<作品の注意事項>

・この作品は、ネチョロダの0297番『従者二人』の今更な続き物だったりします。先にそちらの方 を読んだ方がよいかもです。

・例によってふたなりものです。一部リョジョークが含まれます。苦手な人は回避。

 以上を了承した上で読んで下さい。本文はもうちょい下から始まりますよ。

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(これまでのあらすじ)
 美鈴は職務怠慢を理由としたお仕置き(割と私怨含む)で、パチュリー特製の男性器型寄生生物(巨根)を装着した咲夜にぼろくそに犯られてしまう。しかしその所為か、変な方向に目覚めちゃった美鈴は逆に咲夜を求める。そんな咲夜もまんざらでは無い様で、美鈴を受け入れるのだった。



「…っくちゅん」
 夜の帳が落ちた紅魔館。小さなくしゃみがその部屋の静寂を破った。
「……どうしたの? 美鈴…」
 衣擦れの音を立て、咲夜が起き上がる。差し込む月光に映える銀髪がその白い裸体と相まって、その少女の美しさを醸し出す。
「ふぁ…すみません、咲夜さん…起こしてしまいましたか?」
 ずず、と鼻を啜り、美鈴が答えた。シーツに広がる紅い髪がその白さを引き立てている。
「寒いの?」
「あ……はい、ちょっと………でも」
「?」
「おかしいとは思いませんか? もう春だっていうのに、全然そんな気配がしないし…」
 その異変は、美鈴で無くとも充分に感じ取れるものだった。それこそ、咲夜が行動を起こそうかと思っているくらいに…
「…そうね。それに関しては、任せて頂戴。そんな事より…」
「…え?」
 咲夜の両腕が、美鈴の背中に回される。そのまま咲夜は、美鈴を自分の方へと引き寄せた。
「寒いんでしょう? 私が温めてあげるから…」
「咲夜さん…」
 美鈴は咲夜に体を預け、一言。
「………また……勃ってきたんじゃないですか……?」
 咲夜に生えている、男性器型寄生生物をさする。
「…んもう……美鈴が触るからでしょう…?」
「えへへ…」
「また―――欲しいの?」
 美鈴が答えるより早く、咲夜は美鈴の唇を奪う。
「んむ……む、ぅ………」
「んんっ……はあ………さあ…美鈴…舐めて、頂戴…?」
「はぁい、咲夜さん…♪」
 咲夜は、その巨大な肉棒を美鈴の目の前へと持ってくる。口に収めるのも苦労しそうなその大きさのモノを、美鈴は美味しそうに呑み込んでいった。
「はぁ……あふ…ん……そう、上手、よ……」
「んぐっ…ちゅっ、ずずっ……んぐぅ……」
 二人だけの夜の時間は、どこまでも続いてゆく。


 次の日、咲夜は春を取り戻す為に紅魔館を発った。


  *  *  *


「『俗諦常住』!!」
「くっ…! 『プライベートスクウェア』……!!」

 白玉楼へと続く階段では、従者達による戦いが繰り広げられていた。飛び交うナイフと、それを捌く二刀。勝負は拮抗している様に見えたが、実際は咲夜が少しづつだが押され始めていた。
(くっ―――強い、わね)
 咲夜は目の前に佇む剣士、妖夢を見上げて歯噛みする。彼女の発する剣気は、まるで時間すら歪ませている様だ。
「冗談…あなたの時間も、私のものよ!」
 時を止め、ナイフを投げる。しかし当たる寸前、かわされる。
「甘いっ!」
「!」
 咲夜の焦りを突いて、妖夢は一息に飛びかかる。
「『七魄忌諱』!!!」
「ああっ……!!」
 妖夢の攻撃を全力でいなした咲夜だったが、耐え切れずに一発当たってしまった。堪らず咲夜は吹き飛ばされ、全身を木に叩きつけられた。
「かはっ…!」
「てこずらせてくれたわね……でも、これでお終い。あなたの春を、頂くわ―――」
 木にもたれかかり、荒い息を吐く咲夜に妖夢は近付く。そして、ゆっくりと手をかざして―――

「ちょっと待ったあぁぁああぁぁーーーーーー!!!」

 ドゴオォォォォォン―――!!
「ぐああっ………!!?」
 突如猛スピードで後ろから迫ってきた何かに強か背中を打たれ、吹き飛んでいった。
「…? これは、一体…?」
 朦朧とした頭を振りながら、目の前で繰り広げられた光景を理解しようとする咲夜。そんな彼女に駆け寄ってきたのは―――

「咲夜さん!」
「美鈴!?」

 紅魔館で門番をしているはずの、美鈴だった。
「大丈夫ですか? 咲夜さん…」
「ええ、何とか大丈夫よ………でも、何であなたがここにいるのよ?」
「はい、あのですね………咲夜さんが心配で、付いてきちゃいました」
「………」
 それはどちらかと言うと、『尾けてきた』の間違いではなかろうかと思った咲夜だったが、敢えて言わない事にした。実際、美鈴の闖入が無ければやられていたかもしれなかったから。その点に関しては感謝しよう。
「でも…職務怠慢に変わりはないわね」
「…う」
「お仕置きが、必要かしら?」
「ぁ………はい……」
「………」
 顔を赤くして、もじもじする美鈴。十中八九、お仕置きを別のモノと勘違いしているのだろう。
「……とにかく。そんな事より今はあの剣士―――妖夢って言ったっけ、をどうにかしないとね」
「はい、そうですね。咲夜さんに手を出すなんて、許せません!」
「………」
 怒る美鈴を苦笑で見やり、咲夜は妖夢に近付いていった。

「………う………」
 妖夢は、繁みの中に倒れていた。よほど美鈴の不意打ちが効いたのか、動けない様子である。
「さて…どうしましょうか、この子…」
 美鈴は妖夢に近付き、木の棒で突付いてみる。意識はあるようだった。
「決まってるわ、当然、お仕置きよ。…そうね、ついでに『春』とやらも貰っておきましょうか?」
「え……お仕置き、ですか…? それは…」
 美鈴は、思わず咲夜の下腹部を見る。今は治まっていて見えないが、その下着の中には一度勃起すると、凶器とも言える肉棒が備わっているのだ。美鈴は慣れたもの(むしろ楽しんでいる)だったが、恐らく妖夢にとっては筆舌に尽くし難い体験になるだろう。
「…何? ダメだって言うの?」
「あ、いえ、そういう訳では………」
「じゃあ、どうして?」
「………あ、あの………その………………咲夜さんのは………私………専用…の………」
 美鈴が言おうとした言葉。
 あの日咲夜が言った、『これはあなた専用の棒よ』という言葉と、今、咲夜がしようとしている行動が、美鈴の心を曇らせる。
「………ああ…そうね、そうだったわね……美鈴」
「んっ……」
 見上げた顔に、咲夜の唇。挿し込まれる舌を味わい、美鈴が瞳を潤ませた。
「…ごめんね、美鈴。約束は破ってしまうけど………でも、それでも私の事、嫌い?」
「……いいえ……そんな事……」
「…ありがとう。そう言ってくれて嬉しいわ、美鈴…」
「咲夜さん……」
 そしてもう一度、口付け。吹き抜ける風の音だけが支配する白玉楼の階段で、二人の影が重なって―――

