注意 お子様は読んではいけません。ふたなりとかその他もろもろ駄目な人は避けてください。~
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 潅木の枝に積もった雪を一握り、空へ向けて放り投げる。~
 ぱらぱらと、雪が舞い落ちる。~
 上を見上げれば、空は青く高く。~
 野を見下ろせば、どこもかしこも桜色。~
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「…ふぅ」~
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 長く、長く、長かった冬は突如終わりを告げた。~
 彼女…レティ・ホワイトロックはチルノに別れを告げ、~
 狂い咲く桜から逃げるように、幻想郷の端っこにあるこの山まで飛んできていた。~
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 奇妙な光景だった。~
 目と花の先は、満開の春。それなのに、大して高くもないこの山はまだ冬のままだった。~
 きっと、春が均等に行き渡っていないのだ。~
 そのうち、溢れた春がこの場所に収まり、元通りの季節がやってくるのだろう。~
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 また一掴み、雪を放り投げる。~
 澄んだ青空からは、もう本当の雪は降って来ない。~
 ぱらぱらと、かりそめの雪が降る。~
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 レティはその中に、雪ではない白を見つけた。~
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『ある冬の終わり』 †~
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 その白はぐんぐん大きくなると、レティの前に降り立った。~
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「…レティさん」~
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 やって来たのは春を告げる妖精、リリーホワイト。~
 彼女らしからぬ重い調子で話し出す。~
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「レティさんに…消えてもらいに来ました」~
「! …私は放っておいても、そのうち消えるわよ?」~
「…本当は、私も、レティさんも、こんな時期に居ちゃいけないんです。~
 私も早く役目を終わらせて、消えようと思ってます。~
 でも…レティさんが居ると、この場所に春が伝わらないんです!」~
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 レティ・ホワイトロックは冬の妖怪。冬があるからレティが居る。~
 だが、レティが居る故に、レティの力が回りを冬にしているのも事実だった。~
 もっとも、普段通りに季節が移り変わっていれば、そんな事は大して問題にはならない。~
 レティは春の訪れと共に徐々に力を失い、ついには体を維持できなくなり、消えて行くからだ。~
 だが、つい昨日まで真冬だったために、レティは力を残しすぎているのだ。これでは消えられない。~
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「それで、私を消そうって言うの?」~
「はい…」~
「…嫌だ、って言ったら?」~
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 リリーが少し俯く。~
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「…ごめんなさい、力ずくででも!」~
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 がばっ!~
「きゃっ!」~
 どさっ!~
 リリーがレティを押し倒し、二人もつれあって地面に倒れる。~
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「ちょっと、嫌、離して!」~
 暴れるレティの両腕を、リリーが掴んで押さえる。~
 レティがまだ力を残しているとは言え、溢れ返らんばかりの春の力を得たリリーには適わない。~
 抗議するレティの口を、唇で塞ぐ。~
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 ふぅっ…~
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「!? ぷぁっ、ごほっ! ごほっ! ぅ…ごほっ!!」~
 レティが咳き込む。~
 リリーが息と一緒に、『春』を吹き込んだのだ。~
 春はレティとは相容れないもの。体が拒絶反応を示す。胸が焼けるように熱い。~
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「はーー、はーー…」~
 涙がレティの頬を伝う。~
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「ごめんなさい…」~
 リリーがそっとその涙を拭った。~
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「せめて、気持ち良くしてあげます…」~
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「きれい…」~
「ぅぅ…」~
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 服を脱がせると、雪の上に、雪に負けじと白いレティの肌が現れた。~
 その豊かな二つの膨らみに、そっと手を伸ばす。~
