Happy 2 Weeks ~Sweet & Sweet~


真夏の湖。真昼間で天気もよく、雲ひとつない青空がどこまでも広がっている。
黙っていても汗が吹き出そうなほどの炎天下、積極的に外に出ようとは普通思わないだろう。
だが子どもは別。いい天気だからこそ、積極的に外で遊びたがる。そしてこの湖にも、そんな例に漏れない子どもが二人いた。


「きゃはっ!それそれそれ~!」
「うわっぷ・・・・・・やったなチルノ、お返ししてやるぅ!」
「ひゃっ、冷た~い・・・・・」

着衣のまま水遊びをしても何とも思わないのは子どもの特権か、リグルとチルノが水辺で遊んでいる。
比較的浅い所で水をかけ合ったり、水辺の生き物を探して見せ合ったり、深い所まで潜って湖底探検をしてみたり。
チルノのリードで二人は暑い一日を楽しく快適に過ごして(遊んで)いた。



「はぁ~、遊んだ遊んだ・・・・・・・リグルも寒くなってきたでしょ?そろそろ出よっか」

チルノの提案で二人は湖から上がる。水をたっぷり吸って重くなった服を纏い、木陰まで歩いていく。

「こんな格好でずっといるのも何か嫌だし・・・服、脱ごうか?」
「そうだね・・・・・・・・ちょっと恥ずかしいけど」
「何言ってるのよ、誰も来やしないって」
「そ、そうかな・・・・・?」
「そうよ。ほら、風邪引かないうちに早く早く」


恐る恐る服を脱ぐリグルと全く気にしないチルノ。
そして一糸纏わぬ姿になる二人・・・・・リグルがもじもじする一方で、やはりチルノは恥ずかしがっていない。

「あ~、風が気持ちいい~・・・・」
「・・・うぅ、やっぱり恥ずかしいよ、チルノ」
「リグルが男の子のくせに気にし過ぎなのよ。こんな所に好んで来る奴なんてアンタくらいなものなんだから」
「でもさ、いくらチルノしか見てないとしてもやっぱりオ○ン○ン見られるのは恥ずかし・・・・・・・・・・」

そこでリグルの言葉が止まった。視線は一点に集中し、目を逸らそうにも逸らせない。
視線が捉えているのはチルノの下半身。穢れ一つない、毛も全く生えていない、真っ白で綺麗な脚だ。
だが、その付け根には『あるはずの物』がない。リグルの体には付いている物が、チルノにはない。

そして1秒ほどの沈黙。その刹那のような沈黙の後、リグルの驚きの絶叫が辺りを支配した。


「いっ、いぃぃぃぃぃぃっ!!?」


すぐ近くにいたチルノが思わず耳を塞いでしまうほどの大絶叫。
声が止み、恐る恐る耳から手を放したチルノが目にしたのは驚愕の表情で固まっているリグルの姿だった。

「ど、どうしたのよ・・・いきなりそんな大声出して」
「だってさ・・・・・チルノの、それ・・・・・」
「私の・・・?・・・・・・・・私がどうかしたの・・・・・?」

「チ、チルノの・・・・・・・・・・・・・オ○ン○ンが、ないっ!!」










「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えーと」

流石のチルノもこの一言には呆然とするしかない。あまりにも唐突であまりにも常識から外れた言葉に、
チルノは相当の沈黙をおいてほんのわずかな言葉を搾り出すのが精一杯だった。

「ソレって・・・・・もちろん冗談よね?」
「じょ、冗談なんかじゃないよ!僕にはオ○ン○ンあるのに、何でチルノにはないのさ!?」
「・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・アンタ馬鹿?」

最大限のため息を一つつき、チルノはもう一度言葉を搾り出す。

「女の子にオ○ン○ンが付いてるわけないじゃない」
「ええ?そ、そうなの・・・・・?」
「そうよ・・・・ま、アンタは地上に出てきたばかりだから知らなくてもしょうがないんでしょうけど」
「・・・えっと、あの・・・・・・ゴメン」

