「う・・・ぁ・・・イヤ、じゃない・・・です、ケド・・・」
イヤじゃない、という言葉に幽々子はにこっと微笑む。
「あ・・・もしかして・・・キス、初めてなんだ?」
リグルはどきっとした。キスは知識として知ってはいたが実際に"する"のは今日が初めてだった。
幽々子がじーっと覗き込むと、無言のリグルの顔がかあっと赤く染まる。
幽々子はすこし苦笑気味にくすくすと笑った。
「その様子だと初めてだったんだね。ということは・・・あなたのファーストキス、私が奪っちゃった♪」
リグルの顔はますます赤くなり、俯き気味なその顔は耳まで真っ赤に染まっていた。
「ふふふ、こうなったら一回も二回も同じ同じ♪」
「続きしよ、つ・づ・き。」
幽々子は再びリグルの両頬に手を添えると目を閉じてゆっくりと唇を重ねた。
「え・・・あ、ちょっ・・・、ん―――」
リグルに有無を言わせない幽々子のキスだが、今度はリグルも抵抗はしない。流れに身を任せるようにゆっくりと目を閉じた。
幽々子から香るいいにおいと柔らかな唇の感触にリグルの理性の力はどんどんと抜けていき、ぴりぴりと体に何かが走る。
力が抜け切ったところで幽々子は唇をいったん離した。
「ん・・・、あ・・・・・・、はぁ、はぁ・・・」
キスが終わると今度はリグルのほうが不満そうな顔をする。
閉じていた目は遠慮がちに幽々子を見つめ、何か言いたげな表情を見せる。
「あらら?どうしたの?」
「ふふふ・・・何か言いたげな顔をしてるわね?・・・・・・もっとしたい?」
赤面しながらリグルは小さくこくりと頷いた。
「しかたのない子・・・ふふふ。」
「でも、私は素直な子は好き。だから・・・特別よ?」
幽々子は優しく唇を重ねるとそのまま油断しているリグルの口内へ舌を滑り込ませた。
「んん!?」
突然の舌の侵入にリグルは驚くが、どうすることもできず、おとなしく口の中を撫でるように動かす幽々子の舌技に酔いしれる。
そして、ゆっくりと幽々子の舌先がリグルの舌を誘うように舐めあげ、リグルはそれに誘われるがままに幽々子の舌を舐め返した。
「ちゅぷ・・・、ん・・・、れろ・・・、れろ」
お互いを確かめるかのように幽々子とリグルは舌を絡ませあい、唇を重ね合う長いディープキス。
木漏れ日が注ぐ中で二人の男女がたてる淫猥なキスのサウンドが森に吸い込まれるように奏でられていた。
「れろ・・・ちゅぷ、・・・はぁはぁ・・・、ちゅ、れろ、ん・・・・・・」
やがて幽々子がゆっくりと唇を離す。その二人の舌先からは液体の糸が伸び、日に照らされて消える。
いままで顔色一つ変えずにいた幽々子もほんのりと汗ばみ、頬も薄紅がかかり、恍惚の表情すら浮かべられていた。
「・・・・・・初めてなのに、はぁはぁ・・・うまいのね・・・?」
「ほんとにキミ、初めてなのかしら?」
「夢中で・・・よく・・・わからなかった、です・・・」
「だって・・・、こうゆうこと、ほんとに初めてだったし・・・」
悪いことをして叱られているようにリグルはしょんぼりとカラダを縮ませる。
その仕草は幽々子の母性本能はチクチクと刺激して、どんどんかわいくなって、放って置けない気持ちになってきてしまい、
ほんの少しからかうだけのつもりだったが最後までいっちゃってもいいかな、と思い始めていた。
「ふぅん・・・、じゃあ・・・まだ、女の子のカラダも見たことないのかな?」
リグルはうつむき気味のまま小さく頷く。
「・・・・・・ねぇ、女の子のカラダ、見たい?」
「お姉さんの服の下がどうなってるか、・・・知りたい?」
吸い込まれるような妖艶な幽々子の目。もしかしたらリグルは魅了されていたのかもしれない。
頭が考える前にすでに口が呟いていた。
「み・・・見たいです・・・。お姉さんの・・・・・・カラダ。」
幽々子はにっこりと微笑むと右手を少し振りかざす。するとリグルを拘束していた霊体が消え、リグルは糸の切れたマリオネットのように地面にしりもちをついた。
