とうほうネチョロダ/小悪魔切望すること
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書いた人:オサキ狐~
~
今回は、小悪魔×パチュリーです。~
若干というか、自分の東方怪綺談の私設定&小悪魔設定が入...
~
ちなみに話は怪綺談後(あるキャラ一人の名前以外は特に本編...
~
自分の脳内設定が大きくウェイトを締めているのをご容赦く...
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
かつて魔界の創造神であらせられる神綺様は人間界を滅ぼ...
目的は神綺様が人間界を席捲すること。~
それにはまず幻想郷を囲んでいる博麗大結界を破る必要があ...
神綺様はまずそこに目を付けられ、日夜魔界の者を送り込ん...
しかし、度重なる魔界の者との戦いによって、博麗家の人間...
これ以上無駄な戦力を博麗へ投入することは得策ではありま...
非常に多くの血が流れました。魔界と幻想郷の骨肉の争いは...
そして、神綺様にとっても予想外だったことは人間界の神を...
徐々に、徐々に魔界側は押されていきました。三層を牛耳っ...
私は五層で懸命に博麗と自称神を止めるために戦いましたが...
~
―――つまりそれは、神綺様が倒されてしまったことを意味する...
~
~
*~
~
~
幻想郷にある紅魔館の図書管理人室の中で、知識と日陰の少...
積もった埃の量は尋常ではなく、足跡など影も形も見えない...
ここにはまだ私の知らない知識が山のように死蔵されている...
「弱ったわね、今日に限って咲夜は留守だし。…でも、中の本...
咲夜なら時間を止めて埃が舞わないように掃除をすることが...
「…仕方ない、あれをやってみるしかないわね」~
パチュリーはいそいそとお気に入りの本だけをピックアップ...
~
―――悪魔召喚全書―――~
~
と書いてある如何にもおどろおどろしい本だった。おまけに...
「え~っと、どこだったかしら」~
パチュリーは目を細めて目的のページを探す。十数秒ほどペ...
「よしっ、これだわ。やりかたは―――」~
使い魔召喚のページに倣って、パチュリーは召喚の儀式に当...
準備が整うと、さっそくパチュリーは己が魔力で部屋の中央...
それから、パチュリーは使い魔召喚の呪文の詠唱を始める。...
~
………~
~
呪文詠唱後のほんのちょっとの静寂の後、やがて魔方陣の中...
悪魔というよりかは小悪魔といった方がしっくりくる感じで...
再び燭台に魔法で火を燈しながらパチュリーは言う。~
「…こんばんわ、私はパチュリー・ノーレッジ。あなたの主人...
にこりと微笑み、紅い小さな悪魔は答える。~
「…はい、マスター。私はあなたに呼ばれてここへ来ました」~
初めての召喚魔法に一発で成功したことにパチュリーはほっ...
「さっそくだけど働いてもらいたいの。そこからいける部屋...
パチュリーの気分はうきうきとしていた。これでやっとお目...
だが、そのまま言う通りにことが運ぶかと思っていたパチュ...
「…はい。それは……かしこまりました。…が、まだ契約が済ん...
「契約……って、まさか…」~
パチュリーはよもやと思って、使い魔召喚のページを凝視し...
すると、確かに小悪魔の言う契約に関することが記述されて...
~
―――契約の内容は体液の交換。すなわちそれは情交を意味して...
~
~
*~
~
~
名前を与えられるということは魔界においてもっとも名誉の...
神綺様はよほどの力を持つ者にしか名前を与えない。名前を...
~
でも、私のその望みはついぞ叶えられることは無かった。あ...
~
私たち魔界人は主を失ってしまった。だからもう名前を得ら...
~
召喚術を扱っていたのはパチュリー・ノーレッジと名乗る少...
~
私は期待に胸が膨らんだ。今度こそは私にも名前が得られる...
~
~
*~
~
~
パチュリーはにわかに後悔していた。いくら本のためとはい...
ついでパチュリーは己が知識と日陰の少女と呼ばれているこ...
しかし、そうは思うものの彼女にも魔女としてのプライドが...
「…あら、いけない。…いいわ、さっそく契りを結びましょう」~
「…はい、それではどのようにいたしましょう?」~
「そうね…一番手っ取り早く済むようにしてくれるかしら? ...
これは嘘ではない。パチュリーは肉体的な快楽を得ることよ...
