とうほうネチョロダ/永遠亭の宴 第1話『誘惑』
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第1話『誘惑』~
~
~
「てゐ? てゐは居る?」~
永遠亭の廊下をせわしなく歩く影。鈴仙は近くの襖を開けた...
「何かあったんですか?」~
「ああ、ちょっとてゐが……あ!」~
妖怪の一人に事情を話そうと思っていた矢先、鈴仙は廊下の...
「待て、てゐ!」~
その姿を追って、鈴仙も走り出す。二人の間はかなり差が開...
「……捕まえた」~
そして、方向感覚を麻痺させて、ふらふらとこちらに近付い...
「うぅー………」~
鈴仙に両肩を掴まれ、目を回しているてゐ。よろけが収まっ...
「…てゐ、どうしてこんな事されてるか…分かるわね?」~
ふるふる。~
「……てゐ。いますぐ謝れば、何もしないから…」~
ふるふる。~
「………」~
横に首を振り続けるてゐに、鈴仙の肩が震える。~
「…そう。じゃあ、しょうがないわね―――」~
「あっ!」~
突如、てゐの体が宙に浮く。…と言うより、鈴仙の脇腹に抱え...
「やめて、レイセン様っ…」~
「もう遅い…覚悟は出来てるね、てゐ?」~
「ううーっ…」~
腕の中でじたばたと暴れているてゐを抑えつつ、鈴仙は誰も...
~
~
* * *~
~
~
ぱんっ ぱんっ~
「あうっ、痛っ、痛いよっ!」~
「素直に吐かないからこうなるのっ……さあ、ちゃんと言いなさ...
「あぅっ……ご、ごめんなさい……レイセン様の部屋の障子に穴を...
「……ふう…やっと言ったわね」~
「う゛う~……」~
涙目のてゐを膝の上から下ろし、鈴仙はため息をついた。と...
「レイセン様…酷い」~
「何言ってるの。てゐが素直に謝らないからこういう事になる...
「わ、分かってるよ! 私だって、そのくらい!」~
「…じゃあ、どうしてそんなに聞き分けの無い事を……」~
鈴仙が、呆れた様に言葉を返す。すると、てゐは急に顔を赤...
「………」~
「…ん? どうしたの、てゐ?」~
「………だって、こうした方が、レイセン様と二人だけになり易い...
「!!」~
その言葉を聞いた鈴仙の顔も、一瞬で沸点に達した。~
「なっ……なっ………て、ゐ……」~
確かに、鈴仙はてゐにお仕置きする時は他者に見られない様...
「………」~
てゐが、鈴仙を見上げている。期待の籠もった目で。~
「―――」~
鈴仙も、てゐの瞳を覗く。~
狂気に誘う鈴仙の赤い瞳は、使おうと思わなければ発動はし...
二人の目が、合った。~
「レイセン様……」~
「ぁ……てゐ…」~
てゐの手が伸ばされ、鈴仙の背中に回される。そのままてゐ...
「ん……」~
「…ん……ふぅ……」~
そうして、口付け。互いの唇の柔らかさに目を閉じ、息をす...
「…はぁ……」~
「んは……」~
口を離し、互いの顔を見つめる。そこにあるのはただ、純粋...
「てゐ……こんな事しなくても、私は」~
「ん…分かってる、分かってるよ、レイセン様……でも」~
「…でも?」~
「何となく、こうしたかったから……」~
「てゐ………しょうがないわねぇ…」~
鈴仙は、くしゃりとてゐの頭を撫でた。~
「ぁ…」~
「私はてゐの事が好きよ。てゐは、どうなの?」~
「もちろん、レイセン様が好き…」~
「…ありがとう。それで、充分だから」~
そう言って、鈴仙はもう一度てゐに口付けた。~
鈴仙にとって、この純粋な行為が、何よりも幸福な時間だっ...
