「ふあっ・・・あっ・・・・・」

敏感な所を少し弄ってやるだけで、橙はかわいい喘ぎ声を漏らす。

「いいよ、橙のココ・・・とっても柔らかくて、温かくて・・・・・」
「あぅ・・・・藍さま、もっとして・・・・・・」
「・・・気持ちいいんだね?」
「・・・・うん・・・・・・」
「・・・・・・じゃあ、満足するまでしてあげるよ」

再び、敏感な部分を弄ってやる。これは『責める』のではなく『可愛がる』と言った方がいいだろう。
小さな穴の淵を指でなぞってみたり、穴の入り口やその周りを丹念に舐め上げたり。
とにかく何をしても橙は敏感に反応してくれる。その顔、その声が私の心にちょっとした悪戯心を植えつける。

「・・・・・・よし、そろそろ終わりにしようか?」
「ぅ・・・・・ふにゃぁ」

そう言いながら、抜き打ちで橙の敏感な部分に息をふぅっと吹きかけてみた。

「うにゃぁっ!?」

蕩けそうな感じで呆けていた橙だったが、今の一撃で身体をビクリと震わせた。不意討ちが相当効いたようだ。

「にゃ・・・・・・・・・ら、藍さまの意地悪~」
「はははゴメンゴメン、橙があんまり可愛かったからついつい・・・・・・」
「・・・でも、気持ちよかったからいいよ・・・・・・」

私に抱きつく橙。怒ってはいないらしい。ちょっと悪い事をしたかなとも思ったが、怒ってないのなら万事OKだ。
私の胸の中で橙は嬉しそうな顔をしている。そんな橙に私は囁きかけた。

「橙・・・・・・今度は私にもしてくれる?」
「・・・いいの?藍さま」
「いいさ。私は橙だからお願いしてるんだよ」
「うん・・・じゃあ藍さま、脚広げて」

言われるままに脚を広げる。柔らかい手で腿を押さえつけられ、ザラリとした感触が股間に触れた。そういえば橙は猫、舌はザラザラだ。
まだ幼い頃の橙が初めて私の頬を舐めた時、頬が擦り切れるまで舐められて大変な目に遭ったものだ。
だが今は違う、橙もそれなりに手加減してくれるはず。


「ペロ・・・・・・」
「ち、橙・・・・・・優しく頼むぞ」
「んぁ・・・まかせて、藍さま。れろ・・・・・・」

「ひっ!・・・・あぁ・・・・・い、言ってる・・そばから・・・・・ッッ・・・・・・・・・!」
「んッ・・藍さま、すごい・・・・・なめてるだけなのに・・・グチャグチャ・・・・・・・・」
「だってっ・・・・橙がそんなにッ・・・激しいか・・・・・・ら・・あぁぁぁぁっ!」

私は橙の舌を甘く見ていた。
強い摩擦感が私の身体――それも最も敏感な場所――を刺激する。
橙の舌だと、ちょっと撫でるだけでそれなりの刺激になる事は知っている。
橙もそれを知っているのだろう、『わざと』私の身体を強く舐ってくるのだ。
しかも、私の身体が擦り切れない程度の絶妙な加減を付けて。

気がつけば、私は橙の頭を膝で挟み手で後頭部を押さえつけていた。
口では優しくなんて言ってるくせに、身体は激しいのを求めているのかも知れない。
・・・・・・今日は『アレ』の出番かな・・・・・・・・・・


「ねぇ・・・・・んっ、藍さま・・・気持ちいい?」
「あぁぁ・・・・はぅ・・・い、いいよ・・・・・・橙の舌・・・・・あったかく・・・てッ・・・・!」
「・・・ねえ、藍さまぁ・・・・・・藍さまの『アレ』、ほしいよ・・・・・」
「・・・・・いいのかい?『アレ』使うと痛がるじゃないか」
「大丈夫、橙も頑張るから・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・・待ってな、準備するから」

