子孫ののこしかた~Lunatic~
                      霧華

以前から疑問に思っていたことがある。
この世界……幻想郷の住人は人間も含めて女ばかりである。
つまり男というものが存在しないのだ。
男と女がいて初めて子孫を残すことが出来る。では、ここの住人は
如何にして子孫を残すことができるのか。
当然これは人間での話であり、自分が人間だからという驕りも
少しは入っているかもしれない。

今、私はレミリアお嬢様のお部屋の前にいる。
2回ノックしたあと、部屋の中から

「いいわよ。」

というお声が聞こえたのでノブを回してお嬢様のお部屋に入る。

「失礼します。」
「どうしたの、咲夜?」

紅い満月が発する光が椅子に腰掛けて読書されているお嬢様の体を
まるで人間の血を浴びているかのように紅く照らす。
その色彩もあいまって、お嬢様が発する聡明さに私は一瞬言おうと
していたことを忘れ、魅入ってしまった。
しかし、読書を邪魔されたことに対しての憎悪を含んだ、鋭い目線が
私を貫いていると察知するや否や、私はここに来た意味を思い出し、
それをお嬢様に申し上げた。

「お嬢様、ちょっとお聞きしたいことがあります。無知なメイドに知識を
 お与えください。」

私は恥も承知で以前から抱いていた疑問を投げかけた。
私がひとしきり喋り終わるとお嬢様はくすくすと笑い、おかしな目で私をみて
こうおっしゃった。

「咲夜ってこんなこと考えていたんだ……」
「申し訳ありません。」
「まあ、私もそろそろ欲しくなってきたころだし……
 そこにお座りなさい。」

私をベッドの上に座らせた。お嬢様もすぐさま私の隣に座ると、
私の体に寄りかかりこうおっしゃった。

「咲夜、あなた『お父様』と『お母様』について覚えている?」

覚えている、でも思い出したくもない。
これが私の頭が最初に出てきた答えである。もちろん、口には出さなかったが
ひょっとして私の顔にはそう出てしまっているのだろうか。

「当然私にも『お父様』と『お母様』はいたわ。でもあなたの世界でいう男と女
 ではなかった。なぜだと思う?」
「……まったくわかりません。」
「男である必要はないのよ。」
「……いまいち理解しかねます……」
「これを見れば分かるかしら。」

お嬢様は立ち上がり、私の前で服を脱ぎ始めた。
ゆっくりと上着の留め金を解いてゆく。

「お嬢様!!」
「見てなさい。これはメイド長のあなたにも見せなかったものよ。
 もちろん霊夢にも見せていないわ。」

お嬢様に制され、お嬢様の脱衣風景をじっと見る。
紅い月に照らされながら脱ぐというエロティックな妖しい情景やあの博麗の女に対する
優越感で私の感情も次第に昂ぶっていく。
そして、最後にお嬢様は私の方を少々恥ずかしそうに見ながら、下着を脱いで
それを床に置いた。

「よく見て……私のアソコ……」

恥ずかしそうに私を見るお嬢様の愛しい顔。強く抱きしめたら折れてしまいそうなほど
の細くて華奢な体つき。当然、胸も私に比べて遥かに小さく薄い。
そして股間には天を突くように直立している肉の棒……
!!
私は驚愕した。女にはなくて男にあるアレがなぜお嬢様に……

「驚いたでしょ。魔族、人間に拘らずこの世界にいる者の中にはこういった両性具有を
持つ者が多くいるわ。その者と交わりをすれば、『雄』がいなくても子はできる。
そして・・・」

お嬢様は私の顔に肉棒の先と妖しい視線を向けて、こう言い放ちました。

「私、咲夜の子供が欲しいな。」
「……私も……お嬢様の子供……が欲しいです……」

お互いの意思表示を明確にした後、お嬢様は私の方に飛び掛ってきました。
勢いが強かったためお嬢様の体を受け止めることが出来ず、お嬢様もろとも
ベッドの方に倒れていきました。

