「お?入ってるね。お邪魔するよ」

そう言って、魅魔がいきなり風呂場に入ってきた。
湯船に浸かってた俺は目の前の出来事が理解できず、暫し呆然としていたが
およそ5秒後くらいには彼女に背を向けていた。

「恥ずかしがらなくてもいいだろ?昔は一緒に風呂入ってた仲じゃないか」

昔と今を一緒にするな。ていうか、昔ってそれこそ二人とも子どもの頃じゃないか。
それ以前に風呂だったら自分の家の風呂使えよ!なんで俺の家なんだ?
つーか合鍵使って入るな!なぜ持ってる!

・・・・・・・・・・

彼女、魅魔は俺の幼馴染にして近所のお姉さんだ。
小さい頃は俺も『魅魔ねーちゃん』と慕い、憧れていた。
彼女が言った通り、一緒に風呂に入った事も確かにあったが・・・・・俺が幼稚園の頃だ。確か。
ともあれ、いつしか憧れの感情は別の物へと変わっていった。

もう彼女は、立派な大人の女性へと変わってしまった。
風になびく緑色の長髪。凛とした顔立ち。大人の主張をする肢体。
もはや憧れの存在どころではない。性に対する興味が出てきた俺にとっては、
彼女は性の対象になる可能性すらある。彼女の容姿・スタイルにはそれだけの魅力がある。
ましてや風呂場に二人きり・・・・・・何考えてるんだよ!俺も彼女も!

「カラダ、洗わせてもらうよ。ちょっと待ってて」

顔を真っ赤にして心臓をバクバク言わせてる俺の鼻を、石鹸の香りがくすぐった。
どうやら今すぐ出る気はないみたいだ。
ああもう、洗うならさっさと洗ってくれ・・・・・・・って、『待ってて』・・・・・・・・・・・?





魅魔が風呂場に入ってきてから10分くらい経ったのだろうか。
湯船に浸かりっぱなしの俺だが、さすがに我慢できなくなってきた。
そろそろ上がらないと脱水症状など起こしかねない・・・・・・かといって今上がれば魅魔と鉢合わせ。
どうにかして安全に風呂場から出る方法はないか・・・・と回転の鈍った脳みそで考えていた。

ザバッ・・・・・ザバッ・・・・・

風呂桶が湯船と洗い場を往復する。魅魔が体を流しているのだろう。
もう体を洗い終わったという事だ。

「ゴメンね、お待たせ。じゃあちょっと狭くなるけど失礼するよ・・・・・・っと」

・・・・・・・・・・
は、入ってくるのか!?ひとつ湯船の中に!?
いやもうマジで何考えてるんだよ!女だったら少しくらい恥らえよ!

・・・・・・などと心の中でいくら叫んでも意味はない。口に出してみた所で恐らく意味はない。
『何言ってんだい、今更恥ずかしがるカンケーでもあるまいし』とか笑われるのが関の山だろうか。
俺のすぐ後ろには魅魔がいる。それも、二人で入るにはもう狭くなった湯船の中に。
彼女はどんな顔でいるんだろう・・・・・・何を考えてこんな事をしてるんだろう・・・・・・
そして、背を向けっぱなしの俺を見てどう思ってるんだろう・・・・・・『情けない男』とか思ってるのかな?

「・・・・・大きくなったよねぇ、アンタ」

魅魔の手・・・指が俺の背中に触れた。





「昔はあんなに小さかったアンタが、今は私より大きくなっちゃって・・・・・・何だか頼もしいよ」

魅魔のしなやかな指が背を這い、脇腹をかすめ、俺の胸に回ってきた。
続いて背中に触れる柔らかい感触が二つ・・・・・・俺は、それが何なのか一瞬で理解した。

「・・・・でもね、私だって大きくなったんだ。私なりに精一杯・・・ね」

腰の辺りにも魅魔の体が触れる。
これは抱きついているのではない、体と体を密着させているのだ。
もはや脱水症状などを案じている場合ではない。ていうかそんな事を考える事ができない。
文字通り心臓は破裂寸前、いつ本当にポックリ逝ってしまってもおかしくないだろう。

「・・・・・・・おやぁ?・・・・・フフッ、こっちもずいぶん大きくなったんだね」

胸に回っていた指は少しずつ下に下がり・・・・・もはや皆まで言う必要もないだろう。つまりそういう事だ。
魅魔が乱入してきた瞬間から、一瞬視界に入った彼女の体が瞼に焼きつき・・・・・その後ずっと勃ちっぱなしだ。
それをついに触られた。明らかに幼馴染の一線を越えた行為。
俺は、その境だけは何があっても越えてはならない物だと根拠もなく考えている。

やめろよ魅魔姉ちゃん!恥って物を知れよ!

