とうほうネチョロダ/色神・橙
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-色神・橙-~
~
~
ここはマヨヒガ。猫と狐とその御主人様が住まう場所。~
先日、おかしな人間にけちょんけちょんにされてしまったが、...
~
「えーと、ここはこうで、そこはここをああして……」~
~
一匹の猫―――――橙が、古ぼけた本を前に悪戦苦闘している。一匹...
まだ完全には身に付いていないらしく、解読も遅々として進ま...
しかし、外で遊びまわるのが好きな橙が途中で投げ出さないの...
~
「あーもう、分かんないよ…………でも、藍様の為だから……」~
~
もうかれこれ一時間は経っている。藍はといえば、炊事洗濯家...
御主人様の御主人様―――――八雲 紫は、相変わらず眠ったままで...
藍も本当は橙に手伝わせたかったのだが、何やら真剣な顔で本...
~
「……ここはそうだから、最後はこれで…………うんっ、分かった!」~
~
ようやく解読が終了したのか、嬉しそうに跳ね起きる。そして...
~
「んー……自分に試してみるしかないかなぁ。でも、一人でやっ...
~
藍は怒ると恐い。叱られた時の事を想像し、猫耳がペタンと倒...
~
「でも、ちゃんと出来たら、きっと誉めてくれる…………よしっ!」~
~
覚悟を決め、ゆっくりと目を閉じる。全身の力を抜き、両手で...
流動する妖力を両掌に集め、天井にかざすと一気に振り下ろし...
~
「せーのっ、え~~~~~~~~~~~~~~~いっ!!!!...
~
ボオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン―――――――――...
~
~
~
~
~
~
~
藍は今日も忙しかった。何せまともな働き手が自分しかいない...
紫は寝たまま、橙に手伝わせるのもやや不安がある……そんな訳...
~
「ふ~…………御主人様のグータラっぷりは、何とかならないもの...
橙も珍しく勉強しているようだし、今日も私一人か……」~
~
深く溜息を吐く。毎日の仕事とは言え、しんどいものはしんど...
肩をコキコキ鳴らしていると、ますます肩をこらせてくれそう...
~
ボオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン―――――――――...
~
「なっ、何だ!?」~
~
もくもくと流れてくる煙。どうやら橙のいた部屋が発生源らし...
~
「まさか、火事か!? 急がないとっ……!」~
~
手にしていた箒を投げ捨てて、橙の元へと走る。走るとは言っ...
立ち込める煙を手で仰ぎながら、懸命に橙を探す。~
~
「火事ではなさそうだが……おい、橙! これは一体………………をを...
~
そこで藍が見たもの。それは、火事などよりよほどとんでもな...
……が、幻ではなかった。~
~
「ら……藍さまぁっ…………」~
~
うつ伏せに倒れる橙。顔は上気し、汗をかいている。いや、そ...
~
「ちぇっ、橙……これは、どうした事だ……?」~
「術の……練習して、自分に試したら……こう……なっちゃった…………...
~
息も絶え絶えに、言葉を搾り出す。全身がグタァッとなってい...
ウネウネと蠢く二本の尻尾……いや、これは尻尾ではない。むし...
~
「これは一体…………ん?」~
~
おそらく、この本に書いてある事を実践したのだろう。橙の側...
~
「精力回復の術……これか。~
橙、きつく言ってあっただろう!? お前は未熟なんだから...
~
藍に怒鳴られ、耳をペタンを伏せる。藍は怒ると恐い。何とか...
~
「藍様……いつも、一生懸命働いてて……いつも溜息吐いてたから……~
だから、元気になって欲しくて……元気になる術を覚えようと…...
「橙、お前……」~
~
そんなに溜息を吐いて、疲れた素振りを見せていたのか。自分...
橙の横に屈み、そっと頭を撫でる。~
~
「すまなかったな……心配させてしまったか。私は、御主人様失...
「そんな事っ……藍様は、橙の立派な御主人様だよ……!」~
~
そう言って笑顔を見せる。苦しいだろうに、藍の前ではそんな...
改めて、橙がとても愛おしい存在に感じられた。~
~
「でも……さっきから、尻尾が……熱いよぉっ…………」~
~
両手を懸命に尻尾の方に伸ばす。しかし、蠢くソレは橙の手を...
バタバタともがくが、どうしてもソレを掴めない。そうしてい...
