注意 18禁です。でも全然エロくないです。あと電波です。
それでも良ければどーぞ。
普通で普通な普通の魔法使い、霧雨魔理沙は、雲の上を飛んでいた。
こんな高さまで上がる理由はただ一つ。
今日の目的地は、冥界だからである。
白玉楼にも、結構な蔵書がある事を知った魔理沙は、それを目当てに既にもう何度か通っていたのであった。
当然、毎回のようにアポイントは取っていない。
「ん~いい天気だな。風が気持ちいいぜ…」
魔理沙を乗せた箒は、順調に桜花結界への距離を縮めていた。
(そういや…確かこの辺でリリーと出くわしたんだっけ)
ふと、初めてここを通った時の事を思い出す。
(そうだ…いきなり弾幕をぶつけられて、仕方ないから撃墜したんだよな)
そんな事を考えているうちに、遠くに桜花結界が見えてきた。
(結界の前には、あのうるさい三人組がいて…)
最近、姿を見ていないプリズムリバー三姉妹。
まあ、あの三人の事だから、今もどこかで賑やかにしているのだろう。
だんだん結界が近づいてきて…
「…ん?」
結界の前に、人影が…3つ。
最初は件の三人組かと思ったが、近づくにつれて、どうもおかしいと感じた。
その人影は、確かにプリズムリバー三姉妹と同じだった。
…服と、髪型だけは。
明らかにサイズの小さすぎる服を押し上げる、隆々たる大胸筋。
既に服に覆われていない、くっきりと分かれた腹筋。
そして…
もはや銭湯で腰に巻くタオルの役目すらしていない小さなスカートの下からそびえ立つ、巨大な一物。
(な、なんだよあいつら!?)
魔理沙はその妖しげな漢達を迂回しようとしたが、次の瞬間には正面に回られていた。
まるで瞬間移動でもしたかのような素早さだ。
「MUHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
「久々の獲物か!」
「この瞬間を待ちわびていたぞぉ!」
「「「我等、プラズマパワーズ! 貴様を…」」」
ズビシィ!!!
「「「犯す!!!」」」
どこから出たのか分からない効果音と共に、三人の漢が魔理沙を指差す。
逃がしてくれそうにないと悟った魔理沙は、懐からスペルカードを取り出した。
「マスタースパーク!」
符名を挙げるのも忘れ、漢達に向かって全力で放つ。
同時に、三人は帽子のてっぺんの飾りを魔理沙に向けた。
「「「メェェェェェェェ○ズ○゛ィィィィィィィム!!」」」
熱い叫びと共に、帽子の飾りから発射される怪光線。
ドカーーーーン!!
雷のような轟音が響き、互いの必殺技が相殺され、弾けた。
「…な……」
「流石はマスタースパーク…三人分のメン○゛ビー○を持ってしても貫けんとは」
戸惑う魔理沙をよそに、ルナサ(と同じ服の漢)が落ちついた口調で話す。
三人は素早く魔理沙を取り囲んだ。
「大人しく犯られるがいいZE!」
メルラン(と同じ服の漢)が不敵に笑う。
魔理沙は素早く懐からスペルカードを取り出すと、叫んだ。
「ノンディレ…」
がしっ!!
しかし、リリカ(と以下略)に腕を掴まれ、カードを奪われてしまった。
「く、くそっ、離せ!」
じたばたと暴れるが、単純な力では適うわけがなかった。
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「では…俺からやらせてもらおうか」
ルナサはそう言うと、直立の姿勢で腕組みをした。
「ふんっ!」
その姿勢のまま、魔理沙に向かって凄いスピードで並行移動する。
「うわっ!」
ジャキーン!!
(じゃ、ジャキーン!?)
魔理沙が自分の秘部が発した擬音語に驚く頃には、ルナサの一物はすっかり魔理沙の膣内に納まっていた。
物理的に入らないような気もしたが、とにかく納まっていた。
「むっ? こ、これは…」
ルナサは何かに気付くと、思い切り腰を動かし始めた。
「ほぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「あがががががががが!!??」
超高速で動く腰。速すぎて残像しか見えない。何やらバチバチと火花も散っている。
「おいリリカ、あれWA!」
「兄者の奥義『プラズマ・パイルバンカー』! いきなりあの技を使うとは…!」
「ぬぅっ!!」
「○×△□!!??」
ルナサの叫びと同時に、ミステリー・サークルでも作れそうな迸りが魔理沙の中に放たれた。
「あ、兄者…」
「間違い無い…これは伝説の名器『不倶戴天』!!」
「「!!」」
「伝説の…名器だと…」
「えぇい、次は俺がいくZE!」
ガキョォン!
再び機械的な擬音語を発しながら、メルランが後ろに挿入する。
同時に、メルランの腰が小刻みに振動し始めた。
「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!」
「おあいえうあおえいあえうお!!??」
「ふ…メルラン兄者の『ヒートエンド・スパーク』…
その魔羅を、鋼鉄をも赤熱させる高速振動で叩き込む、兄者最大の必殺技。
いかな霧雨魔理沙と言えど、これに耐え切れるはずが…」
「F…FOOOOOOOOOOOO…」
メルランの表情がどんどん険しくなってくる。
「な、何!? まさか!」
「O…OHHHHHHHHHH!!!」
どごん!!