「…承知いたしました。それではもっともマスターの体に負担...
言うなり、小悪魔はパチュリーを抱き寄せて唇を塞いだ。そ...
「…んんっ…んーん………ふぅ」~
舌を入れられたすぐは初めてのことで気持ち悪いと思ったが...
「…ん、ふぅ………はぁ…」~
こうしたことを知識でしか知らないパチュリーは初めて受け...
だが、今はもうパチュリーにそんな冷めた感情は無くなって...
しばらくそうして図書管理室内に湿っぽい淫らな音を響かせ...
「…次で、簡潔に済ますために最後です。お体の方は大丈夫で...
小悪魔はまだ完全に主従関係を結ぶ契約を終えていないにも...
「…いえ、だい…じょうぶ、よ…。それより…も……早いところ、...
不安半分、期待半分といった具合の表情をして、パチュリー...
「…では、そのようにいたします……」~
そう言うと、今度小悪魔はパチュリーのネグリジェを脱がし...
図書管理室内に世にも美しい裸体二つも並んだ。~
一つは力を込めれば容易く折れてしまいそうなほどか細く、...
全く違うといっていい両者の体に共通点は一つしかなかった...
「いきますね」~
小悪魔はその一言の後、パチュリーの秘所に指を差し入れた...
「…やっ…だ、めっ……ちょっ、………刺激、が………んふぅう」~
構わず小悪魔は指の動きを早め、パチュリーの秘所だけでな...
「…あっ、んぁぁぁああ……だめ、だめぇっ! ……このままじゃ...
小悪魔は申し訳なさそうな顔をしたが、言い付け通り簡潔に...
「ひんっ……んふぁぁあう……もう…らめ、ぇ…頭……ま……白……」~
そろそろ呂律が回らなくなってきたパチュリーに、小悪魔は...
「…あっ、んぁぁぁあああああ…くぅぅうう…」~
~
―――ぷしゃぁぁぁ~
~
同時にパチュリーは潮を吹いてしまう。そしてついには失神...
発射された潮は小悪魔の体を汚した。だが、もともとそれが...
小悪魔はパチュリーのイってドロドロになった秘所に自分の...
ぐちゅぐちゅと泡立つほどに秘所を擦り付けると、小悪魔は...
~
(これで、あなたは私の本当のマスターですね)~
~
小悪魔は心中でそう思った後、失神しているパチュリーに軽...
~
~
*~
~
~
――コンコン、というノックの音でパチュリーは目を覚ました。~
~
場所は図書館の一室にある仮眠室、こんなところで寝た覚え...
「確か…、私は使い魔を召喚して、…その後」~
ぽぉっとパチュリーの頬は真っ赤に染まった。まさかあんな...
~
――コンコン~
~
再度ノックがしたのでパチュリーは慌ててベッドから飛び起...
「…あら、レミィ」~
そこにいたのは紅魔館の主、レミリア・スカーレットだった。~
「よかった、ここにいたのね。…やっぱり、寝てたかしら?」~
「いいのよレミィ、本来は寝る気なんてなかったし。それよ...
理由あってパチュリーを探していたレミリアは早速話を切り...
「…パチュ。私、やっぱり幻想郷を霧で覆うことにしたわ。そ...
太陽を遮断するほどの濃霧を幻想郷一帯に発生させるなど、...
「そう。でもレミィが決めたのだったら私は別に反対しない...
「ありがとう、パチュ」~
レミリアが礼を言い終わると、突然ノックの音が仮眠室に響...
~
――コンコン~
~
「…おかしいわね。咲夜は今日は紅魔館にはいないはず…。侵...
パチュリーには思い当たる者がいたので声をかける。~
「お入りなさい」~
「パチュ?」~
「大丈夫よ」~
~
―――失礼致します。~
~
と言って入ってきたのはやはりパチュリーが召喚した紅い悪...
「あら、見ない顔ね」~
「…うん、ちょっと本の整理に人手が足りなくて、私が喚んだ...
簡単な紹介をパチュリーがした。小悪魔の方もレミリアに深...
「マスターのご友人でありますか。お初にお目にかかります」~
マスターという言葉を聞いてレミリアはパチュリーにからか...
「…あらあら、ということはパチュ…、やっぱりあれをしちゃ...
パチュリーは顔が真っ赤になった。~
「…もうっ! レミィったら…」~
「ふふ、ごめんごめん。そんなことよりも、あなたのお名前...