そう言おう、いや叫ぼうと振り返った瞬間、俺の視界は魅魔の顔に遮られた。

「んふ・・・・・・これくらいで照れるなんて、可愛らしい所あるじゃないか」

振り向きざまのキス。柔らかく、暖かい唇と舌が俺の口を蹂躙する。
長風呂で頭の回転が鈍っていた事もあり、そのキスだけで俺の理性は不安定な物になってしまった。

「・・・・今日、アンタのお父さんとお母さん・・・・・・結婚記念日の旅行でいないんだろ?」

そう言えば、昔そんな事を言って自慢した事があったような気がする。
俺の両親は毎年結婚記念日になると旅行に出かけるのだが、まさか魅魔がそれを覚えているとは・・・・・・

「つまり、今この家には私とアンタの二人きり・・・・・・少なくとも明日の朝まではね」

もう、それ以上の説明は不要だった。最後に一言、魅魔が耳元で囁く。


「私のカラダ・・・・・好きにさせてやるよ」





それは、俺が待ち望んでいた言葉だったのかも知れない。と同時に、聞きたくない言葉だったのかも知れない。
あの魅魔が、自分の体を好きにしていいと言っている。普通の男なら迷わずに飛びつくことだろう。
だが、俺と魅魔は幼馴染。お互いの事をよく知っているだけに、逆に手を出しにくい。

なぜ彼女はこんな事言い出したんだ・・・・・・?
確かに昔から大胆で竹を割ったような性格ではあったが、まさかこんな事になるなんて。

「・・・・・・どうしたんだい?まさか、何から始めたらいいのか分からないの?」

正直言うとそうだ。本などで多少の知識はあるが、本当に多少でしかない。焼け石に水、どころか霧吹き程度の知識だ。
思わず俺は首を縦に振ってしまったが、魅魔はフフッ・・・・・微笑むと俺の手を掴んだ。

「普通は男が女をリードするもんだよ・・・・・まあ、アンタは初めてだろうから仕方ないけど」

掴んだ手を自分の方に引き寄せ、あろう事か胸に触らせた・・・・・・・

やっちゃったよ。
初めて触る魅魔の、女性の胸・・・・・・いや、初めてじゃないか。本当に初めて触ったのは俺が2つか3つの頃だったらしい。
性に対する知識も感心もなく、ただ何となく触れた程度だったとか。今では恐れ多くて触ろうなんて気は全くないが・・・・・・
彼女が自分で胸に触れさせるまでは。

「どうかな、私の胸・・・・・・男のアンタから見てどう思う?」

どうもこうもない。女性の胸がこんなに温かく柔らかい物だとは思わなかった。
片手でどうにか納まりきる程度のサイズ。少し指に力を込めると簡単にめり込んでいく。

「気に入ってくれたみたいだね・・・・・・気に入ったなら好きなだけ揉んでてもいいし、あるいは・・・・・・・」

俺のアレを握っている手が外れ、俺の開いている方の腕を掴む。
・・・・もう少し握っててほしかったな・・・・・・・

「最後はコッチに落ち着くんだけどね。ほら、触ってごらん・・・・・・・・・・」

もう片方の腕は胸に行かなかった。胸よりさらに下へ、下へ・・・・・・

「そう、ここだよ・・・・大丈夫、噛み付いたりしないからさ」

彼女が俺の腕を導いた所・・・・・・そこは、女性が女性たる所以の所。
俺にはなくて彼女にはある物。平たく言えば女性器だった。





指を入れたら噛まれるなんて、真実の口じゃあるまいし・・・・・・
しかし魅魔のアソコに指を触れるのは怖かった。
下手な触り方をして彼女の体に傷をつけてしまったらどうしようか・・・・・不安ばかりが頭をよぎる。
恐る恐る指の腹で撫でてみる。うっすら生え揃った毛の感触、そして柔らかい、温かい感触。

