万を越える書物が、本棚が、所狭しと立ち並ぶ
暗く、静かな大図書館に異質な音が響く。
「……また…」
小悪魔のク・リトル・トゥールー、通称リトルは図書館で奇妙な音を聞いた。
クチュ、クチュ、という、湿った音。
彼女は知っている。
研究が終わった時、詰まった時に、聞こえてくる。
そのたびに彼女はソレを確認していた。

音を立てないようにして、音源に近づいてゆく。
やはり、この部屋から聞こえてくるようだ。
クチュクチュという音と供に、
吐息のような音も聞こえてくる
「んっ……、ぁふ……、」
……パチュリー様……
リトルの視線の先には、
ネグリジェの裾を口に咥え、両足を机の上に投げ出して、自慰に耽る召喚主の姿があった。
クチュ、クチュ、という
異質な音の正体は、図書館の魔女パチュリー・ノーレッジによるものだった。
濡れた幼い秘部を人差し指と薬指で開き、中指を這わせ、パチュリーは快楽を貪っていた。
「ふ……、ぅ、んぅ……、」
パチュリー様が咥えているネグリジェの裾……唾液でぐしょぐしょ……
「ふぅ…、ふぁ…、ん、ぅ……」
何て……淫猥……
なんて、いやらしい……
「ぁ……」
異変が起こった。
スカートを捲り上げ、
指先で触って確認する。
くちゅ……、
「ぬれてる……」
触っただけで、下着から指に糸が掛る。
尊敬、敬愛する主人であるパチュリーの卑猥な場面、
自慰行為を見て、当てられたのだろうか?
だがそんなこと、既にどうでもいいことだった。
「パチュリー、さまぁ……」
確認の為に触れた場所から、更に蜜が溢れる。
「ぁ…ん、……は、ぁ……なんて、いやらしいお顔……」
薄い布越しに蜜が溢れてくる場所を擦る。
ぷちゅ、くちゅ、
気付かれないよう、声を殺して主人と同じように秘部を擦る。
くちゅ…、ちゅ、くちゅ…
「ん、…ぅ……、ふぁ……」
やん……ゆび、とまらない……
それに、どんどん溢れてくるよぅ……
覗くのを止めて、本棚にもたれる。
ぐちゅ…、
スカートを捲り上げて、下着を下ろし、本格的に弄り始める。
パチュリーさまぁ……、パチュリーさまぁ……、
主人の名を思い浮かべるだけで、体は火照り、感度が良くなる。
「ん…、ふッ、……ぁ、ふぁ……ぅ、」
声が出そうになり、スカートを持つ手を咥えて、声を抑える。
「んふ……、ふ、……ぅ、」
さっきの表情……、頬を染めて目を閉じた、必死なお顔……、
くちゅ、ぐちゅ……、くちゅ、
机の上に投げ出された、綺麗な腿……、
「ふッ……、んふ、…、ふぅ、……ッ」
目を閉じるとそれらが鮮明に思い出される
「ぁ、ふぅ…、ん……、」
パチュリ、さまぁ……
感覚の一部を遮断したことによって感度が上がったのか、
控えめだった指の動きが荒くなる。
ぐちゅ、くちゅ…、ぐっちゅ、
「んふぁ……、んぅ……、んふ…」
あ…、ぁ……、パチュリーさまッ
パチュリーさまッ…、
両膝がガクガクと震える。
「んぅ、ンッ…、ふッ…」
もうッ、……
、ぁッッあッ…
「何してるの?」
「ひぁッ!?」
ビクッ
突然の声にビクリと体を震わせて目を開ける。
目の前で、微笑みを浮かべる声の主。
「パ……、パチュリーさま……」
名を口にした為、咥えていたスカートの裾がはらりと落ちる。
「ぁ……」
全身が硬直し、足から力が抜けてペタリとその場にしゃがみ込んでしまう。
「リトル……、何を、していたのかしら?」
「ぁあ…、ぁぅ……」
言えない……、
パチュリー様のオナニーを覗いて、それをオカズにしてオナニーしてました。
なんて……、言える筈が無い。
それに、言わなくてももうバレてしまっている。
この後どうなるんだろう?
軽蔑されて、図書館からも、紅魔館からも追い出されるのだろうか?
私は、俯くしかなかった。
俯いて、パチュリー様の声を待った。

