パチュリー・ポッターと秘密の部屋・前編

パチュリー・ポッターは幻想郷の魔法学校の生徒、今日も放課後になるとまっすぐに図書館に向かい、好きなだけ本を読める幸せを満喫していた。
「あら、もう閉館の時間……。残念ね」
パチュリーは読みさしの本を閉じると奥に向かった。希少な本なので貸し出しは許されず、読んだら閉架まで自分で戻さねばならないのだ。壁際の棚に本を戻すと居並ぶ背表紙をうっとりと眺める。
「こんなにたくさんの本、卒業までにどれくらい読めるかしら?司書の資格をとってここに勤めたいな……」
曖昧ながらも将来の夢を思い描くパチュリー、その輝いた瞳は棚の一箇所の妙に出張った部分に視線をとめた。
「あら、ここの本押してもこれ以上中に入らないわ。前の人が横にして入れちゃったのかしら?」
司書になった気分で出張った本と周囲の数冊を取り出すと中を覗き込む、するとそこにはボタンがあった。せっかくだから押してみるパチュリー、すると
ゴゴゴゴゴ……
低い音を立てて棚は動くと通路が出来た。静かな図書館で音を立ててしまったことに慌てたパチュリーはあたりを見回すが誰も気づいた様子はない。ほっと胸をなでおろすと、今度は奥まで続いている通路が気になった。
「隠し通路……もしかしたら生徒には存在を教えないようなレアな魔道書が隠してあるのかしら?」
寮の門限にはまだ間がある、パチュリーは近眼で鳥目気味の目を凝らすと薄暗い石畳の通路へと進んでいった。

どれほど進んだろうか、角を曲がると図書館からの光はほとんどとどかなくなり、さらに後ろからは棚がひとりでに戻って道を閉ざす音が聞こえた。苔の放つわずかな光と手探りを頼りに歩いていくとひとつの扉にぶつかった。扉にはなにやらルーンが刻まれそこから漏れる青白い光で把手の場所はすぐに判別できた。しばらく逡巡した後、パチュリーは扉を引いた。

ツン、と鼻につく臭いがする。それがカビだけでなく汗のような人間の臭いだと気づいてパチュリーはがっかりした。
「ここは……体育倉庫かしら?でも普段使ってるところとは違うみたい。ちょっと臭いし、空気が湿っぽい……魔道書を保管してるようには思えないわ。歩いてて疲れちゃったし、すこし休ませてもらってから帰りましょう」
パチュリーは体育が苦手だった。魔法使いになんで体力が必要なんだろうと疑問に思いつつも授業には出なくてはならず、あまりいい思い出はない。背中に当たる跳び箱であろう箱の堅さをうらめしく思いながらも床に座り込むとちょっとうとうととした。

ギィ……扉のきしむ音にパチュリーはハッとなった。さっき入ってきた方向とは逆の側から部屋に入ってくる足音が二つ。パチュリーは箱の影から覗いてみることにした。手に燭台を持った人影、その顔を炎が照らし出す。
「(あれは体育の美鈴先生と……時空魔法の咲夜先生?体育倉庫なら美鈴先生は分かるけどなんで咲夜先生まで?)」
パチュリーの疑問をよそに部屋の中央まで来たふたり、燭台の明かりのおかげでパチュリーにも部屋の様子が見えた。壁にはなにやら道具が幾つも掛けられ、天井からは吊り輪が鎖で下がり、部屋の中央には鞍馬がある。
「(やっぱり体操の道具かしら?でもなんだか無骨ね……それに先生達は何をするんだろう?)」
そしてそれは始まった。

