裏最萌:フラン×魔理沙

・・・裏なのに純愛系。しかもどっちかっていうと魔理沙×フランに近いし。
あと、相手は初心者です。ネチョにもクオリティにもあまり期待しないで。
一応確認してるが、誤字脱字も笑って見逃してください。
達磨源氏氏の「はじめてのフランドール」を多少意識してる気がします。この場を借りて感謝を。
そこまでハードじゃないはず。どぞ。




















タイトル:フランはやっぱり受けなのか

———————————————————————————————————

その結果は、たしかに会場を唖然とさせた。
かつて幻想郷全体で人気投票をしたことがある。その時に見事一位になってのけた魔理沙と。
あの紅魔郷事件以来、ずっと出番の無かったフランドール。
まさか・・・フランが勝つとは。
誰もが予想外だった。
そしてそれは、当人達も・・・

苦笑いしながら選手待合室に戻る魔理沙。
ぎぃ、ぱたん。扉の音まで、魔理沙の気を重くさせる。
「・・・・生きて帰れるかどうか、怪しいもんだぜ・・・」
今回は・・・相手が、フラン。前回パチュリーに苦杯を舐めたときも、たしかに酷い目に会った。
けれどパチュリーは加減というものを知っている。たしかに瀕死(?)には追い込まれたが、なんとか生きては帰ってこれたし、そういう意味では安心できる相手だった。
しかし、しかしだ。今回の勝者、フランドール・スカーレットは・・・あまりにも、加減を知らない。
たしかに裏最萌には、「相手を殺すなど、恒久的に影響の残ることはしてはいけない」というルールがある。しかし、全てを壊す程度の能力・・・法(ルール)すら、壊してしまうのではないか?

——————————————コンコン。

ノックの音。魔理沙の背筋に、冷たいものが走る。
「・・・私よ」
しかし声は、よりなじみの深いものだった。その声は・・・・霊夢の。
「あ、ああ、入って良いぜ」
拍子抜け、というか緊張が解けて、肩の力を抜く。入って来た霊夢はそんな魔理沙の様子を見て苦笑いをして見せる。
「まずは、二回戦敗退おめでとう」
「めでたくないぞ」
霊夢もすでに敗退しており、霊夢自身の裏最萌えはすでに終わっている。相手はアリス。
魔理沙は何があったのかよく知らないで居るが、まぁ正直相手はアリスだし、やっぱりアリスだからアリスなのだろう。
「相手は・・・フランか。やっぱり、ちょっと辛い?」
「辛いっていうか、あいつの力加減一つで私はひき肉になるぞ」
「うわぁ・・・生々しいわね」
わざとらしく顔を歪める霊夢。人間のひき肉など、たしかにえげつない表現ではあったが。
「あ、でも」
霊夢は苦笑しながら付け加える。
「あんたに限っては、大丈夫かな」
「どういうことだ?」
「・・・それとも、逆に危ないのかな?」
「だからなにがいいたいんだよ」

霊夢は思わせぶりなことだけすき放題言った後、さっさと帰っていった。
「・・・あいつ、一体何がしたかったんだ?」
だが、それで気が楽になったのも事実ではあった。

———————————————————コンコン。
・・・今度こそ、その時の到来を告げるノックの音が、したのだった。

と、思ったら。
魔理沙が、どうぞ、と言おうとした瞬間。
扉が、ブチ抜かれた。
ドカッとか、バキッとか、そんな生易しい音じゃなくて、爆発音みたいなのが響く。
あえて擬音であらわすなら、チュドーーーーン(轟音)・・・・ぱらぱらぱら(欠片が舞い落ちる音)・・・
そして、粉になっって吹き飛んだ扉の向こうには。

満円の笑みの、フランドール=スカーレット。

その笑みは、何ら含むものも無く、何か邪気があるわけでもなく、ただひたすらに眼前の光景が嬉しくて嬉しくて堪らないという、ただ単純の歓喜。
「魔理沙っっっ——————!!」
フランは、体中から嬉しいオーラを出して、魔理沙に飛びついた。思わず身構える魔理沙。
だが衝撃という衝撃は無く、ぼふっ、という音。ただ純粋にフランは魔理沙に抱きついただけだった。