「ちょっと、いつまでやってるのよ」

 その声に、遮られた。
「…ああ、目的を忘れる所だったわ」
 咲夜は振り返り、再び妖夢へと近付く。そのまま振り返らずに、美鈴へと指示を出す。
「美鈴。これ、持ってて」
「え?」
「!」
 そう言って咲夜が美鈴に手渡したのは、白く大きい霊魂だった。
「咲夜さん、これは?」
「たぶん、この子のものね。どんな関係かはよく分からないけど、人質の価値はあると思って」
「っ、この……! 私の半分、返して……!!」
 慌てた様子で妖夢は叫ぶが、その時には既に霊魂はしっかりと美鈴に抑えられていた。
「なるほど、これはあなたなんですね? それなら、こうしちゃいます」
「うくっ……! 体、が……!」
 立ち上がろうとした妖夢だったが、上手く体が動かせなかった。それは、咲夜と美鈴に与えられたダメージだけではないようだった。
「動けないですか? よかった、成功したんですね。生物以外に気を流し込むのなんて初めてですけど…よかった、幽霊にも効くんですね」
「美鈴、何をしたの?」
 妖夢の変化に、咲夜は美鈴に訊く。
「はい、私の気を流し込んで、体の内部から動きを止めてみました」
「…なるほどね。美鈴、そのままそうしておいて?」
「分かりました」
 美鈴が頷くのを確認して、咲夜は再び妖夢へと向き直った。
「くっ……」
 咲夜を忌々しそうに見つめる妖夢と、それを見下ろす咲夜。
「ふふ……疼いてきたわ……」

 咲夜は一度にやりと笑うと、服が膨らみ始めた下腹部をさすった。


  *  *  *


「な、何をするつもり…?」
 動けない妖夢は、ただ咲夜を睨むだけだった。もちろん、そんな視線にたじろぐ咲夜ではない。
「…さて? 何をしてあげましょうかねぇ…? 春を返して貰おうかしら…? それとも―――」
「!」
 ナイフ一閃、妖夢の服が縦に裂かれる。そこからは控えめな妖夢の胸が顔を覗かせる。
「………ふふ、やっぱり『お仕置き』が一番かしら…?」
「くっ…!」
 妖夢は胸元を隠そうとするが、やはり動けなかった。そうこうしている内に、咲夜は妖夢に近付き、目の前で屈んだ。
「ちょっと失礼」
「あっ!」
 咲夜の手が、妖夢のスカートに伸ばされる。抵抗する事も出来ずに、妖夢はスカートと一緒に下着を脱がされ―――
「………え?」
「う―――」
 咲夜の動きが、一瞬止まる。そして、妖夢の呼吸が止まる。

 妖夢の下半身に、どこからどう見ても男性の象徴である『それ』が生えていたから。

「あなた…『これ』、本物?」
「~~~~~~っ」
 顔を赤くして俯いた妖夢が、僅かに頷く。
「へぇ…」
 じっと『それ』を見た咲夜は、指でちょっと突付いてみた。
「うっ」
 咲夜の指に逆らう事無く、妖夢のモノはぶらんと揺れる。今度は握ってみる。
「くっ」
 むにむにとした感触が面白い。…と、遊んでいるつもりは無い。咲夜はくすりと笑うと口を開けて、それを舌の上に乗せた。
「あっ…!」
 そのまま口を閉じ、唾液をたっぷりと湛えた口内で舌を使い、モノを舐め始める。
「なっ……にを…す、る………あっ…!」
「んふ…『する』前に慣らさないと、流石にね…」
「何を、するつもりっ……うっ……!」
 咲夜の舌の刺激に否応無しに妖夢の下半身は反応する。垂れ下がっていたモノは膨れ上がり、今や咲夜の口内を塞ぎきっている。
「んぐっ……ふっ…ちゅっ………うふ…大きくなったわね…」
「あくぅっ…や、やめ……」
「ふふ…止める? あなたのココは、そうは思ってないみたいだけど…?」
 ちゅく…
「あああっ!!」
 咲夜はモノを咥えながら、妖夢のスジを指でなぞる。幼さを残し、未だ閉じられたままの割れ目からは、僅かに蜜が滲み出してきていた。
「ふふ…いいわよ………もっと素直に感じて頂戴…?」
「あぁ……ふぁ…」
 何回か指を上下させると、段々と滑りがよくなってきた。くちゅくちゅと音を立て、見る見る内に蜜が零れだしてくる。同時に、咲夜の口撫ですっかりそそり立ったモノの先端からも、雫が玉になって溢れ出していた。
「いい子ね……こんなに濡れてきて…とっても、美味しそう…」
「うぁっ!」
 微笑むと、咲夜は妖夢のモノに啄ばむ様な口付けを何度も浴びせた。その度にピクリと反り勃つ妖夢のモノは、益々多くの先汁を滴らせる。
「綺麗なピンク色……もう食べちゃいたいわぁ…」
「ん、ぁあああぁああ!! そ、そこはっ…!!」
 咲夜は指を使って、妖夢の割れ目を左右に押し拡げる。その中から現れた桃色の秘肉はヒクヒクと震え、更にその奥の秘洞には潤いが見て取れる。堪らず、咲夜はそこに舌を這わせた。
 ぴちゃ…
「はうぅぅううぅ……!!」
 妖夢の体が、跳ねた。
 見知らぬ少女に、まだ誰にも見せた事の無い自分の大切な部分を弄られている混乱と羞恥が、しかし否応無しに快感へとシフトしていく事に、妖夢の理性はぐちゃぐちゃに掻き乱される。
「んんっ……ちゅぷっ……くちゅ…ぴちゃ……」
「はあーっ…っ! あ、あぁぅあああ…!!」
 当然そんな妖夢の戸惑いなど咲夜が知る由も無く、咲夜はただひたすら妖夢を貪る。秘裂を舌で舐るのは勿論の事、手を使ってモノを扱いてゆく。
「ひあぁああ……! やっ…もっ……止めっ…!!」
「ん……ダメよ…最後まで、イかなくちゃ……ほら……こうやって…んぐ…」
「!! はあ、っぁあああぁあぁぁぁああぁぁあーーーーーー!!!」
 ぴゅっ、ぴゅるうっ! ぷしゃあっ…!
「あはっ…」