この問いに小悪魔は首を振ることで答えた。~
「あら、まだ名前がないのね。ふふ、じゃあパチュ、『マス...
「言われなくても、とっておきの名前をつけてあげるわよ!」~
パチュリーは恥ずかしそうに声を張り上げた。~
~
小悪魔は嬉しそうに微笑んだ。~
~
~
*~
~
~
明くる日、マスターとその友人レミリア様は幻想郷一帯を霧...
レミリア様がいつでも外を徘徊するために、です。~
しかし、そんな勝手を行えば手痛いしっぺ返しを受けること...
幻想郷の人間は自分たちの生活を守るために必ず戦いを挑ん...
~
―――かつての、あのときのように。~
~
私は妙な胸騒ぎを覚えずにはいられなかった。~
冗談ではない、今日はマスターが私に名前を与えてくださる...
何事もなかったらいいのに……。~
~
けれど、私の願いは叶わず、胸騒ぎだけが現実となった。~
~
ズゥゥゥウウウウウン―――。~
~
大きく建築物が半壊する音が紅魔館に響いた、恐らくは紅魔...
どうやら、門番の方が侵入者に倒されてしまったらしい。~
じきにこの図書館に侵入者が来ることは、やはり直感的なも...
私は弾幕ごっこの準備を整える。~
そして、マスターが仕掛けた魔方陣のトラップを掻い潜りな...
~
―――博麗!!? ~
~
侵入者は驚くべきことにあの忌々しい博麗の者だった。~
私は今までにない憤りを感じる、また私の夢を阻むのかと。~
あまりにも許し難い、お前は一体何様なのだと問いたかった。~
怒りはすでに飽和点に達していた。~
私は魔力を最大限に放出する、頭よりも先に体が反応してい...
~
しかし、そんな怒り任せの攻撃は博麗には全く効いてもいな...
上手く狙いも定まっていなかったせいか、いとも簡単にかわ...
はずす度に私は焦っていく。~
そんな私を嘲笑うかのようにして、博麗は符を使った。~
~
―――霊符『夢想封印』―――~
~
その威力はあまりにも凄まじすぎた。~
私は自分の体が圧搾されていくような感覚を味わう。~
魔界でも同じ符を受けたことがあったが、あれは今みたいに...
このままでは封印されて現世にいられなくなる、それだけは...
已むなく、私は攻撃に使っていた魔力をすべて防御に回す。~
ほんの少しでいい、ほんの少しでもいいから博麗の符の威力...
~
その思い強く、何とか封印されることなく私は現世に踏みと...
でも、そのために私の魔力は枯れ果て、私は図書館の床へと...
~
―――博麗は私に一瞥もくれることなく、奥へと消えていった。~
~
~
*~
~
~
パチュリーは目の前にいる紅白の巫女の強さに苦戦を強い...
よりにもよって体調がさしてよくもない日に限って弾幕ごっ...
「どうしたの? 赤い顔をして。熱でもあるのかしら?」~
昨日のことで思わず赤ら顔をしていたことを指摘され、パチ...
「…何でもないわ。ところで紅白、ここへくる前に私の使い魔...
「使い魔? あの紅い髪をした? それなら、始末したわ」~
「なっ…」~
始末したなどと平然と言ってのける紅白の巫女にパチュリー...
契約をする上で必要だったとはいえ、一度体を許したことも...
体調も悪く、長期戦は分が悪かったのでパチュリーは今自分...
「木火符『フォレストブレイズ』!!!」~
木の葉が舞うかのように空中を漂ってくる弾幕。それが術者...
紅白の巫女、博麗霊夢はまるで自分が山火事の現場から自分...
「なかなかやるわね。でも、私の霊符には何人でも適わない...
~
―――霊符『夢想封印』―――~
~
博麗霊夢は言葉通りに霊符を発動させるとパチュリーの放っ...
「きゃぁああ――」~
ごぼっという生々しい音と共にパチュリーは血を吐いた。や...
このままでは自分の命が危ういと知り、パチュリーは自分の...
その光景を博麗霊夢はどこかで見たと思った。~
「それにしてもこの館って、外から見て、こんなに広かった...
パチュリーの吐血の様を見ても何も思わなかったのか、にべ...
「…家には空間をいじるのが好きな人がいるのよ」~
胸を抑えながらパチュリーは言った。目は博麗霊夢を睨んで...