そして、そんな橙の様子を見ていられなくなった藍は、一つの...
~
「橙……頑張らなくてもいいんだよ。辛ければ、いつでも私に頼...
「ら……藍、さまぁ……」~
「……さぁ、私はどうすればいいのか……遠慮せずに、言いなさい」~
「らんさまっ……藍様、た……たすけ、てぇっ……!」~
~
目を潤ませ、半開き状態の口から唾液を垂らし、藍を見上げて...
~
「橙……今、お前の中には過剰な妖力が流れ込んでいる。だから...
まぁ、何がどうなって尻尾がこうなってるのかは分からない...
「どうしたら……どうすれば、いいの…………?」~
「私に任せろ」~
~
頭をポンと叩くと、膝立ちで橙の足の間に移動する。目の前に...
恐る恐る、二本のソレを手で掴む。~
~
「ふみゃあああぁぁっ!?」~
~
橙の体が跳ねる。~
~
「藍様ぁ……今、何か体がピリピリって……」~
「……心配するな。体の力を抜くんだ」~
「は、はぁい…………くぅんっ」~
~
ヒクヒクと脈打つ橙のモノを、そっと口に咥える。そして、も...
~
「あひっ、や、ああぁぁっ!?」~
~
じゅる、ちゅく、にちゃ、ちゅうぅぅぅ…………片手で一本のモノ...
そして、もう片方の手でもう一本を掴み、先端を指でこねつつ...
~
「んむっ……ぐちゅ、ちゅぱ……」~
「んんんっ、藍、さまぁ……な……何、これっ……?」~
「ぷはっ…………どうだ……気持ち、良いか……?」~
「よく、分かんないけど……変な、感じっ……みあぁっ!」~
~
先端から透明の液が滲み出し、モノがピクピクと痙攣し始める...
舌先を器用に使い、刺激を加え続ける。~
~
「んむっ、れろ……あむ……」~
「あ、ひあっ、藍……さまぁ……何か……あ、来ちゃうよぉ……んんん...
「ん……我慢しなくていい。身を委ねるんだ」~
~
じゅぷ、ちゅぷ、ぐちゅううぅ…………改めてモノを咥えなおし、...
~
「らっ、藍様っ、出ちゃう、何か出ちゃうよおぉぉっ!!!」~
「ん……いいから、出しなさい……じゅぷ、ちゅぱ、じゅるうっ……」~
「あ、あっ、出る、出ちゃうよっ…………あああひあぁああぁぁぁ...
~
びゅるっ、びゅるるううぅうっ!!~
放出された白濁色の液体が藍の体を汚し、咥内のモノから大量...
~
「んっ、んんんむうううんっ!!!~
んくっ、ごくっ…………はぁぁ……随分たくさん出したな……」~
「あぁぁぁあぁぁ…………ら……藍様ぁ……ごめんな……さ、いぃ……」~
~
虚ろな目で締まりの無くなった口から唾液が畳に零れる。そん...
~
「ふぅ……少しは、すっきりしたか……?」~
「あ……ん……さっきよりは…………。でも……ま、まだ……苦しいよぉ……」~
~
大量の白濁液を吐き出したにも関わらず、二本のソレは未だ衰...
自らの汁に濡れて妖しく滑るソレが、橙の意思を無視して蠢き...
~
「ふむ……まだ足りない、か。橙、お前一体いつの間にこれだけ...
「よく……分からないけど……藍様の事を考えると、いつもより沢...
~
橙は、藍を心から慕っている。その藍の役に立ちたい……という...
それが、今回の暴走に繋がってしまった訳なのだが。~
~
「んふっ……私も、橙の妖力に当てられてしまったか……?」~
~
藍がしきりにもぞもぞし始める。秘部が濡れてきているのを感...
~
「橙、まだ苦しいか?」~
「むずむずして、凄く変な気持ち……こんなの、始めてっ……!」~
~
未だ喘ぎ続ける橙。それを見て、藍は着衣を脱ぎ始めた。~
~
「藍様……何で、服、脱いでるの……?」~
~
その問いには答えず、やがて全裸になる。そして、橙のスカー...
~
「藍様……?」~
「私も、その……色々と当てられない状態になってしまったよう...
だから……橙、一緒に……気持ちよく、なろうな?」~
~
そう言うと、モノを一つ両手に掴んで自らの秘部にあてがい、...