 咲夜がモノを口に含み、尖りきった肉芽を指で突付くと、妖夢は嬌声を上げて達した。モノからは白濁した液体が、秘裂からは甘い蜜が大量に噴き出していた―――


  *  *  *


「あ……はぁ………あぁあ………」
 全身を虚脱感に襲われる妖夢を見て、満足そうな笑みを浮かべる咲夜。その手は既に自分の服を脱がせ始めていた。身を包むメイド長という立場も一緒に脱ぎ捨てる様に、咲夜はするすると慣れた様子で服を脱いでゆく。
 間を空けずに露わになる白い下着。そして、その秘部を包むショーツから、もう我慢出来ないと言わんばかりに大きくはみ出し、そそり立つ肉棒…
「ふふ…我慢出来ないのね…? 分かるわ…私だって、そうだもの…」
 咲夜は愛しそうに肉棒をさすりながら、呟いた。肉棒はそれに応える様に、ビクンと動く。
「あ………ああ………」
 一方、それを目の当たりにした妖夢の顔は、青ざめている。妖夢に経験は無くとも、これから行われるであろう行為を、想像出来ない程幼くはなかった。
「もう少し、待っててね…?」
 子供をあやす様な口調で肉棒に語りかける咲夜の手は、ブラジャーのホックを外している。そしてショーツに手をかけ、一気に引き下ろした。
 瞬間、狭い檻から抜け出したかの様に肉棒がプルンと跳ね、その矛先を妖夢に向けた。
「ひっ…!」
 行為への恐怖と、逃げられない恐怖。その二つに、妖夢の顔が引きつる。それとは対照的に、咲夜の顔には明らかに悦びの表情。
「さあ、いくわよ…」
 咲夜が肉棒を掴み、妖夢の入り口に宛がう。
「やっ…!」
 ほんの少しだけ先端を沈め、肉棒を固定する。そして、空いた両手で抵抗しようと必死にもがく妖夢の体を押さえ付け―――

 めりっ……めりっ……ぶづっ………!!!
「………づっっっ!!! あぐ、あ゛、あ゛あああ゛あ゛あ゛ああぁ゛あぁ゛ぁ゛あぁ゛あ゛あぁぁ゛あーーーーーー!!!」
 内臓から絞り出した様な悲鳴が、白玉楼に響いた。
「あが、う、うぐーーーっ………!!」
 咄嗟に咲夜は妖夢の口を手で塞ぎ、声を抑えさせる。しかし、妖夢の目からはぽろぽろと止め処無く涙が溢れ出し、その痛みを物語っている。
「くふっ……うっ…う゛う゛っ……!!」
 びくびくと震える妖夢の体にしっかりと穿たれた肉棒は、妖夢の腹にその姿を浮かび上がらせ、膣内で律動していた。
「っつ……あなた、初めてなのね…? とってもキツいわ…」
「う……う゛……」
 妖夢に答える余裕など無かったが、咲夜は挿入した時の、何かを突き破った感触で分かっていた。
「でもね…私は優しくしるつもりなんて無いの………だってこれは、『お仕置き』だから……」
「………!!」
 咲夜が妖夢の耳元で囁いた言葉は、妖夢を更に絶望へと追いやってゆく。そんな彼女の心など知る事の無い咲夜は、一旦ずるりと肉棒を引いた。
「ぐっ!」
 それだけで、妖夢の体に痛みが走る。そして、咲夜のもう一突き。
 ずぶっ!
「い゛っ…!」
 痛みしか伴わない行為に、妖夢はただ涙を流し続ける。今はただ、この悪夢の様な状況が終わってくれるのを待つしかなかった。


  *  *  *


「うっ……!」

 どぷっ……どぶっ……! びしゃあっ……
「ぁ………ぁ、ぅ………」

 白濁液を顔にかけられ、妖夢はか細い声を上げた。
 あれから何度犯されたなんて、数えていない。ただ分かるのは、何度も何度も膣内に放出された白濁液が、めくれ上がって穴の様に開いた秘部から溢れ出ている事、口内に広がる苦い粘液の味、夥しい量が体中にべったりと貼り付いて異臭を放っている淫汁―――
 とにかく、これ以上無いくらいに陵辱されたという事は分かった。しかし、分かった所でどうする事も出来ない。体中痛くて、悔しくて、もう涙も出なくて、動けない。
 だから妖夢は、自分から意識を手放す事にした。

「…あら、気絶しちゃったの?」
 自分のした事に反省する風でもなく、咲夜が言う。彼女にしてみれば、目的を果たしたので特に問題には感じていない。
 問題があるとすれば、それは未だに物足りないという様に屹立する肉棒だけか。
「…全く。処女の血でも啜って元気になったの? それじゃあまるで吸血鬼よ?」
 と、叱ってみても意味は無い。咲夜にしても、この肉棒の衝動に影響されて、まだどこか物足りなさを感じている。
「美鈴」
 幸い、今はその衝動をぶつけて足りる人物がいる。
 さて、どうしてやろうか。いきなり押し倒して挿入するのも、芸が無い。とりあえず、振り向いてから考えて―――