「嬉しい……」

ベッドの衝撃からいち早く立ち直られたお嬢様は私のメイド服のボタンを
外してきます。お嬢様のやられることですので、抵抗することもせずに
これから行われることを想像しながら、お嬢様がなれないメイド服の
解体作業を見ていました。

「……やっと外れた。わぁ、おおきなおっぱい。ぷにぷにしてる。」

悪戦苦闘しながらも上のブラジャーまで外されたお嬢様は自分にない
私の実った胸を弄りだし始めました。ご自分の興味の向くままに弄るので
気持ちいいというよりくすぐったい感じがします。
ひとしきり弄ったあとに、今度は私の乳首を強く吸い始めました。
なんか妙な気分になってしまいます。

「咲夜の母乳、出てこないの?」
「はふ……それは……まだ……」
「どうやったら出てくるのか教えてくれる?」
「私のお腹の中に……お嬢様の子を……宿したら……」
「咲夜は私の子を宿したい?」
「…はい」

私が首を縦に振るとお嬢様は感謝の意なのかどうかは知りませんが、私の
乳首をきゅっと噛みました。全身を衝撃が走ります。
まだこれからがもっと疲れるのにこれでは困ります。

「ふふふ……ご開帳~」

メイド服のスカートの中に手をいれ、私のショーツをずり下ろそうとするお嬢様。
股間が涼しくなってきたということは私の割れ目とショーツとの間がだんだん
離れていったと言うことなのでしょう。

「咲夜のここ、いやらしい液を出しているね。」

お嬢様は脱がせたショーツを私の顔の横に置きました。自分でもいやらしい匂いが
ショーツから発していたのが分かります。
悪魔のようなお嬢様のイタズラはエスカレートしていきます。次の瞬間、
私の股間の中になにか異物が挿入されていくのを感じました。
でも、ちょっと細いのでアレではないことはすぐ分かりました。

「指を挿しただけでいやらしい液をこんなに出すなんてね。ん、美味しい。」

だそうです。私の愛液をひと舐めした後、お嬢様は再び指を私の割れ目に挿し、
今度は激しく挿入と引出を繰り返しました。さすがに私もだんだん気持ちよくなって
いき、お嬢様のイタズラをだまって受けていた私は我慢の限界が来てしまい、
お嬢様にこう意見を申し上げました。

「……お嬢様…イタズラはおやめ下さい……早く私のアソコへお嬢様の子種を……」
「咲夜……覚悟はいい?」
「もう出来ておりますから、早く!!」



窓から差し込む紅い満月の光が二人の裸の少女たちを映している。
小柄の少女は銀髪の少女を押し倒し、その唇を奪った。
二人の口内で絡み合う二枚の舌。ねちょねちょという、いやらしい音すら
この場に響く。お互いの舌を開放したときには、二人の口に唾液の橋が出来ていた。
これは単なる通過儀礼にしか過ぎない。
これから彼女らが行うのは『新しい命を作る』という神聖な儀式。


「ねえ、咲夜は初めてじゃないの?」

お嬢様は自分のアレを私の割れ目に近づけて、挿入姿勢をとったまま私に
こう話しかけました。私の口は真実を告げました。

「……はい、あまり思い出したくないのですが。」
「不公平ね……私は咲夜に初めてをあげるのに……」
「もうしわけありません、でも……子供を作ってさしあげるのは
 お嬢様が初めてですよ。これで公平でございましょう?」
「咲夜、私の童貞と子種貰ってくれる?」
「よろこんで。」

ぶすり
お嬢様は腰を振り出し、お嬢様のモノを私の秘裂に突き出し始めました。
お嬢様の硬いものが私の肉を掻き分けて侵入します。
挿入されたときは多少痛みが走ったが、痛さだけに苦しんでいたあのときに比べて
遥かに心地よい痛みだった。それは私の愛するお嬢様と繋がっているから
なのだろうか。

「さ、咲夜ぁ…咲夜の中…暖かい……」
「お嬢様、のアレも私の奥を立派に突いてくれてますわ。」

初めての性交でぎこちなくも精一杯腰を使ってくれるお嬢様の腰に手をやり、
腰を振らせるお手伝い。手をやったときにお嬢様と目が合い、胸の奥と
膣の奥がキュンとなってしまいました。
この激しいひと時も終わりが近づいてきました。

