<作品の注意事項>

・この作品は、裏最萌の罰ゲームネタです。ルーミア×橙です。

 以上を了承した上で読んで下さい。本文はもうちょい下から始まりますよ。

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「あ~あ、負けちゃった……」
 一試合ごとに悲喜交々の展開が繰り広げられる、東方最萌トーナメント。一回戦最終試合、ルーミア対橙は、ルーミアの勝利で幕を閉じた。既に主人も、そのまた上の主人も負けているこのトーナメント、八雲家代表としては何としても勝ちたかったのだが…
「はあ……」
 負けたのは、悔しい。しかし、それ以上に橙の心に重くのしかかっているのが、『裏最萌』の罰ゲームであった。橙は詳しい事は知らなかったが、数日前罰ゲームを受けてやつれて帰ってきた紫の姿を見て、何かとんでもない事をされるのでは、と思っていた。


「………」
 こんこん、とルーミアの控え室の扉を叩く。ややあって、扉が開いた。
「あ、来てくれたのね、橙ちゃん」
「う、うん」
「入っていいよ」
 控え室に橙を招き入れるルーミア。それに促され、おずおずと部屋に入る橙。控え室の中は、明るかった。闇を操って、自分の周囲の闇をほとんど無い様にしているらしい。
「こ、こんにちわ……」
 緊張してしまう。まあ、これから何をされるのか分からないので当然かもしれないが。
「どうしたの? 緊張してるの?」
 当の勝者は、そんな橙の様子など気付く由もなく、呑気に声をかける。
「え、あ、あの……」
「そんなに緊張しないで? 私は別にあなたに変な事しようなんて思ってないから」
「そ、そうなの…?」
 びくびくしながら聞き返す橙。そんな橙を見ながら、ルーミアは微笑む。
「まあね、でも…」
「……?」
「ちょっと、味見したいかも……」
「えっ…きゃああっっ!!?」
 がばあっ!
 ルーミアが、橙を押し倒した。体の上に乗られ、両腕を掴まれ、動けない。もし抵抗しても、それは罰ゲームのルール違反となるので、出来なかった。
「やだっ…何するのぉっ……!?」
「うふふ~大丈夫だよ~、ちょっと腕を齧らせて貰うだけだし……」
「そ、それ痛いよ! 死んじゃうよ!」
「大丈夫、妖怪は頑丈なんだよ?」
「それでもやだああぁぁ!!」
 懸命に力を振り絞り、抵抗する橙。ルール違反の事も忘れ、激しく暴れる。
「ちょっと…! 大人しく……」
「いやああぁぁああ!!!」
 ばりっ!!
「!!」
「!!」
 橙の爪が、ルーミアの顔を薙いだ。…しかし、ルーミアは顔に傷を負ってはいなかった。その代わりに―――
 はら……
「あ……!!」
「…?」
 床に落ちたのは、一見すると何の変哲も無いリボン。しかし、ルーミアにとっては………
「――――――!!」
 カッ!!
「きゃあっっ!!」
 瞬間、ルーミアの体が眩い光を放った。眩しい―――と思った一瞬。