逃げようと思えば逃げれる状態だがリグルは逃げなかった。いや、逃げれなかった。
逃げることよりも目の前で異性が裸になるのを見たいという欲求がリグルの体を支配していた。
幽々子はゆっくりと帯を解き、衣擦れの音とともにゆっくりと白い肌が現れ、幽々子の手から着物が滑るように落ちた。
そして、リグルの目の前には木漏れ日に照らされた白い肌の女の子のカラダがあった。
「どう・・・?始めて見る女の子のカラダは・・・?」
リグルはそのカラダをぽーっと見入っていた。
そこで幽々子はわざと恥らうように胸やアソコを手で隠す。
慌ててリグルは視線を落とし、再び顔をあかめらせてもじもじとした。
「なんか、とてもキレイです・・・。う、うまく言えないほどステキなんだと、思います・・・」
「うふふ・・・。ありがとう。そう言ってくれるとお姉さんもうれしいわぁ♪」
荒れた呼吸を少し整えて、幽々子はくすっと笑いゆっくりとリグルに近づく。
「おかげで私も気分が高鳴っちゃった・・・♪」
「セキニン、取ってもらうからね?くすくす・・・」
そしてリグルの前で四つんばいになると、下半身へと手を伸ばし、ズボンの上からゆっくりと局部を撫でる。
「わっ、わぁわ・・・、何をするきですか・・・!」
「決まってるでしょう?」
「さっきより、キ・モ・チ・イ・イ・コ・ト♪」
幽々子はリグルのはいていたズボンを中の下着ごとぐいぐいと下ろしはじめる。
「ひぇぇ、やめてください~」
リグルも下げられまいと抵抗するがなぜか力が出ずにやがてはズボンを脱がされてしまった。
外気に晒されたリグルのおちんちんはすでに勃起していた。
「ふふ、そんなこと言っちゃって。おちんちんのほうはだいぶ元気じゃない。くすくす」
リグルのそそり立つモノを幽々子は子犬や子猫を愛でるように優しく、いとおしく撫でる。
撫でられるたびにリグルは言い表せない感覚が身体中にほとばしり、抵抗の念が消えうせていった。
「あぅぅ・・・。」
幽々子は亀頭に軽くキスをすると、リグルの身体がびくんと跳ねた。
「・・・初々しい反応・・・くす。」
「そしてこの童貞クンのいやらしいにおいも・・・ふふふ。」
幽々子はまだ少し皮の被るリグルのモノの亀頭をゆっくり舌で舐めほぐし始める。
「うわっ、あ、だっだめです・・・うあっ・・・!」
亀頭と皮の間に下を滑り込ませ、その間を這うように舌を動かす。
「ん・・・、れろん、ペろペろ。ん・・・ん・・・、どぉ?キモチ・・・イイ?」
「はうっ、ぁ、・・・ああっ・・・!!」
「よ・・・く、わからない・・・ケド、きも・・・ち・・・いいかも・・・」
「れろ、ぢゅぷ、れろ、じゃあ、もっと、・・・れろ、気持ちよくしてあげる♪」
幽々子は亀頭から裏筋へ舌を滑らせ、ゆっくりと舐め下っていく。
根元までゆっくりと舐め下ると、次は側面をゆっくりと舐めあげる。
再び亀頭へ舌を戻し、それを何度か繰り返す。
全体を舌で堪能すると幽々子は一気にリグルの被った皮を剥いた。
「ぁああっ!」
リグルの腰が大きく跳ね、身体もガクガクと小刻みに震える。
「皮を剥いただけでそんなに感じちゃうんだ?ふふふ・・・、これからのがもっと気持ちよくなれるよ?」
ぴくぴくと動くリグルのモノを幽々子は一気に口にほおばった。
「―――――!!!」
リグルは口をパクパクさせるだけでもはや声にもなっていない。
幽々子の暖かな口内とねっとりと絡みつく唇と舌にリグルは一気に絶頂へと押し上げられる。
―ぢゅぽ、ぢゅぷ、ぢゅぷ・・・
幽々子の頭が上下に振れるたびに淫猥に満ちた粘液の音が鳴る。
「ん・・・、ちゅぱ、ん・・・ん・・・、ちゅぽ、ちゅぱ」
リグルのモノは次第に幽々子の唾液で潤滑がよくなり、一層フェラの激しさと速度が増していく。
「んん・・・、ちゅば、ちゅば、ちゅぽ、ん・・・ちゅぷ、ちゅぷぷ、ぷちゅ」
