とうほうネチョロダ/『橙は寝相が悪くて大抵の事では起きない』が前提なテンコーSS
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マヨヒガの夜。~
月明かりと星の瞬きを邪魔する物は何もなく、空を見上げれば...
そしてその下で、マヨヒガの縁側で。藍は一人寛いでいた。~
~
「んっ・・・・・・・ふぁぁ」~
~
大きく伸びをして欠伸を一つ。綺麗な月夜を眺めていたら何時...
橙ならもうとっくに眠っている時間、あまり夜更かしが過ぎる...
~
「そろそろ寝るか・・・」~
~
~
酒がまだ残っている徳利を片手に自分の部屋へ。途中、橙の部...
~
「橙はちゃんと寝てるかな・・・・・・っと」~
~
襖をそっと開けて中へ。~
一人で使うにはまだ大きすぎる布団の中で、橙は可愛い寝息を...
・・・・・・・・いや、半分は正解なのだが。~
~
「ふふっ、相変わらずだな・・・・」~
~
藍の顔から笑みがこぼれる。~
橙は確かに布団に入って眠っている。だが寝返りを打って布団...
昼間たっぷり動き回っていれば、眠っている時に体を動かすと...
どんなに昼間遊んでもこの寝相だけはどうにもならないらしい...
~
「やれやれ・・・こんな格好だと風邪引くぞ」~
~
夏とはいえ、マヨヒガに吹き込む夜風は少しばかり涼しすぎる。~
布団もかけずに一晩を明かせば咳とクシャミに悩まされる事は...
だから、藍はその時ごくごく普通の事を考えていた。~
物音を立てないように忍び足で部屋の中へ。そして布団を掛け...
~
~
「・・・・・・・・・!?」~
~
藍の動きが一瞬止まった。藍の視線はある一点に留まり動かな...
~
「おぉぉ・・・こ、これはッ・・・・・・・」~
~
橙の寝間着がはだけ、その下から小さな桜色の突起がわずかに...
帯の締めが緩かったのか、橙が無意識のうちに手をやっていた...
これでは橙の胸が見えてしまうのも無理はない。~
~
「な、な・・・・直してやらないと。橙が風邪引いてしまうからな・...
~
至って正当な理由なのだが、それでも藍の手は震えていた。~
藍と橙の関係は単なる主従に留まらない。それは時として親と...
一目見ただけでは分からない、それはそれはとても複雑で、と...
そして橙にとって藍は憧れの女性・・・・・だが、藍にとって橙は友...
一言で言えば、藍は橙の事が『好き』なのだ。それも異性の者...
自分の式を愛してしまうなんて・・・・・というのが藍の建前。しか...
2つの顔を持ちながらも藍はどうにか建前だけを見せ続けてきた...
~
~
「落ち着け・・・・・ドキドキするな私・・・・・・」~
~
そう自分に何度も言い聞かせ、必死に暴走を押さえ込む藍。そ...
寝間着を直し、帯をしっかり締める。たったそれだけだ。~
~
だらしなく開いた胸元を正し、帯を締め直す。手はまだ震えて...
あとはこの布団をちゃんとかけ直して部屋を出ればいい・・・・・・...
~
~
「・・・・うにゃ・・・・・・・」~
「―――ッ!?」~
~
突如、橙の腕が伸び藍の腕を掴んだ・・・・・いや、無意識に伸ばし...
とにかく、これで藍はすぐには離れられなくなってしまった。~
~
(ち、橙・・・放してくれ・・・・・!)~
「ん~~~~~・・・・・・・」~
(これじゃ私が帰れないっ・・・!)~
「にゃ・・・っふふふふふ・・・・・・・・・・」~
~
「・・・・・・・・・・・・・・やれやれ」~
~
藍の腕は橙にしっかり抱えられてしまった。無理に引っぺがし...
たかがこんな事で橙を起こしてしまうというのも馬鹿馬鹿しい...
~
腕は掴まれたまま、橙の傍で胡座をかき橙の寝顔をじっと見つ...
橙はどんな夢を見ているのだろう・・・・腕を抱え、幸せそうな笑...
食べ物の夢か、誰かと遊んでいる夢か。恐らくそんな所だろう...