 世界が、闇に包まれた。

「…!? え……!?」
 突然の暗転に、戸惑う橙。しかし、その後すぐに、彼女の視線は目の前の光る女性に注がれた。
「―――フフ―――」
「………!!」
 その女性と目が合った瞬間、ぞくりとした。自分の全てを『持っていかれる』様な感覚………
「―――久し振りだわ。元の姿に戻れるなんて」
「え……?」
「あなたが、封印を解いてくれたのね?」
「え? ふ、封印?」
 橙には、何の事だか分からなかった。
「あのリボンよ。あなたが取ってくれたんでしょう?」
 そう言って、その女性は床―――と言っても、暗闇で判別がつかないが―――に落ちているリボンを指差した。
「リボン……? え、ええ? もしかして、あなた、ルーミアちゃん!?」
「…フフ、そうよ。もっとも、この姿の時にちゃん付けされるのも不思議な気分だけどね」
「………」
 先程の姿とは、見違える様だった。背が高く、すらりと伸びた手足。無駄の無いプロポーション、豊かな胸。何より、その一糸纏わぬ姿が―――
「…って! ルーミアちゃん(!?)!! 裸だよ…!?」
「あら、そうね。まあ、前の姿のサイズじゃないしねぇ」
 くすくすと笑うルーミア。橙の慌てぶりなど、お構い無しだった。
「でも、これでやり易くなったわね」
「?」
「さて、続きをしましょうか? 橙ちゃん…」
「え―――」
 がしっ!!
「! きゃあっ、な、何するのぉ……!?」
 橙の体に、ルーミアが覆い被さる。二人の顔が、限界まで近付いた。
「フフ…大丈夫、『続き』って言っても、食べちゃうわけじゃないから」
「……!?」
「その代わり…別の意味で『食べちゃう』♪」
「!! ふむうっ!!」
 突如、ルーミアが橙に唇を重ねてきた。橙は驚いたが、抵抗しようにも今度はがっちりと体を抑えられている。
「ん……可愛い唇♪ ますます欲しくなっちゃった……」
「え………っふむぅんっっ……!!」
 ルーミアが、橙の口内に舌を入れてきた。歯や唇の裏を丹念に舐め、橙の舌を探る。見つけた後は、吸い出す様に絡ませ、唾液を送り込む。
「っちゅうう……じゅ、ちゅる、くっちゅ……」
「んむうぅ………………はふぅ………ちゅ、むふぅ、んぐ、ちゅう……」
 初めこそ、されるがままだった橙だが、いつしか互いの舌が互いの口腔を舐り合っていた。甘く熱い舌の感触を舌で味わい、絡み合う。溢れ出す唾液が、口の端から垂れる。息苦しさに口を少し離した後も、舌先同士でちろちろと突付き合う。そしてまた、深く深く、長く長く重ね合う。
「……っぷあ………はあ…はあ…」
「うやああぁぁ………ふぁ………ぅ………」
 つう、と唇から落ちる、銀の糸。ルーミアから落ちたそれは橙の口に入った。
「ん……どう? 大人の激しいキスの味は………」
 ルーミアが聞くが、橙は答えない。荒い息を吐き、酸素を求め喘いでいた。
「はぁうぅ………」
「フフ……聞くまでも無いみたいね…」
 ルーミアは微笑むと、ぐったりとしている橙の体を抱きかかえ、するすると服を脱がせ始めた。
「ひゃあっ…! ちょ、何……!?」
「何って、服を脱がせてるのよ」
「やっ、やだ…止めてぇ……」
「ダ・メ。『敗者は勝者の言う事に従わなくてはならない』…それが、ルールでしょ?」
「ああうう………」
 ルールの事を出されると、橙は何も言えない。顔を真っ赤に染めながら、ルーミアに従った。

「……可愛い♪」
 下着一枚を残し、裸にひん剥かれた(?)橙を見て、ルーミアがにやける。当の橙は、胸の前で腕を交差し、顔どころか耳、全身まで真っ赤にして俯いていた。
「はう、はううぅ……」
「ほらほら、もう…そんなに恥ずかしがらないの。私だって裸なんだから…」
「ぅぅ……でも……」
 裸になって恥ずかしいかそうでないかは、結局心の問題だと思う。勿論橙は、見られると恥ずかしい方だ。
「それに……今から、もっと恥ずかしいコトしてあげるんだから♪」
「えっ…きゃあっ!」
 橙は、そのままの格好で押し倒された。ルーミアがさっきの様に、唇を重ねてくる。口同士の濃厚な愛撫は、橙の体の力を徐々に抜いてゆく。
「ちゅく……っじゅる………れるっ……」
「ふむん…ちゅっく……っぷふぅ……」
 橙の目がとろんと垂れ、胸を隠していた腕が解けてゆく。ルーミアはそれを見計らい、一旦口を離すと、首筋をつつぅーっ…と舐めた。
「……っ! ふああ……!!」
 予想外の刺激に、ぴく、と震える橙の体。ルーミアは構わず、段々と舌を胸へと這わせていく。
「フフ……小さいさくらんぼさん♪ 美味しそうね…」
 やがて橙の控えめな胸へと到達したルーミアは、桜色の乳首をちょっと摘んだ。
「ひゃっあぁ…!!」
 またしても震える橙。しかし、ルーミアの行為はそれだけに留まらない。指の間に挟み、上下に扱く。人差し指でぴん、と弾く。手の平を乗せ、すり潰す様に擦る。
「ふあっ! あ、ああっっ…!!」
 すっかり硬く尖る、橙の乳首。その様子を満足そうに見たルーミアは、その突起に舌を這わせた。
「ひうっ…! にゃ、あああ………!!」
「ん…美味し♪」
 口の中に、微かに甘味が広がった気がした。ルーミアはそのまま口をすぼめ、ちゅっ、ちゅっ、と啄ばむ様なキスを繰り返す。もう一方の乳首も、手で弄る事を忘れない。
「んああ……!! いあ、ああ、ふうぅん………!!」