~
~
* * *~
~
~
それから少し経った、ある日。~
「………」~
「…てゐ?」~
鈴仙は、いつもの見回りの最中、部屋から現れたてゐが鈴仙...
「てゐ…また何かやったの?」~
「………」~
訊いてみても、首も振らないので分からなかった。~
(さて、どうしたものか……)~
首を傾げ、考えを巡らせる鈴仙―――その時。~
「………レイセン様………」~
てゐが、蚊の鳴く様な声で、鈴仙の名を呼んだ。そして―――そ...
「なっ…てゐ?」~
抱きつかれる事に関しては、大した驚きは無い。ただ、場所...
「レイセン様……」~
それを分からないてゐではないはずなのだが、今日に限って...
「…ああっ、もう…」~
困り果てた鈴仙は、周りに誰も居ないのを確かめると、更に...
~
「一体どうしたの? てゐ…」~
部屋に入り、落ち着く為に畳に腰を下ろす鈴仙。それでも、...
「………」~
てゐは、何も喋らない。ただ、鈴仙を抱く腕の力が強まって...
「てゐ……いつも言ってるでしょう? ちゃんと言わなきゃ、何...
「………………」~
しかし、部屋には沈黙が流れる。~
「ねえ……てゐ」~
「レイセン様は」~
堪りかねた鈴仙が何か言おうとしたその時、やっとてゐが口...
「え? あ、ああ……何? てゐ…」~
「レイセン様は、私の事、好き?」~
「!?」~
鈴仙の胸に顔をうずめながらてゐが言った言葉は、鈴仙を驚...
「ええ……もちろん、好きよ。てゐ、大好き」~
「レイセン様…」~
そう言って、てゐは顔を上げた。~
―――その瞳が潤んでいる事に、鈴仙は気付いた。泣いているの...
「レイセン様っ……!」~
「んっ……!?」~
突然、てゐが鈴仙の唇を奪った。ただ、それだけだったら鈴...
「んぐっ……んっ……」~
「んぅっ…!? ふぐっ、う、ん……!」~
てゐが、鈴仙の口内に舌を滑り込ませてきたのだ。その刺激...
「なっ……何をするの!? てゐ…!」~
「………イヤ、なの? レイセン様……」~
「うっ………いや…」~
再びてゐの瞳を見て、鈴仙は逡巡した。叱ろうにも、その目...
「……いや、ちょっと…急にてゐがそんな事するから…びっくりし...
「…ほんとう?」~
「ああ…本当。だから、急にそんな事…しないでね?」~
「…うん…」~
「だから……今度は、ちゃんと…」~
「うん……」~
鈴仙は目を閉じる。そうして少し経った後、唇に柔らかいも...
「んくっ…」~
「ぅ、ん……」~
それは、てゐの唇。その柔らかい唇は、しばらく鈴仙の唇を...
「はむ、ぅ、ちゅ……」~
「んう…は、ん、ちゅっ……」~
それは、てゐの舌。温かいそれが、鈴仙の口内に侵入してく...
「ちゅぅっ……んぐ…ん……」~
てゐの舌が、鈴仙の口内を動き回る。ぬめるその感触が何だ...
(てゐ……)~
鈴仙は、てゐの口撫に身を委ねながら、この上ない幸せを感...
~
――――――その時。~
~
「んくっ……こくっ……」~
「んぐ――――――ぅ…?」~
何かが、喉を通る感触。~
「え―――何…? て、ゐ……?」~
「………レイセン、様………」~
鈴仙は、てゐに何かを飲まされたという事は分かった。しか...
「何を…したの? てゐ…」~
「レイセン、さまぁ……」~
「あっ…!?」~
鈴仙の疑問にてゐは答えず、ただ鈴仙を押し倒した。~
「レイセン様……レイセン様ぁ……」~
仰向けになった鈴仙の顔を覗き込んで、うわ言の様に鈴仙の...
「ちょっ……どうしたの、てゐ…?」~
とにかく鈴仙は、体を押さえつけているてゐの手を振り解こ...