「さあ美鈴、今日も言いつけどおりにしてたかしら?脱いでごらんなさい」
「はい、咲夜さん……」
「(え?なに?なに!?)」
鞍馬の前で脱ぎ始める美鈴、体育教師の制服であるジャージをまず上から脱ぐと、縦横に縄で縛られた裸体が現れた。ブラすらすることなく、縛られたことで豊かな乳房が強調されている。さらに下半身のジャージも脱ぐとパンティも付けておらず、下着のように見えるそれはやはり縄であった。腿と腰を結ぶだけの縄。
「(えええー!?)」
「いい子ね、美鈴……今日の授業はどうだったかしら?」
「はい、三回生のマット運動の手本を見せたときにジャージがめくれて見られそうになりました……。それからニ回生のクィディッチの授業に参加したときに箒で縄がこすれて、こすれて……」
「最後まで言いなさい」
「はぃ……こすれてイってしまいました……」
驚きのあまり事態の飲み込めないパチュリーの前で、縄のみをまとった美鈴が身をよじりながら痴態を語らせられていく。咲夜は容赦なく聞き返して言いよどむ美鈴を叱咤し、その口から恥語をひりださせようとする。
「(美鈴先生がそんなことをしてたなんて……もしかして私達の授業でもしてたのかしら?それにしても咲夜先生はひどいイジメをするのね。美鈴先生かわいそう……でもなぜかしら、美鈴先生恥ずかしそうなのに嬉しそうにも見えるわ)」

「あぁ咲夜さん、これ以上は許してください。もし生徒に気づかれたら、ズンブルドア校長に知られたら……」
「私達そろって追放ね?私の運命もあなたにかかってるのよ。だからがんばって耐えてね、美鈴……」
「(なんだかよくわからない理屈だわ、咲夜先生がやめてあげればいいのに)」
「咲夜さん……わたし、がんばります。がんばりますから」
「そうよ、かわいい美鈴。がんばって我慢する姿がとっても可愛いの、今日もあなたの授業の様子はみんな見てたわ。時をとめればいつだって見にいけるんですもの。」
「咲夜さんに私の恥ずかしい姿を見られて……あぁん、うれしいです。」
「でも今からの時間は私にだけあなたの恥ずかしいところを見せてね?」
「はい……お願いします。」
「(今から何をするんだろう?もっと恥ずかしいこと?もっとエッチなこと?いけないことなのに気になるよ……)」

咲夜は美鈴を鞍馬にまたがらせるとうつ伏せにさせ、両手を鞍馬の下に回させて縄で縛った。そして両足も同じように鞍馬の下で結ぶ。美鈴は鞍馬を抱きかかえるような姿で固定された。咲夜は腰から下腹部を覆うでもなくただあてがわれていただけの下着代わりの縄をほどいた。
「いい格好ね、美鈴。恥ずかしい場所が全部みえるわよ。特にあなたのおしりの穴が丸見えよ。」
「はぁん、咲夜さぁん……」
身をよじる美鈴を横目に腰からはずした縄の臭いを嗅いだ咲夜は顔をしかめた。
「美鈴、さっきあなたは全部言わなかったわね?この縄にはオシッコの臭いがするわ、お漏らしなんて恥ずかしいことはちゃんと報告しなきゃダメじゃない。」
「ち、ちがいます咲夜さん!お漏らしはしてません、それはおトイレで……」
「ああ、そういえばあなたにはほどけないように封印しといたんだったわね、でもおトイレでもこの縄に引っかけるようにオシッコしたなんて恥ずかしいことはちゃんと言いなさい?お仕置きします。」
「お、お許しを……」
「口で反省しても体が覚えないといけないわ、それに体はお仕置きされたがってるでしょ?」
「(咲夜先生は酷い人だなぁ……お仕置きされたがる人なんかいないとおもうわ)」
ピシッ、パシッ、咲夜は手に持ったままの縄で美鈴の尻肉を叩き始めた。
「ヒイィッ」
「あなたが擦り付けてイった縄で、あなたの愛液とオシッコの染み込んだ縄でぶってあげるわ、うれしいでしょ?」
「ヒイッ、ハァッ……は、はい。うれしいです……咲夜さん……ハウッ」
「(ウソ!?美鈴先生は本当にうれしいの?それとも無理やり言わされてるのかしら?あんなに真っ赤になるまでおしりをぶたれたらさぞかし痛いでしょうに)」
なんとなく自分のおしりが痛いようなきがしてついさすってしまうパチュリーの前で咲夜の縄は執拗に美鈴の尻を打ち続けていた。右手の縄だけでなく左手の平手も加わって、部屋中にスパンキングの音が響き渡る。美鈴の尻は真っ赤に腫れあがり、その赤さに比例するように美鈴の上げる悲鳴と嬌声もトーンを上げていった。
「アアッ、アアァッ、痛いです咲夜さん、痛くてうれしいです!もっと、もっとぶって!ハヒィィィィッ!」
「(もっとぶってだなんて、ほんとに美鈴先生はぶたれてうれしいんだ……どんな気持ちなんだろ?)」

