「あーれー、強すぎるぅ」

千年以上生きた蓬莱人と言えども、
幻想郷の屈指の実力者たる博麗の巫女とすきま妖怪には勝てなかった。
力尽きてそのまま吹っ飛ばされる妹紅。
そんな妹紅を見て紫は呟いた。

「あら、まだ本当に生きているわ。ほんとに死なないのね。霊夢、この子、面白いわ。持ち帰るわね」
「持ち帰るって(汗 あ、こらこら!」

霊夢が制止しようとした時既に紫と妹紅の姿は無かった。

「………ほんとに隙間に入れて持ち帰ってるし(汗」





「あれ、ここは何処?」
「私の家よ、面白いから持ち帰ってみたの」
「面白いから持ち帰るとか言われても………ひ、な、何、これぇ!?」

何も無い所から不気味な触手が無数に蠢いている。

「隙間に漂ってる触手よ、知らないの?」
「知るも知らないもな、ひゃあ!?」

飄々とした態度の紫に抗議しようとした時に触手が一斉に妹紅に襲い掛かる。

「この子達、人間の女性が大好物なのよ。あなた、死なないから丁度いいと思って」
「く………」

妹紅は必死にもがくも既に先の弾幕ごっこで力尽きた身では満足に抵抗する事も敵わない。
瞬く間に触手に四肢を絡め取られて、虜にされてしまった。

「離して、服の中に入ってこないで………うっ!?」

触手は妹紅の服の中にするすると入り込み、妹紅の胸や秘所へと這いずり回る。
そのぬるぬるした異様な感覚に背筋を凍らせ、妹紅は声を荒げて抵抗を試みる。

「こ、この、は、離せ! くぅぅぅぅ!!」

触手は妹紅の敏感なところを這い回る。
触手のざらざらした感覚が、触手の表面にある無数の細かい突起が妹紅の乳首を愛撫する。
強すぎず、弱すぎず、絶妙の力加減。
更に人の手ではない触手ならでは独特の感触。
むくむくと妹紅の桃色の突起が勃起し、その存在を服の上からでも主張をしていく。

「ふぁぁぁ……!」

人外の快楽に妹紅は思わず、甘い声であえいでしまう。
それを見て紫は笑う。

「どう、気持ちいいでしょう、こういうのは初めてかしら?」

絶対的な強者の余裕の笑み。
弱者があがくのを楽しんでいる残酷な笑み。

それを見て、妹紅は悟った。

ああ、結局私はこうなるのか。
何時も何時もそうだ、私が死なないのを知っていて輝夜はこの手の手合いを差し向けてくる。
私がこうやって蹂躙されて汚されるのがあの女は楽しいのだろう。

悔しい、何も出来ない自分が悔しい。
悔しい、死ぬ事すら出来ない自分の体が悔しい。

もう………どうでも良い。
このまま流されよう。
どうせ、私は死なないし、結果は同じなのだから。
無駄に抵抗して目の前の妖怪を、輝夜を喜ばせるのも癪だ。

妹紅は身体の力をすっと抜いた。
抵抗する事もなく触手に弄ばれる。
そこにかかる紫の声。

「あら、もうあきらめたの、面白くないわねえ………」

何が面白くないというのか。
私を好き勝手に弄んで、そういうことをいうのか。

「仕方ないわね、もう一工夫凝らしましょう、紫裏奥義「触手結界」」

途端妹紅の周囲の空間が切り替わる。

触手、触手、触手、触手……!
四方八方全てが触手で埋め尽くされている。
不気味にてらてらと光り、蠢く触手。

「い、いやああああああああああああああああああ………!」

妹紅はそこで怯え、目筋に涙を浮かべ叫んだ。

名も知らぬ男達に彷徨っているときに何度も犯された事があった。
輝夜の刺客に破れ、妖怪の餌食になり、陵辱された事もあった。
他ならぬ輝夜達自身に良い様に弄ばれた事もあった。