「んっ・・・そんな遠慮しなくていいからさ・・・・・私を気持ちよくさせてごらんよ・・・・・・
 大丈夫だよ、ちょっとやそっとじゃ壊れやしないってば」

本当にいいのか?
いや、聞いた所で同じ事をまた言われるだけだ。
こうなれば、どうなっても責任は彼女にある。遠慮するなと言ったのは彼女自身なんだから。
手探りで『女』の入り口を探す。指を入れられそうな穴があれば、きっとそれだ・・・・・・・・・・・・

・・・・・見つけた。肉と肉でピッタリと入り口を塞がれた割れ目。きっとこれだ。
俺は迷わず、しかしゆっくり指を入れた。


「んんっ・・・・・・!」

今まで余裕タップリだった魅魔が、初めて顔をしかめた。
痛がっているようには見えない。アタリか?

「な、何やってんのさ・・・・入れるだけじゃぁ駄目だよ、動かすんだ」

魅魔の顔が赤い。きっと、彼女も長風呂に浸かっているから・・・ではないだろう。
挿し込んだ指は、柔らかい手に掴まれているようで吸い付いてくる感じだ。
これが女性の体……指をゆっくり引き抜き、もう一度。さっきよりほんの少しだけ深くまで指を突っ込んでみた。
そして指を止める事なく動かす。動かす。

「んくっ・・・!そ、そうだよ・・・その調子で続けて・・・・・・」

言われるままに指を動かし続ける。
動かすたびに彼女の口からは、ビデオの中でしか聞いた事のないような甘い声が漏れてくる。
下の口・・・・・・からも、暖かい何かが滲み出て指に絡みついてきた。
それのお陰か、指の動きが滑らかになる。指を早く動かしても抵抗がなくなり、彼女の『女』が熱くなってきた。

「うぅぅっ!は、初めてにしちゃ・・・あ・・・上手いじゃないか・・・・・・・さぁ、今度は私が可愛がってあげるよ・・・・・・」


俺の手を引いて洗い場へと連れ出す。
・・・・・・・何となく展開が見えてきたのは気のせいだろうか。

「大人しくしてなよ。歯が当たっても知らないからね」

言いつつ、俺を座らせると股間に顔を近づける。やっぱり・・・・・・・・
フェラチオって奴だ、これ。
唇で俺のアレを締め付けたり、舌で撫でたりする。
あれほど慕っていた魅魔が俺のアレを美味そうにしゃぶってる・・・・・とても考えられなかった光景だ。

「ん・・・・ねぇ、出したくなったらいつでも・・・・・んぁ・・・出してもいいからね」

口の動きが激しくなった。
ちゅぱっ、ちゅぱっ、といやらしい音が狭い浴室内で反響する。
よく見れば彼女、自分のアソコを自分の指で弄っている。
俺に気持ちよくなってほしいんだ・・・・・自分も気持ちよくなりたいんだ・・・・・

そう思った瞬間、尿道を駆け上がるモノの存在を感じた。
この感じ、自分ではなかなか止め難い。しかも魅魔がしゃぶり続けているから、
この感覚はますます加速するばかり。

本当にいいのか!?口の中に出しちゃったとしてもいいのか!?

・・・・・などという考えは、俺の性欲の前に完全に黙殺されていた。
無意識のうちに両脚を閉じて魅魔の頭を挟みこんでいる。全てを、彼女に受け止めてほしかったから。

「んっ・・・んっ・・・んっ・・・・・んぐぅ・・・・・・・」

頭を押さえつけられても嫌な顔一つせず、丹念に俺のモノを口で扱き上げる。
もう、魅魔は近所の姉ちゃんというだけの存在ではない。俺を誘った一人の女性だった。

そして、『時』は来た。





「うっ・・・・・!!・・・・・・う・・・・むふ・・・ぅん」

やはり。
精を放つ時の感覚は尿意と似ているので、分かっていてもハラハラする。
もし口の中に出したのが小便だったら・・・・・・・きっと一生口聞いてもらえないんだろうなぁ。
ていうか、口の中に出しちゃったなら精液も大して変わらない気がする。
彼女が『いつ出してもいい』なんて言ったからそれに甘えただけだが、嫌われたりしないだろうか?