「そっ、じゃあ次はそいつかしらね」~
もうパチュリーに興味を失ったのか、博麗霊夢はそのまま図...
~
~
*~
~
~
そろそろ体を現世に維持するには魔力が相当に足りなくなっ...
このままではよくて魔界に堕ちるか、あるいは亡者の仲間入...
私は段々と体が寒くなってくるのを感じた。~
~
―――カツーン~
~
図書館に靴音が響く、私はそれを自分のお迎えなのだと思っ...
~
―――カツーン~
~
身震いが止まらない、音も段々と近づいてくる。~
~
―――カツーン~
~
やがて、~
~
―――カツーン~
~
私の前で、~
~
―――カツーン~
~
音は止まった。~
~
「…ここにいたのね」~
~
私は恐怖のあまりに目を閉じていたが、柔らかい声を聞いて...
「…マス、ター?」~
目を開けたその先にいたのはまぎれもなく私のマスターだっ...
しかし、顔の色はいつもより青く、驚いたことにネグリジェ...
私がマスターのその姿を見てびっくりしていることを感じ取...
「…ああ、これ? 大丈夫、よ…。ちょっと無理をしたみたい…...
マスターは私の目の前で血を吐いた。恐らくマスターにもほ...
「…マスター、無理をなさらないで…ください。それよりも…」~
それよりも…。~
「…それよりも…なぁに?」~
私の…。~
「とっておきの名前…考えてくださいましたか?」~
マスターははにかむような表情をして言う。~
~
~
―――あなたの、あなたの名前はね………~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
如何でしたでしょうか? ここまで付き合ってくださって真...
~
作者的な違和感を箇条書き~
~
①霊夢が非道の人になりすぎている。~
②公式で否定されているにも関わらず弾幕ごっこが死合になっ...
③ネチョが何か前回と被っているような??? 正直、すまんか...
~
前回が肥やしになっていればいいんですが…。~
リクは某所の某むむむ氏にいただきました。~
むむむさんの小悪魔の脳内イメージとかけ離れていたらごめ...
~
私はむむむさんの小悪魔普及を心より応援する者です(一条~
~
~
では次回がありましたらまたお会いいたしましょうヽ(゚∀゚)ノ
終了行:
書いた人:オサキ狐~
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今回は、小悪魔×パチュリーです。~
若干というか、自分の東方怪綺談の私設定&小悪魔設定が入...
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ちなみに話は怪綺談後(あるキャラ一人の名前以外は特に本編...
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自分の脳内設定が大きくウェイトを締めているのをご容赦く...
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かつて魔界の創造神であらせられる神綺様は人間界を滅ぼ...
目的は神綺様が人間界を席捲すること。~
それにはまず幻想郷を囲んでいる博麗大結界を破る必要があ...
神綺様はまずそこに目を付けられ、日夜魔界の者を送り込ん...
しかし、度重なる魔界の者との戦いによって、博麗家の人間...
これ以上無駄な戦力を博麗へ投入することは得策ではありま...
非常に多くの血が流れました。魔界と幻想郷の骨肉の争いは...
そして、神綺様にとっても予想外だったことは人間界の神を...
徐々に、徐々に魔界側は押されていきました。三層を牛耳っ...
私は五層で懸命に博麗と自称神を止めるために戦いましたが...
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―――つまりそれは、神綺様が倒されてしまったことを意味する...
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幻想郷にある紅魔館の図書管理人室の中で、知識と日陰の少...
積もった埃の量は尋常ではなく、足跡など影も形も見えない...
ここにはまだ私の知らない知識が山のように死蔵されている...
「弱ったわね、今日に限って咲夜は留守だし。…でも、中の本...
咲夜なら時間を止めて埃が舞わないように掃除をすることが...
「…仕方ない、あれをやってみるしかないわね」~
パチュリーはいそいそとお気に入りの本だけをピックアップ...
~
―――悪魔召喚全書―――~
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と書いてある如何にもおどろおどろしい本だった。おまけに...
「え~っと、どこだったかしら」~
パチュリーは目を細めて目的のページを探す。十数秒ほどペ...
「よしっ、これだわ。やりかたは―――」~
使い魔召喚のページに倣って、パチュリーは召喚の儀式に当...
準備が整うと、さっそくパチュリーは己が魔力で部屋の中央...
