———紅魔館
咲夜はベッドでぼんやりと窓の外を見ていた。
その日は人間界で言うクリスマス、咲夜自身忘れかけていたイベントの日。
誰が言い出したか(たぶん魔理沙だろうが)、紅魔館でクリスマスパーティーをやろうという企画が持ち上がった。
レミリアもあっさりと承諾し、盛大なパーティーが催された。
いつもより量が多い豪勢な食事、各々がもちよったパーティー企画など楽しいひと時だった。
だけど咲夜はあくまで紅魔館のメイドとしての身分での参加だ。
楽しかったことには変わりはないが、自分でどこか一線を引いてしまっていた。
パーティーが終わるときの気持ちが自分は「もう終わりかぁ・・・」ではなく「やっと終わったぁ・・・」だったように。
「はぁ、これも職業柄仕方のないことかしら・・・」
あれこれつまらないことを考えているうちに、いつのまにか月明かりが咲夜のベッドを照らしていた。
「ふふふ、滑稽ね。月に慰められるなんて・・・」
そのときだった。部屋のドアがかちゃりと開き、ひとつの影が部屋に入ってきたのは。
咲夜は一瞬身をこわばらせ様子を伺う。左手はベッドの下に隠してあるナイフを握っていた。
影は一歩一歩近づいてくる。
そしてその影が月明かりに差し掛かり、映し出したのは———レミリアだった。
「お嬢・・・様?」
「こんばんは咲夜。眠れないのかしら?」
「少し考え事をしていたものですから・・・。」
「それより、何か御用でしょうか?」
「今日のパーティー、咲夜は楽しんでいたかしら?」
咲夜はさっきまで考えていたことをレミリアに見透かされた感覚に捕らわれた。
「え・・・ええ、もちろん楽しみましたわ。」
「ふ〜ん・・・」
レミリアは紅い瞳で咲夜を見据えたまましばし間をおく。そして、
「それは・・・ウソ。」
「だって、あの時あなたの心からの笑顔を一度も見なかったもの・・・」
咲夜は心をきゅっと握られた気分になった。やはりお嬢様に隠し事は通らない、そう改めて思った。
「まぁ、そんな咲夜を見て、クリスマスプレゼントをあげようと思って来たの。」
レミリアはそう言うと、来ていたブラウスのボタンをはずしていった。
「お、お嬢様、いったい何を・・・?」
しゅるしゅると服を脱ぐ、ただそれだけの動作に咲夜は目を奪われ、釘付けになった。
そして月明かりに妖艶に照らされたレミリアの白い肌が咲夜の前に晒された。
「プレゼントは・・・わたし。」
「今宵だけ、主従関係を解くわ・・・。だから私を好きにしてかまわない。」
「咲夜の思うとおりに私を見て、触れて、そして感じて・・・」
「お・・・嬢さ——————」
レミリアは咲夜に優しく唇を重ねた。
それがきっかけとなって咲夜の理性は・・・溶けた。
そのままレミリアをベッドに押し倒し、激しく唇を求める。
レミリアもそれに応じ、舌を絡め合う。舌と舌が離れるたび、唾液の糸が月明かりに淫らに光った。
「お嬢様の肌・・・とっても綺麗・・・」
咲夜は頬に軽くキスをし、首筋に舌を這わせた。そしてそのまま首を舐め下る。
「ふぁ、咲夜の舌、熱い・・・」
首筋から鎖骨へ、鎖骨から胸へ、ゆっくりと舌を這わせていく。
そしてレミリアの膨らみかけの胸をゆっくりと渦を巻くように舌で上る。
「はぅ、んん・・・」
そして先端に来たとき、咲夜はちゅっと乳首を吸い上げた。
「ひゃぅう!?」
レミリアの身体が一瞬跳ねた。咲夜はそのままちゅうちゅうと吸い上げながら舌先で乳首をころころと転がす。
「ふぁ、あぁ、咲夜の舌が・・・舌がぁ・・・」
ちゅう、ちゅぱ・・・
「ちゅぱ・・・、お嬢様がこんなにえっちだとは知りませんでした。」
「胸をいじるだけでそんな声をお出しになって・・・」
