―――紅魔館

「咲夜ぁぁぁぁーーーーーーーーーー」

 紅魔館に響くレミリアの悲痛な叫び。
 レミリアの前には「はぁはぁ」とつらそうに呼吸し、ベッドに横たえる咲夜の姿があった。

「何とかならないの?パチュリー!」

 咲夜は数日前仕事中に倒れ、激しい高熱にうなされ、時折苦しそうに咳をしていた。
 そして今日ついに吐血し、それをたまたま看病していたレミリアが見てしまったのだ。
 パチュリーの作った薬は倒れたときから投与してはいるのだが、この様子を見ると効果が無いようだった。

「・・・とはいっても何の病気なのかわからないと・・・。」

「ふぅうううう・・・ 咲夜ぁ、しっかりしてぇ・・・」

 ぽろぽろと涙を落として咲夜の手を握るレミリア。
 その手は血が通って無いかのように冷たかった。



「お嬢様!月人の医者をお連れしました!」

 半刻ほど経ったとき、美鈴が永琳といっしょに部屋にとびこんできた。
 レミリア・パチュリー・美鈴はじっと永琳の診察を固唾をのんで見守る。
 その間も咲夜はつらそうに呼吸し、時折咳き込んでいた。

「これは・・・ブラック・デスね・・・・・・。」

 診察を終えた永琳はそう一言言った。

「ブラック・・・デス?」

 デス、=死。今の咲夜にはまさに不吉な言葉。

「それで・・・咲夜は、咲夜は治る・・・の?」

 レミリアは沸き起こる不安を押しとどめて永琳に聞いた。

「・・・・・・」

 永琳は答えない。いや、答えるのをためらうようだった。

「なんで黙るの? 咲夜は・・・」

 すっと手をかざし、永琳はレミリアの言葉をとめた。

「わかった。はっきり言うわ。・・・・・・彼女はもう・・・助からない。」
「すでにニューモニアという病気も併発してる。こうなってしまったら奇跡でも起こらない限りは・・・」

 その瞬間レミリアは口を両手で覆い、膝から崩れた。

「そ・・・そんな、さく・・・や・・・・・・」

 レミリアの目からはとめどなく涙があふれていた。
 美鈴もパチュリーも言葉が出ずただただ苦しそうな咲夜と泣き崩れるレミリアをみるだけだった。

「せめてこうなる前に呼んでくれれば・・・まだ何か手の施しようがあったのだけど・・・」
「・・・気休めにもならないけど、この病気は人間にしか感染らないから安心して。」

 咲夜にすがり、号泣のレミリア。
 永琳はパチュリーと美鈴と部屋を後にした。

 玄関へ向かう廊下で、

「これ、一応解熱剤と症状の進行を少し和らげる薬。一応渡しておくわ」
「何度も言うけど・・・奇跡が起こらない限り彼女はもう治らない。」

「・・・わかった。レミィには私からいって聞かせるわ・・・」

「何の力もなれずにごめんなさいね。死の宣告だけしに来て。」

 そういうとパチュリーに薬を渡して永琳は帰っていった。





『咲夜が死ぬ・・・ 咲夜ガ死ぬ・・・ サク夜が死ヌ・・・』

 レミリアの頭はそのことだけがぐるぐるとめぐり続けていた。

「咲夜が死ぬなんて・・・嫌・・・」
「死ぬなんて・・・・・・」
「・・・死ぬ?・・・・・・そうだ・・・」

 涙でくしゃくしゃの顔腕でごしごしとふき、レミリアは立ち上がった。

「咲夜は死なせない。どんな手を使っても!」

 レミリアは窓を開け、そのまま月夜へ飛び出した。
 パチュリーがレミリアを諌めに来たとき、すでにレミリアは飛び立った後だった。





―――白玉楼

「・・・そういえばここにくるのは初めてね。」

 レミリアは意を決して白玉楼の結界を飛び越えた。
 入ったまではよかったのだが、見渡す限り桜、桜、桜。
 屋敷のようなものがあるはずなのだが影も形も無い。

 しばらくふらふらしていると背後から声をかけられた。

「あなたはいったい何者ですか!」

 振り向いたそこにいたのは冥界の庭師だった。

「ああ、ちょうどよかった。あなたの主に会いたいの。」

「幽々子様に?なんの用ですか。」

「あなたには関係ないことよ。急いでるから案内してくれないかしら?」

 妖夢は警戒していたが、危害を加えるつもりはないと聞いてしぶしぶ案内することにした。
 しばらく桜並木を歩くとやがて屋敷が現れた。妖夢は幽々子に取り次ぐために先に屋敷へと消えた。



「幽々子様、ご客人が見えられていますがいかがいたしますか。」

「あらあら?泥棒猫さんは私に用があったのね。 いいわ、案内して頂戴?」



 数分後、レミリアは幽々子の部屋に案内された。

「ご苦労様、妖夢。さがっていいわよ。」

 すっとお辞儀をし、戸を閉めると妖夢は去った。

「・・・それで、こんな夜更けに何の御用かしら?」

「あなた死を操るのよね?」
「死を操るのなら死なせなくすることもできる?」

「死にゆく者を生き返らせろって言う意味かしら?だったら答えは否。」
「死というものはすでに決定された事象なの。変えることはできないわ・・・」

「じゃあ、じゃあなんで咲夜は死ななければならないの!!!」

 レミリアはぽろぽろと涙を流し、声を荒げていった。
 そんなレミリアを見て幽々子はひとつの黒い巻物を取り出した。

「これ、死者の巻物。これから死にゆく者の名前と余命が書かれているものよ。」
「一ヶ月以内に死ぬものはみんなここに名前が載るの。人妖関係なくね。」

「それとこれと、何の関係が・・・」

「あら?博識かと思ったけど意外とおつむ弱いのね~。」
「ここに名前が載るってことは、死ぬってこと。それならここから名前を消せば死なないってこと。」

 本当はやっちゃいけない禁忌よ?と幽々子は言葉を付け足した。
 ようやく理解したレミリア。顔に少し笑みが浮かんだ。

「ええと、名前はなんだったかしら?」

「レミリアよ。」

「・・・あなたじゃなくて、死にそうなのがいるんでしょ?そっちの名前よ。」

「あ・・・咲夜。十六夜 咲夜よ。」

 ぱらぱらと巻物を広げていく幽々子。

「いざよいね~。い、い、い・・・・・・いざよい、いざよい・・・あ、あった。これね。」
「十六夜 咲夜、余命は後・・・13時間ね。」

「!!!」

 13時間。
 長くないことは薄々感じてはいたのだが、はっきりとした数字で現れると愕然としてしまった。

「で、で、で!」
「消すにはどうすればいいの!?」

「服を全部脱いで。」

 にっこりと微笑んだ幽々子がいった。

「―――え?」

「だ・か・ら、服を脱いでっていってるの。」

 じりじりと近づいてくる幽々子。

「それってどうゆう意味・・・?」

「そのまんまの意味よ?ふふふ・・・」

 妖艶な顔立ちでゆっくりと迫る幽々子に気圧されて後ずさりをするレミリア。
 しかしやがて壁に追い詰められてしまった。

「さぁ、お脱ぎなさいな。」
「それとも無理やり脱がしてほしい?」

 扇子で口元を隠し、クスクスと笑う幽々子にレミリアは観念した。

「・・・じ、自分で脱ぐわ・・・」

 レミリアはブラウスとシャツを脱ぎ、スカートをおろす。一瞬躊躇してショーツも脱いだ。
 幽々子はその服を脱ぐ様の一挙手一投足をじーっと見つめていた。

「こ、これでいいんでしょ?」

「幼いけど、綺麗な身体ね・・・白くてしなやかで・・・」

 かあっとレミリアの顔が赤らむのをみて幽々子は再びクスクスと笑った。
 そして両頬に手を沿え、そのまま幽々子はレミリアに口づけをした。

「ふむ!んんっんんーー!」

 急な口づけに抵抗するレミリア。

「んふ・・・んん!んー!!」

 しかし幽々子は唇を離そうとしない。

「んー!んん・・・ん・・・」

 やがてレミリアは抵抗をやめ、力を抜き、目を閉じた。
 幽々子は抵抗がなくなったのを確認すると舌をレミリアの口内に侵入させる。

「ん・・・はぁ、ちゅ・・・ん・・・」

 お互いの舌が絡み、踊り、ほどけていく。

「ちゅ・・・ちゅぷ・・・んふ・・・はぁ・・・」

 長く濃厚なディープキスでレミリアの頭の中に霧がかかってきたところで幽々子の唇が離れた。
 幽々子とレミリアの舌に唾液の橋が淫らにのび、そして消えた。

「ふぁ・・・な、なんでこんな・・・」

「あの書から名前を消すにはね、生きている者の精気がいるの。」
「そしてこれがいちばん手っ取り早い精気の搾取方法なのよ。ふふふ」

 そう答えると幽々子はそのままレミリアを押し倒し、再び唇を重ねた。

「んふ・・・ん・・・ちゅ・・・」

 もうレミリアは抵抗しなかった。
 そして幽々子は唇を重ねたまま、レミリアの胸をゆっくりとさする。

「んふ!ふぁ・・・はぁ・・・ん・・・」

 触られた感触にビクッと反応するが幽々子は唇を離さない。
 そしてその手はやさしく撫で回す。

「ふぁ、んぁ、はぁはぁ、んんー・・・ぷぁ」

(感じやすい娘ね。いつもこんなことしているのかしら?)

「んん・・・んふぅ・・・・・・・・・んん!!?」

 幽々子の指が小さなレミリアの胸の先端をはさむ。
 そしてそのまま撫でるように手を動かした。

「んふぁ・・・はん、んん、んん、ふぁ・・・」

 幽々子は唇を離し、次にレミリアの胸を舌で攻め始めた。

「かわいい胸なのに敏感ね。ふふふ・・・もうこんなに硬くしちゃって・・・」

 ぺろっと舌先で嬲るように先端をなめる。

「ふぁあああぁあぁぁあああ!!!」

 途端にレミリアの体がしなり、大きな嬌声をあげた。

「あまり大きい声出すと妖夢がくるわよ?・・・見られたいならとめないけど。」

 その言葉を受けてレミリアは慌てて口をつぐんだ。

「んんん!!!んふんん!ふぅぅぅぅ!!!」

(この娘かわいいわ~。もっといじめたくなっちゃうわね。)

 幽々子は声を出さないように耐えるレミリアの胸をさらに攻める。
 ちゅうちゅうと吸ったり、時折甘噛みしたりする。

「ん・・・んふん・・・!んん、んんふぅぅぅ!!」

 攻めに一生懸命声耐えるレミリア。
 幽々子は胸を攻めたまま右手をレミリアの秘部にのばし、しゅっと指でなぞった。

「んはぁ・・・ああああ!あぁぁあひぁぁ!」

 これにはレミリアもたまらず声を出してしまった。

「あらまぁ、もうこっちもぐしょぐしょねぇ。」

 そのまま指でくちゅくちゅと秘部をいじった。

「ふぁぁ!そこは・・・そこはだめぇ・・・ぁあぁっぁああ!」

「蜜がどんどんあふれてくるわ~。」
「とんだ淫乱な娘さんねぇ。ふふふ・・・」

「い・・・淫乱なんかじゃ・・・ぁあああああ!」

 つぷ・・・と幽々子の指がレミリアの膣に滑り込んだ。

「わぁ・・・中はもっとすごいことになってるわ。大洪水ね。」

「あぁ!あぁぁ!いじっちゃだめぇ!!ひぁあ!」

 幽々子の指が曲がったりかき回したりするたびにレミリアは大きな嬌声をあげた。

「ふあっ!ひああ! だめっだめぇ・・・!」

 羞恥に顔がどんどん赤くなるレミリアだったが、幽々子はそれを見てもっと激しく指を動かした。

「はひぃ!ぁぁああ!もうだめっ・・・だめぇ!!」

 ぷっしゃぁぁぁぁぁぁぁ・・・

「あらら~、もうイッちゃった?」
「潮なんか吹いて、そんなに感じちゃったのね・・・」

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

「でも残念ね~。今のは突然だったから精気はもらえなかったわ。」

「・・・ええ?そんな・・・」

 幽々子は自分の周りを漂う幽体になにやら術をかけ始めた。

「だいじょうぶ。次は絶対もらってあげるから。・・・これでね♪」

 嬉しそうにレミリアに見せたのは透明な・・・男性器の張り型だった。

「う・・・嘘・・・そんなの入らないよ・・・」

「だいじょーぶ、だいじょーぶ。」

 幽々子はレミリアの秘部を指で広げ、張り型をあてがった。

「いや・・・やめて、お願い・・・ダメッダメッ!」

 嫌がるレミリアの手を振り払い、幽々子は張り型をゆっくり押し入れていった。

 じゅぷぷ・・・

「はひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

 ゆっくりと中に入ってくる張り型にいままでにない大きな嬌声を上げるレミリア。

「はひっ・・・ふと、太い・・・よ・・・ぉぉお!」

 幽々子はゆっくりと焦らすように挿入していった。
 やがてそのほとんどが埋没した時点で幽々子は押し入れるのをやめた。

「ほら、だいじょーぶじゃない。」
「・・・わぁ、あなたの膣の中キレイ~♪」

 張り型が透明なため、中が見える。
 幽々子はじっくりとそれを覗き込んでいた。

「やだっ!やだぁ!みないで・・・みないで!!」

(くすっ・・・かわいい。)

 しばらくそのままにしてじっとレミリアの様子を観察する幽々子。
 途中、手で覆い隠そうとしたので振り払った後、両手を幽体で押さえつけた。ついでに足も。

「いやぁ!もう、みないでっみないで・・・ お願い・・・」

「クス・・・その割には膣がヒクヒクいっておねだりしているようだけど?」
「おねだりするならそれなりの態度を示して頂戴ね?ふふふ・・・」

「ふぅぅぅ・・・ ふぇぇぇぇ・・・」

 感極まって泣き出してしまったレミリアだが、幽々子はなおもじーっと観察する。

「ふぇぇ・・・ うぅぅ・・・」

 頭では理性を保つレミリアと本能のままに感じたいレミリアが激しく葛藤する。

 そして・・・ レミリアは・・・ 

 本能に負けた。


「・・・・・・・・・・・・さい・・・・・・」

「なぁに?聞こえな~い。もっとはっきり言ってちょうだいな?」

「わ、私の中を・・・それ(張り型)でかき回してくださいぃぃ!!!」

 泣いて懇願するレミリア、それを見てしてやったり顔の幽々子。

「ずいぶんと大胆なことを言うわねぇ。やっぱり淫乱だったのかしらね?」

「はいぃ・・・私は淫乱です・・・お願い・・・・・・お願いぃぃ・・・」

(あら、あっさり。これ以上の放置ぷれいは壊れちゃいそうね・・・)

 幽々子は一気に張り型をずるりと引き抜いた。

「ひゃふぅぅぅぅぅうっぅん!!」

 全身がしびれたように悶えるレミリアを横目に張り型に術を施す。
 すると張り型は一回り大きくなった。

「ふふふ・・・死ぬくらい感じさせてあげるわ・・・」

 一回り太くなった張り型をレミリアの秘部にあてがうと今度は一気に中へ押し込んだ。

 ズズズブッ

「ふあぁふぁあ!!! さっきより・・・ふ・・・とい・・・ かはっ」

 一回り太くなった張り型もレミリアはすんなりと受け入れた。
 幽々子はゆっくりと引き抜き、一気に押し入れる動作を繰り返す。

「ふ・・・ぁぁぁぁぁぁあああ・・・・・・ひゃひぃ!!」
「はぁあ・・・ぁぁぁ・・・ぁぁ・・・・・・ふあぁぁん!!!」

 引き抜くたび、押し入れるたび、レミリアは嬌声を上げてビクビクと身体を悶えさせた。

「ほらほら、そろそろでしょう?・・・おイキなさいな。」

 ここで激しく張り型を出し入れさせ、たまにぐりぐりとかき回す。
 じゅぷ、じゅぷと淫らな音が結合部より部屋に響いた。

「あっひっ!ひあ!ふぁぁ!すご・・・すごい・・・すごいぃぃぃ!!」

 レミリアの頭はすでに真っ白になり、ひたすらその性感を貪っていた。

「ふあ、あ、ああぁ!!ひぁ、ふぁ、ふぁぁぁ!!」

(あぁぁん、もう。かわいい~ もっといじめたいわぁ~)

 じゅぷっじゅぽっじゅぷっじゅぷっ

「はひっ、もう、もう!! もうだ、めぇ!!ひぁっあっあっあ!」
「ふわっふわっもう・・・だめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 ぷっしゃぁぁぁぁ・・・

 レミリアの体が大きく弓反りになり、激しくびくびくと痙攣した。

「はぁ、はぁ、すごい娘ね・・・また潮吹いちゃった。・・・ってあら?」

 チョロ、チョロロロロロロ・・・・・・

「あらぁ、失禁もしちゃった。これじゃあ掃除が大変。(まぁ、掃除は妖夢にやらせるけど。)」

 失神してしまったレミリアを見ながらクスっと笑う。

「なにかあったらいつでもおいでなさい。またかわいがってあげるから。ふふふ・・・」

 そう言い置くと幽々子は部屋を出て、妖夢に後のことを任せるのだった。








 レミリアが気がつくと、布団に寝かされており、あたりを見渡すと外はすでに夜が白み始めているのがわかった。
 布団の横にはメモがあり、『名前は消しておいたから後は自分で確認なさい』と書いてあった。
 足腰はふらふらだったが、急いで身なりを整えて白玉楼を飛び出し、紅魔館へと翔た。

「咲夜・・・無事でいて・・・」

 紅魔館へ戻り、咲夜の部屋に飛び込んだとき、そこには数人のメイドとパチュリーが看病していた。

「さ、咲夜の容態は!?」

 答えを待たず急いで咲夜のベッドに駆け寄り、その寝顔を見る。
 昨日の汗だくな苦しそうな顔と激しい呼吸はそこにはなく穏やかな寝顔があった。

「さ・・・咲夜・・・?」

 もしかしたらこのまま目を覚まさないんじゃないか、とレミリアは思った。
 しかし即座にそれは打ち消された。

 ・・・咲夜はゆっくりと目を開けた。

「ああ、咲夜ぁぁぁああああ!」

「・・・お・・・嬢様・・・?」

「わぁぁぁぁん、咲夜ぁぁぁぁぁ!!」

 レミリアは咲夜にすがってずっと泣きつづけていた。
 まるで母親に泣きつく子供のように。





 その頃部屋の中の様子が見える木の枝に二人の人物がいた。

「これで一件落着ね~。」

「よかったですね。ちゃんと死を免れてて。」
「それにしても幽々子様もいじわるですよね。『精気が必要』だなんて。そんなことしなくても名前消せるじゃないですか。」

「あ~ら、妖夢。それは秘密よ?喋ったら今度はあなたから精気を搾り取るわよ。ふふふ」

「・・・みょん」

 そのまま幽々子はしばらく泣きじゃくる紅い蝶を見つめていた。








お読みくださいましてありがとうございます。
駄文で申し訳ないです。ということで久々の休みでさくっとたまってるネタを消費。
やっぱりレミリアが受けなのね。>自分

実は幽々子は咲夜の名前を見つけた時点で消してたり。つまり、レミリアいじめは完全に幽々子の趣味(笑
そして、幽々子の隣の部屋は妖夢の部屋(という設定)、壁は薄いので全部筒抜け。レミリアかわいそう(ぉ

ちなみに文中はじめのブラック・デスは黒死病、つまりペストをもじったもの。
ニューモニアはpneumonia、つまり肺炎。ペスト状態で肺炎の併発は致死症状(死亡率80%以上らしい)。

・・・黒い巻物はデス○ートじゃないですよ?
では、また。



提供: ぱる


この間レミリアの下着について教えてくれた方、多謝。
ドロワーズっぽいのですね。まぁ、紅魔郷より時がたってるし、大人びてショーツになったということでひとつ。


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2273d)