じゅぷっ、めりいいぃいぃぃぃっ……!~
~
「あっ、つっ……さすがに、キツい、か……!?」~
「うあああぁぁっ、藍様っ、な、何、これぇ……?」~
~
静かに、確実に深く挿入していく。……やがて、モノが藍の膣内...
もう一本を後ろ手に握り、体のストロークに合わせてシゴく。~
~
「お、奥まで、届いてっ……くはぁぁっ!」~
「ぬるぬるして、凄い……気持ちいいっ……んみゃあぁっ……!」~
~
ずぷ、じゅぽ、ぐちゅう……藍の主導で、手と膣を使いモノをシ...
~
「あっ、んくっ、ふあぁっ……」~
「藍……さまぁ……痛く、無いの……?」~
「ん……痛いものか……むしろ、気持ちいっ……んあ゛あああぁあ゛...
~
徐々に、脈打ちつつモノが自ら動き始める。橙の意思なのかは...
~
「く……あ……ひっ、ひあああぁっ!」~
「ひゃううんんんっ、きゅうって、締め付けられて……あぁんん...
~
快感に意識が途切れがちになり、握っていたもう一本から手を...
すると、束縛から開放されたソレがくねり、行き場を求めての...
やがて、もう一つの入り口を見つけると、執拗に侵入を図り始...
~
「やっ、そこは……ちがっ……!」~
「ごめんなさいっ……尻尾が、勝手にぃ……!」~
~
秘部から伝った愛液とモノを伝う白濁液で菊座をほぐし、その...
めり、ぎちぃいぃっ……!!~
~
「か……はっ……あっ……きっ、キツい……!」~
「や、ああぁあ゛ああ゛ぁっ……擦れて、また……出ちゃうよぉっ…...
~
どぷっ、どくんっ、びゅるぅっ……!!~
やがてお尻に深く突き刺さったモノから、二度目の精が放たれ...
しかし、全く衰えを見せないソレは、白濁液を潤滑油として再...
~
「あがあぁあ゛ぁああ゛っ……! 前と後ろ、中で、ゴリゴリっ...
「らんっ、ひゃみゃあっ……ひ、気持ち、いいよぉ……んあっ、ふ...
「橙、私も、気持ちいいっ……くうぅんんんあぁあああっ!!!」~
~
ずぽっ、じゅぷっ、ぐちゅっ、じゅぷうぅっ!!!~
さらに激しくなるピストン運動、愛液と精が混じりあい、さら...
下から突き上げられ、藍の体が宙に浮く。モノを引き、重力に...
初めに感じた痛みも失せ、ただひたすらに快感を貪っていた。~
~
「あっあっんはぁあ゛っ! もっ、駄目だっ……イクッ……!!」~
「また出るっ、出ちゃううっ! 変なお汁、またいっぱい出ち...
~
じゅぷっ、じゅぶっ、ぐちゅっ、ぐちゅうううぅうぅうぅっ!...
~
「ちぇん……イクッ、アソコとお尻で、イクッ…………!!!」~
「らんしゃまぁっ、も、りゃめぇっ……! ね、出していい? ...
「いいからっ、私の中に、いっぱい出してっ……ひああああぁぁ...
~
二本のモノが再び痙攣を始める。絶頂が近付いていた。~
両手でモノを掴み、かろうじてバランスを取る。~
~
「ぅああ゛あ゛あはあ゛ぁぁあっ、イクッ、イッちゃうぅっ……...
「ふみいいぃいぃぃい゛ぃっ! また来ちゃうっ、出るっ、出...
~
~
ドクンッ――――――――――――――――――――――――――~
~
~
「「ああああ゛ああ゛ぁあぁぁぁ゛あ゛ああぁ゛ぁああああぁ...
~
どぶ、どぴゅうっ、びゅくっ、びゅるるるるうぅっ!!!!!...
これまでよりもさらに大量の白濁液が、藍の体内に吐き出され...
にゅぷっ……ごぷっ―――――脱力し、橙の横に倒れこむ藍。その拍子...
妖力を出し切ったのか、あれだけ暴れまわったモノも何時の間...
~
「あ゛……ぁあ゛あ……ら……ん、さ……まぁ……」~
「ちぇ……ん…………」~
~
力を振り絞って、橙の手をそっと握る。安心したのか、そのま...