「魔理沙、久しぶりだね。ふふっ、勝っちゃったよ」
本当に嬉しそうに、正面から魔理沙に抱きついたまま、見上げる形で笑みを向ける。
「・・・ああ、そうだな」
魔理沙はなんというか、以前肩の力は抜けないものの、どこか拍子抜けした感が否めなかった。

と、フランが魔理沙のお腹に顔を埋める。高さ的に、そうなってしまうらしい。
早くも来たか?魔理沙の顔が少し引き攣る。しかし、一向に動こうとしないフラン。
「・・・・どうした?」
「んー—・・・もうしばらく、こうしてていい?」
そんな事を聞く必要は、本来ない。この部屋にフランが入った瞬間、魔理沙は24時間フランの奴隷。それがルール。
しかし、それでも、フランは聞いた。

「今日一日、何でもいうこと聞いてくれるんでしょ?」
「・・・ああ。それがルールだからな」
「だったら・・・もう少し・・・・」
依然、フランの腕は魔理沙を捕らえて離さない。けれどそれは、決して強い力ではない。
緩やかに、腰に抱きついたまま、顔をお腹に埋めている。

「だったら・・・今日一日のお願い。」
「・・・・ああ」

「思いっきり・・・・甘えたい・・・・」

———————————————————なぜか、心配そうなフランの声音に。
「・・・・あぁ」
魔理沙は、フランの頭を撫でて、返してやった。



ひょい。
しばらくすると満足したのか、フランが魔理沙から離れる。
フランは実に嬉しそうだった。
「次はね・・・どうしよっか」
「・・・どうするんだ?」

やりたいことはあるんだけど、いざって時に出てこない。頭を悩ませているフランに、魔理沙は苦笑した。
この時にはすでに、魔理沙は先ほどまでの自分の考えを反省していた。
フランは、やはり自分に懐いているらしい。それなのに・・・
(フラン、ごめんな。疑ってて)
そんな魔理沙の心を知ってか知らずか、否、知らないのだろう————————フランは、何か思いついたように目を輝かせた。
「じゃあ、膝枕して!」
次も、やはり可愛らしいお願いだった。



その頃、霊夢は、レミリアと一緒に何かを覗いていた。
その何かは、水晶球。パチュリーから借りてきたもので、見たい空間に札を貼っておくとその空間を写してくれるというもの。
霊夢が魔理沙の部屋を訪れたのは、このためだった。半分は出歯亀精神、半分は純粋に魔理沙を心配して。
ところが、写されるものといったら—————————————

『・・・おい、フラン、あんまり動くな・・・こしょばゆいだろ』
『えへへー、魔理沙のお膝ー』
あまあまだった。

「・・・全く・・・幸せそうね」
水晶球が置いてある机に肘を立て、さも面白くなさそうにレミリアは呟く。
「やっぱり不満?」
霊夢の問いにええ、とレミリアは答える。
「正直、私はこの最萌にフランを出すこと自体を危惧してる・・・そう知っているでしょう」
「まぁ、ね」
レミリアは、フランを心配しているのだった。最萌・・・これは弾幕による勝負とは全く別次元の戦いなのだ。
弾幕勝負なら、すでにフランより魔理沙が強いことは実証済みである。だが・・・裏最萌。前回は負けた相手が霊夢だったからまだよかった(?)ものの・・・・どんな悪影響を及ぼすか。
フランが負けたなら、フランに苦痛が降りかかる。それもたしかに心配ではあるが・・・さらに問題なのは、勝ったときだ。
「果たして24時間後、魔理沙が生きているかどうか・・・」
「心配ないんじゃない?この様子だと。前回の私のときもなんとかなったわけだし」
「そう思う・・・?」
レミリアは虚空に向かって、心配げにため息を漏らすのだった。

「・・・っていうか、なんとかなったってあのあと大変だったんだからね・・・・」
「気にしない気にしない」




そのあと、二人は待合室から手を繋いで出ていった。
「ねぇ魔理沙、紅魔館と魔理沙のお家、どっちがいい?」
「まかせるぜ」
実際、この場で魔理沙に決定権は無い。フランが聞いているのだからいいのかもしれないが、それでも魔理沙はルールに従うつもりだった。
「じゃあ、魔理沙のお家に行きたいな」
「りょーかい。わかったぜ」
そうして二人は、手を繋いだまま会場を後にした。