「は…い……咲夜…さん…」

 一目で分かった。妖夢の半身を地面に手放して、潤んだ瞳を咲夜に向ける美鈴。
 欲情した目だった。
「美鈴…あなた……」
「はい……」
 咲夜が美鈴に、一歩近付く。
「乳首…勃ってるわよ? 服の上から分かるくらい……」
「は…い………下着…付けてませんから…」
「それと…何? あなたの下だけ、雨でも降ったのかしら…? 地面が濡れてるんだけど…?」
「あ…はぁぁ……咲夜さん見てたら……指が…止まらなくってぇ…」
「………ふぅん…」
 がばっ!
「きゃあっ♪」
 咲夜はおもむろに美鈴の服を掴み、胸元を剥いだ。そこからこぼれ出る、張りのある乳房。次いで咲夜はスリットを脱がせ、何も言わずに既に濡れそぼっていた美鈴の秘部に、肉棒を突き入れた。
 ずぶちゅうっ…!
「はあぅううぅっっ……!!」
 鈍い音を立て、美鈴の中に呑み込まれてゆく肉棒。妖夢の時とは違い、肉棒はすんなりと奥まで到達した。
「あっ……咲夜っ…さんっ……急に、どうしたん、ですかぁ…? んんっ……!!」
 咲夜の指が、美鈴の乳首をクニクニと弄る。しばらくすると、その先から白い液体が溢れてくる。
「んっ……ちゅぱっ……ほら…いいから、腰動かして……」
「ぁ…はい………んっ……んっ……」
 咲夜に言われるまま、美鈴は立った状態で腰を振り始める。ズリュ、ズリュという音を奏で、結合部から大量の淫水が地面に零れ落ちてゆく。
「ああ……やっぱり、美鈴の中はイイわ……! どろどろに、溶かされるみたいで…!」
「ありがとっ……んっ……! ございま、すっ、んんっ……!!」
 びくびくと仰け反る美鈴の体。巨大な肉棒が彼女の体を抉り、通常の性交では得られない様な快楽を与える。
「出すわよ……! 全部、受け止めなさい……!」
「はいっ…! 咲夜さん、出して下さい…! 私の中に、いっぱい……!!」
 びゅるっ…! びゅるうっ……!
「ふああぁぁああぁぁあぁぁあああああ♪」
「うっ……!」
 そして、美鈴の中で弾けた肉棒は、白濁液で美鈴の体を満たす。貫かれたまま達した美鈴は、恍惚の表情で空を見上げながら、歓喜の声を上げていた。


  *  *  *


「ねえ、美鈴」
「……ぁ……はい…何ですか…?」
 絶頂の余韻に浸っていた美鈴は、咲夜の声で我に返った。
「あなたの『気』の能力で、あの子を何とか出来るかしら?」
 そう言って、咲夜は妖夢を見る。妖夢は未だ木にもたれかかり、ぐったりとしていた。
「…はあ、何とかというのは、どれくらいでしょうか…?」
「とりあえず、正気に戻してあげて。それと出来れば…」
 その後の言葉を、咲夜は美鈴の耳元で告げる。
「………なるほど。それは面白そうですねぇ…」
「出来るの?」
「任せて下さい」
 聞いた美鈴も、口元をほころばせた。そして、美鈴はそのまま服を脱ぎ捨てると、妖夢へと近付いていった。

「大丈夫ですか?」
 美鈴が、妖夢の体を指を突付く。
「………」
 妖夢からの、反応は無い。当然と言えば当然かもしれないが、それを何とかするのが今回の美鈴の役目だ。
「あー、これは酷いですねぇ……咲夜さんってば、手加減無しですからねえ…」
 妖夢の惨状を見て、美鈴は思わず呟いた。自分も元は被害者だった為に、複雑な気持ちではある。…しかし、このマイナスをプラスに変えるのも、美鈴次第。見れば、妖夢は結構可愛い。美鈴の中に、この子を可愛がりたいという衝動が湧いてくる。
「ふふふ……楽にしてあげますからね……」
 笑みを浮かべ、美鈴は『気』を使った。妖夢の体に流れている気を操り、体を活性化させ、気付けを行う。
「……う………うう…ん……」
 しばらくすると、妖夢の意識が戻った様だ。
「大丈夫ですか? 手酷くやられましたねー」
「う……あなた、は……」
「はい、残念ですが、別に助けた訳じゃありませんよ?」
「く…なら、何でこんな事…」
「それは………もう少し、あなたの体を楽しむ為ですかねぇ…?」
「!!」
 美鈴の言葉に、妖夢の顔が強張る。自身の危機を感じた妖夢は、すかさず逃げようとした―――が、それよりも美鈴の動きの方が速かった。
「逃がしませんよっ」
「うあっ!」
 美鈴に押さえつけられ、妖夢は地面に仰向けに倒れた。
「じっとしていて下さいね…? 手元が狂いますから」
「…! 何を、っ……つ!」
 美鈴は何も言わずに妖夢の体に触れ、気を流し込んだ。
「う…! あ、うあ、あっ……!? ………あ………ふ………」
 程無くして、妖夢の体に異変が起こ始める。抵抗していた体の力は抜け、戦いの時に見せていた強い光を宿した目は、とろんと下に下がってきた。口からは、徐々に熱を帯びた吐息が漏れる。
「体を楽にして下さい……息を吐いて…私に任せて……」
「ふぁ……は………い………」
 そして、美鈴の言葉に素直に従う。先程とは、明らかに『何か』が違っていた。
「すごいわね、美鈴。何をしたの?」
「はい。まあ、簡単に言うとですね、媚薬を気で代用したんですよ。ただ、急を要したんで、少し強力だったかもしれませんけど…」
 後ろに来ていた咲夜に、美鈴は説明する。
「構わないわ…むしろ、そっちの方が都合がいいわね」
「…そうですね。もうだいぶ、効いてきたみたいですよ…」
 美鈴が妖夢を見る。妖夢は荒い息を吐き、何かを期待する様な瞳で、二人を見ていた。
「あぁ……ふぁ………体…熱いんです………何でもいいから……シて、下さい……」
 その言葉に、二人は微笑む。そして、ゆっくりと妖夢の体へ覆い被さっていった―――