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 ふに…~
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「うわぁ…おっきくて…柔らかい…」~
「っ…」~
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 さわさわ。なでなで。ふにふに。~
 馬乗りになったリリーが、両手でレティの胸を弄ぶ。~
 レティは先ほどの春の吐息で、抵抗する気が失せてしまっていた。~
 頬を真っ赤に染めながら、愛撫を受け入れる。~
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 くりくり…~
「あ…う…んっ…」~
 リリーの指がピンクの頂を責め始め、レティはそれに反応して声を漏らす。~
 指で摘まみ、くいくいと引っ張る。~
「いっ…ぅ…」~
 指の腹で押し潰す。~
「んーーっ!」~
「あ」~
「?」~
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 リリーは何かを思いついたようにひと声あげると、おもむろにレティの乳首を口に含んだ。~
 そしてふうっ…と春を吹きかける。~
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「ひぃっ!!」~
 効果はてきめんだった。~
 左胸に電気を流されたような衝撃に、レティの体が跳ねる。~
 ぺろぺろ…くちゅくちゅ…~
「あぁっ! そっ、それ以上触らないでぇ!」~
 敏感になった左胸がリリーの舌の動きを鋭く感じ取り、強い快感をもたらす。~
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「ふーーーーっ」~
「くぅっ…」~
 リリーは脇から脇腹へ、そしてお腹へと春の吐息を吹きかけていく。~
 春に触れた所がじんじんと痺れたようになり、レティに残された力が抜けていく。~
 その後を指でつーっとなぞると、レティは悩ましげな声を出した。~
「はぁぁぁぁぁ…」~
 もう一度なぞってみる。~
「くぅぅぅぅ…」~
 もう一度。~
「んっ…はぁぁ…」~
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「レティさん…脱がせますよ」~
 リリーがレティのスカートに手をかけた。~
「……」~
 レティは黙って頷いた。どの道、抗う術は無いのだ。~
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 少し下げたところで、リリーは、既にレティの下の雪が溶けてしまっている事に気づいた。~
 リリーは自らの服を脱ぐと、レティの下に敷いてやった。~
 青空の下、裸の少女が二人。~
 それを見ている者は、誰も居ない。~
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「こんなに…濡れてる」~
 露になったレティのそこからは、既に蜜が溢れていた。~
 リリーは割れ目に指をあてがうと、そろそろと動かした。~
「はぁっ、う…くぅ…ん」~
 レティの中から更なる蜜が湧き出し、リリーの指に絡みつく。~
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 リリーはレティのお尻を上に向けさせると、その秘密の花園を指で押し広げた。~
「わぁ…凄く…綺麗な桜色…」~
「嫌ぁっ…!!」~
 レティが真っ赤な顔をそむける。~
 リリーはレティの下の口に口付けた。~
「いっ、いやぁ、やめて…」~
 何をされるかが分かったレティが懸命に抗議する。~
 リリーはそれを聞く前に、ふぅっと春を吹き込んだ。~
「ああーーーーーーーっ!!」~
 レティの腰が跳ねた。~
 刺激を受けて、膣壁からは愛液がこんこんと湧き出す。~
 リリーはそれをじゅるじゅると飲み干すと、再び春を吹き込む。~
 レティがまた跳ねた。~
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「レティさん、気持ちいいですか?」~
「あっ、はぁ、はぁ…」~
 レティの息は荒く、まともな返事は返ってこなかったが、感じていることは聞かなくても分かっていた。~
「それじゃあ、こっちも…」~
 リリーはそう言って、レティの最も敏感な突起を剥き出しにする。~
「いっ?」~
「ふーー」~
「!!??」~
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 瞬間、レティは意識を手放した。~
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「…?」~
 レティは、目を覚ました事にとりあえず驚いた。~
 てっきり次の冬が来たのかと思ったが、目に入った状況は先刻のままだった。~
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「レティさん、ひどいです。私におしっこかけるなんて…」~
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 ぼん!~
 レティの顔が一瞬で真っ赤になる。~
 つまりは、気絶したと同時に…そういう事なのだろう。~
「あっ、あ、あの、その…」~
 言葉が見つからず困惑するレティ。~
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 一方のリリーも困っていた。~
 春をぶつけて力を削り取り、これで消えてくれると思っていたレティが、目を覚ましてしまったからだ。~
 思いの外、レティに力が残っていたらしい。~
 できるだけレティがつらくない様に気を使ってきたリリーだったが、これ以上時間をかける訳にもいかなかった。~
 一刻も早く、幻想郷中に春を伝える事。それが彼女の使命であり、存在理由だからだ。~