その後ろを尾行する影が、二つ。
「・・・レミリア、魔理沙の家に先行してお札貼ること、できる?」
「できるけど・・・なんで霊夢がやらないの?」
「めんどい」
「ちょっと待ちなさい」



そんなこんなで、霧雨邸に到着。

「魔理沙の家におとまり〜」
「初めてだったか?」
「うん」
落ち着き無くキョロキョロ見回すフランドール。雑多な魔理沙の家の中は、物事を知らないフランからすれば宝箱そのものかもしれない。
「何か面白そうなもの、あったか?」
いろんなものを見ては興味をひかれ、手を伸ばそうとしては別のものに興味を持つ・・・そんな繰り返しのフランに、苦笑する魔理沙。
「うん。全部初めて見るものばっかり・・・」
「そっか」
「人の家に行くこと自体、この前の霊夢の神社以来だから・・・」
「そういえば、たいてい私が紅魔館いったときに会うもんな」

「たいていっていうか、ずっとそうだよ」

いつのまにか、フランはじっと魔理沙を見ていた。
「いっつもそう。私は外に出ちゃいけないって言われるから、魔理沙を待ってばっかり。私にできることなんて・・・なんにも、ない」
「・・・フラン?」
フランの雰囲気が、違う。これは・・・まずい。まずいかもしれない・・・魔理沙は、内心舌打ちをする。話題が、不用意だった。
「魔理沙のこと、みんな大好きなんだよ。パチュリーも、霊夢も、よく知らないけどあの人形遣いも、みんな魔理沙のことがすき」
「・・・・」
「だけど・・・私も、魔理沙のことが好き。なのに、他の人と違って、何もできない」
・・・理解した。魔理沙は、フランの言わんとするところを、理解した。だから・・・その先は、言ってはいけないことだ。
「欲しいのに手に入らない・・・だったら、いっそ・・・」


「・・・・っ」
レミリアが羽根を広げる。不味い。フランは今、情緒不安定だ。下手をすれば・・・魔理沙が、消し飛ぶ・・・・!!
今まさに霧雨邸に押しいらんとした、その時。
「まって」
霊夢が、腕で制した。
「なにを待つの!時は一刻を争うのよ!?」
「大丈夫だから」
霊夢は、笑ってレミリアを見た。


「だったら、いっそ・・・・」
その瞬間。
魔理沙が、レミリアの口を塞いだ。
——————————自分の、唇で。
「んっーーーー!?・・・・ふ、む・・・・はふぅ・・・・」
突然のことに、目を白黒させるフラン。
容赦なく魔理沙はフランの口の中に舌を入れる。ぴちゃ、ぴちゃ、くちゅ・・・唇と唇の、淫靡な音。
魔理沙の舌が、フランの舌に絡む。ぬめりを帯びた何かが、己の舌に絡みつく・・・だが、不思議と、悪い気は、しない。
舌を伝って、魔理沙の唾液がフランの口へ侵入する。温度が違うその液体は、不思議な甘味があった。
一方的に蹂躙される、フランの唇。口の中は魔理沙の唾液にまみれ、唇は同じ唇によって陵辱され尽くした。
ぷちゅっ・・・・つ、つ・・・・
唇と唇が、離れる。糸を引く、唾液。

「全く・・・可愛いな、フランは—————————」
魔理沙は、フランの抱きしめてやった。
「だったらさ・・・そう言えば良いじゃないか。好きなら好きって・・・」
「魔理沙・・・・」
「私は、逃げも隠れもしないよ。会いに行ってやるってば・・・箱入り娘のお嬢様がいいっていうなら、な」
笑いながら、事も無げに魔理沙は言ってのける。
「・・・あのね、魔理沙・・・・」
「・・・・」
「私、恐いの・・・魔理沙が、誰かに取られちゃう気がして・・・・私なんか、忘れちゃうんじゃないかって・・・・」
「・・・・」
「だから・・・力いっぱい、抱き止めて。私が、魔理沙のこと、心に刻めるように。魔理沙が、私を忘れないように————————————」
「・・・あぁ」


