なぜそうなったか、咲夜にはよくわからなかった。
ただ気づいたとき、すでに咲夜は美鈴の部屋にいて、裸で四つん這いの姿勢にされていた。
「うふふふ……綺麗ですよ、咲夜さん」
そういっていつもと変わらない笑みを向ける美鈴。そんな彼女もやはり(なのか?)裸で、
今の咲夜にはそれが悪魔の笑みのように恐ろしく見える。
「さっさと自由にしなさい、美鈴」
こんな姿勢でも、咲夜はメイド長としての威厳を持った声で命令する。
だが美鈴は笑顔のままでそれを拒否した。
「だめですよ。咲夜さんはこれから新しい自分を知るんですから」
そう言うと、美鈴は片手に漏斗、もう片手に大きな透明な容器を取った。
容器の中にはなにか液体が入っているらしく、チャポン、という音を立てる。
「咲夜さん、これなんだと思います?」
「……水?」
「ちがうんですよ、これはですね……」
言いながら、美鈴は咲夜の背後に回る。咲夜も首を回してそれを追う。
「こう使うんですよ」
次の瞬間、咲夜の尻穴に何かが押し込まれた。一瞬の後に、それが漏斗だと気づく。
「い、痛い……何をする気なの……」
「漏斗と液体って言ったら、こうするに決まってるじゃないですか」
そして咲夜のお腹の中に、冷たい液体が流れ込んできた。
「や、な、なにこれ!? やめて美鈴!」
美鈴は何も言わず、液体を注ぎ続ける。
いったいどれくらい入れたのか、
咲夜のお腹がパンパンになるころようやく注ぐのが終わり、漏斗が抜かれる。
息をつき、いったい何をしたのか聞こうとした咲夜だったが、
その前に咲夜の体を異変が襲った。

ゴロゴロゴロゴロ……。

重い音が咲夜の腹から響き、鈍い痛みが咲夜を襲う。
「まさか、これ……」
「咲夜さん、炭酸浣腸って知ってますか?」
美鈴の笑顔は変わらない。だが咲夜にはその笑顔の影が深くなったようにみえた。
「私、咲夜さんが好きなんです。だから、咲夜さんのすべてが見たい。
そう、咲夜さんがうんちするところも」
「め、美鈴……」
「見せてくださいね、咲夜さん」
天使のような悪魔の笑顔だった。

10分後。
「どうですか咲夜さん? 炭酸飲料を2Lもお尻の中に入れられてるのに頑張りますね」
「ぐうぅ……」
美鈴の問いかけに咲夜は答えることもできず、ただうめき声を上げることしかできない。
排泄感をこらえ、締められた尻はフルフルと振るえ、顔には脂汗を浮かべている。
そんな苦しげな咲夜を美鈴はうれしそうに見つめながら、膨れた腹を優しく撫でた。
「あぅぅ……な、撫でないで……」
「早く出したほうが楽ですよ? それとも……もしかして、お嬢様の前でしたいんですか?」
「! い、いやぁ! お嬢様にだけは、お嬢様にだけはぁっ!!」
「やっぱりお嬢様には見られたくないんですね……」
嫉妬のこもった言葉とともに、美鈴はお腹をわずかに押す。
それだけで咲夜は顔を歪め、込み上げる排泄感に耐え苦しむ。
「でも……もう遅いんです」
それとほぼ同時に、ドアをノックする音が響いた。
「美鈴、緊急の用事って何かしら?」
「!!」              . . .
「あ、入ってもらえますか、お嬢様」
「だ、だめです! 入らないでくださいお嬢様っ!!」
聞こえてきたレミリアの声に、咲夜は排泄感も忘れて絶叫する。
「あら、咲夜もいるの?」
だがその叫びもむなしくレミリアはドアを開けた。
「な……!」
「い、いやぁ!!」
レミリアは絶句し、咲夜は叫ぶ。
まず目に飛び込んできたのは、全裸に剥かれこちらに向けられた咲夜の尻。
そしてその脇に膝をついた、やはり全裸の美鈴。
信じられない光景にレミリアが凍りつく中、美鈴は咲夜の下腹部を思いっきり押し込んだ。
「えいっ!」
「えっ、あ、あ、だぁ、ぁぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
咲夜の悲鳴のような絶叫とともに、ぷすぅーっ、という放屁の音が鳴り……
そしてそれに続いて、ぶりぶりぶりぶりっ、と物凄い音ともに、
咲夜の尻穴から茶色い汚物が飛び散る。
同時に尿道からも小便が溢れ、部屋の中に物凄い臭いが立ち込める。
「あぁ、あ、あうぅぅぅぅぅあ……」
一度出始めたものはもう止められず、咲夜は最後まで出し尽くした。
そのあまりに非常識すぎる光景にレミリアの意識が耐えられず、ぐらりとその場に倒れる。
「咲夜さん、とっても綺麗でしたよ」
美鈴は倒れた主人に目もくれず、光り空ろな瞳の咲夜を見下ろしくすりと笑った。







初めて書いた東方SS、それも398スレ到達祝いが、
ヤるだけネチョSSなのは我ながらどうかと思いました。


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2293d)