  *  *  *


「んぷっ……ふっ…はむっ……ちゅっ……」
「ふあっ…あっ……あはっ……そこぉっ…おちんちん、気持ちいいですぅっ……!」
 美鈴は妖夢の体の上に跨り、屹立したモノを口に含む。口の中でピクピクと震えるモノからは、後から後から先汁が滲み出てきている。
「んふっ……私のも舐めて下さいね、妖夢さん…」
 そう言って、妖夢の顔の上に、自分の熟れた果肉を晒す美鈴。そこは愛液でじっとりと濡れ、雫が一筋ぽたりと妖夢の顔に垂れた。
「はっ…はい………んぐっ……ちゅっ…れろっ…ぷちゅ……」
「あっ……はう……そ、そうです…そこ、もっと舐めて下さい…」
 美鈴は秘部からの快感に身を震わせながら、再び妖夢のモノへの口淫を始める。
「あらあら…二人とも、私も混ぜて頂戴…ね?」
 ずぶううっ!
「んあ、あぁあぁあああぁぁああああ!!」
 待ちかねた様に、咲夜はそのいきり立った肉棒を無遠慮に妖夢の中へと突き入れた。急な挿入に痛みを感じる妖夢だったが、今は痛みよりも快感の方が勝っていた。
「はぐ、うう……! お、大きいのが…私の中に、入ってるうぅ……!!」
「ふふ…妖夢……あなたの中、とっても気持ちいいわよ…」
「はっ…はひぃっ……! ありがとう、ございますっ…ああぁぁああ…!!」
「あはっ…またココが硬くなってきましたよ…? そんなに気持ちいいんですか…?」
「あはぁっ…! お、おちんちん、気持ちいいですっ…! もっと…もっと弄って下さい…!」
「それじゃあ…これはどうですか?」
「んあっ…♪」
 美鈴は、その自慢の胸を使って妖夢のモノを扱き始めた。更には溢れ出る乳を塗りたくり、亀頭を激しく吸い上げる。
「ひあっあっあああぁ……!! そ、そんなにされたらっ…出ちゃいますっ…!!」
「いいんですよ…? いっぱい、イッって下さいね…? 私もっ…もうすぐ…!」
「そうよ…? こっちも一緒に、派手にイッちゃいなさいな……あなたの中に、いっぱい注いでアゲルから…♪」
「あーっ…! あぁぁああああぁあぁぁ………!! イクっ…イッちゃうよおぉっ……!! アソコとおちんちん、一緒にイッちゃ……うぅううぅぅぅうぅーーーーーー!!!」
 どくっ、どぴゅっ…! ぷっしゃあぁ……!
「んあっ、はああっ♪ 熱いのが、顔にかかるっ…♪」
 ぷしゅっ…!
「んんっ…! っはあああっ……!!」
 どぐっ、びくびくっ…!!
 妖夢は美鈴の顔に精液を吐き出し、咲夜に大量の白濁を注ぎ込まれ、美鈴の潮吹きを顔面で受け止めた。
「ふあ……ぁふ………はうぅ…♪」
 放心しながら、妖夢は歓喜の声を上げる。しかし、一度燃え上がった体はそう簡単には鎮まってはくれない。妖夢は元より、咲夜と美鈴も同じである。後は、肉体の衝動のままに乱れて重なり合う事が、唯一の解決方法である―――
「妖夢さん…まだ、おちんちんが硬いままですよ? まだ足りないんですか?」
「美鈴、そうみたいよ? だって妖夢のアソコ…私のをしっかりと咥え込んで、離そうとしないんだもの…」
「ぁ……はい……もっと…もっとシて下さい……いっぱい……もっといっぱい……私を…めちゃくちゃにしてぇ……♪」
 すがる様な妖夢の甘えた声に、美鈴が動く。
「…分かりました。もう、壊れちゃうくらいに、あなたを可愛がってあげますね…♪」
 美鈴は一度起き上がり、妖夢の腰へと歩み寄る。―――そして、咲夜と向き合う様にして、モノを自分の菊座に宛がうと、座り込む様にしてモノを埋没させていった。
 ずぐっ…
「んんんっっ……! はっ……!」
「っ! あ、ひあぁぁああぁぁあ……!! な、あうっ…コレ、凄く、キツいよおっ……!!」
「んはぁっ…! よ、妖夢さんのモノがっ……! 私のお腹、ごりごりって抉ってますっ…! や、すご、い、ですっ……!!」
 腰を激しく上下に動かしながら、妖夢のモノを貪る美鈴。体の動きに合わせて、そのたわわな乳房も上下に揺れる。そして、咲夜はそれを掴んだ。
「きゃうっ!」
「ふふ…私の目の前で、これ見よがしに揺らされたら…欲しくなっちゃうじゃない…」
「あうっ……はっ……あっ…咲夜さん……いいですよ…私の胸、好きにして下さい…♪」
「あら、そう…? それじゃあ、遠慮無く……ちゅっ……ちゅるぅ……」
 咲夜は美鈴の乳首を真ん中に寄せると、二つの硬くしこった突起を両方口に含んで吸い立てた。
「はうっ…あふっ…ひぁああっ……♪」
 舌先で徹底的に刺激を与えると、美鈴の乳首からは乳が噴き出してくる。咲夜はそれをゆっくりと味わいながら、妖夢への抽送も開始した。
 ずぶっ……ずずっ……
「ふあっ♪ はひいっ♪ はあぁあぁああぁあぁああああ♪」
 嬌声が、辺りに響いた。美鈴の気の効果で感覚が麻痺している所為もあってか、妖夢は既に咲夜の肉棒を苦痛と感じていない。むしろ、肉襞は肉棒を積極的に招き入れようと、蠢いている。ごつごつと、肉棒が妖夢の最奥を叩く度、喘ぎ声が漏れる。
「ふふ……気持ちいいのね? 中がびくびく動いてて、私を搾り取ろうとしているみたい…」
「あはあぁああ……! とっても、気持ちいいですっ…!! お腹っ…ぼこぼこ言ってるぅっ…!!」
 咲夜の巨大な肉棒は、妖夢の腹を波打たせる様に打ち付けられ、快感を送り込む。更に、美鈴による肛姦も相まって、妖夢の性感はどんどんと高められてゆく。
「あっ……またっ……!! また、イッちゃううぅうううぅううぅーーーーーー!!!」
「あくっ……!!」
「はうっ…!!」
 びゅくっ! どぷっ! びくっ……!!
「あ……あ……お尻が…熱い……」
「ぁ…中に、いっぱい、注がれてるぅ…♪」
「ああっ…すごい、締め付けよ……」

 三人は、それぞれの快楽を得ると、繋がり合ったまま達した。


 気付けば、咲夜達が妖夢と出会ってから結構な時間が過ぎていた。
 結局この春騒動は、頭が春な巫女が解決したらしい。

 まあ、別に誰が解決しようと構わない。そんなこんなで幻想郷とその住人達は、いつも通りの生活に戻っていった。


  *  *  *


「ふああ~~~」

 暖かい陽気の紅魔館に、呑気な欠伸が一つ。美鈴である。
「春になったのはいいけど、こう暖かいと気が緩んじゃうわ……ふぁ」
 春眠暁を覚えず。昨日も咲夜と(激しい)一夜を共にしたせいか、どうも体が休まっていない様だ。しかし、咲夜はいつも通りに完璧に瀟洒に仕事をこなしていた。この違いは一体何なのだろう。
 などと取りとめの無い事をぼんやりと考えていると―――