「俯いちゃダメでしょ……?、ホラ、続けなさい……」
「ぇ…?」
パチュリー様がしゃがんで私の顔を正面から見据える。
「言えないなら、行動で示すしかないでしょう?」
にこりと笑う。
その笑みは、とても、とても妖艶で、
萎えていた私の情欲にもう一度火を点けた。
「は…、はぃ……」
私はゆっくりと本棚にもたれて、体操座りの体勢を取る。
スカートを捲り上げて、先程よりも濡れているアソコに触れる。
くちゅ……
「んぁ…」
全身に、今まで以上の快感が走り抜ける。
目の前にはパチュリー様のお顔…
止め処なく蜜の溢れ出す入り口を刺激する。
くちゅ…、ぷちゅ…
「んふッ……、ふぁ…」
「……」
パチュリー様は私の顔をじっと見ている。
無言で、観察するように。
やぁ……、見られてる……
アソコを見られるよりも、今は感じている表情を見られる方が恥ずかしかった。
そう思うと、余計に気持ちがいい。
「……見てたでしょ?」
パチュリー様が静かに口を開く。
「ぁ…はッ…ぃ……んぅ…ぁ……」
「……今日だけじゃないわね?」
そっと私の頬に手を添えられる。
ぁん…手が……やわらかい…
「ンッ……、ふ、……、は…ぃ…」
ぷちゅ、くちゅ、くちゅ、
「先週も、その前も……、覗いてたでしょ?」
「ふぁ…ぃ……、んッ…ぁ……」
「……人の自慰を覗いて自慰に耽るなんて………」
耳元で囁かれる。
「リトルは……いやらしい子ね…?」
「んふ…ぁぁあッ……」
その言葉で軽く達してしまう。
それでも指は止まらない。
より激しく挿入してしまう。
「ぁ……、ぁ……、」
口の端から涎が垂れる。
「リトルは…ぁ……んッ、…ぃやらしぃ子……です……
ごめ……な、さぃ……ごめんぁさぃ……」
添えられてない方に顔を背ける。
「なんで謝るの?
リトルはいやらしい子なんでしょ?」
両の頬に手が添えられて、私はパチュリー様と顔をあわせる形になる。
「いやらしい子は……好きよ?…ちゅ」
パチュリー様!?
突然、唇を合わせられ、舌を吸われる。
「……んふ…レロ、じゅるるッ」
「ぇ……んぅ…ちゅ…んッぅぅううぅううぅッ」
たったそれだけで全身が痙攣し、盛大にイってしまった。
そんな私を見て、パチュリー様は更に舌を吸いたてる。
「んふふ……じゅるるッ…じゅるるッ」
「んぅッ…、んふぁ……ッ、んぅ…」
座れるたびに体がピクピクと跳ねて絶頂を迎える。
座っている事すら出来なくなると、ようやく開放される。
「ぷぁ……ん……ぁ……んぅ……、」
ぐったりと横たわる私を尻目に、パチュリー様は先ほどの椅子に戻られる。
「……ふふ…」
すとん、と腰掛けるとネグリジェの裾を捲り上げる。
「リトル……いらっしゃい……」
「はぃ……」
私は立ち上がると、フラフラしながらパチュリー様の元に向かった。
わぁ……細くて…綺麗な足……
でも、私は…どうすればいいんだろう?
私がまごまごしていると、私の手を引いてくれる。
「ほら……、上に…」
あッ……そんな…
パチュリー様の足の間に膝を着いて
膝の上に跨り、腰を下ろす。
ぷちゅ…
「ぁん…」
未だに蜜の溢れる秘部が圧迫されて卑猥な音がした。
そのまま、お互いに唇を吸いあう。
「んふ…、ちゅ、ンッ…、ちゅ、」
軽く唇を合わせて、
口腔内に舌を差し込み、
歯茎をなぞり、舌を絡めあう。
自然と腰も動いてしまう。
「んぅぅッ……、んッ…」
舌が絡まり、吸い合う度に、お互いの唾液が口腔内を行きかう
ぁ……パチュリー様の唾液……
「んくッ……じゅるッ……」
唾液を嚥下しながら、胸元で遊んでいた両手がパチュリーの胸に触れる。
ふにッ……、
ぁ……コレ……パチュリー様の……
見た目とは裏腹に、パチュリーは胸が大きい。
私…胸が小さいから、羨ましかったけど……
柔らかい……
「ぷぁ……リトル……おっぱい…好きなの?」
私が胸を触っていると、そんなことを聞かれる。
「ぁ……は…はぃ……」
少し恥ずかしい…
「ふふ…正直ね……、ほら……」
パチュリー様がネグリジェの前を肌蹴る
華奢な体格からは考えられない豊かな胸がこぼれ出る
「ぁ……」
「好きにしていいわよ……?」
そぉっと手を伸ばして、揉む。
ふにゅ……もにゅ……
柔らかくて……おっきい……
「ん……」
パチュリー様から声が漏れる。
好きにして、いいんだよね…?
乳房を持ち上げると、
「……ぁむ…」
と乳首を口に含む。
「……ぁ、ん……リトルったら……あかちゃんみたい、ね……」
また、パチュリーさまが、鳴いた……
ちゅ、ちゅ……、レロ…
口腔内で乳首が勃起したのがわかった。
もしかして……
パチュリーさま……、胸、弱いのかな……?
空いている方の乳首をクリクリと指で扱く。
「ぁふ……ッ、ん、……ふぁ…」
私の頭をぎゅっと抱いて、胸に押し付ける
……パチュリーさま…きもちいいんだ……
膝をパチュリーさまの秘部に擦り付けながら、自分も腰を動かす。
くちゅ、くちゅ……、ぷちゅ…
んぅ……きもちぃい……
「ぁん……、リトル…の、腰……動いてるわよ…んッ…」
あふ……、パチュリーさまの……おっぱい……
「ンッ…ふ…ちゅ…ちゅ…、んひゅぅ…ちゅッ…」
「ふふ……夢中になって……可愛い子……」
私の頭を抱くのを止めて、パチュリーさまが私の背を抱く。
「んちゅ……、んふぁ……な、にを……?」
そのまま後ろ――机の上にゆっくりと倒される。
え…?
パチュリーさま、なにを……?
「リトル……気持ちよくしてあげる……レロ…」
パチュリーさまがしゃがんで、私の秘部に舌を這わせる。
「んんッ……ゃッ……んぅ」
「どんどん溢れてくる……じゅるるッ…じゅる…」
「あぁあぁああッ、ぁッ……、パチュリーさまぁッ」
「んふふッ…良い声で鳴くわね……これはどう?」
ぷちゅ、と指が私の中に侵入してくる。
「ぁッ……ん……」
私の中でパチュリーさまの指がクニクニと動き回る。
「ん…ふ……、ぁッ……ん…」
ある場所を、パチュリーさまの指がなぞる。
ピクン、と右足が痙攣する。
「……ここ?」
くちゅ…くちゅ、
「ん……ぁッ…あッ!」
「うふふ……弱点…みつけた…」
ぐちゅ、くちゅ、くっちゅ、くちゅ、
「んひゃッ、……ゃッ、……ぁ、ソコ、……ゃッ、ぃゃあぁッ…」
くちぃ……と、指の動きが止まる。
「んふッ………、パチュリーさま…?」
なんで止めちゃうんですか?
そう思って少し首を動かしてパチュリーさまを見てみる
「どうしたの?
イヤって言うからやめたんだけど……クスクス」
にやにやと笑っている。
「ぁ……ぅ……、その……、」
「なぁに?」
指がクニっと曲がり、内壁をひっかく
「ひぅッ…、」
パチュリーさまの……いじわる……
「も…もっと、もっとお願いしますッ」
「ふふ……やっぱりリトルははしたない子ねぇ……」
くちゅ、くちゅ、と、パチュリーの指が動くのを再開する。