縛られた鞍馬にぐったりをもたれかかるようにして荒い息をついている美鈴、そして仁王立ちで縄をてにもつ咲夜の息も荒い。隠れてみていたパチュリーも知らずに息が速くなっていた。
「(すごい世界があるんだな……いつも読んでた本にもこんなのなかった。あっほこりが)コンッ」
パチュリーは持病の喘息を抑えようと必死で胸を押さえてうずくまった。もしも覗いているのがばれたら同じようにお仕置きされてしまうのか、それとも秘密を守るためにもっとひどいことをされるかもしれない。自分には何秒か何分かわからない発作との戦いが続いた。ようやく収まった時、パチュリーは恐る恐るまた箱の影から覗いてみた。
「(良かった……気づかれなかったみたい。先生達も息が荒かったからその音のおかげかな?あっ、またひどいことをはじめてる。こんどはなにをするんだろう?)」

美鈴の固定された鞍馬はその高さをもっとも低くしていた。床すれすれに這いつくばらされた美鈴を咲夜が見下ろす。
「さっきはよくがんばったわ、美鈴。いまからはご褒美の時間よ」
「はひ……あひがとうごらいまふ……」
「(ご褒美って何をするんだろう?)」
咲夜はハイヒールの靴を履いていた。その足を持ち上げると美鈴の尻肉を踏みつける。
「はぅぅんっ」
「(酷いわ、まだ赤くなってるお尻を踏むなんて。しかもヒールが尖がって痛そう……)」
「ほら、ご褒美よ。たっぷり味わいなさい。」
「はひぃ、さくひゃしゃん……」
呂律の回らなくなった美鈴は尻を振って答える。逃げようとするのか求めようとするのか、しかしその動く尻肉を咲夜のヒールは無関係に踏み続けた。
「さくひゃしゃん、くだたい……」
「どこに欲しいのか言いなさい、でないとあげないわよ。」
「お……おひりのあにゃに……」
「はっきり言わないならこれでやめちゃうわよ。」
「おひり、おひりのなにゃにくだたい!」
やめるといわれた美鈴は固定された体を必死にひねって顔を後ろに向けると懇願した。目は虚ろになり口元からはよだれが垂れているがパチュリーにもその懇願の必死さが伝わってきた。
「(あんなに欲しいならお尻の穴にしてあげたらいいのに、咲夜先生はいじわるだなあ。あれ、今私おしりの穴にいれてあげるなんて考えてた!?どうしよう、そんなヘンなこと考えちゃうなんて、でも……)」