その様子を見て、藍もゆっくりとまどろみに飲み込まれていっ...
~
~
~
~
「んっ、む……」~
~
意識を取り戻した藍が、ゆっくりと身を起こす。ちょっと、い...
~
「それもそうか……ふぅ」~
~
また溜息を吐き、慌てて首を振る。橙はまだすやすやと眠って...
~
「いけないいけない…………ほら、橙、起きなさい」~
「ん……うーん………………」~
~
体を揺すられて、橙も目を覚ました。寝ぼけ眼で藍を見上げる。~
~
「あ、藍様……おはよう……」~
「やれやれ、のんきな奴だ……。どうだ、体の火照りは収まった...
「え? あ……ホントだ。えへへっ、さすが藍様だねっ!」~
「…………この」~
~
先程まで行われていた行為と、白濁液で汚れた己の裸体を思い...
~
「さて……体も服も畳も、随分と汚してしまったな。ここは私が...
「えっ……お風呂……?」~
~
橙の顔に戸惑いの色が浮かぶ。橙はお風呂が嫌いだ。……が。~
~
「……うんっ、分かった!」~
「何だ、やけに素直だな。いつもは嫌がるくせに」~
「藍様も、お風呂、入るんだよね……?」~
「……そうだな、体を洗わないと」~
「だったら、橙と一緒にお風呂入ろっ! 橙が、藍様の体、洗...
~
どこまでも無邪気な笑顔。そそっかしくておっちょこちょいで...
橙は、どこまでいっても橙だった。~
~
「……さ、早く用意をしなさい。遅くなると、どんどん洗うのが...
「……は~いっ! すぐにお風呂、沸かしてくるね!」~
~
そう言ってひょこっと立ち上がり、転がるようにして部屋を飛...
~
「もう少し落ち着きがあれば……と思っていたが、あいつはあれ...
無理に背伸びする事もあるまい。……私も、あまり一人で抱え...
~
脱ぎ捨てられた洋服をたたみ、隅に避ける。~
部屋の中から空を見上げると、夕暮れの月が優しく輝いていた。~
~
~
~
~
~
~
~
---------------------------------------------------------...
繰人形・Phantasmの感想も、聞いてみたかったり。~
~
書いたの→marvs [アーヴ ◆arvsHiKSeA]
終了行:
-色神・橙-~
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ここはマヨヒガ。猫と狐とその御主人様が住まう場所。~
先日、おかしな人間にけちょんけちょんにされてしまったが、...
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「えーと、ここはこうで、そこはここをああして……」~
~
一匹の猫―――――橙が、古ぼけた本を前に悪戦苦闘している。一匹...
まだ完全には身に付いていないらしく、解読も遅々として進ま...
しかし、外で遊びまわるのが好きな橙が途中で投げ出さないの...
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「あーもう、分かんないよ…………でも、藍様の為だから……」~
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もうかれこれ一時間は経っている。藍はといえば、炊事洗濯家...
御主人様の御主人様―――――八雲 紫は、相変わらず眠ったままで...
藍も本当は橙に手伝わせたかったのだが、何やら真剣な顔で本...
~
「……ここはそうだから、最後はこれで…………うんっ、分かった!」~
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ようやく解読が終了したのか、嬉しそうに跳ね起きる。そして...
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「んー……自分に試してみるしかないかなぁ。でも、一人でやっ...
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藍は怒ると恐い。叱られた時の事を想像し、猫耳がペタンと倒...
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「でも、ちゃんと出来たら、きっと誉めてくれる…………よしっ!」~
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覚悟を決め、ゆっくりと目を閉じる。全身の力を抜き、両手で...
流動する妖力を両掌に集め、天井にかざすと一気に振り下ろし...
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「せーのっ、え~~~~~~~~~~~~~~~いっ!!!!...
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ボオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン―――――――――...
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藍は今日も忙しかった。何せまともな働き手が自分しかいない...
紫は寝たまま、橙に手伝わせるのもやや不安がある……そんな訳...
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「ふ~…………御主人様のグータラっぷりは、何とかならないもの...
橙も珍しく勉強しているようだし、今日も私一人か……」~
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深く溜息を吐く。毎日の仕事とは言え、しんどいものはしんど...
肩をコキコキ鳴らしていると、ますます肩をこらせてくれそう...
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ボオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン―――――――――...
