この春度の非常に高いSSは、液符「東方シリーズエロスレッド 3」
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1063895467/
レス番号33以降の流れに及び、こてつさんの絵版No.265に触発され書き上げました。
間違ってこのファイルをDLしてしまった方は
完全なポルノSSゆえくれぐれもご注意下さい。

また、愛はあっても一方的な陵辱は嫌いだという方にもオススメ出来ません。
というかむしろ全体的に陵辱&触手気味です。
ただし、これだけは言っておきますが、抜けません。


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~体の隙間と心の隙間~


霊夢の上へと跨った紫の中心にあてがわれたそれは
強い強い抵抗を突き抜ける。
締め付ける内壁は痙攣する様に脈打ち
今は手を休めた触手たちへと向けられていた神経が
嫌が応にもその内側へと向けられてしまう。
勿論この様な経験などない霊夢にとって
それはとてもとても狭く、何故か場違いなものに思えた。

『ふふ・・・あなたは気がついていない・・・。
 あなたが今、私の隙間だと思って分け入っているのは
 実は橙の隙間だという事に・・・。』

紫は微笑みつつ、さも楽しそうに腰を埋めては引きずり出す。
再び這い回り始めた触手によって分泌される粘度の高い液体が
摩擦を繰り返す入り込むものと引きずり出されるものとの合間で
甘い湿度と香しさを周囲に飛沫させる。

霊夢は絡まり蠢く触手へのささやかな抵抗すら諦め
式によって具現化され怒張した
自らの器官へ寄せる快楽の波へ身を任せる事にした。
『・・・こういうのも意外と悪くないかもね・・・』


「・・・っっ・・・ひ・・ぁ・・・ひっ・・・っ」
藍は、屈み込んで苦痛に表情を曇らせつつ身悶えている橙を見
犯されてゆく事への悲しさと、同時に・・・
押さえ切れない色情を、この憑きたての我が式神へと募らせていく。
苦悶に満ちた声音は、別の意味をもって体を内側から火照らせ
藍の入り口をも濡らす。

誰の仕業かは検討が付く。
橙もそれは理解しているのか、必死に耐えしのんでいる。
だが、あの方が望む事、私にさせたい事は理解していないのだろう。
そして、私が望む事も。

終わる事にのみ救いを求め、橙はただただ必死に耐え続けた。
己が使役者の眼差しを背後に感じながら。


繰り返される摩擦は電気を帯びた様に腰の周りを疼かせる。
自然とその動きを重ね始めた霊夢を見つめながら
紫は触手の一つを自らの隙間へと誘う。
十分に湿り切ったそこは
霊夢のそれの倍近い太さを持つ触手を飲み込み
紫の中で湿った摩擦音を荒げた。

やがて強い疼きが霊夢それの先端を埋め尽くし、収束する。
その表情を読み取った紫はより深く内側へと引きずり込み
奥の奥へと解き放たせた。
思わぬほど淡白で虚無感を伴った気分に戸惑いつつも
霊夢は流れ出る液体による脈動をそれに感じ
自らを慰め、果てた時とは明らかに違う感覚を味わっていた。

引き抜かれたそれは、触手の粘液とは別の
淡い色を混ぜた細く途切れそうな橋を、紫の隙間、橙の隙間との間に掛けた。

「どう? 内側のものを解き放った感想は」
自らへの行為は続けながら、紫は霊夢の頬をそっと撫でる。
「まあ・・・ね・・・・・大した事ないんじゃない?」
強ち嘘では無いが、多少の強がりを見せつつ体を起こそうと・・・
「じゃあ・・・」
起き上がろうとした体を触手が再び押さえつけ・・・
「ちょ・・・ちょっと! まだすんんっ!!?」
大きく開けた霊夢の小さな口を触手が満たす。
「あなたの隙間も、いただくわ」
「っ!!」
紫の中のものに比べれば大分細い触手が
霊夢の襟元から強引に入り込み、胸を這い回り、腹を舐め尽して
やがて隙間の入り口へと到達する。
「さあ、始めましょう」


異物とは異質の進入感に満たされた橙の隙間。
唐突に流れ出でた桃色を帯び白濁した液体を内股に認め
その折になって藍の理性という名の箍は遂に爆ぜた。
「橙・・・」
くたっと前屈みに崩れ落ちそうになる橙を後ろから抱きとめ
「よく頑張ったな・・・」
と、耳元で優しい言葉を掛けてやる。
そして・・・
「藍様ぁ・・・・・・」
両目に涙を貯め、藍を振り向こうとした橙を柔らかく押さえ付け
下着を少し下ろす。
「藍・・・様?・・・・・・っっ?!!」
そして式によって具現化させたそれを、もう一つの隙間へと導く。
「ら、藍様痛い!・・・痛いよ!!」
十分に粘液を含んでいてもその入り口は狭く
奥へ分け入るのに少々の時間を要した。