「も―――だ、――ぇさん・・・――あぅ―――・・・ひぁっ!」
なすがままにされていたリグルの我慢はついに限界を超えた。
ちょうど幽々子が根元まで銜えたところでその衝動が一気に爆発した。
どぴゅるっ、どぷ、どぴゅっ・・・
喉の奥にいきなりの射精だったが、幽々子は動じることもなくモノを銜えこんだままゆっくりと喉を鳴らしながらそれを飲み込んでいった。
「ごめ・・・んなさ・・・い、お姉、さん―――・・・おしっこ、漏らしちゃった・・・」
幽々子の口からモノが離され、口の中に残った精液をくちゅくちゅと転がしてからごくっと飲むとにっこりと笑いかける。
「だいじょうぶ。初めてだからしょうがないよ?それに―――」
「いまからが本番よ。ふふふ・・・」
幽々子自身もすでに体は火照り、秘部もすでに愛液にまみれ、太ももにまで雫が垂れている状態だった。
リグルの前に腰掛けるとゆっくりと足を広げてリグルを呼ぶ。
「さぁ、来て。・・・えっと名前、なんだっけ?」
ぽーっと魅入るリグルがはっと我に返る。
「あ―――リグル、です・・・」
「ふふ、リグルちゃんね。」
「じゃあ、リグルちゃん・・・、女の子はここを優しく触られるととても気持ちよくなれるの・・・。」
「今度はこっちに来て、私を気持ちよく・・・・・・して?」
幽々子はアソコを少し指で広げて見せた。初めての女の子のアソコを食い入るように見つめるリグル。
見られていることを意識するとじわじわと愛液がにじみ出てくるのを感じた。
恐る恐るリグルは幽々子のアソコに指を触れる。とても不器用で初々しい触り方に幽々子はいつもより感じてしまっていた。
(こんな・・・触られかた、ひさしぶり・・・。なんか、いつも以上に・・・気持ちよくなっちゃう・・・♪)
リグルの指はつんつんと触ったり、陰唇を撫でたりするといった当たり障りのないような愛撫なのだが、幽々子にとってはこれが妙に気持ちよくなるのだった。
そして、またつんつん、とつついていた指がたまたま膣に滑り込んだ。
―つぷっ
「あぁん♪」
思わず声を出してしまった幽々子。それにリグルも驚き、一気に指を引き抜く。それによりまた幽々子は嬌声を上げる。
「ご、ごめんなさいっ」
痛かったと思ったのか、リグルは少し狼狽しながら謝り始める。
「くす、だいじょうぶ。女の子は、そこが・・・キモチイイのよ?」
「だから・・・、もっと、して・・・いいよ♪」
リグルはこくりと頷くと再び膣にゆっくりと指を入れてみる。
膣の中はリグルの指をきゅっと締め付け、暖かく、ぬるぬるした感触が包む。
中でうねり、指が締め付けられるとリグルは何か変な気分が体をつつんでいくのがわかった。
幽々子もリグルの指が動くたびぴくっぴくっと身体が反応する。アソコからは愛液が溢れ出し体の火照りも増してきていた。
リグルのほうも息が荒くなり、モノも勃起してしまっていた。
「お姉さん・・・なんか、また、おちんちんが・・・ぅぅ」
幽々子はくすっと笑いかける。
「そう、ね・・・。じゃあ・・・入れて・・・みる?」
「い、入れる・・・!?」
「リグルちゃんがさっき、私を気持ちよくしてくれたトコロに、だよ♪」
リグルの顔が真っ赤に染まる。今日何度目の赤面だろう。
「ここに、おちんちん、いれると・・・とっても、気持ち・・・いいよ?くす。」
幽々子の恍惚の表情にリグルは無意識に身体が動いていた。そして、幽々子に覆いかぶさるように身体を重ねる。
「うふふ・・・きて・・・」
幽々子は頬を紅潮させ、リグルの頬を撫で、誘った。
リグルは幽々子のアソコにモノをあてがうが、愛液でぬるぬるとしたアソコに手間取るリグル。
「・・・もぅ♪ じらさないで・・・・・・」
幽々子はリグルのモノに手を沿えて誘導する。
「ここから、前に・・・、押し出す感じで・・・ね? ゆっくりで・・・いいから、落ち着いて。」
「は、はい・・・」
