~戯び(あそび)~


 夜も更けた紅魔館。その部屋にいるのは、ベッドの上で寄り添っている二人だけだ。

 魔理沙はフランドールの服をたくし上げ、露わになった乳房―――と言えるかどうか正直微妙な薄い胸を見た。
「んっ……」
 魔理沙の視線に思わず身を震わせるフランドール。
「ねぇ、魔理沙…」
「ん?」
「私のおっぱい……その……小さく、ないかなぁ……?」
「何言ってるんだ。私だって似たようなモンだぜ?」
 そう言うと、魔理沙は服を脱ぎ、ドロワーズだけになる。
「……やっぱり魔理沙の方が大きい様な……」
「…そうか? ま、いいじゃないか。だって…」
 不意打ちとばかりに、魔理沙がフランドールの乳首を口に含む。
「…小さい方が感じやすいって言うからな……」
「やっ、はっ、ん……!」
 ちろちろと魔理沙は細かく舌を動かし、フランドールの乳首を刺激する。ベッドに倒されたフランドールは、それに合わせて体を震わせ、細かく喘ぎ続けた。
「んっ…ちゅぷっ……」
 魔理沙は口内で硬くなってゆくフランドールの乳首を感じ、一旦口を離す。顔を上気させ、潤んだ瞳で魔理沙を見上げるフランドールの体から、少しだけ甘い様な香りが立ち上った気がして、魔理沙はフランドールに口付けた。
「ん…ふぅ……」
「はふっ…ぁん……」
 おずおずと差し出されたフランドールの舌を、魔理沙の舌が吸う。ちゅる…と音を立てて唾液も一緒に。それから、フランドールの口腔に舌を滑り込ませ、一気に舌を絡ませてゆく。
「ふぅっ……ん……はぅっ…!」
「んはっ………ちゅっ……んくっ…」
 吐息も一緒に吸い込もうとする魔理沙の舌と息遣いに、フランドールの体は熱くなってゆく。実際、フランドールの吐息は甘く感じ―――魔理沙の指を、フランドールの下半身に誘った。
「……!! ん……!!」
 びく、とフランドールの体が震える。つ、と指でなぞると、そこはうっすらと染みが出来ていた。
「フラン……もう…濡れてきたのか…?」
「……うん……」
 耳元で囁く魔理沙の声に、フランドールは顔を赤く染めて頷く。その言葉を聞いた魔理沙は満足そうに頷くと、もう一度―――今度は少し強めに、指で下着越しに秘部に触れた。
「んっ、くぅ……!!」
 じゅ、と音がして、指が沈む。そのまま魔理沙が指で擦ると、その染みは段々と広がっていった。
「っと……下着が、汚れるな」
 一旦指を離し、魔理沙はフランドールの下着に手をかける。フランドールは一瞬その手を振り解こうとして、止めた。
「――――――」
 するすると、慣れた手つきでフランドールの下着を脱がせてゆく魔理沙。脱がせた下着をベッドの上に置くと、後に残ったのは生まれたままの姿のフランドールだけ。
「…ふふ、綺麗だぜ、フラン……」
 魔理沙は自分のドロワーズも脱ぐと、フランドールと同じ姿になる。そのままフランドールの上に重なる様にして、肌を合わせた。
「あ―――魔理、沙―――」
「綺麗だぜ、フラン…」
 そして、口付けをしながらフランドールの敏感な所を刺激してゆく。フランドールも負けじと応戦。気付けば、二人は吐息も荒く互いの体を弄くっていた。

「っ……あ……フラン…上手く…なったな……」
「んっ……そう、なのかなぁ……」
「ああ……ほら、見てみな、私のアソコ…フランが弄ったから、こんなに濡れてる…」
「んふ…それを言うなら私だってぇ……魔理沙のせいで、こんなになってる…」
 互いの秘部を見せ合い、充分に感じている事を確認する。そうなれば、後はいつもの通り―――その濡れている箇所を、くっつけ合って、一緒に気持ちよくなるのだ。

 それが、彼女達の戯び(あそび)だった。

 フランドールが下で、魔理沙が上。フランドールが大きく足を広げて秘部を晒し、その上に魔理沙の秘部が重ねられる。ちゅ、という音がして、二人同時に『んっ』と短く喉を鳴らした。
「んっ……くっ…はぁっ…」
「はんっ……ん、くぅっ、あんっ…」
 ゆっくりと腰を動かす。
 最初こそ、くち、にち、と小さな音だったが、それはすぐにくちゅ、にちゅ、という音に変わってゆく。重ね合う秘部からは蜜が溢れ、二人の太腿に零れ、濡らしてゆく。
「気持ち……いいね…魔理沙……」
「ああ……」
 二人は指を絡ませ、互いを離すまいと唇を重ねる。その時も腰の動きは止まらない。
 甘い時間。二人だけの時。しかしそれの終わりは、案外早く訪れるもので―――
「だっ……め……! も……きちゃうぅっ……!」
「つっあ……! フラン、私、もっ……!」
 二人の体が、ぴくぴくと震える。
「んあっ、あぁぁああぁぁああぁっ……!!」
「くっ、んうぅうぅううぅうぅ………!!」
 一際高い声を上げ、二人は達する。ベッドに倒れ込んで荒い息を吐き、呼吸を整える。
 落ち着いた所で、魔理沙はフランドールの髪を撫でる。
「えへへ……」
 照れるフランドールの表情。それに、微笑みで応える魔理沙。
 その時、ふと魔理沙にある考えが浮かぶ。早速魔理沙はそれを実行してみた。
「………むぐ」
「………魔理沙?」
 フランドールの二の腕に齧り付く魔理沙。それを、フランドールは不思議そうな目で見る。
「…何やってるの? 魔理沙…」
「ん……むぐ。いや…なに、フランって、甘いのかなー…って思ってさ」
「…甘い?」
 ますます不思議そうな顔になるフランドール。魔理沙はその顔を見て、にこりと笑う。
「フランってさ、何だか甘いんだよ。胸とか、アソコとか、匂いとか……。だからさ、こう、食べてみる」
「――――――」
「………な?」
 首を傾げる魔理沙。
「~~~~~~っ」
 フランドールの顔が、真っ赤に染まる。
「も、もう…! 魔理沙ったら……恥ずかしいよぉ…!」
 ぽこぽこと魔理沙の胸を叩くフランドール。魔理沙はそれを笑いながら諌める。その時、フランドールの攻撃が止み、俯きかげんになって、消え入りそうな声で言った。
「………………でも…魔理沙になら…」
「ん? 何だ?」
「魔理沙になら………食べられても、いいよ………?」
 フランドールの顔が、さっきよりも赤くなる。魔理沙の顔も、赤い。
「…言ったな? よぉし………今夜はとことん可愛がってやるからな…!」
 がばっ!
「きゃあっ…♪」

 フランドールに飛びかかる魔理沙。彼女達の夜は、まだ当分終わりそうにない。





  了







<後に書け>

 どうせ思い付きの電波文なんでこんなもんです。蝶適当です。他のシチュは各自補完!(死
 乳臭さがでたかどうかは知りません。ていうかフランたんは甘くて美味しそうです(何


 適当に書いた人:謎のザコ





 あ、夏コミで出る(予定)の柚子桃さんのネチョ本の新刊にゲストしてます。他にも豪華なゲスト様が大量ですので是非ドゾー


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2273d)