「ひっ・・うぁっ・・・っ・・いた・・・いっ・・・」
声にならない声を絞り出す橙を哀れみつつも
一度付いてしまった盛りを、橙への思いを抑える事は出来ない。
そこが本来もつ意味も
なされるがままの橙の苦痛も意図的に頭から締め出して
腰を前に進め、貫き、分け入り、引きずり出し、また進める。
一つとなった事だけでは満たさなかった思いを埋める様に。

行為が激しくなるにつれ、橙の前の隙間からは大量の白濁した液体が漏れでて
内股をつたい、ひざの裏で一瞬留まり、足元へと流れ伝って
そこに小さな水溜りが出来ていた。
白と、薄い桃色の小さな水溜り。


「ふふ・・・あちらも始めたようね」
「・・?あっ・・・ん・・あ・・・ふんっ・・・」
霊夢の中をかき回す触手は勢いを次第に増してゆき
それに伴い怒張していたものが突き抜けた下着の穴の周りが
まるで布のポンプの様に膨張と伸縮を繰り返す。
口を責めていた触手は白濁した液体を撒き散らし顔を汚した。
「それにしてもあなた、初めてじゃないのね」
「んっ・・ま・・あっ・・前に・・ちょっと・・ね・・・んあっ」
「そう、それじゃあもう少し太いものは如何?」
言うやいなや、紫は自らの中の触手を反対の方向へ伸ばし
霊夢の隙間にあてがい、暴れる触手を引き抜くと
己のそれを一気に奥へと埋めた。
「痛っ!・・・ちょっっあ!大きっ・・・過ぎよ!・・・いっ!・・・」
「そう? まあ、少しは苦痛に顔を歪めてくれないとね。
 私が果てる事が出来ないの。御免なさいね」

押し広げられた隙間をねじ込む様にかき回す。
粘液は服を水を被った様に重くさせ
紫が腰を埋め、突き入れるたびに濡れた音を響かせ
引きずり出すたびに幾つもの白い糸が橋を渡した。

「あっ・・・んぁっ・・ん・・うん・・ぁっ」
霊夢を女の昂ぶりが責め上げ上昇させてゆく。
既に痛みは慣れと共に快楽へと変わり
山頂を間近に見上げる様に、高みを目指してひたすらに腰を動かす。
紫も余裕を捨て、大きな快楽の流れに身を任せ
周囲に無数の触手をはべらせ、終わりへと向け昇り詰める。
刹那、霊夢の震い上がる様な小刻みの短い痙攣が引き金となって
2人は共に全身を駆け巡る甘い痺れを受け、果てた。

触手たちは倒れこんだ2人を目掛け、白濁した液体を撒き散らす。
隙間からは行為の激しさに負けじと濃厚な液体が放出され、溢れ
霊夢の腹を、胸を、鎖骨を、白濁した川が流れた。

「あなた、なかなか良かったわよ」
「・・・・・・」
『・・・・・・魔理沙に触手の召喚方法でも覚えさせようかな・・・・・・』


一方、藍。
苦痛を我慢する橙に対し、藍にとって出来る最良の方法は早く終わらせる事だった。

強く突き入れる度に苦痛の嗚咽を漏らす。
前を弄ってやっても、未開発なそこでは苦痛を和らげるには不十分だ。
愛する橙を犯す事で得られる快楽と罪悪感。
二律背反する思いは、藍が果てるための最後の一線を超える障害となっていた。

それでも、先程までに比べれば多少痛みが緩和されてきたのか
橙の意識は丹念に前を弄る藍の指へと向けられてゆく。
「・・・っ・・藍・・・様っ・いっ・・・・だい・・丈夫・・・だからっ・ぁ・・・・」
「橙・・・」
動きを強く、早める。
摩擦させる事で粘度が増したはずの粘液が音を立てて打ち合い
藍のそれを橙の奥へ奥へと運び続け、
堰を切ったように激しさを増した動きに、橙は服を噛んで耐え凌ぐ。
「もうすぐ・・終わるからな・・・」
終わりを予感させる収束感に、一層勢いが強まる。
「ふくっ・・うっ・・ぁああっ!・・・」
橙の声に合わせ、藍も上へ上へと昇り詰め
「っ・・・・・・」
全てを解き放つ。
脈動に合わせ打ち出される生暖かい液体の奔流が
橙の隙間を、藍を満たしていった。