咲夜はいじわるく両方の乳首をきゅっとつまむ。
「あああぁあぁーーー!!!」
「くす、そんな声をお出しになるとほかのメイドたちが起きてしまいますよ?」
なおも咲夜はつまむ、なでる、吸う、舐めるなどを織り交ぜて乳首を攻め続ける。
「あふ、だめぇ、ひゃん、さく・・・やぁ、ぁ、あっ・・・」
胸への攻めを続けながら咲夜の指は秘部へのびた。
ちゅぷ・・・
「お嬢様のココ、とっても敏感なのですね・・・ もうすごいですわ。」
そのままゆっくりと秘部を指でなぞり始めた。
ちゅく、ちゅぷ、ちゅく
「ぁあっ、あっ、イイっ! 咲夜の指ぃ、ぁ、ぃい・・・!」
ゆっくりと、陰唇をなであげるように指を動かす。
指の動きにあわせるようにびくっびくっと弓なりにレミリアは身体を反らした。
「んぅ、はひ・・・、いいよぅ、あぁあ、ふあっ!」
しゅっと指を離す際、陰核をこする。
「もっと、もっと感じてくださいね。お嬢様・・・」
レミリアの愛液がついた指をぺろりとなめ、咲夜はレミリアの秘部へ舌を這わせた。
指で優しく陰唇を広げ、ゆっくりと上下に舌を動かし始めた。
「あは、咲夜の、えっちな舌が、ぁぁ・・・ イイ、咲・・・夜の、ぃい!」
「お嬢様のココも、ぺろん、えっちなつゆがあふれてますわ・・・、ぺろん」
あふれる愛液を舐め取りながらゆっくりと指を膣へ挿入していった。
にゅるん・・・
「あっあぁああぁああああああ!!!!!」
舌を使い陰核を刺激しながら指で膣の中をなぞるように動かしていく咲夜。
「お嬢様の中、生き物のように私の指に絡み付いてきますよ。えっちなつゆもどんどんあふれてきて・・・ぁぁ・・・」
膣の中で円を描くようにぐるぐるとかき回すように指を動かす。
「だめぇぇえ、だめっ、さく、さくっ、ひぃん、あっ、あっ、ぁああ!」
ぷちゅ、ぷちゅ、くちゅ、くちゅ!
かき回すたび、あふれ出すレミリアの愛液にすでに咲夜の手はぬるぬるになっていた。
「ひぁ、も、も、もう、だめぇ、らめ、だめ、ぁあ、ぁああ、ぁぁあ!」
「らめぇぇぇぇえぇぁああ、ふぁぁぁぁぁぁあああぁあああああああ!!!!」
咲夜の最後の指のひとかきで、レミリアは絶頂へと昇華した。
弓なりに反ったレミリアの身体がビクビクと痙攣し、すとんと布団に落ちた。
「はぁ・・・はぁ・・・・・・」
「だ、大丈夫ですか・・・お嬢様・・・」
「ちょっとやりすぎてしまったかも・・・」
あまりにもぐったりとするレミリアを見て少し慌てる咲夜。
「はぁ、はぁ・・・ くすっ、大丈夫よ。」
「でも・・・、これじゃ咲夜へのプレゼントになってない気がするから———」
レミリアは咲夜のパジャマのズボンごしに念じ、魔力を凝らす。
「"それ"で咲夜も・・・気持ちよくなってね?ふふふ」
突如咲夜の身体に変化が起こった。
下腹部の辺りが熱くなり、妙な感覚が咲夜を包んでいく。そして、自分の秘部のあたりがむずむずと疼いたのだ。
「わぁあっ、あっ、はぁあ! お、お嬢様・・・!! いった、い、何を・・・はぁあぁああ!!」
体中にほとばしる快感とともに身体の中から何かが出てくる感覚を味わう咲夜。
そして、絶頂に達する一歩手前でその感覚は終わった。
「ぁ・・・ぁあ・・・は、ああぁぁ・・・・・・」
咲夜の股間から出たモノ、それはズボンを大きく持ち上げるほどの男性器だった。
レミリアはズボンをゆっくりと下ろすと咲夜のモノをまじまじと見つめた。
「わぁ、立派なのできたね〜・・・———はむ」
優しく手を沿え包み込むように咲夜のモノを咥える。
「ぷちゅ、ちゅむ・・・はむ、ん、ん・・・」
「ひう!? お・・・嬢様・・・そん、な、ぁぁぁ・・・!!」