 最初は、体を駆け抜ける電気の様な感覚に戸惑うばかりの橙だったが、次第にそれは心地良い痺れとなり、全身を包み始める。それに伴い、漏れる声も甘いそれへと変化していった。

「ふあ…あ……はぁ、くううぅん………」
 ルーミアが橙の胸を丹念に舐める頃には、橙の瞳は潤み、切なそうな吐息が不規則に吐き出され、闇へ溶けていった。
「んは……橙ちゃん、気持ちいい……?」
「ふやぁ……よく、分かんないよぉ………でも…何だか……体が…じんじんするぅ……」
「そう…感じてるのね、橙ちゃん」
「…わかんないよぉ……ひあぁ……!」
 乳首を甘噛みすると、一際高い声を上げた。その声を聞いたルーミアは、ゆっくりと橙の股間に手を持っていく。
「ここは、どうかしら…?」
「ふえ……?」
 ちゅ…
「!! やあぁあっっ!!?」
 下着越しに触れる橙のラヴィア。柔らかい感触と、湿り気がルーミアの指に伝わった。
「ほやほやね…」
 ルーミアは、くすりと少し微笑むと、指を少しだけ上下に動かした。
「あっ」
 じゅ、と音がして、僅かに指が沈んだ。そのまま更に動かしてみる。
「ひゃっ、ああっ」
 じゅう、じゅっ
「ふあ、ああ、あああ」
 じゅぷ、じゅく、にじゅっ
「きゃふ、くう、くぅん……!!」
 いつしか橙はルーミアの背中に手を回し、喉を震わせ、小刻みに腰を動かしていた。ルーミアがこっそりと弄るのを止めても、橙の腰の動きは止まらない。そして、下着の染みも大きくなってゆく。
「…気持ちいいのね?」
 橙の耳元で、囁く。橙は答えず、ただこくりと頷いた。
「それじゃあ、そろそろイカせてアゲル……」
 指をパンツから離すと、微かに糸を引いた。

 ルーミアは橙の足を開かせると、その間に顔を入れる。下着の染みは大きくなり、秘所に張り付いてその形を浮かび上がらせる。鼻を近付けると、少女の汗と愛液が混じった特有の芳香。その匂いと吸い込みながら、ルーミアは下着の上から秘所を舌でなぞった。
「あううぅぅう………!!」
 それだけで、下着が更に水気を帯びた。そのまましばらく舐め続けると、もう下着はぐっしょりと濡れ、遂には蜜が床にとろりと染み出した。
「フフ……もう下着は邪魔みたいね……」
 ルーミアは下着に指をかけ、割れ目が良く見えるように、秘所を覆っていた部分を横にずらした。
「あは…橙ちゃんのアソコ、とっても綺麗なピンク色……♪」
「にゃああ…は、恥ずかしいよぉ……」
 秘所が外気に晒される。自分の濡れた秘部をまじまじと見られ、橙は思わず両手で顔を隠した。
「こんなにおツユが滴ってて……勿体無いわ…」
 ルーミアは指で花弁を左右に広げ、舌を挿し込む。
「ひゃふうぅっっ!! あ、そ、そこはあぁ……!!」
 ぴちゃりぴちゃりと殊更に音を立て、ルーミアは秘所を舐め上げた。その卑猥な音が耳に入る度、橙の羞恥心に火が付く。
「やあっふあ……! そん、なぁ…音ぉ……立てないでぇ……!」
「ん~、どうして? 橙ちゃんのアソコ、お口をぱくぱくさせて悦んでるのに……?」
「ふえっ…!? そ、そんなぁ……! そんなのぉ……!!」
「おツユが溢れて止まらないみたいよ…? とっても気持ちいいみたいね……じゅるう…」
「うにゃああぁぁ……!!」
 ルーミアが外襞を口に含み、啜り上げると、橙の体が仰け反った。びくりびくりと震える様を見て、絶頂が近い事を察したルーミアは、小さくてもその存在を主張する陰核を指で摘んだ。
「やっ……!? ふ、うあああぁぁあぁあぁあああぁあぁああぁぁああーーーーーー!!!!!」
 びくっ! びくっ!
 ニ、三度激しく痙攣する橙。口内に発射される愛液を飲み下し、ルーミアは口を離した。
「あ、あぁああ、ああぁぁあ………………」
 ぐったりと床に横たわる橙をルーミアは優しく抱き上げ、その上気した唇に自分の唇を重ねた。