・・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・・
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「橙・・・その・・・すまなかったな」
橙を抱き、館の縁側で。
「・・・とっても痛かった」
顔は藍の胸元に埋めたまま、くぐもった声で橙が抗議の声を上げる。
その声が、服を通して体に響く。
「・・・・・・すまん」
遠くにある庭の置石を、目を細めぼーっとした目で見つめる。
月の光が置石を浮き立たせ、そこにも月があるかの様な錯覚を憶える。
「・・・・・・」
泣き止んだはずなのだが、橙は一向に顔を上げようとしない。
「・・・前は・・・紫様に持っていかれてしまった。
 だから私はせめて後ろだけでも欲しかった。
 それが橙にとって苦痛でしかないと解っていても、ね」
後ろ髪を撫ぜながらそっと、そう囁いた。
それは告白というより懺悔に近かった。
一方的に押し付けた思いの
「・・・とってもとってもとっても痛かった」
ゆっくりと見上げた橙の表情は複雑であったが
目は何時もと変わらぬ、あの眼差しに戻っていた。
そして
「・・・でも、ちょっと嬉しかった・・・」
とだけ小さく呟き、胸元へ顔を寄せ、眠りへと落ちた。
「・・・・・・」
藍は後ろ髪を一撫でし、再び庭の置石へと目を移した。

深遠なる黒い空に掛かる月。
月明かりを受ける置石。
その表情は丸く輝いていた。

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「ふふふ、うまくいったようね」
藍のそばに紫の隙間が開く。
「紫様・・・と赤かったり白かったりで目出度い人間」
「霊夢よ」
さっきまで結界のために紫様との意思の交換が出来なかったのだが
疲れた様子からすると、今まで戦っていたのだろうか。
それならば何故さっきの様な事が・・・!!・・・ま・・・まさか・・・
「そうそう藍、この霊夢があなたの愛しい橙の春を奪った人間よ~」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
藍の表情が瞬時に羅刹の形相を呈する。
「あのー酷く疲れてるから帰りたいんですけどー。神社に」
「紫様、弾幕結界お願いします」
「今から宴を始めるというのね。いいわよ」
「よくない」
「ここは・・・私が・・・橙の仇を取らなきゃいけないいや取らずにとら*¥&%」
「聞いてよ!」
「テンコー!」
「うわ下脱いだ・・・」
宴は朝まで続いたとか。


橙は月明かりを浴びながら、一人縁側で丸くなっていた。

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:戯言
人生初のエロSSであり、また東方シリーズにおいても初SSとなります。
最初は1000字程度の本当に短いものでしたが
書き終えてみたら3000字を超えてしまっていました・・。
2つの話が交互に絡んでますが、結局何が書きたかったというと
こてつさんの絵版No.265を何とかSSにしてみたかったんです。
でも、それだけだとただののろけSSにしかならず困っていました。
そこへエロスレッドの隙間の話が出て来て、強引だとは思いながらも
自分の性的嗜好をふんだんに織り交ぜつつ書き上げてみた次第です。

「チンポ」「オマンコ」等の直接的な表現が好きではないので
「それ」やら「隙間」やらで表現させてもらっていましたが
隙間って便利な言葉ですね。
また、普段読むのがグレゴリー・ベンフォードやグレッグ・ベアなど
ハードSFばかりなもので、会話よりもくどい状況描写主体になってしまいました。
ここら辺がエロいのに抜けない理由。
でも、個人的には台詞よりも描写を書いてもらって
擬音と声を想像するのが興奮します。
・・・何を恥かし気も無く語ってるんだか・・・。

霊夢の「前にちょっと・・・」というのは魔理沙との情事です。
自分にとって霊夢と魔理沙の関係は、記号で書くとすれば=でしょうか。
ゆえに、霊夢の前は魔理沙に奪われています。
そして、魔理沙も霊夢に奪われています。
どちらが攻めとかではなく、割と成り抜きでネチョネチョしているタイプ。
(勿論愛もった上での惰性的に続けられる行為)

最後の部分は原作のゲーム中とEDの落差が好きで追加しました。
縁側で丸くなる橙・・・いい・・・。


純愛路線なあの絵をこんな陵辱SSで汚してしまい
こてつさんには、この場を借りて謝罪の意を・・・。
すみませんでした。



written by NAK


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2301d)