だが、目の前の光景はどれとも違う。
こんな光景は見たことも聞いた事も無い。
ただ恐ろしいと妹紅は思った。

「いい反応ね♪ これは私のとっておきのものよ。
 それじゃ頑張って楽しませてね」

紫の声が何処からともなく聞こえる。

「いやぁ! た、助け…くむううううううううう!」

恥も外聞も投げ捨て、妹紅は必死に許しを乞おうとした所で触手が妹紅の口の中に進入し、
妹紅の叫びが中断させられる。
触手が傍若無人に妹紅の口内を蹂躙する。
妹紅の舌を絡めとり、くちゅくちゅと口内を無慈悲に犯していく。
妹紅の舌を味わうかのようにゆっくりゆっくり舐めあげていく。
その内、口内の触手がぐっと膨張し……………

「この子たちも元気ねえ、しっかり飲みなさいよ」

紫の声とともに白くて熱い粘液が妹紅の口内に吐き出された。
触手で口を塞がれている妹紅には粘液を吐き出すことも敵わない。
結局、粘液を飲み込んでしまった、途端、触手が妹紅の口の中から離れる。

「う、え………? 何、これ、いや、か、体が熱い………」

妹紅の体がじんわりと熱くなる。
先ほどまで感じていなかったと言えば嘘だ。
しかし、今はもっと別の感覚、身体の芯が熱くなって………

「ふふふ、どうかしら、気持ちよくなれるわよ」

紫のその声とも触手が本格的に妹紅を襲い始めた。

「ひいっ!? だめ、たすけ………ふ、ひぃああああああああああ!?」

妹紅の下の口に触手が入り込む。
濡れた妹紅の秘唇は何の抵抗もなく触手を受け入れてしまう。
そのまま妹紅の肉壷を食い荒らさんとばかり腔壁を刺激する。

「くふぅぅぅ!? ふぁぁぁああああ!!」

触手は溢れ出す愛液を存分に堪能しつつ、妹紅の奥へとどんどん進んでいく。
肉壁を吸われるだけで、あまりの快感に意識が飛びそうになる。

「いやっ! やめ、やめてぇぇぇぇぇぇ!」

想像を絶する快楽におぼれそうになりながらも、妹紅は必死に懇願する。
しかし、触手は無情にも妹紅の最深部へと達した。

そして触手はくねくねと蠢きながら、抽送を始めた。
触手が蠢く度に肉洞が形を変え、刺激される。
肉洞の上を触手が叩き、下を転がり、通常のモノでは出来ない独特の快感を生み出す。

「ああ………ンッ!?」

心の中では必死に目の前の迫り来る恐怖を拒否している。
しかし身体はなす術もなく受け入れてしまう。

………そして、触手が膨張し、妹紅の奥に白濁液を吐き出した。
触手自身が精液の逆流を食い止め、子宮いっぱいに白濁液が流し込まれる。
腹がほんのりと膨れている、それほどの量が無情にも流し込まれたのだ。

「ぁぁぁぁぁぁ………」

同時に妹紅の中で何かが折れた。
それと同時に触手が引き抜かれる。
どくどくと妹紅の秘部から白濁液が溢れ出す。

「(こんなものたちに犯された事はなかった………)」

言葉が通じる相手ならまだ良い。
意思が通じる相手ならまだ良い。
それなら抵抗してやろうと意思も沸いて来る。
そして、どんなに犯されようとも傷つけられようとも相手は限界があり、終わりがある。
だからこそ耐えられる。

しかし、目の前の無数の触手はただ本能のままに妹紅を犯す。
今まさに数え切れないほどの触手が妹紅を囲み、輪を狭め襲い掛かってこようとしている。
そこには一切の哀れみも喜びも存在しない。
死ねない自分はそれこそ終わりなく犯され続けるだろう。
目の前のモノ達は永遠に私を犯し続けるだろう。
もう星も月も桜も雪も見れない、慧音にも会えない、ただ犯されるのみ。

妹紅はその事実に恐怖し、そして妹紅の心は――――――折れてしまった。

「(これが――――――――――)」

触手が再び妹紅の口を、秘部を犯す。
今度は妹紅の尻の穴にもずぶずぶと入ってくる。

「はぁぁぁん………」

三点責めの刺激に妹紅は嬌声をあげ、腰を動かし喘いでしまう。

「良い声で鳴くわね、もっとよ、もっと」

誰かの声が聞こえる、あの声は誰だろう。

「(――――――――――絶望)」

何処かで輝夜の笑い声が聞こえた気がした………


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