「あの……」

「!」
 急に、声をかけられた。美鈴が驚いて声のした方を向いてみると、そこには先日の少女剣士が立っていた。
「よ、妖夢さん…? 一体、どうしたんですか…」
 思わず美鈴は身構える。元々は春を巡って戦った同士。成り行き上(激しく)体を重ね合ったが、それでも警戒した。
「あ、あの…身構えないで下さい…美鈴さん…」
「え……」
 しかし、妖夢からは戦いの意思は見られなかった。むしろ丁寧な言葉遣いで、客人として訪れた、といった様子である。
「……今日は、どうしたんですか? 紅魔館に何か御用で―――」
「あのっ、咲夜お姉様はいらっしゃいますかっ…?」
「――――――へっ?」
 美鈴は、思わず素っ頓狂な声を上げていた。そりゃあまあ、いきなり咲夜の事を『お姉様』なんて言い出したのだから、美鈴の反応はもっともなものだろう。しかし、妖夢本人はふざけている様子は無かった。
「さ、咲夜さんですか? 今頃なら…お屋敷の掃除をしている頃だと思いますが…」
「そうですか…ありがとうございますっ」
「あっ!」
 妖夢は軽くお辞儀をすると、美鈴の横を通って紅魔館へと歩を進め―――美鈴に止められていた。
「何するんですか?」
「あ、いや、一応私、門番なので…勝手に入られては困るんですけど」
「退いて下さい。私、お姉様会いに来たんです」
「いや、だからそれは困るって―――」

「どうしたの? 美鈴」

「!」
「お姉様っ♪」
「?」
 振り向く美鈴、ときめく妖夢、頭に疑問符の咲夜。三者三様の反応の中、いち早く動いたのが、妖夢だった。一瞬の隙をついて美鈴をかわし、咲夜へと突撃する。
「お姉様っ…♪」
 そして、その胸の中へ飛び込む。
「えっ…何…?」
 当然、咲夜も困惑する。まあ、いきなり現れて『お姉様』と呼ばれたのだから、当然だろう。
「どういう事…美鈴」
「いえ、あの…私にも、何がなんだか…」
 と、そろって疑問符を浮かべる二人に、妖夢はこんな事を言った。
「あの日…お姉様に抱かれてから……お姉様の事が忘れられないんです……だから…こうして、お会いしたいと思って…」
「………」
「………」

 さて、これで咲夜は同じ轍を踏んだ事になる。パチュリーは言っていなかったが、この肉棒には惚れ薬でも入っているのではなかろうか。『お仕置き』の名目で犯した者を、惚れさせる―――いや、偶然かもしれないが、何だかやっかいな代物である。

「…どうしましょう、咲夜さん…」
「―――ふふ、面白いわね…」
「…え?」
 美鈴は、咲夜の目が光った様な気がした。恐らく、よからぬ事を考えているに違いない。
「妖夢…だったわね。よく、来たわね」
「はい…お姉様に会いたくて…当面の仕事を全部片付けてから、参りました…」
「そう、偉いわね…じゃあ、お茶でも飲む…?」
「え…よろしいんですか…?」
「ええ、歓迎するわよ………何なら、今夜は泊まっていく……?」
 最後の方の声は、耳元で囁く様な声になっていた。その言葉を聞いた妖夢は、耳まで赤く染める。
「ぁ………は…い……」
 そして、コクリと頷いた。
「それじゃあ、行きましょうか……美鈴、仕事、しっかりね」
「あ……はあ……」
「…それと、あなたも、後で私の部屋に来なさい…?」
「………はい!」

 その夜行われるであろう宴を夢想して、美鈴は仕事場へと戻っていった。


  *  *  *


 コン、コン…
 夜。美鈴は、咲夜の部屋のドアをノックする。少しして、中から『入っていいわよ』という咲夜の声に期待を膨らませつつ、ドアを開ける―――

「ようこそ、いらっしゃいませぇ……」
「――――――」
 少し、訂正。咲夜の部屋の中は、美鈴の予想を上回る光景だった。
 ドアを開けて出迎えたのは、一糸纏わぬ姿の妖夢。見れば、首輪を付けられている。その後ろには、同じく全裸で肉棒を滾らせている咲夜。
「あー……咲夜さん、これは……」
 しちゃったんだろうなぁ、と美鈴は思いつつも、一応聞いてみる。
「ん? ああ、この子、あんまり私に懐くものだから、ちょっと『可愛がって』あげたのよ」
「…はぁ」
「ふふ…美鈴もどう? 妖夢で…試してみない?」
「…何を、ですか?」
「何って…ナニよ」
「はあ…ナニ、ですか」
 ここまで来たら、もうするしかないだろう。そもそも美鈴も期待して来た訳だったので、それについてはやぶさかでは無い。
「それじゃあ、失礼して…」
 美鈴は服を脱ぎ捨て、妖夢に歩み寄る。
「あふっ……ん、むぅ…」
 そのまま妖夢の唇を奪い、舌を絡ませる。同時に手でそそり立ったモノを握って扱くと、ぬめる液体が指に絡み付いてきた。
「んふっ…ん……気持ちいいんですか…? こんなに硬くて熱くなってますよ…?」
「あ、はぁあ…♪ は、はい…♪」
 美鈴はその答えに満足すると、徐々に舌を体の下に這わせていった。首筋から尖った乳首へ、細い腰のラインから、ぴくぴくと震えるモノへ…
「はくっ……んくっ……ちゅっ…」
「んあぁああ……♪ はぅ…ああ……ひあっ……!」
 不意に、妖夢の腰が上がった。後ろから伸ばされた咲夜の指が、妖夢の秘裂に入り込んでいた。
「ふふっ…妖夢はアソコとおちんちんを一緒に弄くられるのが大好きなのよね……ん…ぺろっ…ぴちゅうっ……」
 咲夜は妖夢の耳元で囁き、そのまま耳たぶを舐る。ぴちゃぴちゃという音が直接頭の中に響いてくる様で、妖夢は体を震わせた。
「んぷっ……ふふ…気持ちよかったら、イッっちゃってもいいんですよ…? ねえ、咲夜さん…?」
「そうね…いつでもイッっていいのよ……また、可愛がってあげるから……」
「は……あぅ……あふう……♪」
 二人の言葉に合わせる様に、妖夢の体から力が抜けてゆく。
「あ……ふあぁああぁあぁああーーー!!!」
 そのまま二人に体を預ける様にして、妖夢は二つの性器で同時に達した。
「んくっ…ふあっ………濃い、です…」
「ふふ…手がべとべとになっちゃったわ…」
「はぁ………ぁぁ……ふぅ…」