―――じゃあこの腕は食べ物?夢に出てくる誰かの腕?~
流石の藍も橙の夢の中まで知る事はできない。だが、自分の腕...
~
~
~
(・・・あぁもう可愛いな・・・・・・・あまり可愛すぎてコッチが狂っ...
「にゃはぁ・・・藍しゃま~・・・・・」~
「・・・・・うっ・・・・・・・・!?」~
「藍しゃま、大好き~・・・・・」~
~
それはただの寝言に過ぎなかった。ただの寝言だが、藍に対し...
さらに、腕を抱えられて頬擦りまでされた日には藍にとってこ...
普段から橙は藍にベッタリだが、寝言でも好きと言われるとは...
~
「んぁ・・・・藍しゃま~・・・」~
「いぃっ・・・・・・・!?」~
~
~
突然の事に藍は言葉を失う。~
橙が両手でしっかり抱えている藍の腕を口元に引き寄せ・・・その...
ちゅぱ・・・・ちゅぱ・・・・と淫靡な音が静かな部屋に響く。まるで...
橙は一心不乱に(眠っているはずだが)藍の親指に吸い付いて...
~
(橙・・・・・そんな事されたら、もう、私・・・・・・・・)~
「ふぁ・・・・らんしゃまぁ・・・・・・・・・・」~
(ダメ・・・我慢できないっ・・・・・・!)~
~
橙は夢の中で幼時退行を起こしているように見えた。~
抱えているのは藍の体、吸い付いているのは藍の乳房か。~
だが、指をしゃぶる姿が藍には赤ん坊のそれより遥かにいやら...
~
一心不乱に指を吸う橙の姿、たまに漏れる吐息、何かを吸い出...
それら全てが、藍には男性器を咥える女性の姿に映っていたの...
それは酒のせいかも知れないし、橙の行動に混乱したからかも...
ともかく、橙の行動にアテられて藍の胸の鼓動はさらに昂りを...
~
身体の内側が熱っぽいのを感じる。身も心も切なく、昂りを鎮...
空いている方の手で、藍は服のすき間に手を挿し込んでみる。~
驚くべき事に・・・・・と言うべきか、案の定・・・・・と言うべきか、...
~
(嘘・・・・・・私、こんな事で濡れてるのか・・・・?・・・・・・・・違う、...
これは・・・・・・これは・・・・・・・・・・・・・・)~
~
だが、どんなに心の中で否定を重ねようとも橙の姿に反応し橙...
その証拠に、秘壷に伸びた藍の手は離れようとしない。~
~
(これは・・・・違うっ、違うんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・違う・・・・・・...
違う・・・・・・・はずなのにッ・・・・・・!!)~
~
~
気がつけば、藍の指は下着の隙間に潜り込み秘壷に直接触れて...
ぬるりとした生暖かい感触・・・愛液が滲み出ているのがはっきり...
藍の中の本能が、指をさらに奥へと導き入れる。それを止める...
~
(あぁっ・・・・わ、私・・・・・こんな橙の姿で興奮してる・・・・・・・橙...
こんな事、いけないのにっ・・・・!・・・・・・・・・いけない事なのに...
気持ち・・・・・・・いいよっ・・・・・・・・!)~
~
~
一度動き出した指はもう止まらない。指の腹で膣壁を舐めるよ...
秘壷の奥から滲み出る愛液をかき出し、潤滑油代わりにしてさ...
~
「うっ、くっ・・・はぁっ・・・・・橙・・・橙・・・・・・!」~
~
橙を起こすような事はしてはならないと、藍は必死で声を押し...
橙に咥えられている指を男性器に見立て、それが自分から生え...
~
「あぅっ・・・・はぁ・・・・・・んっ!んく・・橙・・・・・・可愛いよぉ・・・・・...
「うにゅ・・・・・」~
「・・・・あっ!?ち、橙・・・・・なんで・・・・・・!」~
~
橙を目の前にしてまさに達しようとした時、橙が藍の腕を放し...
もちろん橙は無意識でやっている事、藍に何か言われる筋合い...
もう一度腕を橙に持たせようとしても何も反応がない。そもそ...