「え……なに……? どうしたの、これ……」~
普通ならば跳ね除けられるはずのてゐの力も、今は万力の様...
「レイセンさまぁ……好き………大好きぃ……」~
「………て………てゐ………」~
てゐのこの行動―――まさか、自分が能力で狂わせたとも思えな...
「!!」~
「レイセン、さま……」~
てゐの手が、鈴仙の服に伸びていた。~
~
~
* * *~
~
~
ぷつん、ぷつんとてゐの手によって鈴仙のワイシャツのボタ...
「や……止めて………てゐ……」~
抗議の声を上げても、てゐは言う事を聞かない。熱にうかさ...
「レイセン様……きれい…」~
「う……ぁ……」~
鈴仙の胸が露わになり、それを見たてゐは嘆息した。大きい...
「いいなぁ……たぶん、私よりも大きい…」~
「あっ……!」~
てゐの手が、晒された鈴仙の乳房に触れる。その感覚に、鈴...
「レイセン様……私の手で、感じて……」~
「う、くっ………てゐ……」~
てゐの手が、やわやわと鈴仙の乳房を揉みしだく。周りを擦...
「っ、あ……! ん……うぅ……!」~
その手つきは何だか慣れているように思えたが、今の鈴仙に...
(どうしてっ…!? 体が、熱いっ……!)~
このような経験は初めての鈴仙。なのに、この快感をすんな...
「あぁっ……! ん、ふぅ……!」~
しかし、その疑問も快感の波に流されてしまう。まともな思...
「はむっ……ちゅっ…んぅ……」~
「ひうっ…! あっ、んああぁぁああ……!!」~
そうしている間に、てゐは鈴仙の乳首を口に含み、口内で転...
「んちゅっ……あは……レイセン様、乳首勃ってるぅ……」~
「あふっ……て、ゐ……」~
鈴仙の思考は、てゐの愛撫によって削ぎ落とされていった。...
「レイセン様……下も、脱いで……」~
「んぁ……」~
だから、てゐの手がスカートに伸ばされた時も抵抗しなかっ...
「わぁ……レイセン様、もう濡れてる……」~
鈴仙の秘部を見て、てゐは目を輝かせる。湿ったそこに顔を...
「ちゅっ…」~
「!! んひゃぁあああぁぁぁああ!!」~
びくんっ!~
てゐが鈴仙の秘部に口付けた途端、鈴仙の体が跳ねた。~
「あは……レイセン様、気持ちよかった…?」~
「あ……ふぅ………う…ん……」~
てゐの言葉に、鈴仙は僅かだが頷く。それを見たてゐの顔が...
「よかったぁ……それじゃあもっと、気持ちよくするね…?」~
そう言って、てゐは更に鈴仙の秘部への愛撫を進めた。舌を...
「はうっ! あ、ああぁあぁああん!! やっ、ひっ、んぁあ...
「んぐっ……くちゅぅっ……ちゅる…ふぐぅ……ん、レイセンさまぁ……...
びく、びく、と体が震える度、気付かぬ内に鈴仙は両足でて...
「んひっ……あっ…てゐ……てゐ……!! 私、もう、何だか……!!」~
「ん……レイセン様……イッちゃうの…? いいよ……思いっきり、イ...
てゐは、鈴仙の濡れきった秘部の上にある突起に舌を這わせ...
「!!! あ、んあぁぁぁあぁぁあああぁぁぁぁあああーーー...
ぷしゅっ!~
大きく体を仰け反らせ、鈴仙は達した。秘部から噴き出した...
「んぷぁ……はぅ……レイセンさまのおツユ、こんなにイッパイ……」~
「ぁ……ぅぁ……んぁぁぁ………」~
てゐが顔を上げると、そこには脱力している鈴仙の姿があっ...
「レイセン様……」~
絶頂の余韻を漏らす鈴仙の唇にキスをすると、てゐは静かに...