「はぁ、ふぅ、ふう………」
 少しして落ち着いてきた橙は、すっかりルーミアに体を預けている。
「もう、体の準備はいいみたいね…」
「ふう………え?」
 今度は、ゆっくりと床に寝かされた。今度は何を、と思った橙がルーミアを見ると―――
「!! ええっっ……!?」
「本番、イクわよ?」
 ルーミアの股間から、そびえ立つ男根。さっきまで、そんなモノ無かったのに……
「そ…それ……」
「ああ、これ? 魔力で創った擬似的なモノよ。生殖機能は無いから安心して?」
「そ、そういう問題じゃ…!」
「じゃあ何? 大丈夫よ、あなたのアソコはもう充分濡れてるんだから……」
 そう言って、ルーミアは橙の割れ目に指を挿れ、かき回す。
「うくぅっ、んんっ…! ゆ、指、挿れちゃ、や、あ……!」
 ちゅくちゅくという音と共に、流れ出す蜜。ルーミアは指を引き抜き、かき出したそれを舐め取る。
「ほらね……だから、大丈夫よ……?」
 ぐい、と橙の足を強引に開かせ、モノを入り口にあてがう。そのままゆっくりと少しづつ、沈めてゆく。
「流石に、キツいわね……」
「やああ!! やだああぁ!! やだああぁあぁあ………!!!」
 性知識のあまり無い橙でも、自分が今されている事は、本能で分かった。
「大丈夫よ。少し痛いのをガマンすれば、後は気持ちよくなれるから……」
 橙が嫌がって暴れる間にも、ルーミアのモノは着実に橙の聖域へと近付いていった。
「ここね…? 橙ちゃんの初めては……」
「いやだよお……!! やめてよぉ………!!」
 そして、寸前で一旦動きを止め、そこで橙の膣の感覚を楽しむ。
「あは…とっても締め付けがキツいわ……先っぽ…気持ちいい……」
「あああ……やああぁあぁあ………!!」
 しばらくうっとりとしていたルーミアだったが、やがて橙の腰を持ち上げ、本格的な挿入の準備を始める。
「さて……そろそろ、イクわよ……?」
「ひ、やあああ………!!」
 そして、ルーミアが突き入れ―――

「やああぁぁああ………!!! たすけてぇ……!! 藍さまあぁぁああぁあ………………!!!」

 橙の、絶叫。だがその言葉は闇に吸い込まれ、部屋の外へ届く事は無い。
「………………」
 しかし、ルーミアの動きは止まっていた。その瞳は、涙に濡れた橙の顔を見つめている。
「………?」
 橙自身も、ルーミアの行動に首を傾げた。その気になれば、今すぐにでも処女を破れるというのに、どうして………
「……橙ちゃん…その人、大事な人?」
「え………?」
「その、『藍さま』って人、橙ちゃんにとって、大事な、人?」
 真っ直ぐに語りかけてくるルーミア。その表情に、橙は答えた。
「うん…大事な人、だよ。私の、大好きな、御主人様……」
 橙の脳裏に浮かぶ、藍の姿。いつも優しく橙を包み込んでくれる、大切な―――
「……そう」
 その言葉を聞いたルーミアが、橙からモノを引き抜いた。ぬぷ、と音がして、愛液の糸が二つの性器を繋ぐ。
「あ、あの……?」
 ルーミアの行動を理解出来ない橙が、不思議そうにルーミアを見る。
「ごめんね、橙ちゃん。やっぱり、初めては大事な人に……だもんね」
 ぽんぽんと橙の頭を優しく叩くルーミア。少し、はにかんでいる。
「え、あ………ありがとう………」
 橙も、はにかんだ。何だか、胸が温かくなった。