取り出したるは一枚の札。これには雄狐の式が封印されている。
この札を腰に当て、妖気を込める。自分の身体・・・それも、特定の部位に式を憑ける技だ。

「くぅっ・・・・・!」

身体の芯から昂りを感じる。式を憑けて新しい力を得る時はいつもこの感覚がある。
そして今。この昂りは単に式を憑けたから、だけではないのだろう。

「はぁ・・・・待たせたな、橙」

雄狐の式を憑けた影響か、無意識のうちに言葉遣いが男性的になってしまう。普段から中性的、とはよく言われるが。
だが仕方のない事だ。今、私の身体にはオスのシンボルが備わっているのだから。
それも、橙の体に入れるには少々大きすぎるほどのサイズ。橙は大丈夫と強がっていたが心配だ。

「じゃあいくぞ、橙」
「うん・・・・・」
「よ・・・・・・・!」

脚を押さえ、できるだけ痛くないようにゆっくり入れる。
かなりの抵抗があるかと思ったが、橙も準備万端だったらしく抵抗はあまり感じない。
手の指3本分はあろうかという太さの肉棒が橙の胎内に飲み込まれていく。
これには当事者の私も多少は驚いてしまう。

「うぐぅぅぅっ・・・・・・!」
「ち、橙・・・大丈夫か?」
「んっ・・・・大丈夫だよ・・・・・・・・・ねえ藍さま、抱いて・・・・・いつもみたいに抱いて・・・・・・・」


静かに橙の身体を抱き上げ、優しく抱きしめながらも激しく突き上げる。
私も橙も、この駅弁スタイルという奴が好きだ。
私は橙の事を気遣いながら愛してあげられるし、橙も遠慮なく私にすがる事ができる。

「んっ・・・・・くぅぅ、橙・・・どうだ、気持ちいいか?」
「うんっ・・・・藍さまの・・・とっても大きくて・・・あんっ・・・・・・熱いよ・・・・」
「私もさ・・・・・橙の中、とても温かくて・・・・・凄ッ・・・締め付ける・・・・・・!」


私の鳩尾の辺りに回っている橙の腕が、私の身体をグイグイと締め付ける。私の突き上げに耐えられなくなってきたのだろう。
すっかり息は上がり、ハァハァとかすかに喘ぐ事しかできなくなってきている。瞳からも光が消えかかっている。
もうそろそろ橙は限界だろう・・・それに合わせて私も突き上げのペースを上げた。

「ハァ・・・ハァ・・・ら、藍さまぁぁっ!私だめぇ・・・・・もうイクッ・・・イッちゃう、ダメェェェッ!」
「頑張れ橙・・・・私ももうすぐ・・・・・イクッ・・・・・!!」

徐々に高まる、尿意にも似た射精感。もう私の意志では止められない。下手に我慢すれば情けなく漏れるだけだ。
だから我慢する代わりに腰を激しく突き上げる。橙の小さな身体には強い負担になるだろうが、それでも構わず突き上げる。

そして『その時』は来た。


「くッ・・・・・イッ!イクッ!」
「うにゃぁぁぁぁ・・・・・藍さまッ、らんさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

叩きつけるような最後の一突きと共に、橙の中に精を放った。
白く暖かい精が橙の胎内を満たし、肉棒に絡みついているのが分かる。
ここで引き抜けばそれが溢れ出るのだろうが、何だかそれも勿体なくて、
私は橙と繋がったまま彼女の小さな額にそっと唇を落とす。

「・・・・・・好きだよ、橙」
「らんさまぁ・・・私も、大好き・・・・・・」



橙の小さな身体が、何故かいつもよりも綺麗に見えた。
























懺悔

ネチョに至るまでの流れや設定など一切無視した、いわゆる「ヤるだけSS」って初めて書いたかも知れぬ。
いや、むしろ生まれて初めて書いた。これも業なのだろうか。

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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2299d)