それから、パチュリーは使い魔召喚の呪文の詠唱を始める。...
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………~
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呪文詠唱後のほんのちょっとの静寂の後、やがて魔方陣の中...
悪魔というよりかは小悪魔といった方がしっくりくる感じで...
再び燭台に魔法で火を燈しながらパチュリーは言う。~
「…こんばんわ、私はパチュリー・ノーレッジ。あなたの主人...
にこりと微笑み、紅い小さな悪魔は答える。~
「…はい、マスター。私はあなたに呼ばれてここへ来ました」~
初めての召喚魔法に一発で成功したことにパチュリーはほっ...
「さっそくだけど働いてもらいたいの。そこからいける部屋...
パチュリーの気分はうきうきとしていた。これでやっとお目...
だが、そのまま言う通りにことが運ぶかと思っていたパチュ...
「…はい。それは……かしこまりました。…が、まだ契約が済ん...
「契約……って、まさか…」~
パチュリーはよもやと思って、使い魔召喚のページを凝視し...
すると、確かに小悪魔の言う契約に関することが記述されて...
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―――契約の内容は体液の交換。すなわちそれは情交を意味して...
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名前を与えられるということは魔界においてもっとも名誉の...
神綺様はよほどの力を持つ者にしか名前を与えない。名前を...
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でも、私のその望みはついぞ叶えられることは無かった。あ...
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私たち魔界人は主を失ってしまった。だからもう名前を得ら...
~
召喚術を扱っていたのはパチュリー・ノーレッジと名乗る少...
~
私は期待に胸が膨らんだ。今度こそは私にも名前が得られる...
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*~
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パチュリーはにわかに後悔していた。いくら本のためとはい...
ついでパチュリーは己が知識と日陰の少女と呼ばれているこ...
しかし、そうは思うものの彼女にも魔女としてのプライドが...
「…あら、いけない。…いいわ、さっそく契りを結びましょう」~
「…はい、それではどのようにいたしましょう?」~
「そうね…一番手っ取り早く済むようにしてくれるかしら? ...
これは嘘ではない。パチュリーは肉体的な快楽を得ることよ...
「…承知いたしました。それではもっともマスターの体に負担...
言うなり、小悪魔はパチュリーを抱き寄せて唇を塞いだ。そ...
「…んんっ…んーん………ふぅ」~
舌を入れられたすぐは初めてのことで気持ち悪いと思ったが...
「…ん、ふぅ………はぁ…」~
こうしたことを知識でしか知らないパチュリーは初めて受け...
だが、今はもうパチュリーにそんな冷めた感情は無くなって...
しばらくそうして図書管理室内に湿っぽい淫らな音を響かせ...
「…次で、簡潔に済ますために最後です。お体の方は大丈夫で...
小悪魔はまだ完全に主従関係を結ぶ契約を終えていないにも...
「…いえ、だい…じょうぶ、よ…。それより…も……早いところ、...
不安半分、期待半分といった具合の表情をして、パチュリー...
「…では、そのようにいたします……」~
そう言うと、今度小悪魔はパチュリーのネグリジェを脱がし...
図書管理室内に世にも美しい裸体二つも並んだ。~
一つは力を込めれば容易く折れてしまいそうなほどか細く、...
全く違うといっていい両者の体に共通点は一つしかなかった...
「いきますね」~
小悪魔はその一言の後、パチュリーの秘所に指を差し入れた...
「…やっ…だ、めっ……ちょっ、………刺激、が………んふぅう」~
構わず小悪魔は指の動きを早め、パチュリーの秘所だけでな...
「…あっ、んぁぁぁああ……だめ、だめぇっ! ……このままじゃ...
小悪魔は申し訳なさそうな顔をしたが、言い付け通り簡潔に...
「ひんっ……んふぁぁあう……もう…らめ、ぇ…頭……ま……白……」~
そろそろ呂律が回らなくなってきたパチュリーに、小悪魔は...
「…あっ、んぁぁぁあああああ…くぅぅうう…」~
~
―――ぷしゃぁぁぁ~
~
同時にパチュリーは潮を吹いてしまう。そしてついには失神...
発射された潮は小悪魔の体を汚した。だが、もともとそれが...
小悪魔はパチュリーのイってドロドロになった秘所に自分の...
ぐちゅぐちゅと泡立つほどに秘所を擦り付けると、小悪魔は...