~
だが、橙の腕がだらしなく伸びている事に藍が気付いた。~
腕を持ち上げ、そっと手を放してみる。~
パタン・・・・・・腕が床に落ちても、橙は目覚めるどころか全く意...
~
(・・・これ・・・・・使えるかも・・・・・・・・・・ゴメンな、橙・・・・・)~
~
~
正気を保ったままの藍だったらまず思いつかなかっただろう。...
だが、『橙が好きで好きでたまらない』一面が表出している今...
とにかくそういう事を藍は思いついてしまったのだ。~
~
橙の手を掴み、自らの下着の中へ。力の抜けきっている指をつ...
~
「あくぅっ・・・・・!」~
~
橙の爪がどこかを掠ったか、身体をビクンと震わせる藍。しか...
~
「あ・・・はぁ・・・・・・橙の指・・いいよぉ・・・・・」~
~
~
まっすぐ伸びていない、力の入っていない指をオナニーに使っ...
だが、今は橙の指が触れているという事が藍にとっては大きか...
全くの無抵抗とはいえ、大好きな橙を手玉に取り自らの身体を...
例え充分な快感が得られなくとも、橙を弄び橙に犯されている...
とにかく、己の愛液で橙の手を汚しながら藍は一人自分だけの...
~
橙の柔らかい指が藍の秘肉を撫で、壷口を擦る。~
たまに爪が秘肉を掠ったりするが、今の藍にはそれすらも甘美...
これだけ手を動かされているのに橙は全く起きる気配がない・・・...
~
「くはぁん!あひっ、あ、あ、あは・・・・・・・橙・・・・ちぇん・・・・・...
可愛い橙の可愛い指で・・・・・私・・・もう・・・・イッ!・・・・・・・イク...
~
もう、声を押し殺す事すらしていない。おおっぴらに声を張り...
橙の指に己の指を添え、一緒になって壷口をグチャグチャとか...
それが指の動きをさらにスムーズにする。淫靡な音が心を昂ら...
~
「あぁぁぁぁ・・・・・・!!・・・・・・・・・・橙っ、橙っ!私もうイクよ...
橙・・・・・・あぁ・・・・・・・・ぅあはっ!あんんっ!もうダメ!イッ...
~
「・・・・・・・・・・ッッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」~
~
~
~
文字通り、『声にならない声』を上げ全身を痙攣させて藍は果...
その場にへたり込み、長く掴んでいた橙の手を解放してやる。...
藍はそんな人差し指を手に取り、橙がやっていたようにその指...
~
「あむっ・・・・・ん・・・・・・・・橙・・・・・・」~
~
指の柔らかい舌触りと愛液の匂いが交互に藍を刺激する・・・・・・・・~
だが藍はこれ以上乱れる事もなく、橙の指に付いた愛液を舐め...
~
部屋から出る間際、橙を一瞥し藍はニッコリと微笑んだ。~
~
「おやすみ、橙・・・・・・可愛かったよ」~
~
その笑顔は、橙の事が『大切な』藍と『大好きな』藍、両方が...
~
~
~
~
~
~
~
~
~
「ゴニャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」~
~
マヨヒガの朝。橙の絶叫がマヨヒガを包み込む。~
そして、それを目覚まし代わりに藍が眠そうな目で橙の部屋に...
~
「ふぁぁ・・・・・どうしたんだ橙、朝からそんな大声出して」~
「あっ、藍さま!コレ見てよ!コレ!」~
「『コレ』・・・・・?」~
~
そういって橙が差し出したのは彼女の手。何の変哲もないが、...
~
「・・・・手が、どこか変なのか?」~
「何かベタベタするの~!それに何か臭うし」~
(・・・・・・・・・・・・あっ)~
~
藍の頬を汗が伝う。~
―――やっぱり舐めるだけじゃ駄目だったか・・・・・・・・・~
~
だが今更後悔しても遅いし、橙は夜中の事に気付いているよう...
その場で脳味噌をフル回転させ、藍は適当なあり得なさそうな...
~
「・・・・橙、もしかしたら幽霊の仕業かも知れないぞ。橙があん...