「ん・・・・・・んぶ・・・・ぁ、あは・・・・・」

唇で俺のモノを締め上げている。俺が放った精を一滴残らず絞るつもりだ。
だが、あいにく今は打ち止め。すぐに次が出せるわけじゃない。
彼女はそれを知っているのか理解したのか、割とアッサリ唇を放してしまった。

「フフ・・・たくさん出してくれたねぇ・・・・・・いや、いいんだよ」

嫌がってない・・・・のか?むしろ嬉しそうですらある。魅魔姉ちゃん、いや、魅魔の考えてる事はよく分からない。
恍惚とした表情が、彼女の見た目を実際の年齢よりずっと大人に見せている。
元々のスタイルが抜群にいい、3~4歳ほど年齢を間違えられても納得できてしまう。

「だけどまぁ・・・まだ元気だねぇ・・・・・・・楽しみがなくならなくてよかった・・・・・・」

確かに俺のモノはまだ全く萎えてない。最近ヌいてないのと裸の魅魔が目の前にいるという興奮があるからかも知れない。
要するに、俺の体はまだ彼女を求めているという事だ。

「そろそろ仕上げといこうか・・・・・?」

前にもまして妖艶な笑みを浮かべ、俺を仰向けに寝かせる。狭い洗い場で横になるのは少し、どころか結構窮屈だ。
そしてそれを抗議する間もなく、彼女が俺の腰を跨いだ。
これってまさか・・・・・・!

「さあ、オ○ンチンとお腹に力入れなよ」

俺のモノに手を添え、彼女が腰を下ろしてきた。





くちゅっ・・・・・

予想以上に小さな音だった。
風呂場の中で音が反響したから聞こえたのかも知れない。
ともあれ、小さな音を立てて俺のアレは魅魔の胎内に飲み込まれた。
いわゆる騎乗位って奴だ。

「うあぁっ・・・・・お、大きい・・・・・・」

口でしてもらった時とは感じが全然違う。
暖かい。柔らかい。気持ちいい・・・・・・
見上げれば、魅魔が恍惚の表情で腰を振り始めている。

「くっ・・・はぁ・・うぅん・・・・・・ねぇ、アンタも腰動かして・・・・・・」

魅魔が上体を下ろして俺にピッタリ抱きついてきた。勿論腰では繋がったまま。
彼女に言われるがまま、AVで見たのを見よう見まねで腰を突き上げてみた。

「はうっ!・・・そ、そうだよ・・・・・それ、うぐ・・・・続けて・・・・・・・」


ガタッ!ガタッ!ガタッ!

洗い場のすのこが暴れまわる。
俺が腰を突き上げ、魅魔が上から腰を打ち下ろしているからだ。
お互いのリズムはてんでバラバラ。だが、否、だからこそ。
ランダムなリズムが俺に息つく暇なく刺激を与えてくれる。そして、魅魔にも。

「んはっ!あっ!あくぅっ!あ・・・も、もっと・・・・・して・・・・・」

魅魔姉ちゃん・・・・いや、魅魔。泣いてるのか?
その綺麗な胸を俺の体にすり寄せ、俺の首に腕を回し、必死に腰を打ち下ろしている。
そしてその紅潮した顔には涙が光っている・・・・・・・・・

分かったよ。

俺も魅魔の背中に腕を回し、体と体が密着するようしっかり固定する。
そして、お互いの体を密着させたまま突き上げのペースをさらに速めた。

「うぁぁぁっ!あ、すご・・・・すご・・・・・いぃぃッ・・・・・・!!」

もう、泣こうが喚こうが関係ない。俺の腰が壊れるまで、とことんやってやる。
当の魅魔は、歯を食いしばり必死に堪えている。何を堪えてるのかは・・・まあ言うまでもなく。