~
(これで、あなたは私の本当のマスターですね)~
~
小悪魔は心中でそう思った後、失神しているパチュリーに軽...
~
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*~
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――コンコン、というノックの音でパチュリーは目を覚ました。~
~
場所は図書館の一室にある仮眠室、こんなところで寝た覚え...
「確か…、私は使い魔を召喚して、…その後」~
ぽぉっとパチュリーの頬は真っ赤に染まった。まさかあんな...
~
――コンコン~
~
再度ノックがしたのでパチュリーは慌ててベッドから飛び起...
「…あら、レミィ」~
そこにいたのは紅魔館の主、レミリア・スカーレットだった。~
「よかった、ここにいたのね。…やっぱり、寝てたかしら?」~
「いいのよレミィ、本来は寝る気なんてなかったし。それよ...
理由あってパチュリーを探していたレミリアは早速話を切り...
「…パチュ。私、やっぱり幻想郷を霧で覆うことにしたわ。そ...
太陽を遮断するほどの濃霧を幻想郷一帯に発生させるなど、...
「そう。でもレミィが決めたのだったら私は別に反対しない...
「ありがとう、パチュ」~
レミリアが礼を言い終わると、突然ノックの音が仮眠室に響...
~
――コンコン~
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「…おかしいわね。咲夜は今日は紅魔館にはいないはず…。侵...
パチュリーには思い当たる者がいたので声をかける。~
「お入りなさい」~
「パチュ?」~
「大丈夫よ」~
~
―――失礼致します。~
~
と言って入ってきたのはやはりパチュリーが召喚した紅い悪...
「あら、見ない顔ね」~
「…うん、ちょっと本の整理に人手が足りなくて、私が喚んだ...
簡単な紹介をパチュリーがした。小悪魔の方もレミリアに深...
「マスターのご友人でありますか。お初にお目にかかります」~
マスターという言葉を聞いてレミリアはパチュリーにからか...
「…あらあら、ということはパチュ…、やっぱりあれをしちゃ...
パチュリーは顔が真っ赤になった。~
「…もうっ! レミィったら…」~
「ふふ、ごめんごめん。そんなことよりも、あなたのお名前...
この問いに小悪魔は首を振ることで答えた。~
「あら、まだ名前がないのね。ふふ、じゃあパチュ、『マス...
「言われなくても、とっておきの名前をつけてあげるわよ!」~
パチュリーは恥ずかしそうに声を張り上げた。~
~
小悪魔は嬉しそうに微笑んだ。~
~
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明くる日、マスターとその友人レミリア様は幻想郷一帯を霧...
レミリア様がいつでも外を徘徊するために、です。~
しかし、そんな勝手を行えば手痛いしっぺ返しを受けること...
幻想郷の人間は自分たちの生活を守るために必ず戦いを挑ん...
~
―――かつての、あのときのように。~
~
私は妙な胸騒ぎを覚えずにはいられなかった。~
冗談ではない、今日はマスターが私に名前を与えてくださる...
何事もなかったらいいのに……。~
~
けれど、私の願いは叶わず、胸騒ぎだけが現実となった。~
~
ズゥゥゥウウウウウン―――。~
~
大きく建築物が半壊する音が紅魔館に響いた、恐らくは紅魔...
どうやら、門番の方が侵入者に倒されてしまったらしい。~
じきにこの図書館に侵入者が来ることは、やはり直感的なも...
私は弾幕ごっこの準備を整える。~
そして、マスターが仕掛けた魔方陣のトラップを掻い潜りな...
~
―――博麗!!? ~
~
侵入者は驚くべきことにあの忌々しい博麗の者だった。~
私は今までにない憤りを感じる、また私の夢を阻むのかと。~
あまりにも許し難い、お前は一体何様なのだと問いたかった。~
怒りはすでに飽和点に達していた。~
私は魔力を最大限に放出する、頭よりも先に体が反応してい...
~
しかし、そんな怒り任せの攻撃は博麗には全く効いてもいな...
上手く狙いも定まっていなかったせいか、いとも簡単にかわ...
はずす度に私は焦っていく。~
そんな私を嘲笑うかのようにして、博麗は符を使った。~
~
―――霊符『夢想封印』―――~
~
その威力はあまりにも凄まじすぎた。~
私は自分の体が圧搾されていくような感覚を味わう。~
魔界でも同じ符を受けたことがあったが、あれは今みたいに...