裸でいるという恥ずかしさもあり、顔を真っ赤にして俯くリグル。
それに対し、全く恥ずかしがる様子のないチルノ。これではどっちが男の子なのか分からない。

「別に謝る事ないわよ。知らなかったって言うならしょうがないじゃん」
「うん・・・・でもさ、オ○ン○ンないんだったらどうやってオシッコするの?」
「え・・・・・どうやって、って・・・・・・・・・・」
「だってさ、僕はオ○ン○ンあるからオシッコできるけど、チルノにはオ○ン○ンないでしょ?どうするの・・・?」


「どうって・・・・・・ん~・・・・・・・・・・・じゃあ見てなさいよ」
「見る?何を?」
「恥ずかしいけど・・・・見せてあげる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私がオシッコする所」
「・・・・え?」
「ちょうど私も我慢できなかった所だから・・・・・」

最後の方はほとんど囁くような声になり、リグルの耳には届いていない。
何て言ったのか分からないという顔のリグルの目の前で、チルノはゆっくり屈み込んだ。


「ほら、アンタもしゃがみなさいよ・・・・・・立ってたら見えないでしょ」
「え、見えないって何が・・・・?」
「あぁもういいから!私だって恥ずかしいんだから早くしてよっ!」
「へ?あ・・は、はい!?」

チルノの勢いに圧され、半ば反射的に屈み込むリグル。
リグルがしゃがんだのに合わせ、目を閉じ下腹部に力を込めるチルノ。
自分から誘ったとは言え、流石に他人に見られるのは恥ずかしい。目を閉じ、歯を食いしばり、
まだ一本筋でしかない割れ目をリグルに見せつけるように指で広げる。

「チ・・・・・チルノ何やってんの・・・・?」
「・・・んっ・・・・・・出る・・・・・・・・・・・」
「出るって・・・?・・・・・・出るって何が―――――」



チョロ・・・・・チョロロロロ・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・プシャァァァァァァァ・・・・・・・・・・・・・・



リグルの最後の問いに答えるかのように、チルノが広げた小さな割れ目から黄金色の液体が流れ出た。
毛の生えていない一本筋から流れ出た『それ』はそのまま土に吸い込まれ、二人の足を汚す事なく地面に黒い染みを広げていく。

突然のチルノの行動に、リグルは彼女を制止する事もできず目を丸くしていた。
自分だって用を足している所を見られるのは恥ずかしい。なのに、チルノはわざわざそれを自分に見せ付けている・・・・・
驚きや恥ずかしさよりも、チルノに対するただただ純粋な好奇心がリグルの頭を支配していた。

「えっ・・・えっ・・・・チルノ何やってるんだよ・・・・・・・・」
「アンタが聞いたんじゃない・・・・女の子がどうやってオシッコするのか、よーく見てなさいよ・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


チルノに釘を刺されるまでもなく、リグルは視線を逸らせずにいた。
何故こんな恥ずかしい事ができるんだろう?
いや、女の子はどこからオシッコを出しているんだろう?
オ○ン○ンの代わりになる物はどこにあるんだろう・・・・・?
純粋な好奇心がリグルを駆り立てる。そして、その好奇心がリグルの視線をチルノの股間に集めさせていた。



チョロチョロロ・・・・・チョポン・・・・・・・・・・・・・・・



黄金色の液体・・・・・・チルノの小水の勢いはだんだん弱まり、ついに最後の数滴を落として終わった。
歯を食いしばり、目を閉じて踏ん張っていたチルノの表情からようやく力が抜ける。
そして力が抜けていったついでに顔が真っ赤になり、リグルから視線を逸らしてしまう。

「・・・・・わ、分かったでしょ・・・今ので・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・分かった・・・・・・女の子って、カラダの中にオ○ン○ンがあるんだね・・・・・」