それで手に触りまくって手がベトベトになってしまったんだ」~
「え~っ・・・・・藍さま、怖いよぉ・・・・・・・・・・」~
「・・・・・・え?あ、いや・・・・・・・・・・」~
~
本当に適当な事を言ったつもりなのに、橙は予想以上に素直な...
~
~
「ち、橙・・・・流石に今のは冗d」~
「ねぇ藍さま・・・また幽霊に触られるの嫌だよぉ・・・・・・・・」~
「・・・・・・・・・いぃっ!?」~
「お願い、今夜は一緒に寝て・・・・・・・・?」~
~
いつも元気な橙が急にしおらしくなり、藍にすがり付いてきた...
~
「今夜だけでいいの、藍さま、お願い・・・・・・・」~
「おぉっ・・・・・・・・・!?」~
「ね?藍さまぁ・・・・・・・・」~
「――――――――――ッ」~
~
~
橙の奥義、上目遣いが藍に炸裂。今の橙と目が合ったら、藍は...
成功率100%の魔性の奥義だ。~
~
「わっ、わわわわわ、分かった・・・・・・今夜は一緒に寝てやろう・...
「ほ、本当!?」~
「私は嘘はつかないよ・・・安心しろ・・・・・」~
「やったー!藍さま大好きー!!」~
~
~
無邪気にはしゃぐ橙を尻目に、藍は大きなため息をついた。~
~
―――さっき適当な事を言ったばかりだったなぁ・・・・・・~
―――昨日の今日で今夜は橙と一緒の布団・・・・大丈夫かな(私の理...
~
~
一つ大きなため息をつきながらも、藍は微笑んでいた。~
何があろうとも、橙が自分にとって『大切な人』である事に変...
~
~
~
そして、一日が始まる――――――~
~
(end)~
~
~
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~
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~
~
~
あとがき。~
~
普段真面目な藍がえちぃ事をするのはとてもえちぃ事だと思う...
しかもその相手が橙だともっとえちぃと思うのです。~
ていうか俺が藍×橙好きなだけなのです。これは橙×藍っぽいけ...
~
これくらいなら17禁程度でいいでしょう。誰も脱いでないし、...
あぁ、もっとグチョグチョで濃厚なエロスが書けるようになり...
~
書いた奴:0005
終了行:
マヨヒガの夜。~
月明かりと星の瞬きを邪魔する物は何もなく、空を見上げれば...
そしてその下で、マヨヒガの縁側で。藍は一人寛いでいた。~
~
「んっ・・・・・・・ふぁぁ」~
~
大きく伸びをして欠伸を一つ。綺麗な月夜を眺めていたら何時...
橙ならもうとっくに眠っている時間、あまり夜更かしが過ぎる...
~
「そろそろ寝るか・・・」~
~
~
酒がまだ残っている徳利を片手に自分の部屋へ。途中、橙の部...
~
「橙はちゃんと寝てるかな・・・・・・っと」~
~
襖をそっと開けて中へ。~
一人で使うにはまだ大きすぎる布団の中で、橙は可愛い寝息を...
・・・・・・・・いや、半分は正解なのだが。~
~
「ふふっ、相変わらずだな・・・・」~
~
藍の顔から笑みがこぼれる。~
橙は確かに布団に入って眠っている。だが寝返りを打って布団...
昼間たっぷり動き回っていれば、眠っている時に体を動かすと...
どんなに昼間遊んでもこの寝相だけはどうにもならないらしい...
~
「やれやれ・・・こんな格好だと風邪引くぞ」~
~
夏とはいえ、マヨヒガに吹き込む夜風は少しばかり涼しすぎる。~
布団もかけずに一晩を明かせば咳とクシャミに悩まされる事は...
だから、藍はその時ごくごく普通の事を考えていた。~
物音を立てないように忍び足で部屋の中へ。そして布団を掛け...
~
~
「・・・・・・・・・!?」~
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藍の動きが一瞬止まった。藍の視線はある一点に留まり動かな...
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「おぉぉ・・・こ、これはッ・・・・・・・」~
~
橙の寝間着がはだけ、その下から小さな桜色の突起がわずかに...
帯の締めが緩かったのか、橙が無意識のうちに手をやっていた...