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「なっ、何だ!?」~
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もくもくと流れてくる煙。どうやら橙のいた部屋が発生源らし...
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「まさか、火事か!? 急がないとっ……!」~
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手にしていた箒を投げ捨てて、橙の元へと走る。走るとは言っ...
立ち込める煙を手で仰ぎながら、懸命に橙を探す。~
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「火事ではなさそうだが……おい、橙! これは一体………………をを...
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そこで藍が見たもの。それは、火事などよりよほどとんでもな...
……が、幻ではなかった。~
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「ら……藍さまぁっ…………」~
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うつ伏せに倒れる橙。顔は上気し、汗をかいている。いや、そ...
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「ちぇっ、橙……これは、どうした事だ……?」~
「術の……練習して、自分に試したら……こう……なっちゃった…………...
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息も絶え絶えに、言葉を搾り出す。全身がグタァッとなってい...
ウネウネと蠢く二本の尻尾……いや、これは尻尾ではない。むし...
~
「これは一体…………ん?」~
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おそらく、この本に書いてある事を実践したのだろう。橙の側...
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「精力回復の術……これか。~
橙、きつく言ってあっただろう!? お前は未熟なんだから...
~
藍に怒鳴られ、耳をペタンを伏せる。藍は怒ると恐い。何とか...
~
「藍様……いつも、一生懸命働いてて……いつも溜息吐いてたから……~
だから、元気になって欲しくて……元気になる術を覚えようと…...
「橙、お前……」~
~
そんなに溜息を吐いて、疲れた素振りを見せていたのか。自分...
橙の横に屈み、そっと頭を撫でる。~
~
「すまなかったな……心配させてしまったか。私は、御主人様失...
「そんな事っ……藍様は、橙の立派な御主人様だよ……!」~
~
そう言って笑顔を見せる。苦しいだろうに、藍の前ではそんな...
改めて、橙がとても愛おしい存在に感じられた。~
~
「でも……さっきから、尻尾が……熱いよぉっ…………」~
~
両手を懸命に尻尾の方に伸ばす。しかし、蠢くソレは橙の手を...
バタバタともがくが、どうしてもソレを掴めない。そうしてい...
そして、そんな橙の様子を見ていられなくなった藍は、一つの...
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「橙……頑張らなくてもいいんだよ。辛ければ、いつでも私に頼...
「ら……藍、さまぁ……」~
「……さぁ、私はどうすればいいのか……遠慮せずに、言いなさい」~
「らんさまっ……藍様、た……たすけ、てぇっ……!」~
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目を潤ませ、半開き状態の口から唾液を垂らし、藍を見上げて...
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「橙……今、お前の中には過剰な妖力が流れ込んでいる。だから...
まぁ、何がどうなって尻尾がこうなってるのかは分からない...
「どうしたら……どうすれば、いいの…………?」~
「私に任せろ」~
~
頭をポンと叩くと、膝立ちで橙の足の間に移動する。目の前に...
恐る恐る、二本のソレを手で掴む。~
~
「ふみゃあああぁぁっ!?」~
~
橙の体が跳ねる。~
~
「藍様ぁ……今、何か体がピリピリって……」~
「……心配するな。体の力を抜くんだ」~
「は、はぁい…………くぅんっ」~
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ヒクヒクと脈打つ橙のモノを、そっと口に咥える。そして、も...
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「あひっ、や、ああぁぁっ!?」~
~
じゅる、ちゅく、にちゃ、ちゅうぅぅぅ…………片手で一本のモノ...
そして、もう片方の手でもう一本を掴み、先端を指でこねつつ...
~
「んむっ……ぐちゅ、ちゅぱ……」~
「んんんっ、藍、さまぁ……な……何、これっ……?」~
「ぷはっ…………どうだ……気持ち、良いか……?」~
「よく、分かんないけど……変な、感じっ……みあぁっ!」~
~
先端から透明の液が滲み出し、モノがピクピクと痙攣し始める...
舌先を器用に使い、刺激を加え続ける。~
~
「んむっ、れろ……あむ……」~
「あ、ひあっ、藍……さまぁ……何か……あ、来ちゃうよぉ……んんん...
「ん……我慢しなくていい。身を委ねるんだ」~
~
じゅぷ、ちゅぷ、ぐちゅううぅ…………改めてモノを咥えなおし、...