対してリグル、服を脱いだ時の恥ずかしさはどこへやら。半ば呆然とした表情で返事をする。
彼の中ではまだ驚きよりも好奇心の方が勝っているのかも知れない。だから、恥ずかしがる事もなくそこにいられるのだろう。


「カラダの中に・・・・・・・・ま、まぁそんな感じよ・・・じゃあこれでいいわよね」
「・・・・・ねえチルノ・・・よかったら、もっと見せてほしいな」
「えっ・・・・・・・・!?」
「僕のオ○ン○ンと全然形が違う・・・・気になるんだ」

立ち上がるチルノの手を掴み、強引にまたしゃがませようとする。
不意を突かれてチルノはバランスを崩し、その場に尻餅をついてしまった。

「きゃっ!?」
「あっ・・・ゴ、ゴメン・・・・・・でも気になるんだよ・・・・・・・・ものすごく」
「・・・・・そんなに見たいの・・・・・・・・・・・・・?」

コクコクと首を縦に振るリグル。もはや彼の中に恥ずかしさなどという物はない。
そして天然気味なリグルの押しの強さに、流石のチルノも一歩退かざるをえない。
前と同じく、返事の最後は囁くような小さな声。しかし、今度はリグルを反応させるには充分すぎた。


「じゃあ・・・・誰も見てないし・・・・・・・・少しだけなら・・・・・・ぃぃょ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」










チルノがやっていたように一本筋を指で広げ、割れ目を開いてみる。
たった今用を足したばかりという事もあり、わずかな湿っぽさが指に付く。
しかし、後で洗えばいいからとリグルは大して気にしていない。
両手の親指で目いっぱい割れ目を開き、リグルはその中をまじまじと覗き込んだ。

「すごい柔らかい・・・・・でも、どこから出てきたのかよく分からないや」
「んっ・・・・・私だって・・・・・・・自分で見た事ないんだから・・・・・初めて見るアンタに分かるわけないわよ・・・・・・・」
「それもそうだね・・・それにしてもココ、本当に柔らかい・・・・・・・」
「ちょっとリグルっ・・・・・・私だって・・・・あまり触らないんだから・・・・・・ぅっ・・・・!」

割れ目を広げている親指を微妙に動かすたび、チルノの口から吐息が漏れる。
それが何度も続き、リグルもその事に気付く。彼の表情から好奇心の色が少し消え、代わりに不安の色が少しだけ顔を出す。

「ねえ、チルノ・・・大丈夫?」
「な・・・何でもないっ・・・・・・」
「・・・・・もしかして、痛かったとか?」
「・・・・・・・痛くはないけど・・・・・なんだか・・・・くすぐったいの・・・・・・・・・・・」
「へぇ、ココって触るとくすぐったくなるんだ・・・・・・・」

リグルの表情から一瞬にして不安の色が抜ける。代わりに今までの倍の好奇心が芽生え、割れ目の中央に狙いを定める。

「じゃあ、コッチもくすぐったいのかな・・・?」
「いや・・・・そっちは怖・・・・・いあぁぁぁっ!?」

チルノの怯えを無視してリグルが好奇心で指を伸ばす。
そしてその指が割れ目の中央・・・桜色の部分に触れた時、小さな体をしならせてチルノは悲鳴を上げた。

「あぁっ!?チ、チルノ大丈夫!?」
「も・・・もう・・・・・・いやだって言ったのに・・・・・」
「ごめん・・・・・痛かった?」
「・・・・痛いっていうか・・・・・・・・痺れるような・・・・・変な感じ。でも・・・・・・いやじゃなかった」

股間を手で覆いながら、顔を真っ赤にして俯くチルノ。しかし目だけは上目遣いでリグルを見つめ、
顔と下半身を交互に見ながらポツリポツリと呟く。


「・・・・・・・・ねぇ。今度はリグルのオ○ン○ンも見せて・・・・」
「僕・・・・のも・・・・・・・・?」
「だって、私のだけしか見せないんじゃ不公平でしょ」
「そりゃ・・・・・まぁ」
「これで五分になるんだから。ね?」
「う・・・・・うん・・・・・・・・・・・・・分かった」