ゆっくりと、そのモノの存在を確かめるようにレミリアは頭を上下させ咲夜のモノをしゃぶる。
「ん・・・、ちゅむ、んん・・・はむ・・・」
「あ・・・ぁ、ぁ、ああっ な、なにか、く・・・るぅぅぅ・・・!!!」
どぷ、どぷ、どぴゅぅぅ・・・
咲夜は初めての射精感に戸惑いながらも、その精をレミリアの口内へ放出した。
「はぁ・・・はぁ・・・、お、お嬢様・・・だいじょうぶですか・・・?」
レミリアはゆっくりと喉を動かし、咲夜の精を飲み込んだ。
「ふぅ、はぁ・・・ 咲夜の・・・、とっても濃くておいし・・・ふふ」
「それにね・・・咲夜。今夜だけは心配なんてしなくていい、いや、する必要はないわ・・・」
「今夜の私は咲夜のもの・・・ どう扱われようが何もいわない。逆らわない。だからあなたは自分のことだけ考えていればいいわ。」
そしてレミリアは足を開き、自分の秘部を指で広げる。月明かりに映えるその姿はより淫らに映し出していた。
「さぁ・・・、咲夜・・・。 あなたの精を、私で思う存分感じて頂戴・・・。」
咲夜はすでに何も考えれなかった。
隆々とそそり立つ自分のモノを躊躇なくレミリアの秘部にあてがい、ゆっくりと押し進めていった。
「ん、は、入ってくる・・・ 咲夜の、太いの・・・が・・・はぁぁん!」
「お嬢・・・様の、中・・・すごい、熱い・・・」
「それに・・・、はぅぅ・・・、すごい締め付けて・・・・・・」
ゆっくりと中へ押し進め、ついにレミリアの小さな身体の小さな性器に咲夜のモノはすべて吸い込まれた。
「はぁ・・・はぁ・・・、咲夜・・・・・・いいよ・・・」
レミリアに促され、収まったモノを引き抜いていく・・・。
ぬ゛ぬ゛ぬ゛・・・・・・
「ふぁ、あ、あ、あぁ、あ・・・」
そして先端あたりまで引き抜いたところでさっきよりは早く、押し込む
じゅぷぷ、じゅぷ、ぷ・・・
押し込むごとにレミリアの中から愛液があふれ、シーツに広がっていった。
「・・・・・・・・・っんは、はぁはぁ・・・」
咲夜はゆっくり、レミリアを労わるように交わっていた。
「・・・はぁ、・・・はぁ、咲夜・・・」
「さっきも・・・、いったように・・・、はぁ、はぁ、あなたは自分のことだけ・・・考えなさい・・・ふぁ」
「・・・はぁ、はぁ、もっと激しく、犯して・・・自分の精を・・・満足させて———」
「———こんなふうにっ!」
咲夜がモノを引き、再びゆっくりと入れようとした瞬間、レミリアは足を咲夜のお尻に押し付け一気に押し進めた。
ずんっ
「ふぁあっああああああ!!!」
「ひぁ、あっあっあぁあ!!」
「はぁ、はぁぁ、・・・どう、咲夜ぁぁ・・・?こっちのが・・・、イイで・・・しょ?」
咲夜のわずかに残っていた理性も、精神もこれですべて消えた。
咲夜はレミリアを抱え上げ、下から一気に突き上げた。
ずぷぅ
「はっひぃあぁあん、んはぁ・・・」
激しく突きあげらるたびレミリアの身体が上へ跳ね、がくがくと糸の切れたマリオネットのように踊った。
じゅぷっ、じゅくっ、じゅっぷ、じゅぷっ
「あ、んあ、んぁぁん、あん、あ、ぁ、あ・・・」
「お嬢様の、締め付けが、気持ち、いい、ですわ、はぁはぁ。」
じゅん、じゅっぷ、じゅぷっ、ずぷ、じゅぷっ
「ふわっ、ぁあっ、あん、あひ、ひ、は、ぃぃ、あひ、んんああ!」
レミリアの快楽の波に押しつぶされ、身体がだんだんということを利かなくなってきていた。
いつもはピンと張り詰めた羽根も、いまではだらりと力なく、
顔は涙がこぼれ、口元は緩み、突き上げられ身体が跳ねるたび唾液が舞った。
普段の鋭い眼も今はなく、性におぼれる女の緩んだ目になっていた。