「そうは言っても、『コレ』…どうしようかしら?」
「あ…」
 ルーミアがモノを指差す。モノは、挿入出来なかった事への不満からか、益々いきり立っていた。
「何でもいいから放出させないと、魔力が暴発しちゃうわ」
「………」
 橙は、じっとモノを見つめていた。やがて、決心したようにおずおずとルーミアの股間に顔を近づけて―――
「え……? ひゃあっ!?」
「ん……」
 モノを、舐めた。不意の刺激に、ぴくりとモノが反る。
「あ……! 橙、ちゃん……!?」
 驚いたのは、モノだけでは無い。ルーミアも、同様だった。
「んふ……私が、してあげるから……ルーミア…ちゃんも…気持ちよくなって……?」
「橙ちゃん…」
 モノを咥えながら、上目でルーミアをみつめる橙。その思いに、ルーミアは笑顔で応えた。
「それじゃあ、橙ちゃん…私のココ、気持ちよくして頂戴?」
「うん………ん……ぺろ……」
 橙が、モノを舐め始める。初めての事なので舌の動きは拙かったが、それが逆にルーミアの興奮を高める。
「んあ……橙ちゃんの舌が…ざらざらしてっ……あっ……!!」
「ふぅん……ちゅぱ、んぐ、はふぅ……」
 亀頭を舌先で突付き、裏スジを舐め上げる。口に含み、上下に扱く。
「くあぁあ……! 気持ちいいわ…橙ちゃん……!」
「はむんん……じゅ、ふぐ、ちゅうう………」
 咥えたまま、吸い上げる。溢れる先汁を、ぺろぺろと舐め取る。
「ひっくぅ……ああ、も、もう、でるぅっっ………!!」
「ふむぅ……ちゅ、じゅるうぅ………!!」
「ダメッ…イクうぅっっ………………!!!」
 どくっ! どぷっ!
「ふむうっっ!?」
 橙の口内に勢いよく発射される、白濁液。慌てて口を離すが、止まらない。
「はあっ……はあっ……」
 射精の快感に、ルーミアが床にくず折れる。モノは萎んでいき、最後に跡形も無く消えた。
「けほっ、けほっ………ん、んぐぅ…」
 涙目になりながらも、こくこくと喉を鳴らし、懸命に白濁液を飲み干す橙。それでも飲みきれなかった分が、唇を伝って床に落ちた。
「橙ちゃん、大丈夫?」
「う、うん。ちょっとびっくりしたけど、平気だよ…」
「…ごめんなさい、変な事させて…」
「いいの。私がした事なんだから…」
「橙ちゃん…」
「あ…」
 ルーミアが、橙を抱きしめる。少し驚いた橙だったが、すぐに身を委ねた。

「んんっ……ちゅ…」
「ちゅふぅ……んはぁ……」
 二度目の、ディープキス。二十四時間という時間は、まだ始まったばかりだった。
「はうっ…あっは……ん…!」
「ふあ……ひ、う……きゃんっ…!」
 舌を絡ませながら、互いの秘所を手で探る。指を抜き差しし、内襞を擦り、快感に腰をくねらせる。ぽたぽたと、床に雫が垂れる。
 ちゅぷぅ、じゅぷ、にじゅ、くじゅう……
「あっあ……橙ちゃん……」
「ひぅ……ルーミア…ちゃあん……立って…られないよぉ……」
 そのまま、床にへたり込む。ゆっくりと、ルーミアが橙に覆い被さる。そして、どちらとも無く花弁同士を重ね合わせた。
 ぬるり……
「あああっっ………!」
「あはっ……橙ちゃん、熱い……」
 蠢き、絡み合う秘肉。夥しい量の愛液が混ざり合い、床を濡らす。
「んくあっ……! イイっ………!! スゴイわっ…橙ちゃんっ……!!」
「っっ……にゃああぁ………!! はひぃっ……こす、れるよぉっっ……!! アソコっ…やあぁっ………!!!」
 ぐちゅっ、じゅっず、ぐじゅっ………!!
 速まる動き、速まる鼓動。近付く、頂。肉芽と肉芽がぶつかり、跳ねる。
「ひゃああああっっっ!!!」
「にゃ、あああああっっっ!!!」
 途端に奔る、強烈な衝撃。それでも、止まらない。頂に辿り着く為に、雌蕊を擦り合う―――