 脱力した妖夢は、咲夜の手でベッドへと寝かされる。
 宴はまだ、始まったばかりだった。


  *  *  *


「んぐっ……ちゅぶっ……はうっ…」
「ん……ぴちゃっ…ちゅるっ…はくっ……」

 寝転んだ咲夜の屹立した肉棒は、間近で見ると中々の迫力だ。それを、美鈴と妖夢は一心不乱にしゃぶっている。妖夢は先汁が滴る亀頭をほおばり、美鈴は肉竿の部分を胸で挟み込み、包んで動かす。
「はあ……そうよ…いいわ……二人とも、続けて……」
「はい……んくっ……ちゅ、ぢゅっ……」
「んふっ……やっぱり、咲夜さんの大きいです…」
 咲夜の巨大な肉棒が、二人の唾液で濡れてゆく。舌がその赤黒い大地を歩く度、それは律動して鈴口からとろとろと粘ついた液体が溢れてきた。
「あはっ………はぁ…気持ちいい……」
 愛撫を続けていると、咲夜の声にも艶が混じり、声のトーンも高くなってきている。それは、感じているなによりの証拠でもある。
「ねぇ……出してもいい…? あなた達のその顔に……いっぱい、白くてべとべとしたお汁……かけたいの…」
「んぷ…あ……はぃ…お姉様…私の顔に…いっぱいかけて下さい…♪」
「はい……全部…受け止めます…咲夜さんの……」
 咲夜のその言葉を聞いた二人は、一緒になって亀頭を重点的に舐る。
「んぶっ……ぢゅっ…ぢゅぷっ……」
「はむぅっ……んぐっ…ふぅ、ん、んぐっ……」
「うあっ…はっ、ああっ……! も、もっと舐めて…! いっぱい、出る様にっ…!」
 そして、咲夜は両手で自身の肉棒を扱く。その二つの刺激に、肉棒が更に膨れ上がり―――
「っあああっーーー………!! 出るぅっ――――――ッッ!!」
 びゅるっ……! びゅぶっ、びゅっ、びゅーっ……!!
「んあぁああぁっ♪」
「はあっ……ああっ……♪」
 咲夜の間欠泉から噴き出した白濁液は、口を開けて待っていた二人の顔にシャワーの様に降り注いでゆく。顔を白に染め上げてゆく粘液を浴びながら、二人は忘我の表情でそれを全て受け止めていった。
「あふっ…ああ……お姉様のミルク……んっ…美味しいよぉ…♪」
「ああ…熱いです、咲夜さん……火傷、しちゃいます…」
「ふふ…いい顔ね、二人とも…」
 白濁にまみれた二人の顔を、咲夜が撫でる。べちゃりと自分の白濁が手に付いたが、その手を二人に差し出すと、二人はそれを綺麗に舐め取ってくれた。
「とっても可愛いわ……美鈴…妖夢……」
「ぁ…お姉…様ぁ……」
「咲夜…さん……」
 咲夜は二人の顔を近づけ、二人に口付けた。少し変な格好になってしまったが、二人は差し出された咲夜の舌を懸命に絡ませていった。

「さあ……二人とも、重なって…横になって……」
「「……はい……」」
 うっとりとした目で咲夜を見つめる二人は、咲夜の言うままに体を重ねて寝転んだ―――


  *  *  *


 ベッドには、二人の少女が期待に鼓動を高鳴らせ、秘部を熱く濡らして横たわっていた。仰向けになっているのは美鈴で、その上で四つん這いの格好になっているのが妖夢。そして、その二人の視線の先には、肉棒を滾らせて二人を見つめている咲夜がいた。
「いい眺めね」
 咲夜は笑みを浮かべながら、口を開けた二人の秘部をじっくりと見つめる。
「ぁ……お姉様…そんなに見つめないで下さい……恥ずかしいです…」
「ダメですよ、妖夢さん…中まで、よぉーく見せないと…」
「あっ、やぁっ…」
 頬を赤らめる妖夢に、美鈴はその手を使って、妖夢の秘部を更に開いてみせる。
「いいわよ、美鈴……そのまま、開けておきなさい…」
 それを咲夜は満足そうに見届けると、肉棒を握り妖夢の割れ目に沈ませていった。
「あうっ、はっ、うあぁああぁあぁぁあぁああっっ♪」
 ずずず、と巨大な肉棒が妖夢の中に飲み込まれてゆく。
「はひっ…あっ……はあっ…ああ……♪」
 妖夢の顔が歪む。しかしそれは、苦痛ではなく快感によるもの。と、その時妖夢のモノがびくびくと震え、そこから精液を吐き出していた。
「はうっ…♪ あ……あひぃ……♪」
「あらあら…妖夢さん、挿れられただけでコッチがイッちゃったんですか…?」
「は、はい…♪ おちんちんも…我慢出来なくて……イッちゃいましたぁ…♪」
 がくりと妖夢の肘が落ち、上半身が美鈴に覆い被さる。あまりの快感に、力が抜けたらしい。
「ふふっ…これくらいでオチちゃダメよ…? もっと突いてあげるんだから…!」
「あくっ♪ はっ、ああっ♪ お、お姉様ぁっ……♪」
 じゅぶっ、じゅっ、じゅぐっ……!
 咲夜が妖夢の中を突く度に、妖夢の表情が快感に震える。開かれた口からはあられもない吐息を漏らし、美鈴の肌の上に涎を垂らす。
「咲夜さん…私にも下さい……咲夜さんの、大きいの……」
「んっ……ふっ……! ちょっと、待ってなさいっ…!」
 美鈴の言葉を聞き、咲夜は妖夢に出入りしている肉棒を一際深く押し挿れた。
「んはぁぁあああああぁぁあああ!!」
 どくっ、ごぷっっ……!
「いくわよっ…美鈴っ…!」
「はいっ……っあぁあぁああああ!!」
 じゅぐっ!
 腹が膨れそうな程の勢いの白濁液を妖夢に注ぎ込んだ咲夜は、間髪入れずにそれを引き抜き、まだ白濁を絡み付かせたまま美鈴に突き挿れる。その衝撃に美鈴の乳房が揺れ、程無くして―――乳頭から、白い液体が噴き出した。
「あっ…美鈴さん……おっぱいでてるぅ……」
「あふっ……んっ……!! ぁ……いつもよりっ…出やすくなってるみたいですっ……んああっ!!」
 不意に、美鈴の体が仰け反る。そこには、美鈴を貫いたまま更に乳首をしゃぶり始めた咲夜がいた。
「あっ…お姉様…」
「ん……ちゅぱっ……ふふ…妖夢も、吸ってもいいのよ…? この淫乱な雌牛門番はね、乳首を弄られるのが一番好きなんだから…」
「ふあっ! やっ…咲夜さんっ…! そんな事、言わないでっ……あああっ…!!」
 咲夜が美鈴の言葉を遮る様にもう片方の乳首を抓ると、より多くの乳が噴出する。
「ほぅら、こんなにしちゃって………あなたが何を言っても、説得力は無いのよ…?」
「うぁあっ…! はっ、ひぃっ……!!」
 びくん、と更に美鈴が悶える。咲夜の言葉が効いたのか、妖夢も美鈴の乳首を吸い立てた。
「んくっ……ちゅ、ちゅうっ……んぁ…甘い、です……美鈴さんの、おっぱい…」
「ふうぁっ…! そん、な、二人、で……!!」
 上と下からの刺激に、美鈴の性感は一気に高められてゆく。しかし、このままただ責められ続けている美鈴でもなかった。乳を吸っている妖夢のモノを掴み、扱いてやる。
「んんんうっ…! ふぁ、や、おちんちんっ……! 急に扱かないでぇっ……!!」
 瞬間、美鈴は手に熱い濁流を感じた。一瞬にしてモノで達してしまった妖夢だったが、それでもまだモノは硬いまま。それをいい事に、美鈴は扱くのを止めようとはしなかった。
「あんっ!! ひあっ!! あぁあぁああ!!」
「ひうっ! んうううっ!! ひゃ、あぅああぁぁあ……!!」
 お返しとばかりに、妖夢は美鈴の乳首に歯を立てる。更にそのお返しに、美鈴は妖夢のモノを激しく扱く。その永久機関にも似た快楽の中に、交互に突き挿れられる咲夜の肉棒が加わり、その行為は激しさを増してゆく。