「はぁん、さくやぁ・・・、もっ、と、も、っと!!」
「もっ、と、もっと、も、っ、とぉぉ!!」
レミリアに従うかのように咲夜はさらに突き上げのスピードを上げガクガクとレミリアを犯した。
じゅぷじゅぽじゅぷじゅく、じゅぷ・・・
「もっと!もっと!!さく、やぁ!!ぁん、ぁん、ぁん!!」
「ほら、ほらぁ、あははは!」
「気持ちいい? どう?どう? " レ ミ リ ア ちゃん"?」
咲夜の目つきが変わっていた。
まるでレミリアと初めて対峙したときの血に飢えた人間だったころのように。
「はひゃん! ・・・ひぁぁあああ! ・・・ん、ん、ぁぁあああぁああ!!!」
「良すぎるぅ ・・・ひぁぁああ! ・・・あひい、咲夜ぁ ・・・あひん、あん ・・・あ゛あ゛あ゛!」
レミリアに快楽の波が一定感覚ごとに大きく襲った。
咲夜が時間を止め、その間に突き上げることによって生じる快楽のダム。
数秒とめ、突き上げ、開放し、また数秒とめの繰り返し。
これでレミリアは堕ちた。
「どう!? レミリア?あはははは! イキなさいよ!ほらぁ!!」
「その淫乱な身体にたっぷりかけてあげるわぁ・・・!!!!」
じゅぷ、じゅぷぷぷ!! じゅぷぅ、じゅぷずずん!!
「はっひ、ひ・・・っは!、ひあぁ、・・・・・・ふぁ・・・あっあっひ!!!」
レミリアももはや舌すら回らずがくんがくんと咲夜に身体を預けるしかなかった。
「さぁ、射精すわよ。しっかり、受け止めなさいね!!」
「この、淫乱娘ぇぇぇぇえええええ!!!」
「—————————っ!!!!!!」
どぷぁあぁああ!びゅるるるぅ、どぷぷっぷっぷぷどくどぷ
びゅるっびゅるっ どぷ、どぷっどく、どくどく・・・・・・
溜まりに溜まった咲夜の精はレミリアの性器の中すべてにぶちまけられた。
魔力によって作られた男性器がゆえ、人間離れした精が放出されたのだ。
レミリアの膣・子宮では収まらず、ごぷごぷと溢れていた。
「・・・・・・っひぃ、・・・・・・っひぁ」
がくっとうなだれ、息も絶え絶えなレミリアに咲夜は容赦なく言い放った。
「あなたがくれた、このプレゼント・・・まだ満足してないみたい。」
「今夜、あなたを壊してあげる・・・・・・レミリアちゃん・・・」
そして咲夜はぐったりとしたレミリアの膣に再びモノをねじ込んだ。
そのとき月明かりは雲に隠れ、咲夜の部屋は暗闇に包まれていった・・・
まるで月が目を逸らしたかのように。
———翌日・紅魔館
夜が開け、日が昇ったころ、レミリアはいつものようにフランやパチュリーと一緒にテラスにいた。
大きな日傘の元、紅茶を片手に紅魔館から一望できる景色を眺めていた。
「ねぇ、お姉様」
「なぁに?フラン。」
「今日、咲夜の姿が見えないんだけど・・・?」
「お正月までお休みをあげたの。休んでもらわないと身体が持たないからね。」
「ふ〜ん。それで美鈴が屋敷の中で働いてたんだね。」
(ゆっくり養生してね?咲夜・・・・・・)
結局咲夜は朝を迎える前に疲労で失神しまった。
そして、そのまま肉体疲労から来る体調不良を起こし寝込んでしまったのだった。
(結局、ほとんど私がもらうようなものだったね・・・プレゼント。)
一口紅茶を飲みながら、咲夜の部屋を見上げながらレミリアは思った。
了
特に何もいうことはありません(ぇー
もう、レミリア=受けの図式になってしまったぱるです、こんばんわ。
まぁ、軽く季節ネタということで、メリークルシミマスプレゼントです。
毎度毎度お読みくださる方々、ありがとうございます。
来年もたぶん居座るのでよろしくおねがいします。
それでは、すべてのネチョい人たち、よいお年を!( ´∀`)ノ
試しに書いてみた人: ぱる