「じゃ、まぁ1週間よろしくね」

「うむ、では・・・よろしくお願いします」

 とは言ってみたものの・・・
 なんで私がこんな目に遭わなければならないのだろうか・・・
 お互いそれ以上にかける言葉なく向かい合ってお茶をすする。

 お茶を飲み干した霊夢は突然立ち上がった。

「それじゃあ、紫が言ったとおり好きに使わせてもらおうかな。」
「あ、そうだ。ちょーーーっと待っててね~」
 
 霊夢は何か思いついたかのように部屋を出て行った。
 どうやら隣の部屋でごそごそと何かをあさっている物音が聞こえる。
 何か・・・いやな予感がする。

「おまたせっ ハイ、これ。」
 霊夢が再び藍の前に赤と白の布地を差し出す。

「・・・これ・・・は?」
 まさか。
 手渡されたその紅白の布地、見覚えがある。
 そう、これは・・・これは・・・・・・・・・巫女服。
 目の前の紅白人間が身に着けている衣装・・・

「ななななななななななななな!?」
 真っ赤に赤面して狼狽する藍。

「だって、ここで働く以上それは当然の規則よ。き・そ・く!」
「嫌ならいいよ。出て行っても。紫にはきっちり報告するけど?」

 霊夢は意地悪そうな笑顔できっぱりとそういった。

「・・・・・・ぐ。」

「ただ服を着替えるだけでしょ。なに泣きそうになってるのよ」

 ずーーーん。
 私が報酬な手前逆らうわけにもいかない。しぶしぶと隣の部屋へ着替えに向かう。
 やっぱり、来るんじゃなかった・・・しくしく

「ストーーーーップ。」

 と、急に後ろから呼び止められた。

「え?着替えなきゃいけないんじゃないのか?」

「隣で着替えろとは一言もいってないけど?」
「単刀直入に、ここで着替えて。」

 ここで・・・ここで!?
 ハァ!?なにを言っているんだこの紅白は!

「ええっと・・・つまりはここでストリップをしろと・・・?」

「あたりー。前からあんたの裸がどうなってるかちょっと興味あったしね。」

「い・・・いやだ。なぜそこまで・・・」

「忘れたの?忘れたなら手紙を読んで聞かせましょうか、藍?」

 ひらひらと紫様の手紙をひけらかす霊夢。
 ぐう・・・逆らえないことをいいことにこの紅白人間は・・・

「う・・・うぐ、何で私がこんな目に・・・」
 ううう・・・逃げ出したい・・・が、できない。逃げようものなら霊夢は躊躇なく紫様に報告するだろう、『報酬がにげた』と。
 ・・・厄日だ。なんて日なんだ・・・
 仕方なくまず首の襟の部分のボタンをはずし、取り外す。
 そして後ろに手を回して背中のボタンをはずしていく。

「ふーん。あんたの服そうゆう構造なんだね~」

「・・・し、しっぽが邪魔でナ。普通の服は着れないんだ」

「あー、なるほどね。」
「まぁ、とりあえず続けて続けて。」

 じーっと霊夢はこちらを見ているのを改めて確認する。
 何で服を脱ぐだけなのにこんなに緊張するんだ。
 と、ふとあることに気がついた。

「・・・なぁ?この服、しっぽ通せるのか・・・?」

「―――あ。」

 ・・・・・・こ・・・この紅白人間め・・・

「あ。じゃない!あ。じゃ!」
「まったく、危ないところだった。着れない服に騙されて罠にはまるところだった。」

「ちぇ~。折角藍の裸見れると思ったのになぁ」

 すばやく背中のボタンを戻し、襟ももとへ戻す。
 うむ、いつもの服装に戻った。これでよし。

「じゃあ、とりあえず今日はそのままでいいわ。明日までに用意するから。」

 ・・・どうやら巫女服は否が応でも着させられるようだ。ハァ・・・
 これから一週間気が滅入りそうだ・・・

「さーて、じゃあまずは境内の掃除やってもらおうかしらー。」
「終わったら家の中の掃除と洗濯お願いね。」
「あ、ついでに夕食のしたくも。」

「・・・鬼か。」

「楽できるなら鬼もたまにはいいかもね。」
「さぁさぁ、さっさとやる!!」

 はいはい、やりますよ。
 やればいいんだろ、やれば。
 ・・・いつか逆襲してやる

「逆襲できるならやってみなさーい。」

「!?」
「心の中が読めるのか!?」

「・・・声に出していってたのはどこのだれよ。」

 しまった。声に出ていたか。
 札を取り出そうとする霊夢から藍は逃げるように境内へ駆け出した。
 ・・・その後、落ち葉を敷き詰めたような境内を見て愕然としたが。





 境内の掃除、部屋の掃除、洗濯、夕食作りに風呂焚き。(ついでの肩揉み)
 すべて終わった頃にはクタクタだった。まさに疲労困憊。

「これで・・・今日は終わりか・・・?ぜぇぜぇ」

「おわりよー。明日もこの調子でお願いね。」

「・・・・・・なんで私がこんな目に・・・」

「その言葉はもう聞き飽きたわよ。文句があるなら紫にいうのね。」
「・・・でもさ、紫のとこのが仕事多いんじゃないの?」

「・・・・・・」

「藍?」

「・・・・・・スー・・・スー・・・」

 藍は自分の腕を枕に畳の上で寝入ってしまっていた。

「あらら、寝ちゃったの?しょうがないわね。」

 霊夢は藍の頭をそっとなで、お茶をすすると一息ついた。

「おつかれさま。藍・・・」








 ふに。

 誰かが胸を触っている・・・
 せっかく心地よく寝ていたのに。

 ・・・ふに ・・・ふに

「ん・・・」
「・・・橙か?・・・くすぐったいぞ?」

 ふにふに ・・・ふに

「今日は疲れてるんだ。寝させてくれ。」

 なおも触られる感覚を続く。

 ・・・そういえば・・・今日は・・・紫様に命じられて・・・ええと・・・
 そうだ。紅白のところにいったんだ・・・クタクタになって・・・
 ・・・ええと、ええと・・・
 そうだ!紅白人間のところに来ていたんだった!

 そして、乳首を「ちゅぅ」と吸われたところで藍は我に返って気がついた。

「な!?なななな!?!?・・・あぁ、こらやめろ・・・ぁ・・・」

 自分の服はすべて脱がされており、霊夢が自分の胸を赤ん坊のようにちゅうちゅうと吸っていた。

「・・・ぁ、やめ・・・こ、この・・・ぁぁ・・・」

 霊夢は一向にやめようとしない。
 それどころか一層激しく吸い始めてすらいる。

 ちゅう、ちゅう・・・

「や・・・やめ・・・ろ・・・ぁぁ・・・や・・・や・・・」

 なんでだろう・・・頭がボーっとする・・・
 私はこんなに胸で感じやすい体質だった・・・か?

「はぁ・・・あ、ぅ・・・な、なんで・・・だ・・・」
「なんで、こんなに・・・か・・・あひぃ、あぁあ・・・」

 ―――感じてしまうんだ。と言いたかったが・・・もう・・・ろれつもうまくまわらない・・・
 あぁ・・・もう・・・どうでもよくなってきた・・・

「ちゅう、ちゅう・・・ちゅぱ」
「どう、藍?気持ちいい?」

 何か答えなければ・・・何か・・・なにか・・・
 でも言葉が浮かばない・・・

「ふふふ、だまってちゃ・・・わからないよ?・・・ちゅう」

「はぁあぁあ!」

 ・・・なにも・・・考えられない。
 ・・・なにも・・・抵抗できない。
 ただ、身体はこう思っている・・・・・・もっと感じていたい、と。

「・・・聞く必要なかったみたいだね。」

 くちゅっ・・・と霊夢の指が藍の秘部をなぞった。

「きゃひぃぃぃ!!」

「あはは、すごい声ね?藍。そんなに敏感なんだ?」

 くちゅくちゅ・・・
 なおもそのまま指を動かし続ける。

「はひ、あひ、ひぃぃぃ、ぁぁぁ!!」

 霊夢は指を動かしながらさらに胸への愛撫も再び始める。

「ふわっ、あふ、ぁぁぁ・・・ぁぁあ・・・あああ!!!」

 くちゅ、じゅぷ、くちゅ・・・
 ちゅう・・・ちゅう・・・ちゅぱ。

「あぁあ・・・ああああ!あぁんあ、あふ、あひ・・・」

 指が動くたび、胸を吸われる度、あるいは同時にされる度。
 藍は激しい反応をし、声を上げる。

「あひぃぃあ、あ、ひぁ、はぁぁ!ああ!」

 藍の秘部からはいまやものすごい量の蜜が流れ出し、すでに畳に広くしみができるほどだった。
 そして、霊夢の指はその蜜に導かれるかのように徐々に奥へ奥へ入っていく。

「あひっ・・・ひあっ・・・ふあぁぁ・・・・・・あひぃ!」
「きもち、きもち・・・ああぁ、いい!いい!いいぃぃぃぃぃ!」

 ぐちゅ、じゅぷ、じゅぶ、じゅぶ・・・
 まるで藍が楽器かなにかのように指を細かく、激しく動かし続ける。

「ぁぁ、れい・・・む・・・ふあぁぁあ! はぁ・・・はひ・・・ああぁ・・・」
「も、ぉぉお・・・だめ、だめ、だ・・・めぇ・・・あぁああ!」

「もう、イキそうなのね?藍?ふふふ・・・もうすぐなのね?」

 もはや思うような声にならない藍はこくこくと頷くことくらいしかできなかった。

「残念でした。ハイ、お預け。」

 しかし、そこで霊夢のすべての動作が止まり、手も指も口もすっと藍から離れた。
 秘部も胸もじんじんと熱いまま、感覚は爆発寸前で、すべて止まった。

「・・・どう・・・し・・・・・・て・・・」

「イキたかったら自分でしたら?もっとも手足が動けばだけど。」

 藍は言われる前にすでに自分で絶頂を迎えさせようともがいていたが・・・手足どころか全身が動かない。

「ひぃぃぃ、なんで?なんでなんでぇー?」

 必死に身体を動かそうとするも鉛でできているかのように重く、まったく動かない。
 しっぽすら自分のものでないかのように微動だにしない。

「あふぅ・・・ぁ・・・霊夢・・・お願い・・・だ」
「・・・もうだめなんだ・・・頼む・・・あああぁぁぁ・・・・・・」

「物を頼む態度じゃないわね?」
「イカせてほしかったら『お願いします、霊夢様。このあなた様に忠実な下僕の藍をイカせてくださいませ』くらい言ったらどうよ?」

「はぅ・・・ぅ・・・ぅうう・・・」

「言えないならいいわよ。一晩その状態で過ごすといいわ。」

 と、霊夢は藍から踵を返して立ち去ろうとする。

「ま、まって・・・ぃぅ・・・いうか・・・ら・・・」
「・・・お願いします・・・霊夢様ぁ、はぁはぁ・・・この・・・あなた様に忠実なる下僕の・・・・・・藍を・・・はぁはぁ」
「・・・・・・イカせて・・・イカせてくださいぃぃぃぃ!!!!」

「大変よくできました。ご褒美を上げましょう・・・ね!」

 ずぶっと霊夢の細い指が3本一気に膣の中にねじ込まれた。

「きひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ、ぁぁぁああああ!!!!!!!」

 すでに絶頂寸前だった藍はたったそれだけで果てた。
 しかし霊夢は果てた藍の膣内をお構いなく指でかき回す。

「はぐっ、あひ、ひぃあぃひぃあぁああぁあ、ああああ!!!」

 そして藍の意識はそこで途絶えた。
 霊夢の高らかな笑い声を聞きながら・・・





「うわぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」

 がばっと起き上がる藍。

「いまのは・・・夢・・・か?」

 あわてて自分の身なりを確認する。
 サラシもまいてある、衣服にそれほどの乱れなし。
 疲労感もなし、布団も・・・正常だ。

「・・・・・・はぁ~・・・」
「なんて夢を見るんだ、私は。しかも内容が・・・」

 ―――内容が霊夢に攻められる夢。
 これからの一週間ないともいえないのが・・・不安だ。

 そして布団の枕元に紅白の衣装と手紙があった。

『 おはよう 藍。
  昨日の巫女服ちゃんと仕立てておいたので今日は絶対に着ること
  着てこなかったら何かおしおきを考えてるので覚悟しなさいよ

                            霊夢 』

 ・・・・・・・・・・。
 やっぱり・・・・・・
 ・・・・・・・・・恨みます。紫様・・・


 そしてこの後、これを着て霊夢の前に立った藍は大笑いされましたとさ。




ネチョでは禁じ手かもしれない・・・夢オチです。
というか、藍の服の構造どうなってるんだぁぁぁヽ(´Д`)ノ

一応、後につなげやすいように夢ネチョにしてみたんですが、
結局巫女服着せ縛りがあったりして繋げにくくなってしまいました。
だめだめですねorz

結局文章のスキルアップもしてないし・・・
慣れない藍視点だったからか、指摘された展開の速さも直ってない気がする。うーむ。
まぁ、これが持ち味ということでひとつ。(ぺこぺこ

ほかに言い訳しますとー、前半とネチョ部の霊夢のキャラが違うのは藍の夢だからです。
というのはこじつけで前半書いた後、例の東方四季想話読んでしまったため、予定してた設定を忘れました。
サブタイトルは孤軍奮闘な藍(狐)なので"狐"軍奮闘なのです。おそまつ。

以上、へたれSSかきの ぱる でした


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2295d)