~永遠亭の宴~

 第2話『刻印』


「へえ……それで、あなたはどうしたの?」
「んぁ………それから…レイセン様のお口にお薬を飲ませて、押し倒しちゃいました…」
「あら、結構大胆なのね…あなた」
「えへへ…」
「それで、あなたはココをこんなに硬くしてるのね…?」
「あふぅっ……ん…はぁい……」
「ふふっ……イイわよ…ずっと我慢していたんでしょう…? 本当は、挿れたかったのよね…? ほら…出しちゃいなさい」
「あうっ…! あっ、ひゃぁあっ…! 出るっ、出ちゃいますうぅうぅ……!!」
 びゅくっ……! どくっ…!
「あふ、あぁあぁああぁぁぁぁあ………♪」
「いっぱい出たわね……ん……ぺろっ……」
「んふぁっ……もっと、弄って下さい……ご主人様ぁ…♪」
「…ふふ…いいわよ、てゐ……今度は…あの子の中にも出していいから…」
「ああっ……レイセン様の、中に…!」
「そう…あの子も、もうすぐ―――」


  *  *  *


「………はあ」
 その夜、鈴仙は自室に着くなり溜め息をつき、畳に座り込んだ。最近の彼女は、ずっとこんな調子であった。他の妖怪達の前ではいつもの様に振舞っているが、一人になるとひどく落ち込んだ様子を見せていた。

 原因は、『あの日』にある。
 鈴仙とてゐは体を重ねてしまった。その事自体は嫌ではないと言えばそうなのだが、心の準備が出来ていなかった事と、てゐから半ば強引にされた事が鈴仙を悩ませた。
 その所為で、今日もてゐと顔を合わせる事が出来なかった。あって話をしたい気持ちはあるものの、どうしてもあの日の事を思い出してしまい、踏み出せない。

「……あっ…くっ……」
 そして、何より鈴仙を戸惑わせているのは。
 あんな目に遭っても、以前よりてゐの事を想う様になってしまった事と、発散出来ないその想いが、自然と手をアソコに伸ばさせてしまう事―――
「あっ……んぅ……」
 指が止まらない。下着の染みがどんどん広がっていくのが分かる。粘液の音が耳に届くくらいになっている。思わず声を上げてしまっている。
「んん……ぁ……ひぁ……」
 こんな姿、誰かに見られたら…そう思いながらも指を止められない事に、鈴仙は戸惑っていた。
「はあっ…! あっ……! てゐ……!」
 くちゅ……くじゅっ……
 そして、途端に熱く蜜を滴らせる自分の体にも戸惑いを隠せなかった。強まる快感に、体が畳に倒れ伏してしまう。そして、てゐの名前を呼びながら弄る手を早める。
(そんなっ…! 他人に見られていると思って…興奮しているのっ……!? 私はっ…!)
「あうっ…! て、ゐ…! く、うぅ……! は…も、もう……!」
 しかし、そんな鈴仙の迷いとは関係無しに体は高みへと昇っていく。後少しで、この煩悶から一時でも逃れられる―――

「あら、もう終わりなの? 早いわねぇ、ウドンゲ」

「!!!?」
 体の熱が、一気に冷めた。高速で起き上がり、声のした方向に目を向けると…そこにはいつの間にか鈴仙の部屋に入っていた永琳が、鈴仙の姿をいつもの微笑みを浮かべてじっと見ていた。
「あ―――え? う、あ、あぁ」
 一方の鈴仙は、急に現れた永琳に驚き、固まってしまっていた。それこそ、乱れた服を直す事も忘れて。
「……ああ、まだだって言うのなら、続けてもいいのよ? 何せあなたは…見られてた方が感じるみたいだから、ねぇ…?」
「っ!!」
 鈴仙の体が強張る。まるで、永琳に自分の心を見透かされている様な気分だった。
「…違うのかしら?」
「っ………違い…ます…」
 それだけ言うのが、精一杯だった。本当なら、勝手に自分の部屋を覗いていた永琳を責めるべきだったが、師匠という事もあって、その事については何も言えなかった。逆に、見られていたという恥ずかしさで、今すぐにでもここから逃げ出したかった。
「本当に、違うの?」
「…違い……ますっ…!」
 顔を赤くしながら、鈴仙は懸命に否定する。
「…そう? それならいいけど……で、あなたは大丈夫なの?」
「え…?」
「んー…ウドンゲ、あなた最近元気が無いように見えるんだけど…どうかしたの?」
「えっ…それ…は…」
 鈴仙は、思わず言いよどんだ。最近こんな行為をする様になったのは、てゐとの一件が原因だが、言うのが憚られる気がした。
「何か悩みがあるのなら…私に相談して頂戴? 私はあなたの、師匠なんだから…ね?」
「………師匠………」
 永琳が、鈴仙の体を優しく抱く。
「話して…くれる?」
「は……い……」
 くぐもった声で、鈴仙は頷いた。


  *  *  *


「なるほどね…そんな事があったの…」
 永琳は鈴仙から、鈴仙とてゐとの間に起こった話を聞いた。
「私は…どうすればいいんでしょうか、師匠…」
「そうねぇ……まずは、てゐと話をしなくちゃね」
「………」
「気まずいのは分かるけど、いつまでもそうしていたら、てゐだって可哀相よ? あの子も最近、少し寂しそうにしていたから」
「……そう…ですか…」
 てゐの事を聞いた鈴仙が、落ち込む。そんな鈴仙の頭を、永琳は優しく撫でた。
「まあ、話す勇気があるのなら、大丈夫よ。早い内にてゐと会ったら?」
「…そうします。ありがとうございました、師匠…」
 鈴仙は永琳に深々と頭を下げた。
「それで…ウドンゲ」
「はい?」
「具体的には、どういう事されたの?」
「―――は?」
 …が、一瞬にして顔を上げてしまった。いきなりそんな事を言われては、当然かもしれないが。
「ほら、ウドンゲがどんな事されたのか気になるじゃない? もしかして、恥ずかしくて言えない様な事?」
「…当然ですっ。いきなり何ですか、師匠ったら…」
「しょうがないでしょ、気になるんだから。…ああもう、気になって夜も眠れなくなってしまいそう。ウドンゲ、責任取ってね」
「何言ってるんですか! 勝手な事言わないで下さい、もう―――」
「…しょうがないわね。こうなったら、実力行使といきましょう」
「!?」
 どさっ!
 鈴仙が呆気に取られている内に、永琳は鈴仙を押し倒した。見上げた永琳の目は、妖しい光を放っている様に見えた。
「なっ…ししょ……」
「ふふ……可愛いわよ、ウドンゲ……」
 永琳は微笑みながらも、鈴仙の胸の上に手を置く。
「うっ…」
「怖がらないで………素直に感じて頂戴…」
「ぁぅ………」
 鈴仙は、そのまま服を脱がされてゆく。その光景に既視感を覚えながらも、師匠の手前、抵抗出来なかった。
「さあ、一体てゐにどういう事をされたのかしら?」
「う……」
 どういうも何も、今師匠にされている様な事です…と鈴仙は言いたかった。何だか、永琳にいいようにされている気がする。
「そうねぇ……例えば、こういう事?」
「あっ…」
 鈴仙の言いたい事など当然知らない永琳が、露わになった鈴仙の胸をまさぐる。
「あふ……ん……」
「例えば、胸をまさぐったり…?」
「し…師匠…」
「ココを弄ったり…?」
「ひゃうっ!!」
 そしてもう片方の手で、鈴仙の秘部を撫でる。既に自慰で濡れていたそこは、また多くの蜜を溢れさせる。
「ふふ…本当に、感じているのね…ウドンゲ……」
「はぁ……ふぅ……」
 永琳の愛撫は、先日のてゐの様に鈴仙の性感を的確に刺激してくる。まるで、本当にてゐと触れ合っている様な感覚。
「ぁ…てゐ……」
 その名を呼ぶ。しかし、本人はこの場には居ない。
「いやねぇ。私はてゐじゃないわよ?」
「も…申し訳ありません……師匠…」
「ふふ…そんなにてゐの事が好きなの? てゐが羨ましいわ」
「ぅ……」
「ああ、そういえばウドンゲ?」
「は、はい」
「てゐに―――こういう事、されなかった?」
「え―――むぐ」
 と、永琳が急に鈴仙の唇を塞いだ。そして、舌を挿し入れる。
「んちゅっ……ちゅっ……くちゅ……」
「はむぅっ………んっ…ししょ……」
 永琳の舌が鈴仙の口腔をまさぐり、侵してゆく。そして、

 ―――喉を通る、あの感触が―――

「ん、ぐ……!?」
 以前にも味わった事のある、これは―――
「し…師匠……これ…は……っ! あぁあぁぁぁああ……!!」
「……ふふふ……」
 これは『あの日』、てゐに飲まされた―――
「油断大敵よ、ウドンゲ。…まあ、あなたのそこが好きなんだけどね」
「はぁっ……はあっ……!」
 永琳が何か言っている。しかし、鈴仙の耳には届かなかった。
「聞こえてないのかしら? …まあ、そうかもね。体が火照ってしょうがないでしょう…? 熱くて…疼いて…アソコがどうしようもなく濡れてくるでしょう……?」
「ひああっ……!! あふぁっ……!! や、あぁあぁぁあぁぁぁ………!!」
 鈴仙の体を、突如として襲う衝撃の波。それは脳内で『快楽』に変換されて、全身に広がってゆく。
「あひっ…はっ……はひぃっ……」
 徐々に呂律が回らなくなってきて、秘部からは弄ってもいないのに大量の愛液が湧き出してくる。頭がぐちゃぐちゃで、何も考えられない。
「あなたにも、効果覿面だったようね。…もっとも、私の作った薬が効かない奴なんて、殆どいないでしょうけど」
「はっ……はっ……し、しょ……」
「…無理に逆らわない方がいいわよ。その方が楽になれるわ………ほら、こうやって」
 ぐちゅうっ!
「!! ひうっ!!」
 永琳の指が鈴仙の秘唇を軽く押す。それだけで鈴仙は体を仰け反らせた。
「ふふ……とても可愛いわ、ウドンゲ………月に狂う事の無いあなたの、色に狂う姿を見る事が出来るなんてね……」
「はひ……ひぃぃ……」
 永琳の言葉が鈴仙にどれだけ届いているかは分からない。鈴仙は、ただ虚ろな目で永琳を見上げるだけだった。
「安心して、ウドンゲ。例えあなたが狂ったとしても、私はずっとあなたを愛してあげるから……」
「し…師匠……一体…何を……」
「……あら、あんまり効いてないのかしら? 普通は一日中快感責めになるはずなんだけど……流石は私の弟子といった所かしら?」
 快感に流されながら、何とか声を搾り出して永琳に疑問をぶつける鈴仙を、永琳は微笑みで流した。
「余計な事は考えなくていいのよ、ウドンゲ。ただ、素直に感じて頂戴……」
「し…しょ……う……」
「これから、もっと可愛がってあげるから…」
 ぱさ…
「さあ、楽しみましょう、ウドンゲ…」
「あ……あぁ……」
 永琳が、おもむろに自分の服を脱ぐ。初めて見た師の裸体に、鈴仙は息を呑んだ。その美しさも勿論だったが…それ以上に鈴仙を驚かせたのは、その股間に見えた肉の棒だった。
「師匠……それ……」
「…驚いた? …そんなに驚く事じゃないわ。私の力なら、こんなモノを生やす薬も作る事が出来るのよ」
 鈴仙が見つめる肉棒はぴくぴくと震え、自分の出番を待っている様だった。しかし、それの意味する所は―――
「やめっ……止めて下さい…! それだけはっ……はあぁあっ……!」
「大丈夫…ちゅっ……ん…痛くなんてないわ。薬が効いてるからね…」
 抵抗しようとする鈴仙の胸を吸い、力を抜かす。その隙に鈴仙の股を開かせ、濡れそぼった秘部を露わにした。
「ししょっ……いやっ…いやぁっ……!!」
「怖がらないで、ウドンゲ……もうすぐ…快楽で何も考えられない様にしてアゲルから―――」
 ずぷっ…
「ひっ……!!」
 先端が、鈴仙の中に沈んでゆく。それだけで鈴仙は達してしまいそうになった。快楽に流されまいと思っても、体は素直に反応してしまう。このまま挿入されたら、本当に気が狂ってしまう程の快楽が与えられるのだろうか。鈴仙の、一瞬の迷い―――
「…ウドンゲ。そういえば、あなた初めて…なのかしら?」
「ぇ………は…はい………」
「…そう」
「え…?」
 鈴仙が答えると、永琳は腰を引いた。微かな水音を立て、肉棒が秘唇から離れてゆく。
「な……師匠……?」
「前に挿れるのは止めておくわ。大事なものは後に取っておかないと、ね……?」
「あ……」
 肉棒と秘唇を繋ぐ愛液の糸を、鈴仙は少し残念そうに見ていた。
「そんな顔しないの………ほら、挿れる穴はまだあるんだから…」
「へ…」
 永琳の言葉の真意に気付くのに、一瞬遅れた。その時には、永琳の肉棒は既に鈴仙の菊座に押し当てられていた。
「そ、そんなところ、入らないです……!!」
「大丈夫。もうあなたの体は、どんなモノでも受け入れられる……」
 ずる…ず……
「~~~っっ!!!」
「ほら…どんどん入っていくわよ……ウドンゲの中に…私のが……」
「あくっ! はふっ! あ、あはああぁぁぁああぁぁぁああぁあ………!!」
 ずるうぅぅぅ……!!
「んっ…!」
「あ!? ひ、ひあぁあぁぁあぁぁぁぁああああーーーーーー!!!」
 びく、びく…!
 反射的に、鈴仙は永琳の体に抱きついていた。腸内に挿入される衝撃に、薬で昂ぶっていた鈴仙の肉体は、あっけなく達してしまった。
「あぁあ……ぁぁああぁ………」
「あら…もうイッちゃったの? ウドンゲ……」
「ぁ……ぅ…」
 永琳の問いに、鈴仙はただコクリと頷く。それを見た永琳は微笑むと、鈴仙の耳元で囁いた。
「どうだった…? 私の『コレ』は…」
 その上、囁きながら腰を動かす。その度に、鈴仙の体が震え、嬌声が漏れる。
「ひぅっ…! うっ……は、ぁっ……!!」
「とてもキツいわ…ウドンゲのお尻……私のをぎちぎちに締め付けてきて……」
「きひぃ……! や、ふぁ! あぁぁあぁあ!」
 永琳は抽送をしながら、鈴仙の体を舐める。そのまま徐々に体位を変えていき、鈴仙は畳に四つん這いの格好となった。
「気持ちいいのよね…? ウドンゲのアソコから、おツユがぽたぽた垂れてるんだもの…ね…?」
 ずぶっ……ずぶっ……
「ぁ、し、ししょ、う、助けて、下さい、気持ち、よすぎて、壊れ、ちゃう……!!」
 途切れ途切れの声で、鈴仙は訴える。
「…壊れちゃいなさい。もうすぐ、私の精液をあなたのお腹にいっぱい注いであげるから…!」
「あ、い、やぁぁああぁぁああぁああああーーーーーー!!!」
「イくわよっ…!」
 どくっ…どくっ…どくっ…!
「うくっ…!」
「あ、あああぁぁぁああぁぁあああ………!!」
 鈴仙の腸内で、永琳の肉棒が弾ける。そこから噴き出した白濁液は、鈴仙のお腹を駆け巡った。
「あ、ああ、あああぁぁあああ」
 ぷしゅっ、ぷしゅっ!
 同時に、鈴仙の秘部から愛液が噴き出す。鈴仙はガクガクと体を揺らし、畳に倒れ伏した。
「ああ…すごい……ウドンゲ……イッちゃったのね…あなたも……」
「はぅ…うう、ぅ……」
 永琳の言葉にも、まともに答えられない。今はただ、全身を支配する快楽に打ち震えるだけで精一杯だった。
「ウドンゲ…あなたも私の――――――」
「え……ひうっ!?」
 鈴仙には、永琳が言った言葉の最後の方までは聞こえなかった。その前に、再び永琳の肉棒が腸内で大きくなるのが分かったから。
「そう…もっと私を感じて………何度でもイきなさい……」
 そして、再び永琳の囁き。それは鈴仙の体に染み込み、一つ一つ理性の箍(たが)を外してゆく―――
「ふぇ……あ…」

 がたっ

「!!?」
「…あら」
 その時、部屋の障子が音を立てた。何事かと焦る鈴仙に対し、永琳は『それ』を待ち望んでいる様な表情だった。何故ならその音の原因は、二人が良く知る少女だったから。


  *  *  *


「レイセンさま……ご主人様ぁ………」

「!? て、てゐ………!?」
 そこに立っていたのは、顔を赤らめ、息も荒く障子に寄りかかっているてゐの姿だった。
「あら…来たのね、てゐ。もう少し、後で来るものだと思っていたけれど」
「はあっ……もう…我慢出来ないんです、ご主人様………レイセン様のえっちな声を聞いてたら…もう、体が……!」
「え……て、てゐ…?」
 抑えつけていたものを解き放つ様に、てゐは自分のスカートをたくし上げる。そこには、
「てゐ…!?」
 永琳と同じ肉の棒が備わっていた。
「もう、触ってないのに出ちゃうよぉ……ご主人様ぁ……もう限界だよぉ……」
 てゐの言葉通り、その肉棒は張り詰めて、先端から大量の先汁を垂らしている。
「ご、『ご主人様』…? 師匠、てゐに何を……!」
「んー? 何って、ちょっと可愛がってあげたのよ…♪ ふふ…てゐのお尻も、ウドンゲみたいにキツかったわ……」
「――――――!!」
 キッ、と鈴仙は狂気を秘めた瞳で永琳を睨む。しかし、永琳に効果は無い。
「無駄よウドンゲ。私にあなたの瞳は効かないわ……でも、あなたに私の薬は効く」
「……っあぁあぁぁああぁ!!」
 永琳は、鈴仙の乳首を抓る。その刺激に耐えられない鈴仙の体は畳の上を跳ねる。
「…てゐ。そんなに我慢が出来ないのなら、ウドンゲにして貰えばいいじゃない…?」
「……あ………はい…!」
 永琳の言葉に目を輝かせたてゐは、服を脱ぎ捨てると鈴仙へと駆け寄った。
「レイセン様ぁ……私の、私の……!」
「てゐ………うぐっ……!?」
 何かを言おうとした鈴仙だったが、その言葉は口腔に突き挿れられたてゐの肉棒によって遮られた。
「あ、はぁぁあ…! レイセン様ぁ、いいよおぉ…!」
「うぐっ……うぅうっ……!」
 鈴仙は頭をてゐに掴まれ、抽送を繰り返された。熱い棒が何度も喉を叩く度にえづいてしまうが、てゐは腰を振る事を止めない。
 そして―――それでも体は反応してしまう。
「んむぅっ……ぢゅるっ……! はう、う……!」
 いつしか鈴仙は、てゐの肉棒に舌を絡ませていた。
「あはっ、ああぁぁぁあ……!! レイセン様の、舌が…イイよぉ……!」
 息が苦しくても構わなかった。てゐのモノを咥えるという、昨日までは信じ難い行為。それが鈴仙の内に秘めた想いを誘発させ、薬の効果と反応して変質し、てゐからの行為に鈴仙は興奮を感じ始めていた―――
「あっ…! 出るっ…出るよぉっ……!」
 どきゅっ……びゅっ…!
「うぶうぅぅうぅう…!」
 そのまま、てゐが口内に射精する。吐き出す事はせず、鈴仙はてゐの白濁液を胃に流し込んだ。
「ああっ……レイセン様のお口…いいよぉ……」
 恍惚の表情を浮かべ、てゐは体をぶるりと震わせた。
「でも……まだ足りない……レイセン様……」
「ぷあっ……っうぇええ……」
 てゐが腰を引くと、そこにはまだ屹立したままの肉棒があった。
「ふふ…てゐは元気ね。それじゃあ……こっちにも、挿れてみる?」
「あうっ…」
 むせる鈴仙の体を持ち上げ、てゐの眼前に晒す永琳。更に、鈴仙の足を広げさせ、その中心にある秘肉へと、てゐを誘う。
「ほら……てゐがずっと欲しがっていた、ウドンゲのアソコ……もうこんなにぐちゅぐちゅになってるから…」
「し…師匠……」
「ぁ―――レイセン様の、アソコ、が……」
 てゐはうっとりとした目でレイセンを見ると、どうしようも無く濡れてしまっているそこに、舌を這わせた。
「いうっ!!」
「あは…レイセン様、すごくいっぱいおツユが出てるぅ…♪」
「あぁん…! て、てゐ…!」
「すごい…レイセン様のココ、こんなに悦んでるぅ…だから…挿れるね? レイセン様のココに、私のコレ…」
 そう言って、てゐは鈴仙を見上げた。その瞳に敵う事など、鈴仙には出来なかった。
「………うん………」
 鈴仙は、こくりと頷いた。
「それじゃあ…いくよ…?」
 てゐが、鈴仙の秘部に肉棒を宛がう。
 じゅくっ…
「あっ…!」
「んんっ……レイセン、様……!」
 じゅぶ……ずちゅう……
「あ、あひ、あぁぁぁあぁぁあぁああ………!!」
「ああ…レイセン様に……入ってるぅ……♪」
 ずるっ……!
「んあぁああぁあぁあーーーーーー!!!」
「あ、くぅっ……!」
 びゅくっ…!
「あうっ…♪」
 鈴仙の中に、てゐの肉棒が埋没した。同時に、てゐは達してしまう。
「あ、あはぁ……レイセン様の中だぁ……♪ 私のが、いっぱい出てるぅ……♪」
「あ……ああ……て、ゐ……」
 子宮の中に、てゐが広がってゆく感覚。温かくて、心地いい。痛みは無かった。恐らく、薬のせいで麻痺しているのだろう。
「レイセン様も…イッちゃったの…? アソコがぎゅうって締め付けてるよ…?」
「あ…う、ん……」
 あまりの刺激に、鈴仙もまた達していた。白濁液と破瓜の血が混じった液体が、二人の結合部からぽたぽたと落ちてゆく。
「あらあら……挿れられただけでイッちゃったの? 本当、ウドンゲって弱いのね…」
「はふ……だって……師匠のが……お尻に入ってて…てゐに挿れられて、お腹がぁ……」
「ふふ…こう?」
 ずるっ…!
「はふぁっ……!」
 再び、鈴仙の腸内で動き出す永琳の肉棒。もう鈴仙は、永琳との行為を拒んではいなかった。
「てゐも…動いて……もっと…」
「はい…」
 じゅずっ…!
「あひぃんっ……!」
 前後を永琳とてゐに挟まれ、何度も抽送され、鈴仙は悶える。
「はひっ……あひっ……ぁふああぁぁぁあ……!! も、もっと……もっと突いて下さいぃ……!! 私のお腹、いっぱいにしてぇ………!!!」
「ふふっ…イイわよ……いっぱい出すわよ…!」
「はぁああん…! レイセン様ぁ……! また出ちゃうよぉ……!!」
 どくっ、どぷっ、どびゅうっ……!!

「「「んはぁぁああぁぁぁぁああぁぁぁぁぁああぁああああぁ………………!!!!!!」」」

「あ、ふうっ……」
「あぁぁ…♪ レイセン様ぁ…♪」
「あぅ……いっぱい……お腹、いっぱいになってるぅ……」
 じゅぽっ…どろぉ……
 二人が、鈴仙から肉棒を引き抜く。前後の穴から白濁液を溢れさせ、崩れ落ちる様に畳へと倒れ込む鈴仙。

 挿入によって開ききった二つの穴は、鈴仙の肉体に刻まれた快楽の証に見えた―――








  続く










<続く後書き>

 ちょいと中途半端だけどここらで続きという事にさせて頂きます。
 次の話はウドンゲをネチョ責めにしたい、です(ぉ

 兎の話:兎はニンジンが大好物だというが、タンポポの葉やコッペパンにも食いついてた。雑食め。


 書く人:謎のザコ
 共謀者:柚子桃氏


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2300d)