~
「らっ、藍様っ、出ちゃう、何か出ちゃうよおぉぉっ!!!」~
「ん……いいから、出しなさい……じゅぷ、ちゅぱ、じゅるうっ……」~
「あ、あっ、出る、出ちゃうよっ…………あああひあぁああぁぁぁ...
~
びゅるっ、びゅるるううぅうっ!!~
放出された白濁色の液体が藍の体を汚し、咥内のモノから大量...
~
「んっ、んんんむうううんっ!!!~
んくっ、ごくっ…………はぁぁ……随分たくさん出したな……」~
「あぁぁぁあぁぁ…………ら……藍様ぁ……ごめんな……さ、いぃ……」~
~
虚ろな目で締まりの無くなった口から唾液が畳に零れる。そん...
~
「ふぅ……少しは、すっきりしたか……?」~
「あ……ん……さっきよりは…………。でも……ま、まだ……苦しいよぉ……」~
~
大量の白濁液を吐き出したにも関わらず、二本のソレは未だ衰...
自らの汁に濡れて妖しく滑るソレが、橙の意思を無視して蠢き...
~
「ふむ……まだ足りない、か。橙、お前一体いつの間にこれだけ...
「よく……分からないけど……藍様の事を考えると、いつもより沢...
~
橙は、藍を心から慕っている。その藍の役に立ちたい……という...
それが、今回の暴走に繋がってしまった訳なのだが。~
~
「んふっ……私も、橙の妖力に当てられてしまったか……?」~
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藍がしきりにもぞもぞし始める。秘部が濡れてきているのを感...
~
「橙、まだ苦しいか?」~
「むずむずして、凄く変な気持ち……こんなの、始めてっ……!」~
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未だ喘ぎ続ける橙。それを見て、藍は着衣を脱ぎ始めた。~
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「藍様……何で、服、脱いでるの……?」~
~
その問いには答えず、やがて全裸になる。そして、橙のスカー...
~
「藍様……?」~
「私も、その……色々と当てられない状態になってしまったよう...
だから……橙、一緒に……気持ちよく、なろうな?」~
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そう言うと、モノを一つ両手に掴んで自らの秘部にあてがい、...
じゅぷっ、めりいいぃいぃぃぃっ……!~
~
「あっ、つっ……さすがに、キツい、か……!?」~
「うあああぁぁっ、藍様っ、な、何、これぇ……?」~
~
静かに、確実に深く挿入していく。……やがて、モノが藍の膣内...
もう一本を後ろ手に握り、体のストロークに合わせてシゴく。~
~
「お、奥まで、届いてっ……くはぁぁっ!」~
「ぬるぬるして、凄い……気持ちいいっ……んみゃあぁっ……!」~
~
ずぷ、じゅぽ、ぐちゅう……藍の主導で、手と膣を使いモノをシ...
~
「あっ、んくっ、ふあぁっ……」~
「藍……さまぁ……痛く、無いの……?」~
「ん……痛いものか……むしろ、気持ちいっ……んあ゛あああぁあ゛...
~
徐々に、脈打ちつつモノが自ら動き始める。橙の意思なのかは...
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「く……あ……ひっ、ひあああぁっ!」~
「ひゃううんんんっ、きゅうって、締め付けられて……あぁんん...
~
快感に意識が途切れがちになり、握っていたもう一本から手を...
すると、束縛から開放されたソレがくねり、行き場を求めての...
やがて、もう一つの入り口を見つけると、執拗に侵入を図り始...
~
「やっ、そこは……ちがっ……!」~
「ごめんなさいっ……尻尾が、勝手にぃ……!」~
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秘部から伝った愛液とモノを伝う白濁液で菊座をほぐし、その...
めり、ぎちぃいぃっ……!!~
~
「か……はっ……あっ……きっ、キツい……!」~
「や、ああぁあ゛ああ゛ぁっ……擦れて、また……出ちゃうよぉっ…...
~
どぷっ、どくんっ、びゅるぅっ……!!~
やがてお尻に深く突き刺さったモノから、二度目の精が放たれ...
しかし、全く衰えを見せないソレは、白濁液を潤滑油として再...
~
「あがあぁあ゛ぁああ゛っ……! 前と後ろ、中で、ゴリゴリっ...
「らんっ、ひゃみゃあっ……ひ、気持ち、いいよぉ……んあっ、ふ...
