タイトル『雨』博麗神社
筆者:名無しの中の人







「ったく、なんで外に出るときに限って雨がふってくるかねぇ」


私の日ごろの行いが悪いとは思わないが、わざわざタイミングを合わせたかのように降る雨
確かに図書館に返却してない本やら、研究の為に奪った人形などがあったような気するが…

「ま、相手は自然だしな、深く考えなくてもいいか」

余計な考えは頭の隅に追いやって、私は自分の懐の中の小瓶を確認する
色々歩き回って入手したシロモノだからな…準備は完璧だ

「神社行くのも久しぶりだからな、楽しまなきゃ損だ」

飛行速度を上げる…興奮してるからかもしれないが
それにあわせて雨足も更に強くなってくる、天邪鬼な雨だぜ本当に

「んじゃ、これ以上降らないように全速力で飛ばしてくか!」

ホウキを握る手に力を込めると景色の流れが速くなり風と雨が体を通り過ぎていく
多少の雨には濡れる事になりそうだが、そのまま神社へと直行する事に決めた


やれやれ…今日の雨は妙に冷たいぜ…









私が異変に気づいたのは神社の上空だった
始めは良く見えなかったが、徐々に高度を下げていくと赤と白の服が見える
まさかこの大雨の中外の掃除なんてしてる筈無いんだが…私は強い不安に襲われた


―そしてその不安は…私が地面に降りたとき既に不安ではなくなっていた―






「んっ…はぅ…ふぁっ…」


「霊夢…お前なにやってるんだよ…」





地面に座り込み、巫女服を雨で濡らしながら…ぽっかりと何かが抜け落ちてしまったような虚ろな瞳で
目の前の巫女は一心不乱に自らの股間を弄っていた

「気持ち…いいなぁ…ひぁっ…」

言葉が出ない…突然過ぎるのもあるが私の知ってる霊夢は…
アイツはこんな目をしない…あまりに違っている

「どうしちゃったんだよ…一体お前に何が起きたんだ…」
「もうちょっと…あぁ…イクよっ…ぁ…ぁ」

私の言葉などまるで耳に入ってない…ただ切なそうな声を上げて指を動かしているだけ
だが…私の中でいくつか心当たりがあった

最近私は神社に行ってなかった、紅魔館に行ったり、アリスの家に行ったり、月の薬師の所へ行ったり
忘れていたわけじゃなかった…だけど研究や知識の方へと興味が傾いていた事は確かだ
それに加えてレミリアも神社を訪れる事が少なくなっていた、フランと遊ぶ事が多くなったからだろうか
だとしたら誰かこの神社を訪れていたのか?…いや、多分誰も訪れていはいないだろう


「霊夢…お前は…」
「ふぁっ…あっ…あぁぁあっぁぁぁぁ!!」


まるで張り詰めた糸が切れたかのように力が抜けて仰向けに折れ込む
そんな霊夢の隣に…血に濡れたお払い棒が転がっていた


「っ……なんでだよ!」


握った拳に血が出そうなほど力が入る


こんな物で…お前は処女を散らしたっていうのか…


息の荒い霊夢と、立ち尽くす私を容赦なく冷たい雨が打ちつける…まるで追い討ちをかけるかのように
複雑で混乱しそうな頭を必死に働かせる

「霊夢…中に入ろうぜ、今日は私がお茶入れてやるよ」
「んっ…はぁ…はぁ…」

今の霊夢に果たして私の姿が映っているかどうか解らないが
強引に体を持ち上げて神社の中へと運んでいく、コイツも私もこのままじゃ風邪ひいちまうからな
雨を含んだ服が重く感じる…だけど、今の私の心はそれ以上に重かった…







私達は疲れたように居間に倒れ込む…勿論布団がしいてある訳でもないので
そのまま休む事なんて出来ないが
暫くそのままの体制で休んでいた私の耳に…またあの声が聞こえてくる


「まりさぁ…アソコが疼くの…お願い…」

虚ろな瞳が私を探すように空中を彷徨う…私は、そんな霊夢を見ていることが出来ない

見ているのが…辛かった


「私は…ここにいるぜ、安心しろ」


雨ですっかり冷え切った手を握ってやると…まるで子供のような純粋な笑みを浮かべた
私は霊夢の事を誤解していたのかもしれない、霊夢は強くて何でも出来て誰からも好かれる
だからこそ私は霊夢の変化に気づけなかったんだろう、周りには常に人が居て賑やかで
急にそれが無くなりコイツの心に穴が空いた…そこに孤独が入り込んだんだろう
それを埋めようと…性欲で…自分を慰める事で