「あんんっ!あ、おっきいの・・・・すごくいい・・よぉっ・・・・!
 ・・・・・・・・・い・・・・イッて・・・・・私の中でっ・・・・イッてぇぇぇぇぇっ!」


魅魔が体だけでなく、腰までも強く押し付けてきた。
ビクビクと痙攣しているのが伝わってくる。俺より一足先にイッてしまったのだろう。
・・・と同時に、凄まじい締め付けが俺を襲った。彼女の胎内での摩擦感が急激に高まる。
再び、尿道を駆け上がるあの感覚。腰を放したくとも、魅魔がしっかり抱きついて放してくれない。

・・・・出すよ、魅魔・・・・・・・・・

その瞬間―――確かに俺たちは、一つになっていた。










「・・・・いっぱい出たね」

腰をゆっくり上げて魅魔が微笑んだ。俺が出した精液が内股を伝って垂れてくる。
・・・・・だけどいいんだろうか。避妊とか、そういうのを何も考えずに中出ししちゃったわけだが・・・・・・・

「アンタは気にする事ないよ、今日は安全な日だから」

・・・俺が考えてた事、見抜かれてた?

「危険な日に生でやるほど私は馬鹿じゃないっての」


さいですか・・・・
でも、親がいないからと言って何でいきなり俺としようなんて思い立ったんだろう?

「ん?別に・・・・・下心なんてありゃしないよ。だけど密室に年頃の男と女、しかも誰にも見られない・・・・・
 こういう展開になるのは自然だろ?」

いや、俺はそれ以前の問題で何でわざわざ俺の家まで来たのk

「どうでもいいじゃないかそんな事。ただ無性にアンタに逢いたくなった、それだけさ・・・・・・・」


・・・・・相変わらずだな、魅魔・・・いや魅魔姉ちゃん。
何考えてるか分からない所あるけど、自分に都合の悪い時や恥ずかしい時は相手が喋ってるのを自分の声や行動でなかった事にしちまう。
まぁ、変わってないからこその魅魔姉ちゃんなんだと思うけど。


「・・・・さて、流石に風呂場じゃ狭くてアレだねぇ・・・出ようか?・・・・・・・・・・ん、ボケッとしてどうしたんだい?
 さっきも言ったじゃないか、今夜は二人きりだって・・・・・・まだ夜は始まったばかりだよ」



・・・どうにも、俺の意見は無視らしい。俺に逢いたかったからというより、自分が溜まってただけなんじゃないのか・・・・・?
まあ、嫌われたりするよりはマシか。
彼女が俺に手を差し出す。俺はその手を取って立ち上がる。
立ち上がった俺を見つめて、魅魔がにっこりと微笑んだ。それこそ、下心など全くなさそうな屈託のない笑顔って奴だ。
その表情が言わんとしている事はよく分かる。彼女は恥ずかしいとか何とか言って死んでも口にしないんだろうけど・・・・・


―――好きだよ、魅魔姉ちゃん。この世で一番大好きだ・・・・・・


だから、俺の方から先に小さい声で言ってやった。

魅魔が少しだけ俺の手を強く握ったような気がする。
・・・・・それが彼女の返事。言葉よりダイレクトで、言葉より分かりやすい。


―――私も、アンタの事好きだよ・・・・・


魅魔の手が、そう語りかけているような気がした。

(end)











あとがき

ネチョスレに直書きした奴のまとめ+αっすね。
もう最初から最後まで勢いのみで突貫してるので(ry
一人称とか魅魔様とか、括弧つきの台詞は魅魔様のみとか、あまり慣れていない試みを。
元はといえば即興重視で『早く書く事』の訓練のために書いたわけですが、うpする時に行数の制限に激しく引っかかったりw
32行か・・・・・長いようで案外短い。


サテ(゚Д゚≡゚Д゚)トコロデ

魅魔=姉貴、姐さん
咲夜=お姉さま
美鈴=近所のお姉さん
藍=お姉ちゃん

と、年上女性の属性をこのように分類したくなるのは自分だけでしょうか?(聞くな

書いた香具師:0005


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2313d)