攻守交替、今度はチルノがリグルを観察する番だ。
リグルをしゃがませ、両の脚を大きく開き、その付け根から生えている小さな肉の突起に触れてみる―――
自分のが触られた時ほどの反応がない。これだと何だかつまらないので、それを思い切って手にとってみる。

「これが男の子のオ○ン○ンかぁ・・・・・私、初めて見た」
(うぁ、チルノが僕のオ○ン○ン握ってる・・・・・・何か恥ずかしい)
「小さくて、ふにふにしてて、ちょっとかわいい・・・・・・・かも」
「あ・・・あのさ、あんまり触らないで。あんまりたくさん触るとその、その・・・・・・・」

「・・・・・・あれ?」


リグルの言葉が終わらないうちに、彼の身に変化が起こった。
肉の突起は少しずつ大きさを増し、その硬さもサイズに比例して増していく。
そして突起の膨張に突起の中身を包み込んでいる皮は伸縮の限界を迎え、
チルノと同じ桜色の先端部をさらけ出してしまった。

「あれ・・・・・なんか、硬くなってきたよ」
「うん・・・だから・・・・・あんまり触りすぎるとッ・・・・・・・」
「・・・あ、先っぽだけ皮が剥けてる」
「ダッ、ダメ!そこを触ると僕・・・・・」



つんつん



「いひぃっ!?」


チルノも好奇心に駆られてリグルを無視してしまう。
細い指先で恐る恐る剥き出しの桜色を突付いてみる。と、女の子のような悲鳴を上げてリグルは一歩飛び退いた。

「え!?・・・・ちょ、ちょっとどうしたのよ」
「だから・・・・・そこを触ると、ビリッとするんだ・・・・・・・・」
「・・・・・・痛いの?」
「少し痛い・・・・痛いんだけど、なんか変な感じもする・・・・・・・」
「そう・・・・・じゃあ触らない方がいいのかな」

「あ、ちょっと待ってチルノ!」

引っ込めようとするチルノの手を掴み、リグルは今一度チルノの目の前へ。

「もう一回・・・・・触ってくれるかな・・・・・・・今度はもっと我慢するから」
「え、だって・・・・痛いんでしょ?やめた方がいいよ・・・・・・・・」
「・・・・・僕も、チルノと同じさ・・・少し痛かったけど、嫌って感じはしなかった」

リグルの声はかすかに震えていた。
覚悟しているとはいえ、また痛い思いをするという恐怖がある。
しかし、今まで感じた事のない未知の感覚を味わえるという期待もある。
いわゆる『期待と不安が入り混じった顔』でリグルはチルノを待っているのだ。



「・・・・・・・・・・じゃあ、触るよ・・・・・?」
「うん・・・・・・・・」
「今度は痛くないように・・・・・・」

指先に唾を溜め、それを剥き出しの桜色―――亀頭に塗し、さらに慎重に指で触れる。
最初に触れた時と同じようにのけぞるリグル、だが飛び退く所まではいかず、必死に歯を食いしばっている。

「うくっ・・・・ぐ・・・・・ぅ・・・・・」
「・・・ね、ねぇ!ホントに大丈夫・・・・・?」
「んっ・・・・・大丈夫・・・・少しビリッときただけ・・・・もっと続けてよ」
「そ、そう・・・・・?・・・・・じゃあ・・・・・・・」

「あぅっ!・・・・あ、ぃ・・・・・」
「・・・・・ねえリグル・・・・私に触られて、どんな感じなの?」
「どんなって言われても・・・・・うまく説明できないよ・・・だけど、くすぐったいような・・・・・変な感じ」
「・・・・私と一緒なんだね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ねえ、こんなの・・・・・どうかな・・・・・・・・・・・・?」