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 リリーは意を決すると、力を集中しだす。~
 手の中に、桜色のもやのような物が現れ、どんどん濃くなっていく。~
 彼女が持つ、『春』のエネルギーを集めたそれは、ついに実体をなし、一本の棒状になった。~
 それを股間に取り付けると、レティの方に向き直る。~
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 わざわざそんな所に取り付けた理由は、聞くまでもなかった。~
「い…いやぁ…」~
 恐怖を感じたレティがふるふると首を振り、後ずさる。~
「レティさん、ごめんなさい…」~
 リリーはレティを捕まえると、『春』でできたそれを、レティの入り口にあてがう。~
 レティにはそれが焼けつくように熱く、その周りがじんじんと痺れ出した。~
(こ、こんなの、入れられたら、私…)~
「行きますよ!」~
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 ずぷぅっ!!~
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「あーーーーーーーーーーっ!!!!」~
 レティの絶叫が木霊した。~
 構わずリリーが動き出す。~
 ぐちゅっ、ぐちゅっ、ずちゅっ、ぶちゅっ!~
「あをっ! お、おぅっ! あぎっ!! いひゃぁぁーーー!!!」~
 春の塊が、レティの中を容赦無く掻き回す。~
 擦れた所から、滅茶苦茶な快感が爆発し、レティが喘ぎ、悶える。~
 ずりゅっ! ちゅぐっ! ごりゅっ! ぐりゅっ!!~
「あーっ!! うぁっ!! いっ!! ひぃーーっ!! あぁーーっ!!」~
 頭が焼けそうになり、言葉を紡ぐ事もできず、ただ泣き叫ぶレティ。~
 一突きされる度に、頭の中が真っ白になる。~
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 どくん!!~
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 突然、レティの中で何かが弾けた。~
 リリーが、春をレティの奥底へ向けて放ったのだ。~
「あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛」~
 レティが、リリーの腕の中で、がくん、がくんと大きく跳ねる。~
 その目は大きく見開かれ、背中は限界まで仰け反っている。~
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 びゅーっ、びゅーっ、びゅーっ!~
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 リリーはありったけの春を、粘液状にして、レティの中に放出していく。~
 身体が中心から融けていくような感覚を覚えながら、レティは意識を失った。~
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 腕の中には、もう、誰もいない。~
 周りの気温がぐんぐん上がって行く。~
 辺りに残っていた雪が、みるみる溶けて消えて行く。~
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 リリーはうつ伏せに倒れた。~
 身体に力が入らない。~
 この地にも春が訪れ、彼女の役目は今まさに、終わろうとしているのだ。~
 純白の翼が、イカロスの羽根のようにぼろぼろと崩れ落ちて行く。~
 ありったけの力を出し切ったおかげで、消えるのに困る事はなさそうだった。~
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「…レティさん」~
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 ごぅっ…~
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 幻想郷で、最も遅い春一番が吹いた。~
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(ごめんなさい…)~
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 風が過ぎた後には誰も居らず。~
 ただ、草木が、虫が、遅すぎる春を謳歌していた。~
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 おしまい~
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 あとがき~
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 最後まで読んでくれた人、後味の悪い話でごめんなさい。~
 本文読まずにあとがきだけ読んでる人、えいやっしょー? 知りません(早くDLさせてー)~
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 と言う訳でリリー×レティです。妖々夢のEDごろの話です。~
 桜の咲く頃に合わせたかったんですが、うまく時間を調整できませんでした…~
 でも妖々夢は五月だから、時期的にはまだ早すぎ?なんですよね。~
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 リリーがキャラ違うかもしれません。ごめんなさい。~
 それと言うのも全てカリスマが悪いのですよ。季節を狂わせたりするから(責任転嫁)~
 あとレティの乳のイメージを与えてくれたやむっ氏に感謝(笑)~
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 んではまた、しーゆーあげーん!

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