コーン、コーン……
パチュリーは自分の心の中に浮かんだ発想に戸惑っている時、それは遠くから聞こえてきた。
「(え?もうそんな時間!?はやく戻らないと……でも動いたら覗いてるのばれちゃうし、どうしよう)」
「ふふ、いいわ美鈴。でもちょっとだけよ、寮の門限10分前の鐘が聞こえたからお互い仕事に戻らないとね。」
いいざま咲夜は美鈴の尻の中央に狙いを定めるとそのヒールで腫れ上がった肉の間をすりぬけて正確に窄まりを貫いた。そしてそのままぐりぐりを動かす。
「ひぎっ、ひぎぃぃぃ!ひゃく、ひゃくやひゃん、ひたひです、ひたい……」
「ほら、さっさとイっちゃいなさい。時間がないのよ」
「はぁん、ひたひけほひもひいひ、ひもりりいよほぉ!」
もはや意味のある発言の出来ない美鈴、しかしその内容が歓喜であるのは誰の目にも明らかだった。
「はひぃぃぃぃっ、いふ、ひふぅぅぅぅっっっ」
美鈴は一際大きな絶叫を上げると拘束された中で最大限に背中を反らして果てた。
「(わあ、すごい……あのヒール、根元まで入っちゃってる。お尻、痛そうなのにあんなに気持ちよさそうにしてる)」

「美鈴、美鈴、……ダメみたいね。あなたの担当の寮の門限確認も私がやっておくわ、そのかわり明日はその分のお仕置きよ。『明日は日曜だから夕方5時にここね。長く楽しみましょう……』」
最後の時刻はなぜか声色を変えて美鈴に呼びかけた咲夜は入ってきた扉から出て行った。残されたパチュリーは美鈴の様子を覗いていたが失神したように動かない。このままでは門限に遅れてしまうと思ったパチュリーは静かに後ろに下がると自分の入ってきた扉をそっとあけて帰途に着いた。

寮の自室に戻ると、ルームメイトのハー魔理沙ニー・グレインジャーが自習中だった。彼女は負けず嫌いなのに努力している姿を見られるのを嫌がるタイプだ。パチュリーが図書館に行くのはお互いのためであった。いつものようにノートを閉じると魔理沙が言った。
「パチュリー、今日は寄り道してたのか?図書館の閉館時間になったらまっすぐに戻ってくるもんかと。」
「ええ、ちょっと……」
とてもじゃないが一言で言えるような経験ではなかった。適当にごまかすうちに消灯時間が来てお互いベッドに入った。『明日は夕方五時』咲夜の言った言葉がひっかかっていた。その前に来ていたらまたばれずに覗けるのだろうか。今日初めて垣間見た新しい世界、その興奮がなかなかパチュリーを寝付かせない。
「(美鈴先生、お尻の穴にヒールを入れられて気持ちよがってた……。お尻なんて気持ちいいのかしら?)」
知識として性器や乳房が快楽の元になることは知っていた、同級生には自慰をするものも居てその話を車座で聞いた事もあった。パチュリーはまだしたことがなかったが、今日みた世界はそんなやさしげなものではない、もっと深くて……
「んっ」
知らずパチュリーは自分の手を尻に当てていたことに気づいた。指先ですぼまりにさわったその異様な感触に自分でも驚く。
「(あんまりいいものじゃないな……おトイレ以外で触るのって汚い感じがするし。やっぱりヘンなことよね)」

無理やり自分を納得させてパチュリーは眠りについた。しかし翌朝魔理沙から自分の寝言について聞かれた時慄然としたのであった。

続く






書き終わってないうちに帰省になりそうなんであとがきでなくてとちゅうがきです。

はじめまして紳士の方々。とりあえずタイトルだけ先に思いついてあとは妄想の赴くままに書いてたらできました。
初投稿ネチョSSがこんなんで先が思いやられます。
ほんとうは羞恥とか羞恥とか羞恥とかがすきなんですがなんでか痛いことばかり。
続きでは魔女っ子三人娘にそれぞれに応じたエッチをしてあげようと妄想たくましくしております。

あとハリポタのファンの方ごめんなさい。
ビデオで見ただけなんでキャラとかあんまりつかんでおらず名前借りただけです。

八月十二日 お父スコルツェニー


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Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2299d)