これでは橙の胸が見えてしまうのも無理はない。~
~
「な、な・・・・直してやらないと。橙が風邪引いてしまうからな・...
~
至って正当な理由なのだが、それでも藍の手は震えていた。~
藍と橙の関係は単なる主従に留まらない。それは時として親と...
一目見ただけでは分からない、それはそれはとても複雑で、と...
そして橙にとって藍は憧れの女性・・・・・だが、藍にとって橙は友...
一言で言えば、藍は橙の事が『好き』なのだ。それも異性の者...
自分の式を愛してしまうなんて・・・・・というのが藍の建前。しか...
2つの顔を持ちながらも藍はどうにか建前だけを見せ続けてきた...
~
~
「落ち着け・・・・・ドキドキするな私・・・・・・」~
~
そう自分に何度も言い聞かせ、必死に暴走を押さえ込む藍。そ...
寝間着を直し、帯をしっかり締める。たったそれだけだ。~
~
だらしなく開いた胸元を正し、帯を締め直す。手はまだ震えて...
あとはこの布団をちゃんとかけ直して部屋を出ればいい・・・・・・...
~
~
「・・・・うにゃ・・・・・・・」~
「―――ッ!?」~
~
突如、橙の腕が伸び藍の腕を掴んだ・・・・・いや、無意識に伸ばし...
とにかく、これで藍はすぐには離れられなくなってしまった。~
~
(ち、橙・・・放してくれ・・・・・!)~
「ん~~~~~・・・・・・・」~
(これじゃ私が帰れないっ・・・!)~
「にゃ・・・っふふふふふ・・・・・・・・・・」~
~
「・・・・・・・・・・・・・・やれやれ」~
~
藍の腕は橙にしっかり抱えられてしまった。無理に引っぺがし...
たかがこんな事で橙を起こしてしまうというのも馬鹿馬鹿しい...
~
腕は掴まれたまま、橙の傍で胡座をかき橙の寝顔をじっと見つ...
橙はどんな夢を見ているのだろう・・・・腕を抱え、幸せそうな笑...
食べ物の夢か、誰かと遊んでいる夢か。恐らくそんな所だろう...
―――じゃあこの腕は食べ物?夢に出てくる誰かの腕?~
流石の藍も橙の夢の中まで知る事はできない。だが、自分の腕...
~
~
~
(・・・あぁもう可愛いな・・・・・・・あまり可愛すぎてコッチが狂っ...
「にゃはぁ・・・藍しゃま~・・・・・」~
「・・・・・うっ・・・・・・・・!?」~
「藍しゃま、大好き~・・・・・」~
~
それはただの寝言に過ぎなかった。ただの寝言だが、藍に対し...
さらに、腕を抱えられて頬擦りまでされた日には藍にとってこ...
普段から橙は藍にベッタリだが、寝言でも好きと言われるとは...
~
「んぁ・・・・藍しゃま~・・・」~
「いぃっ・・・・・・・!?」~
~
~
突然の事に藍は言葉を失う。~
橙が両手でしっかり抱えている藍の腕を口元に引き寄せ・・・その...
ちゅぱ・・・・ちゅぱ・・・・と淫靡な音が静かな部屋に響く。まるで...
橙は一心不乱に(眠っているはずだが)藍の親指に吸い付いて...
~
(橙・・・・・そんな事されたら、もう、私・・・・・・・・)~
「ふぁ・・・・らんしゃまぁ・・・・・・・・・・」~
(ダメ・・・我慢できないっ・・・・・・!)~
~
橙は夢の中で幼時退行を起こしているように見えた。~
抱えているのは藍の体、吸い付いているのは藍の乳房か。~
だが、指をしゃぶる姿が藍には赤ん坊のそれより遥かにいやら...
~
一心不乱に指を吸う橙の姿、たまに漏れる吐息、何かを吸い出...
それら全てが、藍には男性器を咥える女性の姿に映っていたの...
それは酒のせいかも知れないし、橙の行動に混乱したからかも...
ともかく、橙の行動にアテられて藍の胸の鼓動はさらに昂りを...
~
身体の内側が熱っぽいのを感じる。身も心も切なく、昂りを鎮...
空いている方の手で、藍は服のすき間に手を挿し込んでみる。~
驚くべき事に・・・・・と言うべきか、案の定・・・・・と言うべきか、...
~
(嘘・・・・・・私、こんな事で濡れてるのか・・・・?・・・・・・・・違う、...
これは・・・・・・これは・・・・・・・・・・・・・・)~
~
だが、どんなに心の中で否定を重ねようとも橙の姿に反応し橙...
その証拠に、秘壷に伸びた藍の手は離れようとしない。~
~
(これは・・・・違うっ、違うんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・違う・・・・・・...
違う・・・・・・・はずなのにッ・・・・・・!!)~
~
~
気がつけば、藍の指は下着の隙間に潜り込み秘壷に直接触れて...
ぬるりとした生暖かい感触・・・愛液が滲み出ているのがはっきり...
藍の中の本能が、指をさらに奥へと導き入れる。それを止める...
~
(あぁっ・・・・わ、私・・・・・こんな橙の姿で興奮してる・・・・・・・橙...
こんな事、いけないのにっ・・・・!・・・・・・・・・いけない事なのに...
気持ち・・・・・・・いいよっ・・・・・・・・!)~
~
~
一度動き出した指はもう止まらない。指の腹で膣壁を舐めるよ...
秘壷の奥から滲み出る愛液をかき出し、潤滑油代わりにしてさ...
~
「うっ、くっ・・・はぁっ・・・・・橙・・・橙・・・・・・!」~
~
橙を起こすような事はしてはならないと、藍は必死で声を押し...
橙に咥えられている指を男性器に見立て、それが自分から生え...
~
「あぅっ・・・・はぁ・・・・・・んっ!んく・・橙・・・・・・可愛いよぉ・・・・・...
「うにゅ・・・・・」~
「・・・・あっ!?ち、橙・・・・・なんで・・・・・・!」~
~
橙を目の前にしてまさに達しようとした時、橙が藍の腕を放し...
もちろん橙は無意識でやっている事、藍に何か言われる筋合い...
もう一度腕を橙に持たせようとしても何も反応がない。そもそ...
~
だが、橙の腕がだらしなく伸びている事に藍が気付いた。~
腕を持ち上げ、そっと手を放してみる。~
パタン・・・・・・腕が床に落ちても、橙は目覚めるどころか全く意...
~
(・・・これ・・・・・使えるかも・・・・・・・・・・ゴメンな、橙・・・・・)~
~
~
正気を保ったままの藍だったらまず思いつかなかっただろう。...
だが、『橙が好きで好きでたまらない』一面が表出している今...
とにかくそういう事を藍は思いついてしまったのだ。~
~
橙の手を掴み、自らの下着の中へ。力の抜けきっている指をつ...
~
「あくぅっ・・・・・!」~
~
橙の爪がどこかを掠ったか、身体をビクンと震わせる藍。しか...
~
「あ・・・はぁ・・・・・・橙の指・・いいよぉ・・・・・」~
~
~
まっすぐ伸びていない、力の入っていない指をオナニーに使っ...
だが、今は橙の指が触れているという事が藍にとっては大きか...
全くの無抵抗とはいえ、大好きな橙を手玉に取り自らの身体を...
例え充分な快感が得られなくとも、橙を弄び橙に犯されている...
とにかく、己の愛液で橙の手を汚しながら藍は一人自分だけの...
~
橙の柔らかい指が藍の秘肉を撫で、壷口を擦る。~
たまに爪が秘肉を掠ったりするが、今の藍にはそれすらも甘美...
これだけ手を動かされているのに橙は全く起きる気配がない・・・...
~
「くはぁん!あひっ、あ、あ、あは・・・・・・・橙・・・・ちぇん・・・・・...
可愛い橙の可愛い指で・・・・・私・・・もう・・・・イッ!・・・・・・・イク...
~
もう、声を押し殺す事すらしていない。おおっぴらに声を張り...
橙の指に己の指を添え、一緒になって壷口をグチャグチャとか...
それが指の動きをさらにスムーズにする。淫靡な音が心を昂ら...
~
「あぁぁぁぁ・・・・・・!!・・・・・・・・・・橙っ、橙っ!私もうイクよ...
橙・・・・・・あぁ・・・・・・・・ぅあはっ!あんんっ!もうダメ!イッ...
~
「・・・・・・・・・・ッッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」~
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~
~
文字通り、『声にならない声』を上げ全身を痙攣させて藍は果...
その場にへたり込み、長く掴んでいた橙の手を解放してやる。...
藍はそんな人差し指を手に取り、橙がやっていたようにその指...
~
「あむっ・・・・・ん・・・・・・・・橙・・・・・・」~
~
指の柔らかい舌触りと愛液の匂いが交互に藍を刺激する・・・・・・・・~
だが藍はこれ以上乱れる事もなく、橙の指に付いた愛液を舐め...
~
部屋から出る間際、橙を一瞥し藍はニッコリと微笑んだ。~
~
「おやすみ、橙・・・・・・可愛かったよ」~
~
その笑顔は、橙の事が『大切な』藍と『大好きな』藍、両方が...
~
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「ゴニャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」~
~
マヨヒガの朝。橙の絶叫がマヨヒガを包み込む。~
そして、それを目覚まし代わりに藍が眠そうな目で橙の部屋に...
~
「ふぁぁ・・・・・どうしたんだ橙、朝からそんな大声出して」~
「あっ、藍さま!コレ見てよ!コレ!」~
「『コレ』・・・・・?」~
~
そういって橙が差し出したのは彼女の手。何の変哲もないが、...
~
「・・・・手が、どこか変なのか?」~
「何かベタベタするの~!それに何か臭うし」~
(・・・・・・・・・・・・あっ)~
~
藍の頬を汗が伝う。~
―――やっぱり舐めるだけじゃ駄目だったか・・・・・・・・・~
~
だが今更後悔しても遅いし、橙は夜中の事に気付いているよう...
その場で脳味噌をフル回転させ、藍は適当なあり得なさそうな...
~
「・・・・橙、もしかしたら幽霊の仕業かも知れないぞ。橙があん...
それで手に触りまくって手がベトベトになってしまったんだ」~
「え~っ・・・・・藍さま、怖いよぉ・・・・・・・・・・」~
「・・・・・・え?あ、いや・・・・・・・・・・」~
~
本当に適当な事を言ったつもりなのに、橙は予想以上に素直な...
~
~
「ち、橙・・・・流石に今のは冗d」~
「ねぇ藍さま・・・また幽霊に触られるの嫌だよぉ・・・・・・・・」~
「・・・・・・・・・いぃっ!?」~
「お願い、今夜は一緒に寝て・・・・・・・・?」~
~
いつも元気な橙が急にしおらしくなり、藍にすがり付いてきた...
~
「今夜だけでいいの、藍さま、お願い・・・・・・・」~
「おぉっ・・・・・・・・・!?」~
「ね?藍さまぁ・・・・・・・・」~
「――――――――――ッ」~
~
~
橙の奥義、上目遣いが藍に炸裂。今の橙と目が合ったら、藍は...
成功率100%の魔性の奥義だ。~
~
「わっ、わわわわわ、分かった・・・・・・今夜は一緒に寝てやろう・...
「ほ、本当!?」~
「私は嘘はつかないよ・・・安心しろ・・・・・」~
「やったー!藍さま大好きー!!」~
~
~
無邪気にはしゃぐ橙を尻目に、藍は大きなため息をついた。~
~
―――さっき適当な事を言ったばかりだったなぁ・・・・・・~
―――昨日の今日で今夜は橙と一緒の布団・・・・大丈夫かな(私の理...
~
~
一つ大きなため息をつきながらも、藍は微笑んでいた。~
何があろうとも、橙が自分にとって『大切な人』である事に変...
~
~
~
そして、一日が始まる――――――~
~
(end)~
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あとがき。~
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普段真面目な藍がえちぃ事をするのはとてもえちぃ事だと思う...
しかもその相手が橙だともっとえちぃと思うのです。~
ていうか俺が藍×橙好きなだけなのです。これは橙×藍っぽいけ...
~
これくらいなら17禁程度でいいでしょう。誰も脱いでないし、...
あぁ、もっとグチョグチョで濃厚なエロスが書けるようになり...
~
書いた奴:0005
ページ名: