音もなくドアが開き、その影が部屋に入ってきた。~
その姿が視界に入ったか、魔理沙もアリスも視線をそちらの方向に向け表情を強張らせる。~
部屋に入ってきたのはピンク色の服に紫色の髪、そしてたくさんのリボン。ずっと本を読んでいたと思っていたパチュリーが来たのだ。~
~
パチュリーの姿を見て二人とも一瞬驚き、そしてすぐに安堵の表情を浮かべる。~
もしも部屋に入ってきたのが咲夜とかレミリアだったら何が起こるか分からない。だが、パチュリーなら多少は気心が知れているから安心できる。~
少なくとも、二人はそう思っていた。~
~
~
「な、なんだパチュリーか・・・・驚かせ・・・・・・・・・・・・・」~
「眠りなさい」~
~
「・・・・る・・・・・・・・・・・な・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぁ」~
~
~
いつもの無表情を少しも崩す事なく、パチュリーは掌を二人に向けて突き出す。~
小さな掌から放たれる淡い光。それをモロに浴び、魔理沙とアリスの意識はそこで途絶えてしまった。~
生きとし生けるもの全てに強烈な睡魔を叩き込む睡眠の術。成す術もなく、二人はベッドの上で静かな寝息を立てていた。~
~
「悪いけど数時間眠ってて・・・って、もう聞こえてないわね。それに、目が覚めた時には私が来た事など覚えていない・・・・・」~
~
体を揺すり、完全に眠りに堕ちた事を確認してから二人の手にあるサラシを取り上げる。~
~
「紅白のサラシ、ねぇ・・・・・あなた達はこれで楽しめばいいわ。私も私なりの楽しみ方をさせてもらうだけよ」~
~
言いながら、床に指で魔法陣を描く。~
恐るべきスピードと精度を以ってして魔方陣が出来上がる。その中にサラシを入れると、『ほんの一瞬光っただけで』あっという間にサラシが2枚に増えていた。~
パチュリーは魔理沙と同じ『複製の術』をやったに過ぎない。そのスピードが尋常ではなかっただけだ。~
複製した方のサラシを手に取り、足早に部屋を去る。こみ上げてくる笑いを必死に押さえ、誰にも見つからないよう静かに急ぐ。~
そして部屋に入り、厳重にドアと窓を閉め切るとパチュリーは魔理沙と同じように戦利品を見つめて一人悦に浸り始めた。~
~
~
「・・・・これが、これが魔理沙の・・・・・・・・」~
~
パチュリーが使った『複製の術』は完璧な物だった。~
サラシのサイズ、生地は言うまでもなく魔理沙とアリスが残したシミや匂い、小さな皺の一本一本までも再現している。~
それをまじまじと眺めていると、変な妄想がムラムラと湧き上がってくる。複製品とはいえ、ついさっきまで魔理沙がオカズとして使っていたサラシ。~
パチュリーはそこにできたシミに口を近づけ、舌をつけてみた。~
~
~
「ん・・・ぺろ・・・・・・・・」~
~
わずかに苦く、しょっぱいような味。酸っぱい匂いもわずかに口の中に残る。~
だが味や匂いなどはパチュリーにとってそれほど重要ではなく、むしろ魔理沙の愛液を口に含んだという事が彼女にとって重要だった。~
そこに魔理沙がいるかのような錯覚。一糸纏わぬ姿の魔理沙の幻視。興奮が一気に高まり、我慢できず服をそこらに脱ぎ捨ててしまう。~
そしてサラシのシミの部分を口に含みつつ、反対側を自らの股間にあてがう。湿った感触が敏感な部分に通じ、電流のような刺激が全身を伝う。~
~
「んっ・・・・・んぐぅ・・・・・・」~
~
~
パチュリーは、100年ほど生きている割には自慰の経験がすこぶる少ない。心を動かされた相手―――魔理沙と出会ったのがつい最近の事だから仕方のない話だ。~
自慰を全くしないわけではない。全くしないわけではないが、彼女はそこでも消極的だ。分厚い生地のドロワーズ越しに触っても刺激を強く感じてしまう。~
100年生きているとは言っても、肝心の身体が幼いままだからそれもやはり仕方がない。~
だから薄いサラシ越しに秘部に触れた時、痛みにも似た刺激を受け彼女はビクンと大きく腰を跳ね上げていた。~
~
「く・・・・ふぅ・・・ふぅ・・・んっ」~
~
だが指を放そうとはせず、口に含んだサラシも吐き出そうとはしない。咥えたサラシを噛み締め、もう一度秘部を指でなぞる。~
最も敏感な部分が擦れ、また強烈な刺激を受ける。それでもパチュリーは止めようとせず、それどころか指を少しずつ大きく動かすようになる。~
~
「んぐっ・・・!うっ、うっ、うっ・・・・・・・・・!」~
~
もうまともに立っている事もできない。膝に力が入らず、そのまま四つん這いの格好で崩れ落ちる。~
小さな尻を大きく突き出し、幻視の魔理沙に後ろから責められる事を想い描きひたすら秘部を擦り上げる。~
~
(いいっ・・・・・・いいよぉ・・・・・・・・魔理沙のオ○ンコ、おいしいよぉ・・・・・)~
~
頭の中で幾つかの単語を反芻し、魔理沙の幻視をより強固な物にして魔理沙の愛液を味わうパチュリー。~
股間に擦り付けている方はアリスの愛液のシミがたっぷり付いているのだが、彼女はそんな事など気にしていない。~
魔理沙の幻視を作り出している以上、パチュリーが手にしているサラシは魔理沙そのものだ。アリスの愛液がいくら付いていようとも、~
それは全て魔理沙のものなのだった。少なくともパチュリーにとっては。~
~
~
「んーーっ!んーーっ!んーーっ!んぐぅぅっ・・・・!!」~
(あぁっ!魔理沙ぁーッ!魔理沙の味ぃーッ!!魔理沙のオ○ンコッ!魔理沙のオ○ンコ汁ッ、おいしいよぉぉぉーッッ!!)~
~
「んふぅぅぅ・・・・・・ふぅーっ、ふぅーっ、ふぅーっ・・・・・・・・・・・・・・・・んんんーーーーーっ!!!」~
(いひぃぃっ!私のオ○ンコ、魔理沙が犯してるぅっ!魔理沙ッ、魔理沙ッ、いいよぉっ・・・・・もっと、もっとしてぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!)~
~
「んッ・・・んんんんんっ・・・・・・・・・んふぅぅぅーーーーーッッ!!!」~
(あぁっ!もう駄目っ!私もう駄目ッ!サラシでイッちゃうッ、魔理沙でイッちゃうッ・・・・・!!いやッ、イクッ!イッちゃうぅぅぅぅぅぅーーーーーーーッッッッ!!!!)~
~
~
突き上げた尻を痙攣させ、まるで本当に後ろから挿入されているような格好でパチュリーは昇天した。~
愛液が尿のように勢いよく噴き出し、白いサラシに一番大きなシミを作ってしまう。それでもまだパチュリーの指は止まらない。~
グチャグチャと淫靡な音を立てながら、ゆっくりではあるが指で秘部を揉みしだく。~
喘ぎ声・・・と言うより絶叫に近い声が出てもおかしくない乱れっぷりだったのだが、~
噛みしめたサラシが偶然にも猿轡の役割を果たしそれほど大きな声になってはいない。誰かに気付かれる心配もほとんどなかった。~
~
パチュリーの口から噛みしめていたサラシがこぼれ落ちた。魔理沙の愛液で湿っていた所はパチュリーの唾液で濡れ、小さい歯型が布地に複雑な皺を作っている。~
肩で荒い息をしながらもまだパチュリーは止まらない。虚ろな瞳のまま自慰を続け、口元にはうっすら笑みを浮かべている。~
~
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・・・・あは・・あはは・・・・魔理沙、だい・・・・・・すきぃ・・・・・・・・・・・・・・」~
~
一度放したサラシをまた手に取り、今度はいとおしげに唇をつける。~
~
「これから・・・・毎日いっしょだからね・・・・・・ウフフフフ・・・・・・・・・・・・・」~
~
~
密かに想う人の分身とも呼べる物を手に入れ、パチュリーはご満悦だった。~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
数日後、博麗神社。いつものように魔理沙が霊夢の所に遊びに来ていた。~
~
「悪いな、いきなり押しかけちゃって」~
「いつもの事じゃない。とりあえずお茶持ってくるから待ってて」~
「あいよ~」~
~
~
~
(・・・・・・・よし、行ったな)~
~
~
霊夢が台所へ消えたのを見届け、魔理沙は自らの服の中に手を突っ込んだ。~
今、魔理沙の胸には霊夢のサラシが巻かれている。勿論正しい巻き方は知らないので適当にグルグル巻きにしているだけなのだが。~
彼女にとって、霊夢のサラシは単なるオカズではない。霊夢の着衣の一部でもあるそれは魔理沙に言わせれば霊夢そのもの、または霊夢の分身なのだ。~
だから、魔理沙はサラシを四六時中巻く事で『いつも霊夢が傍にいる』という思いに浸ろうとしているのだ。~
~
「・・・よっ・・・・・・ここが・・・・緩いんだよなっ・・・・・!」~
~
服を脱いでしまえば緩んだサラシを直すのは楽になるが、それだと霊夢が戻ってきた時に言い訳ができない。~
だから服を脱がずに勘だけで手を動かしているのだが、あいにく勘は普通な魔理沙。サラシの巻き方を知らない事もあり、絶望的に困難な作業ではあった。~
~
「ぬぬッ・・・・ここだよ、ここがキツくなれば・・・・・・・・・」~
「魔理沙お待たせ~」~
~
「・・・・・・・・・・・」~
~
~
「・・・・・・・・・・・・・・・げッ!!!!」~
「?」~
~
~
魔理沙の時間が止まった。~
霊夢には、魔理沙が服の中に手を入れて痒い所を掻いているようにしか見えていないだろう。だから魔理沙のリアクションの意図を知るはずもない。~
だが魔理沙は必死を通り越して『決死』そのもの。あまりの恥ずかしさと気まずさで顔は蒼ざめ、冷や汗と苦笑しか出てこない。~
~
「・・・魔理沙、何やってんの?」~
「ああ!?こっ、これはだな、説明すると相当長くなるからお前にはちょっと向こうを向いて欲しい気分なんだがウン」~
「何言ってんのよ・・・・・背中痒いんでしょ?掻いてあげるから背中出して」~
「うわわわわ、せっ背中はまずいんだ!むしろ服を脱がすのがヤバい!」~
「恥ずかしがらなくてもいいわよ。ほら、背中見せなさいって」~
「やっ・・やめっ・・・・・・!!!」~
~
ズルリ~
~
~
無理矢理魔理沙の服をたくし上げる霊夢。それは魔理沙へのこれ以上ない追い討ちだった。~
小さな背中には無造作にサラシが巻かれている。今にも落ちそうなほど緩くなっていたそれだったが、服をたくし上げられた事で完全にずり落ちてしまった。~
白い束が霊夢の目に留まる。霊夢は目を丸く見開き、魔理沙は何も言えずうつむいてしまう。~
~
「これ・・・私のサラシ・・・・・・・・よねぇ・・・・・・・あんたがサラシ持ってるなんて話は聞いた事ないし」~
「い・・・いやこれは・・・・その・・・・色々と実験とかな・・・・・・・・・・・」~
「魔理沙・・・・・・・・・・」~
「・・・な、何だ・・・・・・?」~
~
サラシと魔理沙の胸とを交互に見比べる霊夢。何も言わず、ただひたすら両者を見比べる。~
魔理沙には耐え難い沈黙、そして反省と後悔の時間。霊夢の次の言葉を待ち、一方でその言葉に震えていた。~
~
~
「・・・・・・・魔理沙、巻き方下手ね」~
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」~
「サラシよ。これじゃあサラシの意味ないじゃない。私が教えてあげるわ」~
「・・・・・あ、ああ?教えてくれるのか・・・・・・・・・・・・?」~
「・・・どうしたの?」~
「ん?な、ななな何でもないぜ。じゃあ早速教えてくれよ」~
「はいはい」~
~
クスクスと笑いながら床に落ちたサラシを拾う霊夢。~
どうにか誤魔化せたか、と魔理沙は内心胸を撫で下ろしていた。~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
「イタタ・・・れ、霊夢!いくらなんでもキツくないか・・・・・?」~
「何言ってるのよ。サラシってのは胸が揺れないようにするために巻くんだから、キツくなきゃ意味ないのよ」~
「何だか息苦しいぜ・・・・・」~
「我慢する。私はいつも巻いてるんだから」~
「へいへい・・・・・」~
~
魔理沙の上着を脱がせ、キツくサラシを巻く霊夢。胸の小さい魔理沙には必要ないのに・・・・・と言いかけたが、言った後が厄介になりそうだったのでそこは黙っている。~
改めてみると、魔理沙の肌は白くて綺麗だ。滑らかで、艶やかで、黒い服といいコントラストを作っている。サラシを巻いてみても、サラシの白が目立たないほどなのだ。~
~
サラシを巻きながら、霊夢の脳裏に疑問が浮かぶ。どうでもいいようで実はどうでもよくない疑問。~
サラシを必要としないはずの魔理沙が、よりによって自分のサラシを持っている理由は?~
タンスが荒らされた形跡は全くないのに、いつ・どこで・どうやって手に入れた?~
そして、なぜ必要ない物を無理して巻いている?~
~
霊夢は2本目のサラシを手にした。~
魔理沙が持っていた1本で事足りるのだが、気が付けばタンスを開けて何本もサラシを出していたのだった。~
~
~
~
「ねえ、魔理沙」~
~
魔理沙の両腕を後ろに回し、胸よりもキツく縛り上げる。少女の腕力では絶対に逃げられない程度に。~
何をするのかと呆気に取られていた魔理沙だったが、気付いた時には時既に遅し。両手をグルグル巻きにされてもう自力では解けない。~
~
~
「私のサラシ、どこで見つけたの?私がどこかに置き忘れたって事はないから・・・・・・」~
~
魔理沙の両手を縛り上げた際、サラシの端の部分がずいぶん長く余っていた。~
その端を持って逃げようとする魔理沙を引きずり、縁側の柱に縛り付ける。~
~
~
「信じたくはないけど・・・魔理沙が盗んだ、って事になるのかな?」~
~
身動きが取れなくなった魔理沙ににじり寄り、スカートとドロワーズをゆっくり脱がす。~
裸になった魔理沙を立たせ、その股間に手をやりながら問う。口調はあくまでも優しく、しかしどこか意地悪そうな笑みを浮かべて。~
~
~
「うっ・・・!?」~
「いつ、どこで、どうやって盗んだの?教えて・・・・・?」~
「こ、これは盗んだんじゃないぜ。新しく覚えた術で1枚を2枚に・・・・」~
「・・・・・・それでも、さ」~
~
「あぅっ!」~
~
魔理沙の最も敏感な部分・・・小指の先よりも小さな豆を指で軽く弾いた。魔理沙の呻き声に霊夢の冷静な声が重なり、不思議な不協和音を奏でる。~
~
「2枚になろうが3枚になろうが、私の物に変わりはないでしょ?」~
「いぃっ・・・・1枚でも駄目なのかよ・・・・・」~
「駄目に決まってるじゃない・・・そんなに私のサラシが好きだって言うんなら・・・・・・・・・」~
~
キツく巻かれたサラシ越しに魔理沙の胸の小さな突起に舌を付ける。~
直接するのとは違い、刺激がなかなか伝わりにくい。だから霊夢も最初から舌を激しく動かして責め立てる。~
~
~
「・・・・・こりゃお仕置きね」~
「ゃっ・・・・・ゴ、ゴメン霊夢・・・・・・・悪気はなかっ・・・・・」~
「言い訳は聞こえないわよ」~
「ひぐっ!」~
~
サラシ越しに歯を立てた。身体をビクンと震わせながらも、魔理沙は歯を食いしばって刺激に耐える。~
心なしか、その表情に赤みが増してきた。それを見て霊夢の表情が妖しく歪む。その手には既に、3本目のサラシが握られている。~
そのサラシを魔理沙の目に当て、グルグル巻きにして縛り付けて目隠しをしてしまった。~
~
「うわっ!?れ・・・霊夢何するんだ・・・・・・」~
「お仕置きだからね、魔理沙にはもうちょっと怖がってもらわないと意味ないのよ」~
「い、いいよ・・・・私はもう十分反省してるから・・・・・・」~
~
「・・・・・・・・本当にやめていいの?」~
「・・・・え・・・・・・・・・・・・・?」~
「口じゃあ嫌がってる癖に、なんで魔理沙はそんなに興奮してるのかしらね」~
「な、なんでって・・・・私は知らないぜ・・・・・・怖がってるんだよ、きっと!」~
「・・・・・・・・・まあ、試してみれば分かるか」~
~
~
最後に魔理沙が見た霊夢の顔。お仕置きをすると言った割に怒っている感じではなく、むしろ嬉しそうで狂ったような感じだった。~
~
(・・・まさか、霊夢の奴『スイッチ』が入っちゃったのか・・・・・・?)~
~
霊夢が暴走状態に入ってしまう事を、魔理沙は『スイッチが入る』と言う。狂気を孕んだ瞳は暴走と呼ぶに相応しい。~
今の霊夢がスイッチが入った状態ならば、魔理沙が何を言おうと何をしようと無駄である。~
だから魔理沙は霊夢に謝ったり言い訳するのを諦め、大人しく暗闇の中で霊夢の責めに震えるしかなかった。~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
パサッ・・・パサッ・・・~
~
~
魔理沙の耳に入ってくるのは衣擦れの音。目で周りの状況が確認できない分、他の感覚をフルに使って状況を読み取ろうとする。~
そして魔理沙が聞いているのは、まぎれもなく衣擦れの音だった。~
~
(服でも脱いでるのか・・・・・?なぜ?私をお仕置きするなら霊夢が服を脱ぐ必要なんて・・・・・)~
~
~
その時。魔理沙の口を何かが覆った。~
~
「~~~~ッ!!」~
「ビックリした?ねえ魔理沙・・・今の、何だと思う・・・・?」~
「あ?い、今の・・・・・サラシ・・・・・・か?」~
「そう。それも、たった今まで私が身体に巻いてた奴」~
「なぁっ・・・・・・・・・・・!」~
~
魔理沙の心臓の鼓動が一気に激しくなった。霊夢の、それも脱ぎたてのサラシが顔に触れたのだ。~
思えば、確かにほのかな温もりを感じた。お香のような落ち着いた香りもした。~
だがそれだけのために霊夢は服を脱いだとでもいうのだろうか。わざわざ自分のサラシを顔に付ける意味もあったのだろうか。~
色々思い悩んでいると、また薄布が魔理沙の身顔に触れる。~
~
「うぐっ・・・・・・・!?」~
「・・・・この辺だったかな・・・私のオッパイに触れてた所」~
「いっ・・・・・・!!?」~
~
明らかに意地悪そうな声で霊夢が囁きかける。今の魔理沙にとってはお仕置きどころか生殺しに近い。~
顔のすぐ前にサラシがぶら下がっている、というのが分かる。魔理沙はそれに殆ど無意識的に反応し、どうにか自由に動かせる首を伸ばす。~
そこへ、布の感触と共に生暖かい感触が魔理沙を襲った。~
~
~
―――唇。~
―――間違いない。この柔らかい感触、間違いなく唇だ。~
―――誰の?~
―――決まってる。考えるまでもなく、霊夢の唇。~
~
―――それも、サラシの向こうから・・・・・・~
~
~
~
~
「ん~~~~っ・・・・・・・・・!!?」~
「っ・・・・・ぷは・・・・・・・・・・やっぱり興奮してるのね、魔理沙・・・・・・怖がってない」~
「うッ・・・・・・・・?」~
「黙ってても分かるわよ。伊達にあんたの一番の友達やってるんじゃないんだから」~
「・・・・・・・・・」~
「そっか、これくらいじゃ魔理沙は怖がらないんだ・・・・・・・じゃあこういうのはどう?」~
~
言いながら魔理沙から離れる霊夢。魔理沙には暖かい感触が一つ離れていった様にしか感じられない。~
必死で目隠しの向こう側を想像する。目が見えない分、他の感覚をフル回転させて周囲の状況を読み取ろうとする。~
~
―――霊夢はどこにいる?~
―――何を見ている?~
―――どんな顔をしている?~
―――何をしている?~
―――何を考えている?~
~
・・・・・・・・・~
~
~
魔理沙は魔法が使える程度の普通の人間だった。目が見えなくても周囲の様子が分かる、と言うような超能力の使い手ではない。~
だが、周りの様子が詳しく分からなくても一つだけ分かる事があった。~
~
ずっと衣擦れのような音が聞こえるのだ。~
服を脱いだばかりの霊夢がまたすぐに服を着るとは考えにくい。しかも、霊夢が服を脱ぐのに要した時間よりも長い間、単調な音が続いているのだ。~
サラシか服か、どちらにせよ布を使って何かをしているのか、それとも単純にこちらの反応を見ているだけなのか・・・魔理沙の頭の中で仮説が飛び交う。~
~
それは1分かそれとも10分か、それとももっと長い時間だったのか・・・延々と続いていた音がピタリと止まった。~
だが、それは魔理沙に安堵と共に新たな不安を呼び込む。次は何をされるのか、今していた事はなんだったのか・・・・・・~
考える魔理沙。その時、霊夢が近付いてくるのが感じられた。周りの様子を感じ取ろうと研ぎ澄まされた神経が更に鋭敏になる。~
~
「お待たせ、魔理沙。準備完了よ」~
「『お待たせ』って・・・今まで何やってたんだよ・・・・・・・・」~
「だから準備よ、準備。待ってる間、何されるか心配だったでしょ?」~
「・・ま、まぁ・・・・・」~
「大丈夫よ、少なくとも痛い事にはならないはずだから」~
「・・・・・・・おい」~
~
~
どうにか強がっていた魔理沙だが、『痛い事には・・・・』のくだりで大人しくなってしまった。~
『痛い事にはならない』というのは、何か強い刺激が来るという事。何をされるか分からないが、否、何をされるか分からないこそ恐怖が募る。~
震える魔理沙の太股にわずかな刺激が来た。布が軽く触れる感覚、しかし全身の神経を研ぎ澄ませている今の魔理沙にとってはその刺激も数倍になる。~
~
「ひ・・・・・!?」~
~
必要以上に大げさな反応を見せ、股を閉じて抵抗する。しかしそれを霊夢が許さない。~
閉じた股を力ずくで広げ、股の間にサラシを通す。だが、それは今までと少し違う物だった。~
霊夢のサラシである事に変わりはないが、いくつもの結び目が玉のようにできている。大きさも間隔も一定ではない。~
必死になって再び股を閉じた魔理沙の太股に、その玉になっている部分が触れた。その異質な感触を知り、驚くと同時に分析を試みる。~
~
―――この玉、一つや二つじゃない。大きさもバラバラだ。~
―――脚を固く閉じてるわけじゃないのに、サラシは落ちてない・・・~
―――両端を霊夢が持ってる?~
―――そんなのでまさか・・・・・まさか・・・・・~
~
―――まさかッ!?~
~
~
魔理沙の仮説が一つの形になろうとした時。~
霊夢が両手に持ったサラシを魔理沙の後ろの方へ引っ張った。~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」~
~
断末魔の悲鳴のような魔理沙の声が響く。サラシに作られた大小の結び目が、魔理沙の陰部を順番に打っていったのだ。~
陰核を打ち、陰唇を抉り、肛門を撫で、通り過ぎる。~
全ての結び目が通過したらそれを全て引き戻し、また同じように後ろへ引っ張る。勿論、結び目を引き戻す時も間断なくサラシは魔理沙を刺激し続ける。~
~
「だっ駄目ぇっ!オ○ンコ痺れちゃうっ、ビリビリくるぅぅぅぅぅっ!!」~
~
股間を濡らし、歯を食いしばって必死に耐える魔理沙。膝に力が入らないようで、脚が細かく震えている。~
このままではへたり込んでしまうのも時間の問題だろう。そして、それを見逃すような霊夢ではない。~
サラシは持ったまま、崩れ落ちそうな魔理沙をその腕に受け止めた。~
~
~
「あ・・・・れ・・・霊夢・・・・・・?」~
「魔理沙、どう?見えない状態で襲われるのって怖い・・・・・・・?」~
~
「・・・・・・・・む・・・・・・・・・・・・・・・・てよ」~
「・・・ん?」~
「・・・・・・・・・・・・・・・てよ・・・・・・・・・つづけ・・・・・・・てよ・・・れい、む・・・・・・・・・・」~
~
肩で息をするほど短時間で心身ともに消耗した魔理沙の口からどうにか出た言葉。~
『続けてよ、霊夢』・・・・・・霊夢にはそう聞こえていた。~
~
「・・・・怖くないのね・・・・・・・」~
~
最も大きな結び目―――玉とも呼べる物を手にした。わずかに湿り気のあるそれを口に含み、自らの唾液で更に湿らせる。~
その『玉』を魔理沙の秘裂に当て、手で動かしてゆっくり陰部を抉る。~
~
~
「あぁぁぁぁっ!いっ、いいよっ、擦れてるっ!オ○ンコ擦れてるよぉぉぉっ!?」~
「・・・それなら・・・・・私のサラシで・・・・イッちゃいなさいよっ・・・・・・!」~
~
秘裂を抉るに留めていた玉を中へと押し込む。玉は放さず、魔理沙の『中』でかき混ぜるように指をグリグリと動かす。~
~
「かはぁっ・・・・!!・・・ぁ・・・・・れ、霊夢・・・・・・すごいぃぃぃ・・・・・・・・」~
「ほら、私のサラシが入ってるのよ・・・・・分かる・・・・・・・?」~
「わかるぅぅぅっ!だってっ・・さっきから・・・ぅぁ・・・・オ○ンコの壁っ・・・・・こすれてっ・・・・・・・」~
「・・・気持ちいいの?」~
~
「いいのぉぉっ!霊夢がしてるみたいッ!もっ、もうらめぇ・・・・・」~
~
~
ついに我慢の限界を越え、魔理沙は床にへたり込んでしまった。~
だが霊夢は容赦しない。崩れ落ちた魔理沙の脚を広げ、さらに指を激しく動かして魔理沙を責め立てる。~
同時に、胸に巻きついたままのサラシ越しに胸も愛撫する。こちらの方は、霊夢の唾液と魔理沙の汗でじっとりと湿っている。~
その分生地が肌に密着し、ダイレクトに刺激を送る事ができる。~
~
「ひぁっ!あっ、あっ、ら、らめっ、霊夢好きっ!霊夢のサラシ好きっ!もう・・イッちゃうっ・・・・・!!」~
「私も・・・・魔理沙の事好き・・・・・・」~
~
だんだん指と舌の動きが速くなっていく。~
何も見えない闇の中、魔理沙は自らの身に受ける刺激をめいっぱいに受け、もう我慢する事もなく声を上げ続けている。~
~
そして、霊夢が上と下の突起を舌と指で思い切り弾いた。~
~
~
「ひっ!?霊夢・・・い・・・・・イッちゃうっ・・・・・・・」~
「うん・・・・・もうイッていいわよ、魔理沙・・・・・・・・」~
~
「うふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」~
~
~
~
~
ビクンと体が一度大きく震えた。~
ピークを迎えた魔理沙はそれ以上動かない。糸の切れた人形のように、力なくその場にへたり込んだままだった。~
~
~
「うふふふ・・・・・」~
~
魔理沙を絶頂まで押し上げた―――または、快楽の底へ突き落とした―――玉を、彼女の口へ持っていく。~
湿った感触を感じ取り、魔理沙は無意識的にそれを口に含もうとする。だがわずかに届かず、唇で軽く触れるのみ。玉は霊夢の手の中だ。~
~
「気持ちよかったの?魔理沙・・・・・」~
「・・・・ん・・・・・・・・・」~
「そう・・・・・じゃあ・・・・・・・・」~
~
魔理沙の目隠しを取り、手の戒めを解く。~
解放された魔理沙はまだ虚ろな瞳をしていて、しかしサラシから視線をはずさない。~
~
「今私がやった事・・・・・・今度は魔理沙が私にして」~
「・・・・霊夢・・・・・・・・・いいの?」~
「いいの。私も気持ちよくなってみたいの・・・・サラシで」~
~
「・・・・・・・・・・・・・・・分かった」~
~
~
自分がされたのと同じように魔理沙が霊夢の手を縛る。~
そして目隠しをし、霊夢の耳元で囁きかける。~
~
「これは・・・とびっきりだぜ?」~
~
~
結び目だらけのサラシを手に、霊夢ににじり寄る魔理沙。~
一本の布から始まった少女たちの愉しみは、まだまだ当分終わりそうになかった。~
~
(end)~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
あとがき。~
~
色々とスミマセンorz~
続くように見せかけて続きません。続けるだけの時間と余力がないYO・・・~
サラシプレイが色んな所に伝染って行くという意味で『伝染るんです』なんですが・・・安直だね(ぇ~
常に睡眠と覚醒の境界線上で書き続けていたので色々変な所があるかも。見逃してくれたら嬉しいかもw~
~
#ネタの使用について、あおまり氏から許可を頂いてあるのでパチュ一人遊びの所では台詞をほぼそのまま引用させて頂いております。多謝。~
~
書いた人:0005

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