~
~
* * *~
~
~
「あ………」~
鈴仙が目を覚ますと、その部屋には誰も居なかった。あるの...
「てゐ……」~
ぽつりと、想い人の名を呼ぶ。―――しかし、自分がこんな目に...
「どうして……」~
いくら考えても、分からない。てゐに、そんな性欲があるな...
…もしかして、自分の所為かもしれない。いつも、キスだけで...
本当は、体を重ね合わせたかったのに―――~
「て……ゐ……」~
泣きたくなった。しかし、そこでまた自分の体が熱くなって...
「てゐ…?」~
その名を呼ぶ毎に、動悸が激しくなってゆく。体の奥が―――疼...
「どう…して……」~
どうしてこの指は、アソコに伸びているんだろう。どうして...
~
どうして、私は。~
~
「あっ……んっ……」~
~
自らを慰めてみても、脳裏に浮かぶのは彼女の姿だけだった―...
~
~
* * *~
~
~
「~~~♪ ~~~♪」~
鼻歌混じりに軽快に廊下を歩く音。てゐは顔に満面の笑みを...
「あら……てゐ、どうしたの?」~
「あっ、永琳様っ!」~
そこでてゐは、永琳にばったり出会った。~
「何だかとっても嬉しそうね。何かいい事あったの?」~
「はい! あの、レイセン様と―――」~
「ストップ。…その話は、夜になったら私の部屋でじっくり聞か...
「……はい!」~
てゐは勢いよくお辞儀をして、永琳の横を駆け抜けていった。~
「………………」~
ふと、外を見やる永琳。~
~
一陣の強い風がざわざわと竹林を揺らし、雲を流して月光を...
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
続く~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
<後書きだけど続く>~
~
という訳で(?)続きます。永夜抄キャラ初書きです。うさ...
~
このお話は、柚子桃氏とネタを出し合って作っています。~
ああ、恐らく純愛路線にはなりません(何~
~
そう言えば、小学校の頃飼育委員でうさぎ飼ってたなぁ(続く~
~
~
書き続ける人:謎のザコ~
共犯者:柚子桃氏
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第1話『誘惑』~
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「てゐ? てゐは居る?」~
永遠亭の廊下をせわしなく歩く影。鈴仙は近くの襖を開けた...
「何かあったんですか?」~
「ああ、ちょっとてゐが……あ!」~
妖怪の一人に事情を話そうと思っていた矢先、鈴仙は廊下の...
「待て、てゐ!」~
その姿を追って、鈴仙も走り出す。二人の間はかなり差が開...
「……捕まえた」~
そして、方向感覚を麻痺させて、ふらふらとこちらに近付い...
「うぅー………」~
鈴仙に両肩を掴まれ、目を回しているてゐ。よろけが収まっ...
「…てゐ、どうしてこんな事されてるか…分かるわね?」~
ふるふる。~
「……てゐ。いますぐ謝れば、何もしないから…」~
ふるふる。~
「………」~
横に首を振り続けるてゐに、鈴仙の肩が震える。~
「…そう。じゃあ、しょうがないわね―――」~
「あっ!」~
突如、てゐの体が宙に浮く。…と言うより、鈴仙の脇腹に抱え...
「やめて、レイセン様っ…」~
「もう遅い…覚悟は出来てるね、てゐ?」~
「ううーっ…」~
腕の中でじたばたと暴れているてゐを抑えつつ、鈴仙は誰も...
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* * *~
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ぱんっ ぱんっ~
「あうっ、痛っ、痛いよっ!」~
「素直に吐かないからこうなるのっ……さあ、ちゃんと言いなさ...
「あぅっ……ご、ごめんなさい……レイセン様の部屋の障子に穴を...
「……ふう…やっと言ったわね」~
「う゛う~……」~
涙目のてゐを膝の上から下ろし、鈴仙はため息をついた。と...
「レイセン様…酷い」~
「何言ってるの。てゐが素直に謝らないからこういう事になる...
「わ、分かってるよ! 私だって、そのくらい!」~
「…じゃあ、どうしてそんなに聞き分けの無い事を……」~
鈴仙が、呆れた様に言葉を返す。すると、てゐは急に顔を赤...
「………」~
「…ん? どうしたの、てゐ?」~
「………だって、こうした方が、レイセン様と二人だけになり易い...
「!!」~
その言葉を聞いた鈴仙の顔も、一瞬で沸点に達した。~
「なっ……なっ………て、ゐ……」~
確かに、鈴仙はてゐにお仕置きする時は他者に見られない様...
「………」~
てゐが、鈴仙を見上げている。期待の籠もった目で。~
「―――」~
鈴仙も、てゐの瞳を覗く。~
狂気に誘う鈴仙の赤い瞳は、使おうと思わなければ発動はし...
二人の目が、合った。~
「レイセン様……」~
「ぁ……てゐ…」~
てゐの手が伸ばされ、鈴仙の背中に回される。そのままてゐ...
「ん……」~
「…ん……ふぅ……」~
そうして、口付け。互いの唇の柔らかさに目を閉じ、息をす...
「…はぁ……」~
「んは……」~
口を離し、互いの顔を見つめる。そこにあるのはただ、純粋...
「てゐ……こんな事しなくても、私は」~
「ん…分かってる、分かってるよ、レイセン様……でも」~
「…でも?」~
「何となく、こうしたかったから……」~
「てゐ………しょうがないわねぇ…」~
鈴仙は、くしゃりとてゐの頭を撫でた。~
「ぁ…」~
「私はてゐの事が好きよ。てゐは、どうなの?」~
「もちろん、レイセン様が好き…」~
「…ありがとう。それで、充分だから」~
そう言って、鈴仙はもう一度てゐに口付けた。~
鈴仙にとって、この純粋な行為が、何よりも幸福な時間だっ...
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* * *~
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それから少し経った、ある日。~
「………」~
「…てゐ?」~
鈴仙は、いつもの見回りの最中、部屋から現れたてゐが鈴仙...
「てゐ…また何かやったの?」~
「………」~
訊いてみても、首も振らないので分からなかった。~
(さて、どうしたものか……)~
首を傾げ、考えを巡らせる鈴仙―――その時。~
「………レイセン様………」~
てゐが、蚊の鳴く様な声で、鈴仙の名を呼んだ。そして―――そ...
「なっ…てゐ?」~
抱きつかれる事に関しては、大した驚きは無い。ただ、場所...
「レイセン様……」~
それを分からないてゐではないはずなのだが、今日に限って...
「…ああっ、もう…」~
困り果てた鈴仙は、周りに誰も居ないのを確かめると、更に...
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「一体どうしたの? てゐ…」~
部屋に入り、落ち着く為に畳に腰を下ろす鈴仙。それでも、...
「………」~
てゐは、何も喋らない。ただ、鈴仙を抱く腕の力が強まって...
「てゐ……いつも言ってるでしょう? ちゃんと言わなきゃ、何...
「………………」~
しかし、部屋には沈黙が流れる。~
「ねえ……てゐ」~
「レイセン様は」~
堪りかねた鈴仙が何か言おうとしたその時、やっとてゐが口...
「え? あ、ああ……何? てゐ…」~
「レイセン様は、私の事、好き?」~
「!?」~
鈴仙の胸に顔をうずめながらてゐが言った言葉は、鈴仙を驚...
「ええ……もちろん、好きよ。てゐ、大好き」~
「レイセン様…」~
そう言って、てゐは顔を上げた。~
―――その瞳が潤んでいる事に、鈴仙は気付いた。泣いているの...
「レイセン様っ……!」~
「んっ……!?」~
突然、てゐが鈴仙の唇を奪った。ただ、それだけだったら鈴...
「んぐっ……んっ……」~
「んぅっ…!? ふぐっ、う、ん……!」~
てゐが、鈴仙の口内に舌を滑り込ませてきたのだ。その刺激...
「なっ……何をするの!? てゐ…!」~
「………イヤ、なの? レイセン様……」~
「うっ………いや…」~
再びてゐの瞳を見て、鈴仙は逡巡した。叱ろうにも、その目...
「……いや、ちょっと…急にてゐがそんな事するから…びっくりし...
「…ほんとう?」~
「ああ…本当。だから、急にそんな事…しないでね?」~
「…うん…」~
「だから……今度は、ちゃんと…」~
「うん……」~
鈴仙は目を閉じる。そうして少し経った後、唇に柔らかいも...
「んくっ…」~
「ぅ、ん……」~
それは、てゐの唇。その柔らかい唇は、しばらく鈴仙の唇を...
「はむ、ぅ、ちゅ……」~
「んう…は、ん、ちゅっ……」~
それは、てゐの舌。温かいそれが、鈴仙の口内に侵入してく...
「ちゅぅっ……んぐ…ん……」~
てゐの舌が、鈴仙の口内を動き回る。ぬめるその感触が何だ...
(てゐ……)~
鈴仙は、てゐの口撫に身を委ねながら、この上ない幸せを感...
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――――――その時。~
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「んくっ……こくっ……」~
「んぐ――――――ぅ…?」~
何かが、喉を通る感触。~
「え―――何…? て、ゐ……?」~
「………レイセン、様………」~
鈴仙は、てゐに何かを飲まされたという事は分かった。しか...
「何を…したの? てゐ…」~
「レイセン、さまぁ……」~
「あっ…!?」~
鈴仙の疑問にてゐは答えず、ただ鈴仙を押し倒した。~
「レイセン様……レイセン様ぁ……」~
仰向けになった鈴仙の顔を覗き込んで、うわ言の様に鈴仙の...
「ちょっ……どうしたの、てゐ…?」~
とにかく鈴仙は、体を押さえつけているてゐの手を振り解こ...
「え……なに……? どうしたの、これ……」~
普通ならば跳ね除けられるはずのてゐの力も、今は万力の様...
「レイセンさまぁ……好き………大好きぃ……」~
「………て………てゐ………」~
てゐのこの行動―――まさか、自分が能力で狂わせたとも思えな...
「!!」~
「レイセン、さま……」~
てゐの手が、鈴仙の服に伸びていた。~
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ぷつん、ぷつんとてゐの手によって鈴仙のワイシャツのボタ...
「や……止めて………てゐ……」~
抗議の声を上げても、てゐは言う事を聞かない。熱にうかさ...
「レイセン様……きれい…」~
「う……ぁ……」~
鈴仙の胸が露わになり、それを見たてゐは嘆息した。大きい...
「いいなぁ……たぶん、私よりも大きい…」~
「あっ……!」~
てゐの手が、晒された鈴仙の乳房に触れる。その感覚に、鈴...
「レイセン様……私の手で、感じて……」~
「う、くっ………てゐ……」~
てゐの手が、やわやわと鈴仙の乳房を揉みしだく。周りを擦...
「っ、あ……! ん……うぅ……!」~
その手つきは何だか慣れているように思えたが、今の鈴仙に...
(どうしてっ…!? 体が、熱いっ……!)~
このような経験は初めての鈴仙。なのに、この快感をすんな...
「あぁっ……! ん、ふぅ……!」~
しかし、その疑問も快感の波に流されてしまう。まともな思...
「はむっ……ちゅっ…んぅ……」~
「ひうっ…! あっ、んああぁぁああ……!!」~
そうしている間に、てゐは鈴仙の乳首を口に含み、口内で転...
「んちゅっ……あは……レイセン様、乳首勃ってるぅ……」~
「あふっ……て、ゐ……」~
鈴仙の思考は、てゐの愛撫によって削ぎ落とされていった。...
「レイセン様……下も、脱いで……」~
「んぁ……」~
だから、てゐの手がスカートに伸ばされた時も抵抗しなかっ...
「わぁ……レイセン様、もう濡れてる……」~
鈴仙の秘部を見て、てゐは目を輝かせる。湿ったそこに顔を...
「ちゅっ…」~
「!! んひゃぁあああぁぁぁああ!!」~
びくんっ!~
てゐが鈴仙の秘部に口付けた途端、鈴仙の体が跳ねた。~
「あは……レイセン様、気持ちよかった…?」~
「あ……ふぅ………う…ん……」~
てゐの言葉に、鈴仙は僅かだが頷く。それを見たてゐの顔が...
「よかったぁ……それじゃあもっと、気持ちよくするね…?」~
そう言って、てゐは更に鈴仙の秘部への愛撫を進めた。舌を...
「はうっ! あ、ああぁあぁああん!! やっ、ひっ、んぁあ...
「んぐっ……くちゅぅっ……ちゅる…ふぐぅ……ん、レイセンさまぁ……...
びく、びく、と体が震える度、気付かぬ内に鈴仙は両足でて...
「んひっ……あっ…てゐ……てゐ……!! 私、もう、何だか……!!」~
「ん……レイセン様……イッちゃうの…? いいよ……思いっきり、イ...
てゐは、鈴仙の濡れきった秘部の上にある突起に舌を這わせ...
「!!! あ、んあぁぁぁあぁぁあああぁぁぁぁあああーーー...
ぷしゅっ!~
大きく体を仰け反らせ、鈴仙は達した。秘部から噴き出した...
「んぷぁ……はぅ……レイセンさまのおツユ、こんなにイッパイ……」~
「ぁ……ぅぁ……んぁぁぁ………」~
てゐが顔を上げると、そこには脱力している鈴仙の姿があっ...
「レイセン様……」~
絶頂の余韻を漏らす鈴仙の唇にキスをすると、てゐは静かに...
~
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「あ………」~
鈴仙が目を覚ますと、その部屋には誰も居なかった。あるの...
「てゐ……」~
ぽつりと、想い人の名を呼ぶ。―――しかし、自分がこんな目に...
「どうして……」~
いくら考えても、分からない。てゐに、そんな性欲があるな...
…もしかして、自分の所為かもしれない。いつも、キスだけで...
本当は、体を重ね合わせたかったのに―――~
「て……ゐ……」~
泣きたくなった。しかし、そこでまた自分の体が熱くなって...
「てゐ…?」~
その名を呼ぶ毎に、動悸が激しくなってゆく。体の奥が―――疼...
「どう…して……」~
どうしてこの指は、アソコに伸びているんだろう。どうして...
~
どうして、私は。~
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「あっ……んっ……」~
~
自らを慰めてみても、脳裏に浮かぶのは彼女の姿だけだった―...
~
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「~~~♪ ~~~♪」~
鼻歌混じりに軽快に廊下を歩く音。てゐは顔に満面の笑みを...
「あら……てゐ、どうしたの?」~
「あっ、永琳様っ!」~
そこでてゐは、永琳にばったり出会った。~
「何だかとっても嬉しそうね。何かいい事あったの?」~
「はい! あの、レイセン様と―――」~
「ストップ。…その話は、夜になったら私の部屋でじっくり聞か...
「……はい!」~
てゐは勢いよくお辞儀をして、永琳の横を駆け抜けていった。~
「………………」~
ふと、外を見やる永琳。~
~
一陣の強い風がざわざわと竹林を揺らし、雲を流して月光を...
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~
続く~
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<後書きだけど続く>~
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という訳で(?)続きます。永夜抄キャラ初書きです。うさ...
~
このお話は、柚子桃氏とネタを出し合って作っています。~
ああ、恐らく純愛路線にはなりません(何~
~
そう言えば、小学校の頃飼育委員でうさぎ飼ってたなぁ(続く~
~
~
書き続ける人:謎のザコ~
共犯者:柚子桃氏
ページ名: