博麗神社のとある一室
明かりもつけず、その部屋に博麗の巫女・博麗霊夢は居た。

ちゅ、にちゅ、
「ん、はぁ、」
暗い一室で、半裸の巫女が――

あの歪な月を解決した数日後、異変が起きた。
正直、この異変には困っていた。
まず、原因を探す努力をした。
普段、努力なんて報われないと思っている彼女だが、
この時ばかりは努力するものだと思った。

くちゅ、しゅ、くちゃッ
「くぅ、んぅ、」
―――卑猥な音と共に、官能的な声を漏らす。

どうやら、博麗の血が原因らしい。
ある年齢に達すると、肉体に異変が起きるようだ。
そして、成人、つまり二十歳になると消えるようだ。
つまり、先代の巫女達――母も、先祖も、同じ様に悩んだという事だ。
昨日はレミリアが遊びに来た。
普段なら、抱きつかれても気にしない、むしろ、うっとおしいとも思うが、
その日は、違った。
背中に当たる胸、やわらかい頬、甘い香りのする髪・・・・
その全てが私を興奮させた。

今日はいつもの通り、魔理沙が夕飯を食べに来た。
女同士だから、普段は気にしないが、
汗を掻いたと言ってはだけさせた胸元から見えた鎖骨、普段、男言葉なのに、何気ない仕草が女の子らしかったり、
その行動が私を誘っているように思えた。

しゅ、くちゅ、にちゃ、
「んふぅ、あぁ、ん、」
―――次第にその手が、激しく動く。

普段の生活に困らないように、先祖が発明?した物があった。
隠身符だ。
貼れば相手に認識されなくなる符だが、これを改良し、貼った部分だけ、認識されず、感触もなくなる。

じゅちゅ、ぬちゃ、じゅ、じゅちゅ、
「あ、あ、あ、あ、い、いぃ、ひゃぅ!ぅあァ!」
どぴゅっ、ぴゅ、ぶぴゅ、
―――股間から生えた肉の塊から、白い精が吐き出された。

そう、私の、博麗の異変とは、男根が生えた事だ。
吐き出された精を自分で拭き取り、処理をする。
「はぁ・・・・あむ、ちゅぱ」
指を咥え、ついた液体を舐め取る。
日が経つにつれ、どんどん、邪まな気持ちが大きくなる。

だれかに、掛けてみたい。
飲ませてみたい。

最近、頭の中はこの事ばかりである。
幸い、知り合いは多い。
しかし、こんなものが生えているとバレてしまっては変態扱いされてしまうだろう。
そうなってはここ、幻想郷で居場所がなくなってしまう。
気持ちと、面子が矛盾する。

・・・・どうすればいいんだろう
隠身符を貼っていても、隙間妖怪に会ってしまえば一発でバレてしまいそうだし
魔理沙やアリスに相談したら、実験とかされそう、
隠そうとしてもメイド長なら時間止めて確認するだろう。
レミリアに見つかったら、妹の教材に、とか言われそうだ。
紫の魔女なら、本と実物を比べようとするだろう・・・
あの庭師は・・・・
駄目だ、幽々子に喋りそうだ。
永遠亭の薬師は・・・・これは、変な薬を飲まされそうだ。
やっぱり、このまま一人で処理し続けるしかないのだろうか?

あ――そうか、知らない、そう、そう言う知識のなさそうなのを利用すればいいんだ・・・
橙は・・・あのザリザリした舌で舐めてもらいたい・・・
しかし、藍に報告しそうだし、なにより紫が居る。
チルノ・・・これはいい、正直、騙す方が心苦しいほど騙しやすい。
しかし、あの部屋が使えない。
出入りの多い魔理沙ですら知らない秘密の部屋。
チルノじゃあの部屋に入りたがらないだろう。
他には、ルーミアかな・・・そうだ、ルーミアにしよう!
食い意地の張ったあの娘なら、誘い出すのも簡単だ・・・・


次の日
普段フラフラしているルーミアをどうやって見つけるか考えながら、掃除も程ほどに縁側でぼうっとしていた。
いや、考えている事はそれじゃない。
頭の中では常に下半身が欲する事を考えている。
「ふぅ・・・どうしよっかな・・・」
まだ、理性が克っている。
でも、日が落ちて、明かりが消えると欲望がむくむくと鎌首をもたげてくる。
特に訪問者もなく、一日が過ぎようとしている。
しかし、幸運に守られた巫女の一日は、そんなに単純には終わらない。
日の光が、橙に、赤く輝く。
その、赤に一点の黒が見える。
「あれって、」
思わず立ち上がる。
どんどん近づいてくる黒
そして、
「やほー」
ニパッと無邪気に微笑みながら挨拶をする少女
「ルーミアじゃない」

「どうしたの?珍しいわね」
ごく普通に、普段どおりに接するが、心臓は早鐘を打っていた。
「ん~、特に用は無いんだけどね、こっちの方角飛んでたら思い出してね」
「そう、そういえば、私があなたに、良薬は口に苦しって言ったの覚えてる?」
「うん、霊夢は苦いんだよね?」
「違うわよ、ん~、ソレ、飲んでみたくない?」
とたんにルーミアの目が輝く
「いいの!?」
「えぇ、でも条件があるわ・・・・」


ギギギィ
古びた扉を開ける。
「さ、ここから階段だから、気をつけてね」
「こ、怖いよ、コレ取っちゃダメ?」
と目隠しされ、両手で霊夢の手を握っているルーミアが聞く
「駄目よ、ここから先は博麗のヒミツの部屋なんだから。大丈夫よ、危なくないから」
そう答えながらも、冷たく、柔らかいルーミアの手の感触で下半身が疼く。
「(あぁ、柔らかい・・・それに、ひんやりしてて、気持ちいい・・・)」
うぅ~っと呻き、霊夢にすがりながら恐る恐る階段を下りる
博麗神社の地下室、
この地は結界が張られているせいで龍脈が狂っている。
そんな地下に部屋をいくつか作ってあるのだが
この部屋は一年中、異常な暑さをしている。
ルーミアに出した条件とは、
1、博麗の機密だから、目隠しをしてもらう。
2、部屋に入ったら、椅子に縛り付ける。
3、今日、博麗神社で起こった出来事は他言無用
である。
「良薬」を食してみたいルーミアは、二つ返事で了承した。

そして、その部屋に入る。
「うわ、なんか暑いね・・・」
「でも、この部屋じゃないと保管できないから、」
「椅子はどこ?」
「あ、こっちよ、少し段差があるから・・・・
はい、どうぞ、」
と椅子を用意し、座らせる。
「じゃあ、縛るけど、大丈夫、手と椅子だけだから」
「う、うん、あ、その前に、服、脱いじゃ駄目かな?」
「へ?」ドクン、
「この部屋、暑くって・・・」
すでに汗を掻いている。
霊夢も同じだった。
「い、いいわよ、脱がしてあげる・・・」
喉が、カラカラだった。
部屋の暑さだけじゃない。
そう思いながら上着を脱がし、ブラウスと赤いネクタイだけにする。
「んー、ネクタイ緩めて~」
「はいはい」
苦笑しながらも、ネクタイを緩める手は震える。
「(なんて、白い肌なの・・・・)あら?ルーミア、ブラウスの下って裸?」
普段、夜に包まれているせいか、日の光をまったく受けていないと思えるほど、肌が白かった。
白い肌と、覗く鎖骨を見て、下半身がピクリと動く。
ネクタイを緩め、胸元をはだけさせていて気がついたのだ。
「うん、まだ秋の始まりだから暑くって、あ~、ちょっとは涼しくなったかも」
半分以上のボタンを外されていたが、気にしていないようだ。
脱がし終わってから、手際よく後ろ手に縛り、ルーミア自身と椅子を縛る。
目隠しされ、服ははだけ、椅子に縛られている。
何ともいえない征服感が霊夢を支配する。
「わ、私も脱ごうかな・・・」
スカートの様な緋袴をストンと、脱ぐと、ドロワーズを下げる。
すでに先走りの滴る男根が現れる。
「まだ?」
「ん、ちょっと、固まってるみたい・・・少し待って・・・」
そう言うと、自らのモノを右手で扱きだす。
目隠しされているとはいえ、ルーミアの目の前で。
ちゅ、しゅっ、しゅ、
「ん、は・・・・ァ、」
「ん?どうしたの?」
びく!
何か聞いてくる事は分かっているのだが、それでも驚き、それが快楽に繋がる。
「ん、ちょ、と、溶かしてるの、よ」
「ふ~ん」
空いた左手で上着をまくり、自らの乳房をまさぐる。
膨らんできたとはいえ、まだ小ぶりだ。
「んぁ、ふぅ・・・・」
声を出さないように、捲り上げた上着を噛む
右手は亀頭を撫で、先走りを潤滑剤として手になすりつけ、竿を扱く。
きゅ、にゅちゅ、じゅ、じゅちゅ、
「んふ、ふぅ、・・・んぁ、」
見えているはずは無いのだが、顔がこちらを向いている為、
もしも、目隠しが外れたら?という考え、
そして、こんな変態な行為をしている自分の姿を思い浮かべるだけで
羞恥心が、快楽が、霊夢を溺れさせようとする。
「くんくん、なんか、変な、におい」
ビクッ!
アァ、気がついたのかしら?
鼓動が早くなり、男根がさらに硬くなる。
「そ、それは、薬が溶けて、きた、証拠よ、ん、」
「そーなのかー、ふぅ」
ルーミアのため息と共に、霊夢もふぅ、と内心安心する。
ルーミアを見ると、はだけた平らな胸元が、汗で光って見える。
「(あぁ、もう、こんなに興奮するだなんて!)ん、くぅ、る、ルーミア、」
「なに?」
「く、口を開けて、舌をだし、て、んぅ、」
「ほう?」
あーん、と口を開けて、舌を出す。
「(あぁ、何て、光景・・・)ん、そのま、ま、」
一物を扱きながら椅子の前、低くなっている段差の前まで進む。
「ふぁふぁ?」
口をあけたまま催促する。
「も、すこし、で」
じゅ、じゅちゅ、にゅちゃ、
すでにルーミアに聞こえているだろう
水気を含んだ何かを擦る音。
「で、でてきそう、よ、のん、で、ァ、んんーーーーッ」
ぶぴゅ、ぶしゅ、びゅーーっ、どぴゅ、ぴゅ、
「ふゃ、ん、んぁ、ん、れろ、んー、あむ、」
開けた口に、盛大に吐き出される「薬」
口に入りきらない量が、出された可愛らしい舌に付着する。
舌だけではたらず、口の周りにも飛び散る。
ルーミアは、やっと出された薬を、口いっぱいに含み、飲み込む。
「んぐ、ごく、ごく」
「うひゃぁ、変な味ぃ~」
「ふぅ、ご、ごめんね、飛び散るとは思わなかったから・・・」
そういうと、頬に付着した「薬」を指で救い
それをルーミアの口元に持って行く。
「あ、ありがと、ん、ちゅ、れろ、ちゅぱ、んむ、」
ぞくぞくぞく!
指を丹念に舐められている。
「(や、柔らかい、舌・・・あぁ、)ほ、ほら、汚れちゃってるわよ」
と指を抜く。
正直、名残惜しかったが。
「もっと上手にちょうだいよー」
「ん、ごめんなさいね。さ、拭いてあげるわ・・・」


その後、服を着せ、自分も服を着て、ルーミアを地下室から連れ出す。
すでに日は沈んでいる。
「ふぅ、ごちそーさま~」
来た時と同じような無邪気な笑顔
その笑顔をみながら、返事をするが、
「(この顔に、私の精を浴びせ、さらに飲ませたのね・・・)うん・・・」
上の空である。
「また飲みにきてもいい?」
「えぇ、いいわよ。でも、」
「分かってる、秘密なんだよね?」
「そう、」
「それじゃねー」
そういうと、くるりと振り向き、
「あ、忘れてた・・・」
もう一度振り向き、
霊夢の元に近づく。
「え?」
突然の接近に完全に不意を突かれてしまった。
「(あ、しまった・・・)」
ぎゅ、
ビクッ!
「(お札、貼ってない・・・)ひゃぅ!?」
男根を握られる、
その刺激で、萎えていたモノが再び屹立する。
さらに耳元で
「私が来るまで、出さない事・・・」
と、囁かれた。

去っていくルーミアをみながら、霊夢はへなへなとその場にしゃがみ込んだ。
「秘密・・・知られちゃった・・・・」
これからどうしよう、という焦燥感とは裏腹に、股間の一物はより硬さを増していた。
まるで、この状況を望んでいるかのように。




どうも、蓬莱人形と上海人形でネチョ書こうと思ったら、
ノーマルな作品しか書けなかったEXAMです。


今回は霊夢×ルーミアなんですが、
ネチョスレの56と同じ考えで、霊夢とルーミアのカップリングを思いついたんですが、
書こうとネタだしてる最中に56を書かれてしまい、お前は俺か!?とか叫びそうになりました。
そう、105は自分です。

で、今回なんでネチョが薄いのかというと、これをリレー小説に使ってもらえたらなーって考えからです。

一応、書いてもらいやすいように、伏線?を色々用意しました。

隙間妖怪に会ってしまえば~これは、変な薬を飲まされそうだ。

橙は・・・~騙す方が心苦しいほど騙しやすい。
です。
他にも、数ある地下室、ルーミアの最後のセリフ、などなど・・・あからさますぎたかな?

リレー書いてもいいよ~って人いましたら、感想などにそう書いてください。
ネチョwikiのリレーssの方にうpしますので。


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2291d)