言われるがまま、ゆっくりと腰を前に突き出す。
―ぬぷ・・・
ゆっくりとリグルのモノの先っぽが幽々子の中へと進入する。
自分の亀頭にぬるぬるとした暖かい感触が感じたその瞬間、リグルの全身に電気が走ったような感覚がほとばしった。
「わぁっああぁあっ、あ・・・、あぁぁああーー!」
「お姉さんのなか、中・・・ぬるっ、ぬるぬるだよ・・・ぉ。」
押し寄せる快感の波にリグルの頭の中は空っぽになり、惰性のごとくそのまま腰を押し進める。
幽々子の膣も誘う様にリグルのモノを奥へ奥へと導いていき、ついに根元まで幽々子の中へと収まった。
「はぁ、はぁ・・・。ちゃんと・・・はいってる、よ・・・。あぁん♪」
「リグルちゃんの・・・、なかで、ヒクヒク動いてるよ・・・♪」
「あ、う、あ・・・、ぅぅ・・・」
リグルは必死に耐えていた。
実のところ、もうすぐにでも出てしまいそうなほど幽々子の中は気持ちがよかった。
そんなリグルを見てるとたまらなくいじめたくなるのが幽々子の性。自分で腰を動かしてリグルのモノを擦った。
「―――あっ、―――あぁぁ・・・、―――っあぅぅ」
腰の動きにあわせてリグルが声を漏らす。
「・・・どう、かな? 気持ち、いい・・・?くすくす」
ゆっくりと、腰を動かし続ける。
「・・・そ、そんな・・・動かす―――ぁぅぅ、ま、た・・・出・・・っ!」
―どぷ、どぷ、どくんどくん・・・、どぴゅ・・・
「きゃん・・・♪」
またも突然にリグルの限界は一瞬で絶頂・放出を向かえ、幽々子の中へと精は放出された。
身悶えしながら幽々子は歓喜の表情で中出しを感じていた。
「はぁ・・・はぁ・・・。リグルちゃんの、熱いのが私の中に・・・出ちゃった・・・♪」
リグルはこのあとどうすればいいかわからず、アソコは繋がったまま幽々子の顔を見下ろしていた。
「・・・・・・リグルちゃんのおちんちん、全然萎えないね・・・。くす・・・」
「お姉さんの、中・・・きもち・・・いいから・・・、カナ?」
照れ隠しのような困った表情でリグルは答える。
幽々子はそんなリグルの背中に手を回し、抱き寄せ耳元で囁く。
「じゃあ、リグルちゃんが満足するまで、シテ・・・いいよ。」
この幽々子の言葉の媚薬にリグルの動物的な本能にスイッチがはいり、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「あ、あ、あ・・・、あ・・・ぁぁん♪」
ぎこちない腰の振り方で幽々子の中に擦り付けるリグル。そんなぎこちなさが幽々子には一層の快感をもたらしていた。
愛液で濡れに濡れたアソコは突き入れるたびに淫靡な液体音が響く。
―ぷちゅ、くちゅ・・・、じゅぷ、じゅぷ
やがて始めに射精された精液が押し出されるように結合部から白っぽい泡になって愛液とともに流れ出してきた。
潤滑の増したリグルのモノは出入りする速度がだんだんと速まってきた。
―じゅぷっ、じゅぷっ、にち、にちゅ、ちゅぷっ
「ぁ、ぁあ♪ ・・・ぁぁあ、ぁあん♪」
「リグルちゃん、のが・・・、私のなか、かきまわしてるぅぅ・・・♪」
「ぅ・・・お姉さんの、中、手でぎゅっと・・・握られてる、みたい・・・。」
「ぬる、ぬるも、気持ち・・・いい、です・・・ぅぅう。」
―ぷちゅ・・・、じゅぷ、じゅぷ・・・、ぷちゅっ、ぷちゅっ
次第に幽々子のなかもリグルのをどんどん吸い付き、そして締め付ける。
「ぁ・・・ぁ、ぁぁあ、おちんちん、すご、ぁぁん・・・♪ もっとしてぇ・・・♪」
幽々子も絶頂へとどんどん登りつめていっていた。
が、先にまたリグルのほうが限界を迎えようとしていた。
「ぅ・・・、もう、出ちゃい、そう・・・すご、い、きもち・・・よくて、我慢が―――」
「あは♪ ・・・出して。出して・・・!私のなかにだしてぇ♪熱いのいっぱいぃぃ♪♪」
―じゅぷじゅぷ、じゅぽっ、にちゅにちゅ、ぷちゅっ