「「ひああぁぁぁあ゛あぁぁあ゛ぁぁぁぁあ゛あああ゛あぁぁあ゛あぁぁあ゛あ゛あぁあ゛あーーーーーーーーー!!!!!」」

 ぷしゅっ…ぷしゅっ…
 肉襞がうねり、噴き出す潮。互いの体温を直に感じながら、二人は同時に果てた………


「フフ…イッちゃったわね、橙ちゃん…」
「はにゃあぁ……は、ああ……」
 絶頂の余韻に浸る橙を、壁(見た目は闇だが存在する)にもたれかかる様に座るルーミアが、後ろから抱きしめる。
「可愛い…♪ あんなに感じてくれるし…」
「……あ……」
 その時、橙の体が微かに震えた。何かと思ったルーミアだったが、急にそわそわしだした橙の様子を見て、ピンときた。
「橙ちゃん…どうしたの?」
「え…な、何でも無いよ…」
 分かっていながら、訊いてみる。うろたえた様な表情が、更に可愛い。
「お姉さんに、教えてくれる?」
「何でも、無いってばぁ…」
 あくまでも平静を装う橙。それを見たルーミアは、静かに橙の秘唇に手を伸ばした。
「それじゃあ、コッチに訊いちゃいましょう」
「ふあっっ!!? や、そこはっ……!!」
「確か、この辺りだったかしら…?」
 橙の抵抗を抑え付け、割れ目の中の少し上―――尿道口を、くにくにと弄る。
「やっ…やめっ…! 出ちゃう、よおぉ……!!」
「フフ、いいのよ…出しちゃっても。ガマンは体に毒だもんね…」
 くすくすと笑いながら、ルーミアは弄り続ける。
「あっ………ああっ………あああああっっ………………!!!」

 ぷっ…しゃあああああぁぁぁ………

 ぷるぷると橙の体が震える。黄金水が、弧を描いて飛び出した。ぱしゃぱしゃと前方で撥ね、水溜りを作る。
「くす…いっぱい出たわね…」
「ううああ………………ぐすっ………ひっく……うええっ………」
 恥ずかしさに、顔を覆い泣き出す橙。
「ほらほら、泣かないで……キレイにしてあげるから……」
「うえっ……? ひゃうっ!?」
 またしても床に寝かされた橙の割れ目に、ルーミアが舌を這わせる。
「ぴちゅっ……ちゅる、ちゅうう……」
 舌を深く差し込み、愛液やそれに混じった尿も全て啜り上げる。
「ふやぁあ……そ、そんなトコ、き、汚いよぉ……あ、ひうぅ……!」
「んふ…そんな事無いわよ……? あ…ねえ…橙ちゃん…私のも、舐めてくれる……?」
 そう言って、自分の濡れそぼる秘部を、橙の顔の前に降ろしてゆく。
「あ……」
 橙の目の前に、赤く染まっているルーミアの花弁。じゅん、と蜜を滴らせ、女の匂いを醸し出している。
「あはぁ……橙ちゃんのおツユ飲んでたら…エッチな気分になっちゃったの……」
「にゃあ……」
 ひくり、と秘肉が僅かに動き、橙を誘う。そして、橙は誘われるままに口を近付けていった。
「くちゅ…ん……」
「ふああぁ……そう…そのまま、舐めてぇ……」
「はむぅ……ちゅ、んく、じゅ、るふぅ……うぷっ……」
 見る間に溢れ出す、ルーミアの愛液。舐め切れなかったそれは橙の口の周りをべとべとに濡らし、あごを伝って流れてゆく。
「あああっっ……!! 上手よ、橙ちゃんっ……! もっと…奥まで、舐めてぇ…!」
「ぴちゅ……ちゅぴ……! んっ…! ひんんん……!!」
 ルーミアも負けじと橙の入り口を舐る。襞を食み、秘芯を突付く。
「にゃあああ………!! はくっ……にちゅうっ……ちゅううっっ………!!」
 際限無く溢れ出す互いの蜜を、一心不乱に啜る。その作業は、二人が再び果てるまで続けられた。