「霊夢…ごめんな」

繋いだ手を強く握り締める…だが、そんな私の手に絡みつくように指を絡ませ
さっきまでの表情が嘘のように妖艶な表情を覗かせる

「ふふっ、どう?…私のアソコ…糸引いてて淫らでしょ?」

私に見せ付けるように腰を突き上げその中を指で弄る…



「やめてくれ…」



しかしその手は止まらない…



「やめろよ…」



手は止まらないどころかクチュクチュと淫らな音を立て始め…




「やめろって言ってるだろ!!」




私はもう我慢できなかった…

「あっ…私のエッチな液が付いちゃった…汚れちゃったね」

私は強引に霊夢を押さえつけると陰部に向って指を入れる

「こうされたいのか…お前はこんなのが良いのかよ!!」

無理やり、強姦のように秘部を思い切り刺激する
暖かい霊夢の中を思い切り指でかき混ぜると、トロトロとした愛液が絡まり
切なそうに瞳を歪め涎を垂らす

「あはっ…気持ち良いよ…んあぁ!…魔理沙の指気持ち良いよぉぉ…」

クチュクチュと音を立てる陰部に更に激しく指を捻り込むと、甘い声が部屋に木霊して…
私はどうしようもなく切なく、やるせない気持ちになった
霊夢がこんなにも弱い人間だった事に…そんな霊夢に気づけなかった自分に…

「上手いよ…頭ぼーっとして、ひあっ…クニクニって動いて…ふぁ…」

ズプッ…ヌプッ…クチュクチュ
思考回路が停止している…そんな私に関係なく霊夢は自ら私の指を奥へ奥へと導いていく…

「違う…私は…私はこんなことがしたいんじゃない…っ…ううっ…」


頬を涙が伝う、胸が切なさではちきれそうだった…私の…

私の大切で大好きな人が変わってしまった事が…


「ごめんね、ひぁっ…あっ…私の体…んっ…嫌だった?」
「違う…違うんだよ…うっ…ぅぅ…」

とめどなく涙が溢れてくる…

「…初めてじゃないけど…抱いてよ…魔理沙」






―――もう――――





―――――もうお前は壊れちゃったんだな――――






それなら…今のコイツを満たしてやりたい
私の体を望むのなら、いくらでも抱いてやろう

ふと、この場所で面倒臭がりながらもお茶を入れてくれたデジャブが蘇る
アイツは笑ってて…よく怒って…たまに憂鬱そうに何処か遠くを見てて…
でも…そんなお前は…

胸から小瓶を取り出す…そして私は嫌な事から逃げ出すかの様に中の液体を飲み干した
本当は…霊夢と楽しむ為に作って持ってきたけれど…今はもうそれも必要無い

「ぷはっ…はぁ…」

乱暴に小瓶を投げ捨てると、変化はすぐに訪れた
体がムズムズとした後、私の股間には立派な男性器が生えていた

「いいよ…お前の望みどおり犯すからな…」
「うん、もっともっと…私を汚して」

…何もかも忘れて私も気持ちよくなろう…霊夢と一緒に…








「霊夢、四つん這いになるんだ」

私は服を脱ぎ捨てて立っている…霊夢の方は未だに濡れたままの服だけど
そっちの方がそそるから服を脱ぐのは後回しにさせた
目の前で犬のように私を見上げている霊夢の頭をそっと撫でる…とても嬉しそうな顔
その顔に股間の肉棒を擦り付ける

「しゃぶるんだ、上手にできたらもっと可愛がってやるから」
「うんっ…あむっ…んっ…ちゅ、はむっ…んむぅ」

まるで咥え込むかのように喉の奥にまで届くようなディープスロート
とても気持良い…ヌルヌルとした口内…絡み付いてくる舌…快楽に溺れている顔
霊夢の全てが股間を熱くさせる

「もっと舌を使わないと私は満足しないぜ?」
「はむっ…レロッ…クニュ…くちゅっ」

霊夢の頭を掴みながら亀頭からサオまでしっかりと舐めさせる
なんて気分が良いんだろう…霊夢がまるで私のペットみたい従順に言う事を聞いてくれる
そんなペットにはご褒美をやらないとな