リグルの突き上げが激しくなる。最初と比べぎこちなさもなくなり、スムーズにその腰は動いていた。
「うっ・・・もう・・・―――――っ!」
リグルは思い切り突き入れると、再びその精を幽々子の奥へと放出した。
―どぴゅうう、どぷっどぴゅっ、どく、どくん・・・
「あっは・・・♪ 出てるよ? リグルちゃんの・・・また、いっぱい・・・出てるよぉ♪」
「はぁ・・・、はぁ・・・、お・・・お姉さん・・・、はぁ、はぁ・・・」
リグルはゆっくりとモノを引き抜こうとする。が、幽々子は足で腰を押さえそれを阻んだ。
「!?」
「ま・だ・抜・い・ちゃ・イ・ヤ♪」
幽々子はそのままリグルを押し倒し、今度は自分が上になる。
いつのまにか"リグルが満足するまで"が"自分が満足するまで"に摩り替わっていた。
「もっと、もっと、リグルちゃんの・・・頂戴♪ あは、あははは♪」
すでに幽々子の目は視点の定まっておらず、うねるように激しく動かされる腰使いはしっかりとリグルのモノを咥えて離さず、獣のように膣で貪り、締め上げる。
「う・・・、お・・・ねえさ・・・・・・ぁぅ、ぅあぁ―――――」
次々に押し寄せる快感の波。いまさっき初体験をしたばかりのリグルには耐えれたものではなかった。
あっという間に果て、さらに精を注ぎ込む。
そのたびに幽々子は歓喜の嬌声をあげてさらに激しく精を貪るのだった。
「あはっ♪ まだぁ・・・まだ、足りないよぉ♪ もっと出してぇ、リグルちゃぁん・・・ふふ、ふふふふふ・・・♪」
―どぷ、どぴゅる・・・
「もっとぉ、もっとぉぉぉ・・・♪ リグル、ちゃんので、満たして・・・満たしてぇぇ・・・♪」
――どぴゅう、どぴゅ、どぴゅううう
「あひ、まららめぇ・・・もっろぉ・・・りふるひゃんの・・・だひてぇ・・・・・・あひ、あぁ、ぁぁん♪」
―――どく・・・どくん・・・どぷっ
数回、連続にも及ぶリグルの射精。それでもなお幽々子は満足しない。視点は完全にあらぬ世界を見、呂律も回らない状態でもまだよがり狂いリグルの精を求める。
リグルのほうも疲労困憊といった様子で、成されるがままに幽々子に犯され続けていた。
結合部分からは収まりきらない白濁液が腰の動きにあわせてぷちゅ、ぷちゅとあふれ出る。
「はぁぁん・・・♪ 私も・・・もう、イクっ、イクぅ・・・・・・イっちゃうよぉぉ♪」
「―――ぁぅぅ・・・、お、姉・・・さ・・・・・」
「もぅ・・・―――ゆるし・・・、ぁぅ・・・、ぁぁぁ―――――また・・・また、でるぅ!」
―どぷっ、どっぴゅううううう
「溶けひゃう・・・とろけひゃう・・・♪ ひふルひゃんの・・・まは、いっはい・・・でへる・・・よぅ・・・・・・ふぁぁ・・・・・・」
リグルのが再び注ぎ込まれると、今までと違い幽々子のほうも小刻みに痙攣が起こる。
同時に腰の動きが止まり、まるでマリオネットの糸が切れたかのようにリグルに力なくもたれかかった。
幽々子の支配から解放されたリグルのモノは急速に萎え、おちんちんという名の栓を失った幽々子の膣からは大量の白濁液が溢れ出した。
そして荒い呼吸の二人は体を重ねたまま、まどろみへと落ちていった。
~ ~ ~
先に気がついたのは幽々子のほうだった。
途中から記憶が飛んでいたが、自分とリグルの状態を見れば察しはつく。
「また、やっちゃったナァ・・・・・・」
幽々子はたまに暴走する性癖があった。
寝入ってる間にだいぶ流れ出ていたようだがいまだに中に残ってる感じがしていた。
リグルのほうも股間はべたべたに汚れそのときの激しさが伺える。
「うーん・・・やっぱり悪いこと、しちゃったかな・・・」
当のリグルは横ですやすやとまだ安らかな顔で寝入っていた。
幽々子は自分で脱ぎ捨てた着物の袖から小さい手巾を取り出すと、精液やらでどろどろの身体を繕い、着物を纏った。
そして袖からもうひとつ手巾を取り出すと、今度はリグルの身体も拭いてあげる。