「っんはっ♪ あああぁぁあっ♪ んひぃっ♪ お、おちんちんいっぱい出てるよぉっ…♪ 止まらないよぉっ…♪ んはぁあぁああああああぁあぁぁあ♪ お、お姉様ぁっ…♪ もっと、私に注ぎ込んでえぇっ…♪」
「うっ…くっ……! イイわよっ…! 私の汁で、全身汚してあげるわっ……! もう真っ白になって匂いが取れなくなるくらいにねっ……!!」
 びゅるっ…! ぴゅっ…! どくっどくっ…!!
 がんがんと子宮を揺さぶられる感覚に、妖夢は快感の山を登りっぱなしになる。もう何度も膣に発射された咲夜の白濁液は、妖夢の秘部から溢れ、太股までも垂れ流れ、シーツを汚していた。
「ふうっ…♪ あぁぁあぁぁああ……♪」
 加えて、妖夢の健康的な肌に降りかかる白濁液が妖夢の体を白く汚していった。妖夢はそれを恍惚の表情で受け止めていった。

「うくぁぁああぁぁあ……!! さ、咲夜さんっ……!! おっぱいがっ…止まらないんですぅっ……! もっといっぱい吸って下さいっ…!! もう淫乱でもいいですからぁっ……!! もっと私をっ……んあぁぁああぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁあーーーーーー!!!」
「やっと認めたわねっ…! さあっ……よがりなさい……悶えなさい……上の口も下の口もだらしなく開けて…盛大にイきなさい……!!」
 ぴゅるっ……ぴゅっ…
 美鈴の豊満な肉体は、咲夜の肉棒も包み込み、夥しい量の白濁液も膣内に収めてゆく。また、乳首から噴き出す乳は咲夜の喉を潤す。
「あひっ……あはっ……おっぱい……出てるぅ……咲夜さんの…いっぱい出てるぅ……♪」
 忘我の淵に立たされながら、美鈴は何度と無く絶頂を繰り返し、咲夜の欲望を全身で受け止めていった。


「はっ……はっ……二人ともっ……最高よっ……! もう、何回抱いても飽きないわっ……!」
 咲夜は二人の秘部を交互に突き、もう何度か白濁液を出してぐちゃぐちゃになっている膣内を更に抉り、穿り、掻き回す。
「妖夢のよく締め付けてくるアソコと、美鈴のどろどろに蕩けそうなアソコ……どっちも気持ちよくて堪らない……!」
「あっ…ああ…♪ ありがとうございます、お姉様ぁ…♪」
「私達で…もっと気持ちよくなって下さいね…咲夜さん…♪」
「言われなくてもっ……そろそろイくわよっ……!! 二人ともっ…アソコを重ねてっ…!」
「「はいっ…♪」」
 肉棒が、限界に近付く。咲夜は最後にありったけの欲望を込めて、重なり合った美鈴と妖夢の花弁の真中に、肉棒を打ち込んだ。

「「「んはあぁぁああぁぁぁぁあぁぁあぁあぁぁぁあああぁぁあぁあぁぁぁあああぁぁぁぁぁあぁぁあぁあぁーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」」

 どぐっ! びゅっ! びゅるううっ!! びくっ! どくんっ……!!

 花弁と淫核を同時に擦り上げた肉棒は、美鈴と妖夢の胸元まで到達し、その精を大量に爆発させる。
美鈴は乳と愛液を、妖夢は精液と愛液を盛大に噴き出して、絶頂すると同時に意識を手放した―――


  *  *  *


「んあ…はぁ……お…姉様…♪」
「あ―――はぁ……咲夜、さん……」

 ベッドには、咲夜の白濁に全身を汚されて荒い息を吐く美鈴と妖夢が抱き合ったまま眠っている。寝言でも咲夜の名を呼ぶ二人は、とても幸せそうな顔をしていた。
 そして、そんな二人をベッドの脇で見下ろす一つの影―――咲夜の手には、一つ黒い輪と二本の長い紐状のものが握られていた。
「ふふ……美鈴…あなたにも、コレを付けてアゲル…」
 そう言って微笑んだ咲夜は、美鈴の首に黒い輪―――首輪を嵌め、そこに紐―――ではなく、鎖を通した。続いて同じく首輪をしていた妖夢にも、鎖を繋げる。

「ああ……可愛い可愛い私の美鈴と妖夢――――――もう……離さないわよ―――」

 そう呟いて、咲夜は二人に順番に口付ける。その瞳に宿るものは、けして狂気などではなかった。

 愛情表現の仕方は人それぞれ。咲夜の場合、それがやや過激で特殊なものなのだろう。

 咲夜は二人に繋いだ鎖を自分の腕に絡めると、二人を抱きしめる様にベッドに沈み込み、眠りへと落ちていった。









  了












<後書きか>

 何で今更続きを書くの? と言われても分かりません、謎のザコです(挨拶)

 という訳で従者が増えました。これ以上は続きませんように…(何
 ちなみに、最後の方の咲夜は決してダークなキャラではないのでご安心を(?

 ところで、妖夢は咲夜にどうやって『可愛がられた』の?

 後、妖夢→咲夜の『お姉様』ってどっかて聞いた事あr(殺人ドール


 書いたの:謎のザコ






 PS:『魔法少女達のヒミツ』と『はじだま』を買ってくれた皆様、ありがとうございました。
   感想あると嬉しいな(ぉ


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2307d)