リグルを立たせ、肉茎と呼ぶに相応しいまでに大きく硬くなった肉の突起を跨いで腰を突き出すチルノ。
目の前の木にしがみ付き、両の太腿でリグルの肉茎を挟みこむ。

「チ・・・チルノ・・・・?・・・・・・何するの・・・・・?」
「・・・・・二人が変な風に感じる所どうしで触ったらどうかな、って思って・・・・・・」
「普通に二人とも変な感じになって終わりだと思う・・・・・・・・・・」
「うん・・・・・・・でもさ、物は試しって奴で・・・・・・って、ダメかな・・・・・?」

顔を真っ赤にしてチルノが問う。
今までの彼女の言動を考えれば、断っても断ってもしつこく迫ってくるだろう。
それこそ、泣き落としや実力行使に出てでも・・・・・・・・・
選択の幅はあるように見えて、実際リグルに用意された道は一つしかなかった。


「・・・・分かった・・・・・・じゃあどんな感じかやってみようか・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・うん」










「チルノ・・・・・・いくよ」
「んっ・・・・・・・」

チルノが頷いたのを確認して恐る恐る腰を動かす。
再び唾液を塗して潤滑油の代わりとし、リグルができるだけスムーズに動けるようにしておいた。
その甲斐あってか、ゆっくりとだがリグルの腰は滑らかに動く。

「ぃ・・あぅっ・・・・・!」
「ん・・・・・・あは、リグルのオ○ン○ンあったかぁい・・・・・・・・」
「あぁっ・・・!・・・・・チルノの・・ここ・・・・・柔らか・・・ッ・・・・・すごく気持ちいい・・・よぉっ・・・・・・・!」
「私もぉ・・・・・リグルのオ○ン○ンが擦れて・・・・・とっても変なきぶ・・・・・・・んんッ!」
「・・・・でもさ・・・チルノも気持ちいいんでしょ・・・・・・・?」
「うん・・・お股が熱くって・・・・・くすぐったくって・・・・・・・・・気持ちいいっ、のぉっ・・・・・・・・・・・・・!」

リグルは歯を食いしばり、まだやって来るわずかな痛みに耐えながら未知の感触を味わっている。
チルノは顔を赤く染め、リグルのモノを受け止めながら未知の感覚に酔いしれている。
この『未知の感覚』こそが『快感』である事に二人が気付くまで、大して時間はかからなかった。


そしてリグルが動き出す。
快感を知り、痛みに慣れ、痛みを飲み込み、更なる快感を得る為に肉茎を激しくチルノに擦り付ける。
チルノはリグルに身を委ねたままだが、リグルが動けばその分彼女にも見返りが来る。
チルノの体をぎゅっと抱きしめ、ぎこちないながらもリグルは息を切らせながら腰を動かし続けた。



「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・・チルノ・・・・・・気持ちいい・・・・?」
「うん、くすぐったくて・・・・とっても・・・気持ちいい・・・・・・・リグルは?」
「僕・・・・・とっても気持ちよくって・・・・・あっ、何か・・・・・出ちゃうっ・・・・・・・・・!」
「ちょ、ちょっ・・・・・・!」
「・・・・・・・違うんだ・・・・・・違う・・・・・・・・ムズムズするんだ・・・・・」


その『出ちゃう』の言葉で、チルノはリグルが尿意を催していると連想する。
だが、慌てて離れようとしてもリグルに後ろから抱きしめられていては逃げ出そうにも逃げ出せない。
むしろ、リグルのハグは強くなるばかり。

リグルは気付いていた。自分が今感じているのは尿意に似た、しかし全く別の感覚である事を。
腰を動かせば動かすほど、チルノに接すれば接するほど。この感覚は大きくなっていく。そしてそれを抑える事はできない、とも。


「あぅぅ・・・・・・も、もう我慢できないよチルノ・・・・・何か・・・何か出るよぉっ・・・・・・・!」
「え?ちょっと・・・・・出るって何が・・・・・・・・・・!?」
「分からない・・・・・・分からないけど何か出ッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぁぁっ」

「ぃああぁぁぁぁぁっ!!でっ、出るぅうぅぅぅぅっっ!!!」



ぴゅっ、ぷびゅっ・・・・・・!