もう一度、魔理沙がフランへキス。
歯茎をなぞり、舌を絡め、唾液を移し、唇を貪り、フランの小さい口を蹂躙し尽くす。
一方フランは、されるがままだった。
実際、魔理沙との情事は・・・・久しぶりではあるものの、初めてではなかった。それでも・・・今は、一方的にやられていたい気分。
服の上から、胸を揉みしだく。服のごわごわした質感と、フランの未発達ながらもかすかに感じる胸の柔らかさがアンバランスで・・・より、情欲を誘う。

「・・・少し、脱がすぜ」
「・・・うん」
顔を真っ赤に赤らめながら、フランはこくりと頷く。
そんな様子を見て、魔理沙はちょっとした嗜虐心に囚われた。あえて、胸だけがはだけるよう、前のボタンだけを外す。
「胸、大きくなってないか・・・?」
事実、かすかにながら前やったときよりも・・・大きくなっている気がする。しかしそれは、フランが恥ずかしがるだろうからという、それだけの理由で口にしたものだった。
「そっ、そんなこと・・・」
案の定、はずかしそうに目線を逸らすフラン。そんな動作ひとつひとつが、妙に可愛らしい。

「可愛いぜ、フラン」
今度は、その小さく膨らむ胸にキス。輪を描くように舐めていき、段々と乳首に近づけていく。ゆっくり、ゆっくりと、焦らしていく。
「あ・・・ふぅ・・・ぅ」
最初は気持ちよさそうにしているフランも、段々と物足りなくなっていく。魔理沙は執拗に一番肝心なところの周りばかりを舐めつづける。
「ま・・・まり、さ・・・・」
「ん?どうかしたか?」
白々しいにも程がある。けれどそんなことに気づくほど、今のフランに余裕は無かった。
「あ、あの・・・その・・・・舐め、て」
「もう舐めてるだろ?」
会話をしながら、今度はもう片方の胸を揉んでいく。やはりゆっくりと、手で転がすかのように。
「あ・・・あん、そ、そうじゃなくて、あの、えっと・・・・」
「はっきり言わないとわかんないぞ?」
「だ・・・だから、その・・・・ち、くび・・・・」
顔を真っ赤にして、伏せてしまうフランドール。
しかしそんな様子を見て魔理沙はやりすぎたかな、よりも先に、
「やっぱり・・・可愛いなぁ、お前は・・・」
口を伝って出てしまった。さらに赤くなるフランドールは、まるで茹蛸のよう。

魔理沙は今度は言われた通り、胸の最も敏感な部分に食いついてやる。
「あ、あうぅん・・・・あ、あふ・・・」
舌でつつく。
「そ、そこっ・・・・く・・・る・・・」
軽く、噛む。
「あふぅっ!」
敏感に反応するフランに、満足そうな魔理沙。今度はスカートの下・・・・最も隠されるべき、秘部に触れる。
「あ、ちょっ・・・まだっ・・・・!!」
心の準備がまだできていなかったのか、慌てるフランに、しかし魔理沙は容赦なく人差し指を・・・挿入した。
「あああああぁぁぅぅぅっっっ!!きゃぅん!」
突然襲う強い快感の波に、一気に絶頂付近まで押し上げられるフラン。しかし、魔理沙はあと一歩というところで指を止めた。
「あ・・・・?」
「簡単には・・・イかせないぜ?」
ちゅぷ、という音がして、魔理沙の指が引き抜かれる。引き抜かれる瞬間にも強い快感が発生するものの、達するには程遠い。

「あ・・・魔理沙の、意地悪・・・・」
すでにフランの股間は粘性の強い液体でベトベトになっている。むせ返る強い臭い。そこに魔理沙は、鼻を近づけた。
「フランの臭いが、するぜ」
「・・・そこ、汚いよ・・・」
「フランには汚いところなんて、ないって」
そう言って、花弁に口付けをする。
「きゃうんっ!?あ、あふぅっ、あうっ・・・」
「・・・ほら、美味しい」
「ま、まりさの、ばかぁ・・・・」
強い快感。じらされてじらされて、すでに何をされているかもよくわからない。頭はくるくると回り、快感だけが支配する。