「気持ちいいわね……橙ちゃん……んっちゅう……」
「うん……はんん…ひぅ……ちゅぅ……」
 あれから、何度も何度も肌と秘部を重ね合った。舐め合った。擦り合った。感じ合った。それでも飽きる事無く続く、濃密な愛撫。二人の体はもう、愛液と唾液でぬるぬるになっている。

「もっと…もっといっぱい、シテあげる…♪」
「やあぁ……こわれちゃうよおぉ……」
「大丈夫よ……だから……私が、女の夜の嗜みを色々教えてアゲル……」
「にゃああ…ルーミアちゃあん……」
「フフ…橙ちゃん……♪」





「…そろそろ、時間かしら?」
 何度も絶頂を繰り返し、失神している橙に膝枕をしながら、ルーミアは呟いた。時刻は、そろそろ二十四時間の終わりを告げようとしていた。
「さて、どうしようかしらねえ…」
 封印が解けて、元の姿に戻った自分を改めて見る。それから暫し、考えた後―――
「お祭りを途中で抜けるなんて、野暮ってものね」
 今のルーミアの力なら、幻想郷を闇で包み、魑魅魍魎ざわめく百鬼夜行を創る事も出来た。しかし、何故かその気には慣れなかった。
(封印されている時の生活に、安らみすぎたのかもね…)

 最後に自嘲気味に笑うと、ルーミアはリボンを拾い、髪に結わえた。





「………ん~………あれ?」
 目が、覚めた。辺りをきょろきょろと見回すと、横には丸まって眠っているルーミアの姿。
「あれ? 小っちゃい……」
 その姿は、普段皆が良く知るルーミアの姿だった。そういえば、部屋を覆っていた闇もすっかり無くなっている。
「そうだ、時間……」
 壁に掛けてある時計を見たら、既に一日経っていた。つまり、罰ゲーム終了である。
「はあ……終わったぁ…」
 手足を伸ばし、床に寝転ぶ。昨日の事を思い出し、赤面する。でも何だか、悪い気分じゃなかった。
「あ…藍様!?」
 その時、外に主人の気配を感じた。急いで起き上がり、部屋にあったタオルで体全体ををまんべんなく拭き、服を着て部屋の外に飛び出す。
「藍様ぁ~~~っっ!!」
「うわっ!? 橙っ!?」
 藍の胸に飛び込む。が、勢いが付きすぎて、藍を押し倒してしまった。
「えへへ~~藍様ぁ~~~♪」
「な、何だ橙…元気そうだな…」
「うん! 元気だよ!」
 心配そうに橙を見ていた藍に、とびきりの笑顔を返す。
「そうか、良かった…酷い目に遭ってないかと心配したぞ…」
「藍様………………ううん、私は、大丈夫だよ! だから心配しないで!」
「…そうだな。うん、良かった」
「ふにゃあ…藍様…」
 藍の胸に顔を埋め、擦り付ける橙。そんな橙の頭を、藍が優しく撫でる。
「さ、帰ろうか、橙?」
「うん!」
 藍が上体を起こし、橙の顔を見る。
「ん? 橙、お前……」
「? なあに?」
「いや、その………………何だか、艶っぽくなってないか?」
「ふえ?」
「あ、いや、いいんだ」
「…?」
 不思議そうな表情を浮かべる藍。しかし、その原因は橙も自覚していなかった。



 並んで歩く二人の式神。橙は嬉しそうに、いつまでもぱたぱたと尻尾を振っていた。






  了









<後を濁す書き物>

 そう……EXルーミアは、『おとなのおねえさん』だったんだよ!! な、なんだっ(AA略

 …失礼しました。ええと、確かEXルーミアがおねえさんなキャラ絵を描いたのは、ひなた氏でした か…? GJです。

 そんな感じでおねえさんキャラにいぢられる橙を書いてみました。


>何でEXルーミアは自分でリボンを付けられたんだゴルァ!

 EXの時は触れても平気だけど、その後は自分で外す事は出来ない…そんな設定です。…無茶?


 長々とした文章でしたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


 書いた馬鹿(EX):謎のザコ


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2393d)