「くすくす。なんか子供の世話してるみたい。」
一通り拭き終ってもまだリグルは眠ったままだった。
「・・・もう。起きてくれないとズボンが穿かせられないじゃない。」
「起・き・な・さ・い・な。」
指でぺちんと萎えたリグルのモノを弾いてみると、ぴくっと身体が反応する。
何度もぺちぺちと弾いてみる。さすがにあれだけ出した後だと勃起してきたりはないようで、右へ左へ指で翻弄されている。
「ま・だ・か・なー?」
幽々子はリグルが狸寝入りしていることも、薄目でこちらを見てることも知ったうえでぺちぺちと指でいじっていた。
「こうなったら、最後の手段んんー!」
がばっと脇の下に手を差し込んでこちょこちょこちょとくすぐる。
リグルも身体を硬直させて必死に耐えているが次第に我慢しきれずにぷるぷると身体が震えだしてきた。
「―――――っぷ、あはははははははは、はは、ははははははは―――」
ついにリグルは笑い出す。しかし、幽々子はくすぐり続けた。
「あは、ははははは、やめ、はははははは、やめてっ、ははひ、お姉、はははは、さ、ははははは―――」
幽々子が手を離すとリグルと一緒に笑いあった。
「あはは、おはよう、リグルちゃん。あはははは―――」
「くすぐるなんてズルイですよ・・・。」
ズボンを穿きながらリグルがちょっとふてくされる。
「起きないリグルちゃんが悪いー。それとも・・・」
「あのまま、またしてほしかったのかな?」
リグルの顔がまた赤くなる。
「冗談、冗談。あはは。」
「―――でも、最後はごめんね。苦しかったでしょう?私は覚えてないけど・・・、あの状況見たら・・・。」
少しうつむき気味に幽々子は言った。これは演技ではなく本音だった。
「ボクもよく覚えてないから、大丈夫ですよ。」
あえてリグルは嘘をついた。本当は覚えているし、最後のほうは苦しくて仕方なかった。
でも、本当のことを言っても幽々子が傷ついてしまうだろうと考えていた。
「そっか・・・。うん、でも、本当にごめんね。リグルちゃん。」
嘘だとは幽々子も分かっていた。こうゆうことはすぐに気がついてしまう。
でも、自分のための嘘ともわかっているので知らないフリをしてリグルを気遣う。
「―――さて、と。そろそろ帰らないと・・・妖夢が心配しちゃう。」
軽くぽんぽんと着物をはたき、幽々子は立ち上がった。
「あ、お姉さん・・・よかったら、名前教えてくれませんか・・・?」
幽々子は一瞬きょとんとした顔をしたがすぐ笑顔にもどり、リグルの唇に人差し指を当てて言った。
「そういえば言ってなかったね、名前。」
「ゆ・ゆ・こ。私の名前は西行寺 幽々子♪ よろしくね、リグルちゃん。」
ゆっくりと唇から指を離すと、そのまま幽々子は宙へ跳んだ。リグルに手を振りながら木々の間をすり抜けていく。
「あ・・・あのっ!」
「また、会ってくれますか!?」
リグルは精一杯の声を張って幽々子に叫んだ。
「ボク、普段はここにいますから―――――!!!」
幽々子はにこっと笑顔を返すだけでそのまま飛んで行ってしまった。
「・・・・・・。」
「幽々子、お姉さんか・・・」
リグルはそのままごろっと寝転がり、だいぶ日の落ちた夕暮れの空を、幽々子が飛び去っていった空を見つめていた。
ほのかな、恋心とともに―――。
了。
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どうもお久しぶりです。
またへたれが帰ってきました。
発端はネチョスレ29の396。描き始めたのはその次の日。
・・・なんでこんなに時間かかってるんだorz
300行くらいかなとおもってたのに・・・orz
なんかもう・・・いろいろとてんぱってます。
設定もキャラもいろいろおかしい予感がぷんぷんですネ。ハイ( ´-`)
また、懲りずに現れると思うのでそのときはまたお付き合いください。では。
書き人 → ぱる