第一話 『幻想郷の巫女と魔法使いと妖怪少女の体の魅力』


 どごおおぉぉん……

 白銀の世界に響く轟音と、一筋の光。魔理沙の放ったマスタースパークが雲を貫き、その合間から光が漏れた。
「きゅう~」
 へろへろと地面に落ちる妖怪。大の字に地面に倒れ、そこに雪を踏み鳴らしながら、魔理沙が近付いてきた。
「もう終わりかえ? もう少し骨のあるヤツかと思ったんだけどな」
「…何なのよぉ……アンタ……デタラメすぎよ…」
「あー? 私は普通の人間だぜ」
「……嘘だぁ……」
「嘘じゃないぜ」
「………」
 にか、と笑う魔理沙に、妖怪は言葉を失う。
「さぁて、アンタにはまだ用があるんだ」
「うぇ!? な、なにするのよ…!」
 むんず、と妖怪の襟首を掴み、香霖堂へと向かう魔理沙。じたばたと暴れる妖怪をゲンコツで黙らせると、その手で香霖堂のドアを叩いた。


  *  *  *


「魔理沙、お疲れ様」
「ああ、別に疲れてないぜ」
「早かったな」
「速さには自身があるんだよ」
 ぐったりしている妖怪を引きずりながら、霊夢と霖之助に片手を上げて応える魔理沙。
「でさ、こいつどうする?」
「…そいつ、誰?」
「覚えてないのか? お前が退治した妖怪だよ」
「…ああ、そうね。それで、どうしたの?」
「いや、こいつをどうしようかと思ってな」
 妖怪を、霊夢と霖之助の前に差し出す魔理沙。それを見た霊夢は、ふむ、と少し頷き、
「まあ、妖怪だし…二度と悪さをしないようにお仕置きする、ってのはどうかしら?」
 霊夢がその言葉を言った時、そこに居た誰もが、この妖怪は特に何も悪さはしていないと思ったが、敢えては口にしなかった。
「…そうか。で? 香霖はどうする?」
「僕は特には何もする気は無いよ。君達で好きにしてくれ。僕は折角全巻揃ったこの本を、早速読みたいんだ」
「そうかい。それじゃあ、こっちで好きにさせて貰うぜ」
 ああ、と霖之助は一つ頷き、店の奥の方にある椅子に座り、本を読み始めた。


  *  *  *


「霖之助さーん、このテーブル、借りるわよ?」
「ああ、壊すなよ」
 手をひらひらと振って応える霖之助を確認すると、霊夢と魔理沙は未だに目を回している少女を机に寝かせ、両手足を縄と捕縛用の符を使って括りつけた。
「さあて、どうしようかしら」
「考えてなかったのか」
「……う、うー…ん…」
 その時、少女が目を覚ました。
「………って、な、何よこれー!?」
 じたんばたん。暴れる少女だったが、縄と符の力によって満足に動けない。
「大人しくしなさい。またやられたいの?」
「うっ…」
「もう一回、光をみるか?」
「………ぅ………」
 目の前で符を見せられ、大人しくなる少女。
「はい、偉い偉い。それじゃあ、早速ひん剥いてあげるわ」
「えっ!?」
「逃げられない様にするんだよ」
「も、元々逃げられないじゃないのよー!」
「つべこべ言わない!」
 びりぃっ!
「きゃあっ!?」
 霊夢のパスウェイジョンニードルが、少女の服の胸元を裂いた。少女の顔が、さっと青ざめる。
「安心しなさい。優しくしてあげるから…」
「…う、嬉しくないぃ…」
「ねえ、魔理沙も手伝って」
「おう」
 少女の言葉を無視し、魔理沙に協力を求める霊夢。魔理沙はにやりと笑いつつ、少女の服に手をかけた。
「さあさあ、大人しく脱ぎましょうね~」
「…もがっ………………っあう…!」
「……ん?」
 少女の上着を思い切り引っ張って、頭から一気に脱がそうとした魔理沙は、少女の上げた妙な声に気付いた。
「なあ、さっき変な声が聞こえた気がしたんだが」
「? 気のせいじゃない?」
 霊夢は、気付いていないようだった。魔理沙も気のせいかと思ったが、どうにも気になったので、色々と少女の体を弄ってみる事にした。
「ちょっ…手、冷たっ…何、してっ………ふぁっ…」
「……お?」
 少女の上半身を弄る魔理沙の手がとある部分に到達した時、少女の声が明らかに変わった。
「なあ霊夢。面白いコト、発見したぜ」
「何? どうしたの?」
「まあ、見てなって」
 そう言うと、魔理沙は彼女の頭からちょこんと生える角を、指でぴん、と弾いた。
「っきゃう!」
「…あら」
「ほれほれ」
 次は、ぐりぐりと角を掴む。
「あっ、やあっ!」
 角を触られ、普段よりも明らかに高い声を上げる。霊夢は、そんな少女に話しかける。
「ねえあなた……どうして、そんな変な声出してるの?」
「なっ…そんなのっ、出して、ないわっ…ひゃうんっ」
 否定しようとした少女の声が途切れる。
「ふ~ん……」
 霊夢が、角を握っていたからだ。
「あうっ…! ふあっ……やっ、ん……」
「顔が赤いぜ?」
「くっ…気の、せい……あはぁん…!」
 やはり、否定の言葉。しかしそれも空しく、魔理沙に角を揉みしだかれ、喘いだ声を発する。
「じゃあ…どうしてこんなに濡れてるのかしら?」
「ふああぁあん!!」
 いつの間にか、下半身も脱がされていた彼女の股間を、霊夢がしげしげと見ている。そのまま角をぎゅっと握ると、少女はびくびくと体を震わせ、悶えた。
「ふっふっふ……これはもう…どうする? 霊夢…」
「ふふふ……そうねぇ…『色々』と『お仕置き』が出来そうじゃない…?」
 ぼうっとする頭で少女が見たものは、そこいらの凶暴な妖怪よりも邪悪な笑みを浮かべる二人の人間の姿だった。


  *  *  *


 ぴちゃっ……ぴちゃっ……
「あぁあ……んあぁ…ひう……」
 霊夢が音を立てて、少女の乳首を舐る。小さな突起はつんと勃ち、赤みを増している。
 じゅる……じゅる……
「おーおー、すっかりここはトロトロだな」
 対する魔理沙は、少女の股間から溢れる愛液を、音を立てて啜る。口を開けた秘唇は、切なげにひくひくと震えている。
「ひゃああっ…! ぁ……も、もう…許してぇ……」
 少女の懇願に、霊夢は顔を上げる。
「許す? でもあなた、ずいぶんと悦んでいるみたいだけど?」
「そんな訳っ……くうぅんっ…!」
 そして再び、胸を重点的に弄る。堪らず、少女は高い声で鳴く。
「もう堪らないんだろ…? いいじゃん、イッちゃえよ…」
「なっ…そんっ……ああぁぁああぁあんっっ!!」
 くり、という音がした気がした。魔理沙が秘唇から雌蕊を探り、外気に晒したのだ。
「あっ……ああっ………ああああっっ…!」
「ふふ…ぴくぴくしてるぜ………っちゅう~」
「~~~!!! ふわ、ふわああぁぁああぁぁあああーーーーーー!!!」
 びくっ! びくくんっ!
 魔理沙が少女の秘芯を吸った時、彼女は達した。噴き出した愛液が、魔理沙の顔を濡らした。
「おっと……ふふ、イッたのか…?」
「あ……ふぁ………あぁ……」
 ちょろろろろろ………
「……お?」
 魔理沙は、少女の股間から流れ出す黄金色の液体に気が付いた。
「何だ何だ…お漏らしか……? 全く、お前は子供か?」
「………あぁあ………」
 少女は応えず、ただ涙を流した。
「あー、どうする香霖? 床が汚れちまった」
「…後でちゃんと綺麗にしといてくれよ」
 少女達の濡れ場を見るでもなく、霖之助は全巻揃った『非ノイマン型計算機の未来』を読みふけっていた。
「それじゃあ、コイツにして貰おうかな」
 そう言って、魔理沙は少女の頬をぷにぷにと突いた。
「とりあえず、一旦縄を外してやるか。霊夢、手伝ってくれ」
「はい。それじゃあ、これを手足に貼ってね」
 霊夢が差し出したのは、捕縛用の符。妖怪の行動を制限する事が出来る。魔理沙は縄を解いた後、少女の手足に符をぺたぺたと貼り付けていった。


  *  *  *


「あぅ…やっと終わった…? ………って…手足、動かない……」
 ふらふらと起き上がる少女は己の異変に気付いた。
「まだまだ終わりじゃあないぜ」
「そうね。…魔理沙、あの薬持ってる?」
「あれを使うのか? 霊夢も好きだねぇ」
「最初に教えてくれたのは、魔理沙じゃない」
「そうだったか?」
 何のかんのと言いながらも、魔理沙は懐から液体の入った小瓶を取り出した。
「後でこれ作る材料の蒐集を手伝ってくれよ?」
「考えとくわ」
 魔理沙から小瓶を受け取った霊夢は、その中身を口にする。
(…ちょっと、何なのよ!)
 その様子を不思議に思った少女が、こっそりと魔理沙に聞いた。
(まあ、お楽しみだぜ)
(楽しくない!)
「んっ………」
 程無くして、薬を飲んだ霊夢が少し苦しげに股間を押さえた。そのまま、霖之助に借りた服をするすると脱いでいく。
「はい、完成…」
「!!! なっ、ななっ……!!」
 霊夢の裸を見た少女の瞳が、驚きに見開かれる。それもそのはず、霊夢の股間から男性器が生えていたからだ。
「とまあ、そういう薬な訳だ」
「ちょっ…まさかっ……!」
「そのまさか、だろうなぁ」
「やだっ…! 止めてよっ……!」
 思わず後ずさる少女、しかし、満足に動かない手足と、後ろからがっしりと魔理沙に捕まれたせいで、逃げる事が出来ない。
「ほらよ、霊夢」
「あら、ありがと」
「ひっ…!」
 しかも、あろう事か魔理沙は少女を持ち上げて、霊夢のモノに宛がった。
「大人しくしな。力抜けば少しは平気だぜ?」
「へ、平気じゃないよ! 死んじゃうよぉ!」
「死なないわよ。こんなんで死んでたら、私らとっくに絶滅してるって」
「やあーっ! あ、ああーーっ!」
 いやいやと首を振る少女だったが、無情にも霊夢のモノは、少女の中に入り込んでいった。
 ずぶ……ずぶぶぶぶ………
「あっ…! か、は、ああ゛あああ゛あ゛……!!」
 めり………ぶちぃ………ずるうぅ……
「あ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛………!!」
 重力に逆らう事無く沈み込む少女の体を、霊夢のモノが貫いた。結合部から一筋の血が流れる。
「ひぐっ…うぅっ……痛ぁ………痛いよぉ……」
 ぐすぐすと泣き崩れる少女。それを見た魔理沙は、背中から手を回し、少女の乳首を弄り始めた。
「うくっ……うあぁ……」
「慣れれば大丈夫だって……ほら…乳首はこんなに硬いんだからさ…」
「そうよ。私がすぐに良くしてあげるから…」
「あああっ……ああっ……」
 霊夢は、ずる、と少しだけ動かした。未だ狭い少女の膣を、モノが擦る。
「うああっ……」
「っふう……ああ…キツくて、イイわぁ……」
「ひうぅ……あぅあ…」
 苦しさに喘ぐ少女を抱き、霊夢は徐々に腰を動かしていく。そうする内に、少女の中は段々と滑りが良くなってきた。
「ふあ…ふあぁ……ぁぁ…」
「んふ……どう? もう随分慣れて、良くなってきたんじゃない?」
「…うぁ……っくうぅん……はぅ…」
「ふふ…聞くまでもないみたいね……ほら、目がとろんとしてるわよ…?」
「ぁあ…そん、なぁ……」
 実際霊夢の言う通り、少女の股間からは夥しい量の愛液が流れ出し、床を汚している。
 ぐちゅん! ぐちゅん!
 そして、霊夢が腰を打ち付ける度に、粘っこい汁の音が部屋中に響いていた。
「なあ霊夢…私も、いいか?」
 その時、二人の交わりを見ていた魔理沙が、霊夢に声をかけた。
「っは………ええ、いいわよ、魔理沙…二人で、『お仕置き』してあげましょう…?」
「そのつもりだぜ」
 そう言うと、魔理沙は小瓶の薬を呷った。そして、霊夢と同じ様に男性器を生やす。
「それじゃあ、私はこっちを頂くか…」
「えっ……ちょ、そ、それって……! む、無理! 無理だよぉ! さ、裂けちゃう…!」
「知ってるか? 人間の体ってのは結構丈夫に出来てるんだ。だから、大体人間よりも強い妖怪が大丈夫じゃない事は無い」
「そ、そんな理屈っ……あああっっ!!?」
 少女の言葉を無視し、魔理沙のモノが少女の菊座を捉える。
 ずぐっ……ぐ、ずずずずずずず……!
「ひっ!? ひぎいっ……! が、あ゛あ゛あ゛……!!」
 みぢみぢみぢぃ………
 肉を裂く様な音がして、魔理沙のモノが少女の肛門へと呑み込まれていく。そして、二つのモノが完全に少女の体内に埋没した。
「はぐぁ……あ、あぁあぁ……」
「うわ…すごいキツいな……流石、だぜ…」
「うあ…魔理沙が挿れたお陰で、こっちもすごい締まってるんですけど…」
「そりゃ、よかった…さぞかし、こいつも喜んでるだろうさ…」
「……全然、よく、ないぃ……」
「しばらくすれば、よくなるぜ?」
「うああ……」
 少女は、本気で自分の命の心配をした。


  *  *  *


「んああ!! ああっ! ああーっ!! ひうぁあーーー!!」
 じゅぐっ! じゅぱっ! じゅぶっ!
 ぱんぱんと不規則に腰を打ち付ける音が響く。ずれたタイミングで叩きつけられる2本のモノの衝撃に、少女の理性はぐらぐらと崩れていった。
「ああっ…もう…ずぶ濡れじゃないっ…! くあっ…それに、この締め付け…! すごいわっ……!」
「ううっ……! これはやばいぜっ…! 気持ち良すぎるっ……!」
「ああぁあんっっ!! あ、アソコがぁ……お尻がぁ…! 熱いよぉ……焼けちゃうよぉ……! ふあっ! だ、ダメえっ! そ、そんなに深くっ…!」
 ずぶっ! ぐりぃっ! ぐぢゅうっ!
 ぐりぐりと膣内をモノで擦り上げる霊夢。ごりごりと腸内をモノで抉る魔理沙。奥の奥まで穿られ、びくんびくんと痙攣する少女の体。
「あひぃんっ…! ひいいぃん……!! あ、も、なんか、あ、あ!! や、へんに、へんになっちゃああぁぁ……!!」
 びくびく! ぎゅ、うううっ!!
「あっ!? ああああっっ!! きゅ、急に締め付けっ―――くああああっっ!!!」
 びゅくっ! びゅくんっ!
「もうダメだっ…! 出すぜっ……!!」
 どぷっ! どぷんっ!

「「「ひあああぁぁああぁあぁあぁあぁぁあああぁぁぁあぁあぁぁあぁぁあああぁぁぁぁあああぁああああーーーーーー!!!」」」

 ぶしゃっ! ぶしゃああっ…!!

「は、ああああう……!」
「うあ、はああ……」
「くはぁ……ふう、ふう……」
 愛液と精液で下半身をぐちょぐちょに汚した三人の少女は、繋がったまま床にへたり込んだ。


  *  *  *


「ほら、三人共…大丈夫か?」
 抱き合ったまま荒い息を吐く三人に霖之助は手を差し伸べた。
「はあ…ん、ありがと、霖之助さん…」
「あー…腰が抜けるぅ……」
「あぅあ……はふぅ……」
 めいめい色んな事を言いながら、霖之助の腕に掴まる三人。
「…いっぺんに掴まれても困るな…」
 やれやれと言いながら、霖之助は三人分の体重を、引っ張り上げた。


  *  *  *


「ああ、お茶が美味しいわねぇ」
「運動した後だからな」
「だからって、あまり最高級のお茶をねだるのは止めてくれないか?」

 その後、居間では三人がお茶を啜りつつ和んでいた。

「…何で私がこんな目に…」

 その頃、妖力抑制マジックアイテム(首輪)を付けられ、店内の床をひたすら掃除している妖怪少女の姿があった……




  了






<後書きというモノ>

 タイトルのセンスの無さには目をつぶって頂けるとありがたい…orz
 ちなみに『交淫』という言葉は無いっぽいです。私の造語ですかね。どうなんだろ。

 さて、この名無しの妖怪少女の性感帯は角らしいです。
 そうです。尖がってる場所というのは、すべからく性感帯なのです。
 ちんこ然り、乳首然り、指先然り、クリトリス然り、羽(?)然り。
 …うん。脳湧いてるわ、私。

 『第一話』って事は、これって続くの? それは本編の展開しだいでつ…(何

 とりあえずこの妖怪少女の名前を教えて下さい、ZUN様…


 書いたんです:謎のザコ


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2300d)