「橙、私も、気持ちいいっ……くうぅんんんあぁあああっ!!!」~
~
ずぽっ、じゅぷっ、ぐちゅっ、じゅぷうぅっ!!!~
さらに激しくなるピストン運動、愛液と精が混じりあい、さら...
下から突き上げられ、藍の体が宙に浮く。モノを引き、重力に...
初めに感じた痛みも失せ、ただひたすらに快感を貪っていた。~
~
「あっあっんはぁあ゛っ! もっ、駄目だっ……イクッ……!!」~
「また出るっ、出ちゃううっ! 変なお汁、またいっぱい出ち...
~
じゅぷっ、じゅぶっ、ぐちゅっ、ぐちゅうううぅうぅうぅっ!...
~
「ちぇん……イクッ、アソコとお尻で、イクッ…………!!!」~
「らんしゃまぁっ、も、りゃめぇっ……! ね、出していい? ...
「いいからっ、私の中に、いっぱい出してっ……ひああああぁぁ...
~
二本のモノが再び痙攣を始める。絶頂が近付いていた。~
両手でモノを掴み、かろうじてバランスを取る。~
~
「ぅああ゛あ゛あはあ゛ぁぁあっ、イクッ、イッちゃうぅっ……...
「ふみいいぃいぃぃい゛ぃっ! また来ちゃうっ、出るっ、出...
~
~
ドクンッ――――――――――――――――――――――――――~
~
~
「「ああああ゛ああ゛ぁあぁぁぁ゛あ゛ああぁ゛ぁああああぁ...
~
どぶ、どぴゅうっ、びゅくっ、びゅるるるるうぅっ!!!!!...
これまでよりもさらに大量の白濁液が、藍の体内に吐き出され...
にゅぷっ……ごぷっ―――――脱力し、橙の横に倒れこむ藍。その拍子...
妖力を出し切ったのか、あれだけ暴れまわったモノも何時の間...
~
「あ゛……ぁあ゛あ……ら……ん、さ……まぁ……」~
「ちぇ……ん…………」~
~
力を振り絞って、橙の手をそっと握る。安心したのか、そのま...
その様子を見て、藍もゆっくりとまどろみに飲み込まれていっ...
~
~
~
~
「んっ、む……」~
~
意識を取り戻した藍が、ゆっくりと身を起こす。ちょっと、い...
~
「それもそうか……ふぅ」~
~
また溜息を吐き、慌てて首を振る。橙はまだすやすやと眠って...
~
「いけないいけない…………ほら、橙、起きなさい」~
「ん……うーん………………」~
~
体を揺すられて、橙も目を覚ました。寝ぼけ眼で藍を見上げる。~
~
「あ、藍様……おはよう……」~
「やれやれ、のんきな奴だ……。どうだ、体の火照りは収まった...
「え? あ……ホントだ。えへへっ、さすが藍様だねっ!」~
「…………この」~
~
先程まで行われていた行為と、白濁液で汚れた己の裸体を思い...
~
「さて……体も服も畳も、随分と汚してしまったな。ここは私が...
「えっ……お風呂……?」~
~
橙の顔に戸惑いの色が浮かぶ。橙はお風呂が嫌いだ。……が。~
~
「……うんっ、分かった!」~
「何だ、やけに素直だな。いつもは嫌がるくせに」~
「藍様も、お風呂、入るんだよね……?」~
「……そうだな、体を洗わないと」~
「だったら、橙と一緒にお風呂入ろっ! 橙が、藍様の体、洗...
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どこまでも無邪気な笑顔。そそっかしくておっちょこちょいで...
橙は、どこまでいっても橙だった。~
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「……さ、早く用意をしなさい。遅くなると、どんどん洗うのが...
「……は~いっ! すぐにお風呂、沸かしてくるね!」~
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そう言ってひょこっと立ち上がり、転がるようにして部屋を飛...
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「もう少し落ち着きがあれば……と思っていたが、あいつはあれ...
無理に背伸びする事もあるまい。……私も、あまり一人で抱え...
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脱ぎ捨てられた洋服をたたみ、隅に避ける。~
部屋の中から空を見上げると、夕暮れの月が優しく輝いていた。~
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繰人形・Phantasmの感想も、聞いてみたかったり。~
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書いたの→marvs [アーヴ ◆arvsHiKSeA]
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