「咲夜……もう出る……」
「私もイッてしまいそうです。」
「中で出すわ……」
「一番奥で出してください!!」

お嬢様のアレが私の中でびくんとはねるとすかさず私はお嬢様の体を強く抱きしめました。
私の足がお嬢様の背に回りこみ、お嬢様の体をぎゅっと挟みました。
私の中の奥深くで射精されるように、お嬢様の子供を確実に宿せるように。

「…あっ……」
どくんどくんどくんッ

私の中で熱いものが弾けました。
その熱いものがさらに私の奥の奥に流れ込んでいくのが分かります。
放出を終えたお嬢様は私に力なく寄りかかり、荒い息を立てていました。
私はそんなお嬢様の頭を優しく撫でました。
お嬢様の放出が終えた後も抜くことはせず、私たちは繋がったままでいました。
この方がお嬢様の精液を外に漏らすことなく、受精しやすくなるのです。
いまごろ私の子宮の中ではお嬢様の精子が私の卵子を捜していることでしょう。

「さくや……」

お疲れになって私の中で眠っていたお嬢様がこういう寝言を漏らしました。

「さくや……あいしてる……」
「私もです、お嬢様……」

===============
「咲夜、愛してるわ……」
「私もです、お嬢様……」

あれから9ヶ月弱。お嬢様の御子は無事私の中に宿ってくれたようです。
私のお腹はすっかりおおきくなり、メイド長としての仕事もロクにできない
状態になってしまいました。その代わりにお嬢様の面倒を見るという仕事が
メインとなりました。まあ、私の体のことを常に心配してくださるお嬢様の
相手をするという仕事というわけですが。

「この子は立派なお嬢様の世継ぎになれますわ。」
「早く産まれてきてね。」

膨らんだお腹をさするお嬢様とそんな他愛もない会話をする毎日。
ここで私は9ヶ月溜め込んでいた悩みをお嬢様に打ち明けました。

「私はこの子に対して、母として接すればいいのでしょうか。
 次期当主に仕えるメイド長として接すればいいのでしょうか。」
「両方でいいんじゃない?それが無理ならメイド長という職を捨てて
 私と結婚して私の妻、スカーレット・咲夜としてこの館に住む?」
「それもいいかもしれませんね……」

今日何回目かのお嬢様とのディープキス。幻想郷に一本の新しい血の
つながりができ、次期紅魔館当主が誕生するのはもうすぐだ。
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博麗神社
この神社の主、霊夢が大きな腹を抱えて縁側に座り茶をすすっている。
いつもなら彼女が博麗神社の掃除を行っているが、今ではその役目は
霧雨魔理沙が担っている。

「霊夢ー、なんで私がしなきゃならないんだよ。ここ毎日私がやってるぜ。」
「私をこんなにしたのは誰なのよ。しっかり責任とって貰うからね。」
「責任なら一生かけてとってやるぜ。」
「うわー、昼間から抱きついてくるなー。仕事しろー。」

ここにも一本の新しい血のつながりができ、14代目博麗神社巫女が
誕生するのはもうすぐだ。

(終わり?)
========
あとがき
ちょっとお気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、
かなり前に書いた同名SSのマジエロリメイク版です。
前verの方は東方妄想録さんの方に掲載されています。
ていうか孕ませもの大好き人間だからこんな内容になっちゃうのは
因果と言うか宿命と言うか。

なおカップリングに対する苦情は一切受け付けませんw

>エロスレでリクされた方へ
俺、エロSS書いたらこんなんしか書けないぜちゆり(゜∀゜;)?
エロスレ定点観測更新遅れてすみません。

これ見ている人でエロパロのシスプリスレ見ている人いるかな?

こっちにも遊びに来てね。
http://f19.aaacafe.ne.jp/~nagets/

11月11日@最萌幽々子vs霊夢で大荒れていた中、なにやってんだ俺。
霧華@なげっつのひと


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2301d)