「ぴぎっ!!!???」
大砲でも発射されたかのような衝撃が、魔理沙の腹に走った。
「メルラン!?」
「こ、こいつぁ伝説の名器『∀by∬ н●|e』DA! 間違いNEEEEEE!!」
「ぬ…ぬぅっ! こうなったら俺がっ!」
言うが早いか、リリカは自らの一物を魔理沙の口に突っ込んだ。
妙な擬音語はしなかった。修行が足りないのだろうか。
「さぁ、舌を使え! 霧雨魔理沙!」
「…………」
今更逆らう気にもならない魔理沙は、仕方なく適当に舌を動かした。
「!! お…おぉぉぉぉ…」
リリカの巨大な一物が、口の中で更に膨らむ。
「おぉぉぉぉおあぁぁぁぁ…」
どんどん、どんどん膨らむ。顎が外れそうな程に。
「も、もうだめだーーーーーーーーーー!!」
絶叫と共に、ドラゴン花火のような激流が魔理沙の口内へ放たれる。
(っ!!??? いっ、息ができない…)
シュゴォォォォォォォォ……
放出は一向に止まる気配を見せない。
(くっ、苦し……)
「おい、リリカ! まさか…」
「兄者、これは…伝説の名器『ヴィーナス・フルート』だ…」
(ま、まだ出て…)
ざわ・・・ざわ・・・
「み、三つの穴が三つとも伝説の名器だと!? 有り得NEEEEEEEE!!」
「だが、兄者にも分かっているはずだ…
俺達は、たとえ神を欺こうとも、己の魔羅に嘘をつく事はできないと言う事を」
「GU…」
「やむを得ん…メルラン、リリカ、あれをやるぞ」
「「…応!!」」
(あー……もうどうにでもしてくれ……)
いまだ、一つに繋がったままの四人の身体が、魔理沙を中心にゆっくりと回転し始める。
回転は段々と速くなり、それにつれてどんどん上空へと昇って行く。
「あっ、兄者! 俺…もう!」
「お、俺もDA!」
「まだだ、まだこらえろ!! 三人の気を一つに合わせるんだ!!」
「う…おぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「く…GUUUUUU!」
回転はますます速くなり、周囲の空気がビリビリと震え、低い、地鳴りのような音が空に響く。
「今だーーっ!!」
「「「ショッ○ウェー○゛・○゜ルサー!!!!!」」」
魔理沙の中へ光の奔流が放たれ、四人の姿は、空を覆い尽くす光の中へ消えていった………
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「………!?」
魔理沙は、桜花結界の上で目を覚ました。
辺りを見回すが、あの変な漢達の姿はどこにも無い。
身体をチェックする。別に異常は無い。痛い所も無い。
「…何だったんだ?」
頭をひねるが、考えても分からないと判断した魔理沙は、とりあえず忘れることにして、
当初の目的である白玉楼へと向かうため、冥界側へ結界を降りた。
程無くして、見えてくる長い長い石段。
これを上り切れば白玉楼である。
箒の柄を上に向けると、石段の上をぐんぐんと登っていく。
いつも通りなら、この辺りであの庭師が現れて、とりあえず止められるはずだ。
「待てい!」
そら来た。
…でも気のせいか声が違うような…
そして、すぐさま眼前に現れる人物。
それはいつもの少女ではなく、老体ながらも筋骨隆々、威風堂々たる翁だった。
共通点と言えば、髪の色ぐらいだろうか。
「お主、生者だな?
ここはお主の来る所では無い!
早々に立ち去…ん?」
魔理沙は失神して、石段に墜落していた。
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白玉楼の縁側。
お茶と茶菓子を間に、久しぶりに顔を揃えた三人が会話していた。
「本当、しばらくぶりね、妖忌」
「お久しゅう御座います、お嬢様」
「どこへ行ってたんですか? お爺さ」
ごつ。
「…お師匠様」
頭のたんこぶを押さえながら、妖夢が尋ねる。
「まあ、あちこちとな」
「でも、これからはまた三人で居られるんでしょう?」
「…いえ、またすぐに出て行く心づもりで御座います」
「そんな! どうしてですか?」
「儂が居ると、お前はすぐに甘えて修行にならんからな」
「あぅ…はい」
(ふふ、ついつい甘やかしちゃうから、の間違いでしょ? 妖忌)
「時に、西の端の方に、大枝が両断された桜があったが、あれはどういう事だ?」
「あ、あれはあの、その、あうぅぅ…」
「ところで、あの黒いのは何者でしょうか?」
「虫よ」
「虫は虫でも、本につく虫ですけどね」
「?」
「う~ん、う~ん…漢は勘弁してくれ…」
魔理沙はうなされていた。
おしまい
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あとがき
最後まで読んでくれた人、電波でごめんなさい。
本文読まずにあとがきだけ読んでる人、グリーヴァって絶対ライオンじゃないよね。
ちょっと前に風邪をひいてしまった時、熱でうなされている時に浮かんだ妄想です(本当)。
さっすが病人の考える事は違うね!
…色々とごめんなさい。
書いた人:達磨源氏