「ここが・・・一番、いいだろっ・・・!」
赤くぷっくりと膨れ上がったクリトリスを、触る。触るだけで背筋に電流のようなものが走る感覚。
「ああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・あぁぅっぅ・・・・」
しかし、イけない。触るぐらいでは、イけない。もっと強く、摘んで、齧って、もっと滅茶苦茶にして・・・・!!
「まり、さ・・・ま、り・・・・さ・・・お、おねがい・・・・」
「どうした?」
「・・・・・イか、せて・・・」
その一言を発した、次の瞬間だった。
魔理沙はフランの秘部にいきなり指を三本、奥深くまで挿入、同時にクリトリスを強く摘む。今まで訪れなかった、激しい絶頂の波が、一気にフランドールを襲う。
「ああああぁぁぁぁゃっぅぅぅぅぅぅぅんんん!!!!」
一気に絶頂まで上り、くたりと倒れこむフラン。

「・・・まだ、私がイッてないぜ・・・」

しかし魔理沙は、容赦しなかった。己のスカートをたくし上げ、秘部を晒す。それをフランの秘部に擦り合わせた。
「はぅぅんっ!!ちょ、まり、さ、きゅうけい、させ・・・・きゃぅぅ・・・」
激しい絶頂から間髪いれず送り込まれる、強い刺激。汁は止めようも無く溢れつづけ、二人の服を汚していく。
「あ、あぅ、あうぅ、あああぁぁぁ・・・・」
「く・・くっ・・・あふあっ・・・くぅっ・・・・」
魔理沙はひたすら、擦りつづける。くちゅっ、くちゅっ・・・にちゃっ・・・・水の音が、いやらしく響く。
股間を擦りつけることに集中しつつも、魔理沙はフランの胸を愛撫する。さらに増幅する快感。
「ま・・・また・・・イきそうだ、よぉ・・・・まりさぁ・・・・」
「もうちょっと・・・もう、ちょっとだから・・・・二人、で・・・・」
くちゅっ、くちゅっ、くちゃっ、ぺちゃっ、にちゃっ。
「まりっ、さ・・・キス、して・・・」
強く、強く結ばれる二つの唇。そして、次の瞬間。
「い・・・・・くうううぅぅぅぅぅっ————————————!!!!」
「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ———————————!!!!」
二つの絶頂の声が、響き渡った。



「服・・・ベトベトに、なっちゃったね」
「ああ・・・そうだな」
二人は並んで、寝転がっていた。
「・・・ははは、凄い臭い」
「そうだねー・・・」
二人そろって、苦笑する。
「魔理沙、意地悪だった・・・・」
「そりゃ、お前が可愛かったから、なぁ・・・・」
顔を真っ赤にするフラン。
「でも・・・嬉しかった・・・・」
そんな様子のフランに、魔理沙はまた、意地の悪い笑みを浮かべる。
「おいおい、まだまだ今晩は始まったばかりだぜ?」
魔理沙の唇が、またフランの唇を、奪うのだった。




「・・・ね。幻想郷最強のプレイガール・魔理沙がこの程度の修羅場を切り抜けられないと思った?」
「・・・フランが不憫だわ・・・・」
そう言いつつ、食い入るように二人の情事を覗いているレミリアと霊夢。

『そ、そこっ!?ほんとにそこは汚いよっ!?きゃうん!?』
『でもやっぱ、フランって言ったらこっちだろ?』

「・・・うわぁ・・・そんなことまで・・・」
「さすが魔理沙・・・女の扱い方が違うわ・・・・」
「ねぇ、霊夢・・・」
「・・・・どうしたの?」
「ちょっと私・・・・興奮してきちゃったんだけど・・・」
「あら・・・偶然ね。私も丁度そういう気分なのよ?」
二人はいそいそと、博麗神社へと歩いていくのだった・・・・




おまけ。

二人はヤることヤって、息も荒く倒れこんでいた。
「ねぇ、魔理沙。そう言えば・・・・」
「・・・なんだ?」
「魔理沙さ・・・私の言葉を遮って、私にキスしたじゃない?それって・・・」
「・・・ルール違反?」

・・・・夜は、終わらない。


———————————————————————————————————


書いた人:吐血男

フランなのに乳臭くないっぽい。ダメっぽい。
最萌を通してフランに萌えるようになった。運営の人々に感謝を。

・・・霊夢、意味ないなぁ・・・とか思いつつ・・・



トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2273d)