柔らかい太腿に挟まれ、リグルは生涯初の絶頂(これを絶頂だとは認識していないだろうが)に達した。
かすかに黄色みがかった白濁液を放ち、チルノにもたれかかるようにして力尽きる。
当のチルノは、リグルが放ったモノに気を取られっぱなし。自分の尿とは全く違う色のモノを見て、驚きと好奇心が同時にやって来る。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・!!?」
「ぅぁ・・・・あ・・・・・・で、出ちゃった・・・・・・・・・・・」
「『出ちゃった』って・・・・・白いオシッコ・・・・?・・・・・一体何なのよ・・・・・・・・?」
「僕も分からない・・・・・・でも、とっても気持ちよかったんだ・・・・・チルノの・・・・・ソ、ソコが・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・ありがと」
「え?」
「よく分からないけど・・・気持ちよかったって言われたら悪い気はしないもん」
「そ、そう・・・・・・・?」
「・・・・・アンタも。オ○ン○ンが触れてる時、何だか変な気分で・・・・気持ちよかったよ」
「えーと・・・・・・・じゃあこれで五分って事で・・・・いい?」

「・・・・・・・・・・・・ぷっ」
「・・・・・・・・・・あはは」



クスクスと笑うチルノと釣られて笑うリグル。
果たして自分の体に何が起こっていたのかは分からない。だが、何も知らないのだから考えてどうにかなるわけではないし、
気持ちよかったのならそれは多分悪い事ではない。だから今は心のままに笑う。

大きな木陰の下で二人は笑い、語り、そして乾いた服を着るのも忘れて眠りに就いてしまった。
それは単純に身体の疲れから、そして仲良しの相手と一緒にいるという安堵感から・・・・・・


リグルの幸せな2週間はまだ始まったばかりに過ぎない。

(end)
























あとがき

創想話に投稿したアレと繋がってます。流石にあっちでネチョは駄目だろうという事で。
『Happy 2 Weeks』の名に恥じず、ネチョと非ネチョ合わせて14話程度書く予定。でも予定は未定。どっちだw
性に対して二人がどの程度の知識を持っているかというのがかなり謎。お子様というならこの程度?
一応9~10歳前後を意識してますが・・・
しかしまぁ、キスもしてないのにいきなり素股ってのはどうだったのかなぁ・・・・・
『好き』の言葉も出てきてないのにこれは・・・・・・無邪気な子どものお遊びって事で(ぇ
ああでもお子様サイズのテンコーで素股ってできるのk(バタフライストーム
お子様テンコーで果たして発射は可能k(ヘイルストーム

そんで、創想話にうpした方のコメントで『狩月さんの絵が浮かんできた』っていうのがあったが
イ グ ザ ク ト リ ィ (その通りでございます)
永夜抄絵板の54番とか135番とかその辺のイメージで。
しかし、そもそも『リグル=男の子』の妄想のきっかけとなったのはKatzeh氏の4/25絵だったり。どっちも萌え。
お二方のお陰で、俺の中ではリグルは蟲姫さまではなく蟲の王子さまですよ。この場を借りて感謝m(_ _)m

このシリーズの全体的なイメージは精符235前後のノリで。でも今回の話に限って言えばほぼピンポイントで嫐符730だったり。
俺はその時IRCにいなかったし素股分が大量に含まれているが、ネタ提供してくれた人乙。
その内どうにかして魅魔様や藍&橙あたりも出す予定・・・・・・目標は来年の夏コミまでに完結かw

もうとにかく色んな人乙。


書いた人:0005


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2295d)