このままでは封印されて現世にいられなくなる、それだけは...
已むなく、私は攻撃に使っていた魔力をすべて防御に回す。~
ほんの少しでいい、ほんの少しでもいいから博麗の符の威力...
~
その思い強く、何とか封印されることなく私は現世に踏みと...
でも、そのために私の魔力は枯れ果て、私は図書館の床へと...
~
―――博麗は私に一瞥もくれることなく、奥へと消えていった。~
~
~
*~
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パチュリーは目の前にいる紅白の巫女の強さに苦戦を強い...
よりにもよって体調がさしてよくもない日に限って弾幕ごっ...
「どうしたの? 赤い顔をして。熱でもあるのかしら?」~
昨日のことで思わず赤ら顔をしていたことを指摘され、パチ...
「…何でもないわ。ところで紅白、ここへくる前に私の使い魔...
「使い魔? あの紅い髪をした? それなら、始末したわ」~
「なっ…」~
始末したなどと平然と言ってのける紅白の巫女にパチュリー...
契約をする上で必要だったとはいえ、一度体を許したことも...
体調も悪く、長期戦は分が悪かったのでパチュリーは今自分...
「木火符『フォレストブレイズ』!!!」~
木の葉が舞うかのように空中を漂ってくる弾幕。それが術者...
紅白の巫女、博麗霊夢はまるで自分が山火事の現場から自分...
「なかなかやるわね。でも、私の霊符には何人でも適わない...
~
―――霊符『夢想封印』―――~
~
博麗霊夢は言葉通りに霊符を発動させるとパチュリーの放っ...
「きゃぁああ――」~
ごぼっという生々しい音と共にパチュリーは血を吐いた。や...
このままでは自分の命が危ういと知り、パチュリーは自分の...
その光景を博麗霊夢はどこかで見たと思った。~
「それにしてもこの館って、外から見て、こんなに広かった...
パチュリーの吐血の様を見ても何も思わなかったのか、にべ...
「…家には空間をいじるのが好きな人がいるのよ」~
胸を抑えながらパチュリーは言った。目は博麗霊夢を睨んで...
「そっ、じゃあ次はそいつかしらね」~
もうパチュリーに興味を失ったのか、博麗霊夢はそのまま図...
~
~
*~
~
~
そろそろ体を現世に維持するには魔力が相当に足りなくなっ...
このままではよくて魔界に堕ちるか、あるいは亡者の仲間入...
私は段々と体が寒くなってくるのを感じた。~
~
―――カツーン~
~
図書館に靴音が響く、私はそれを自分のお迎えなのだと思っ...
~
―――カツーン~
~
身震いが止まらない、音も段々と近づいてくる。~
~
―――カツーン~
~
やがて、~
~
―――カツーン~
~
私の前で、~
~
―――カツーン~
~
音は止まった。~
~
「…ここにいたのね」~
~
私は恐怖のあまりに目を閉じていたが、柔らかい声を聞いて...
「…マス、ター?」~
目を開けたその先にいたのはまぎれもなく私のマスターだっ...
しかし、顔の色はいつもより青く、驚いたことにネグリジェ...
私がマスターのその姿を見てびっくりしていることを感じ取...
「…ああ、これ? 大丈夫、よ…。ちょっと無理をしたみたい…...
マスターは私の目の前で血を吐いた。恐らくマスターにもほ...
「…マスター、無理をなさらないで…ください。それよりも…」~
それよりも…。~
「…それよりも…なぁに?」~
私の…。~
「とっておきの名前…考えてくださいましたか?」~
マスターははにかむような表情をして言う。~
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―――あなたの、あなたの名前はね………~
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如何でしたでしょうか? ここまで付き合ってくださって真...
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作者的な違和感を箇条書き~
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①霊夢が非道の人になりすぎている。~
②公式で否定されているにも関わらず弾幕ごっこが死合になっ...
③ネチョが何か前回と被っているような??? 正直、すまんか...
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前回が肥やしになっていればいいんですが…。~
リクは某所の某むむむ氏にいただきました。~
むむむさんの小悪魔の脳内イメージとかけ離れていたらごめ...
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私はむむむさんの小悪魔普及を心より応援する者です(一条~
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では次回がありましたらまたお会いいたしましょうヽ(゚∀゚)ノ
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