「んッ…ぁあぁッ……あッ…ぃッ…いぃッ…ですッ」
「んッ…ふふ…好きなだけイカセテあげるわ……」
更に指の動きが激しさを増す。
「んひぃいいいッ……ッ、アッ、ぃッ……イクッ…」
「ほらッ……ほらッ……イキなさいッ」
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ
「あぁッ……イクッ……イッ……んんぅうぅうぅッ」
プシャァアアァアアアァァッ
ビクビクッと下半身を痙攣させて、盛大に潮を吹いて果ててしまった。
「ふふ……私の指をきゅうきゅう締め付けてる……」
くちゅ…、くちゅ…
「んぅ……、あふッ…、パ、チュリさま……?」
小悪魔が果てても、パチュリーの指は止まらない。
執拗に愛撫を、挿入を繰り返す。
「ほら……もっと欲しいんでしょ……?」
くちゅッ…、くちゅ…
んッ……さっきと、おなじばしょ……ばかり……
ジンジンして……きもちよくて……
「んふッ……、ぁんッ……休ませ、んッ…て、…ください……」
「だぁめ…うふふ……」
くちゅ、くちゅ…ぷちゅ、
「んぁッ……はッ…、ッ……、…こ、こわぃ……ッ……」
「リトル、今夜見つかったのが運の尽きだと思いなさい……」
そう言うと、私の陰核を空いている手で優しく剥き、
「ぁ……やぁ……ゃぁ……」
フルフルと首を振る。
今、そこから刺激をもらったら……
キュっと抓んだ。
「んひぃいぃぃぃいいぃッ」
机の上で背筋を逸らしながら私はまたも絶頂を迎える。
ぐったりとした私から、ぷちゅっと指を抜かれる。
お…終わった……の?
「はぁーッ…はぁーッ…」
肩で息をする私に、パチュリーさまが優しく呟く。
「リトル…、リトル……、今夜の私はね、とってもいやらしい気分なの……だからね…」
「ふぇ……」
ぼぅっとする頭でパチュリーさまを見る。
あ……微笑んでくださってる……
「……可愛がってあげるわ……動けなくなるまで、ね……」
その笑顔は、とても、とても妖艶で、
「は…ぃ……」
この後の行為を想像して、私は歓喜に震えた。








ストレス発散END(ぇ



今回はパチェ攻めです。
そして百合です、ふたなりじゃないです。
百合難しいよorz
エロくなくてごめんね(´・ω・`)

これを書くに当たって、かぐら堂様の例大祭新刊、はるのうたげ
のパチェと小悪魔を参考にさせてもらいました。
参考というより、絵から想像したセリフとみょんな展開を書いたって感じかな?
あの小悪魔とパチェはエロ過ぎると思いますがどうでしょう?w

以上、EXAMでした。




で、この話ではパチェは研究が行き詰ったり、成功すると自分を慰めるって設定です。
今回は行き詰ってるので激しいです。
小悪魔はパチェの事が大好きなので激しいのもOKです。
むしろ望んでます。

で、勝手に名付けた小悪魔の名前の「ク・リトル・トゥールー」ですが、

もちろん「大いなる」アレの呼び方からです。
意味的には大いなる小さき者?

リトルだけじゃ寂しいなーと思い、勝手に作りました。
真名を知るのは召喚者だけってパターンなので通称が「リトル」で。





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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2300d)