「はんっ…あっ…もう、いいぜ…」
「ん…あ…チロッ…」

名残惜しそうに咥えていた肉棒をから口を離し切なそうな瞳で見上げてくる

「素直なお前にご褒美を上げなきゃな…先っぽの穴を舐めるんだ」
「んっ…んちゅっ…はむっ…ん…」

もう頭が痺れてきた…汚そう…霊夢を私の精液で淫らに汚そう

「んぁっ…ごぼうび…だ…んっ!…あぁっっぁぁぁぁ!!」
「んぐっ…んんんっんっん!!!」

思い切り飛び出した精液が霊夢の顔、リボン、髪…全てを淫らに飾っていく
まるでアイスクリームがついた子供のように、霊夢の顔はベトベトになっていた
だが、私の性欲はその程度では収まりそうに無い
あの薬には男性器を生やすだけじゃなく狂ってしまうほど強力な精力増強剤が入っている
本当は数回に分けて使わなければ余りの効果で淫乱になってしまう可能性もあるが
私はそれで良かった…その性欲で霊夢を満たす事ができれば…

「ふふっ…休んでる暇はないぜ?」
「えっ?…んむぅぅぅっ!!」

両手で霊夢の頭を掴み、出したばかりの肉棒をもう一度口内へと戻す
今の股間は萎えることを知らない…精液だって物凄い速度で生成されているだろう
だからドンドン出していかないと勿体無い

「んぐぅ!んむぅぅぅ!」
「あはっ…くぅっ…歯立てたら後でお仕置きだからな」

ジュブッ、チュポッ…激しいまでのフェラチオで霊夢の口内を犯していく
余りの勢いに涙目になってるけど、そんなコイツもまた可愛い…
そう…今は私の霊夢だ、霊夢の全ては私の物なんだ…

「そうだよな…うん、お前は私の物だもんな」
「あむっ…わらひは…まひぁの…だお…んぐっ…あぅ」
「ふふっ…安心したらもう出そうだ、ちゃんと飲まなきゃお仕置きだぜ?」

いい終わるや否や、霊夢の口内へと精液が飛び出す
必死に喉を鳴らして飲み込んでいく霊夢の姿が可愛くて…いとおしい
唇から垂れる精液なんて汚いどころか綺麗にすら見えてくる

「ぷぁっ…変な味がするけど…魔理沙のなら…」
「お前、本当に可愛いぜ」
「あっ…んっ…」

濡れた服のままの霊夢を後ろから抱きしめる…袖や服が雨に濡れて透けているのが
まるで私を誘っているかのように、ホント…にお前はエッチだよ

「こんなに乳首をツンツンに起たせて、まるで私に襲って欲しいって言ってるみたいだぜ」
「気持ち良いの…魔理沙に触られてるだけで、体が反応しちゃうの」

濡れた服の突起をコリコリと捻り回すと霊夢もそれに応じてくねくねと体をよじる
乳首だけでなく股間に手を伸ばしクリトリスも擦り始める…私の中で淫らに舞い始める霊夢
余りに気持ち良いんだろう、涎を垂らしたまま体をガクガクと振るわせ続ける
私は思い切り抱きしめ更に強く両方を刺激する…ふふっ、私の腕の中でもう一回果てさせてやる


「まりさぁ…らめぇ…さきっぽがぁ…いっっひゃうよぉぉぉ…」
「あははっ、ろれつが回らないぐらい気持ち良いか?それじゃ、もっと擦ってやる」
「あっ、あっ、あぁっ!…ひぁっ!あぁ!ぁぁっぁぁっぁっぁ―――!!」
「お前がそんな顔すると私まで逝っちゃいそうだぜ…」


絶頂を迎え、体をビクンビクンと痙攣させた後、力尽きたかのように私へと倒れ込んでくる
しかしそんな淫らな霊夢を見ていると私の肉棒もすぐに元気を取り戻してしまう
射精したはずの肉棒が既に先走り液でヌルヌルになってきていた

「霊夢、私の肉棒…物凄く熱いんだ、冷ましてくれないか?」
「う…ん…今、綺麗にするね」

ぐったりとしていた体を持ち上げ肉棒を舐めようと顔を近づける…だが私はそれを止めた

「私は冷ましてくれって言ったんだぜ?」
「ん……あっ!」

そこで霊夢は閃いたように顔を上げると、物凄く艶らしい顔で私に笑いかける

「ふふっ、魔理沙も随分マニアックね」
「ははっ、お前も随分エッチだな」

肉棒にひんやりとした感覚が広がる…濡れた布のような

「袖でこうやって擦って欲しいんでしょ?…ふふっ、ビクンビクンって震えてるわ」
「ふぁ~…気持ちいいな、爆発しそうだったアソコが冷えて生き返る気分だぜ」
「私が奉仕してあげるわ…いっぱいいっぱい出させてあげるね」

股間にある肉棒に濡れた袖が絡み付いてくる…気持ち良い…布の擦れる感触が

シュッ…シュッ…

「あふっ…れい…あぅ…袖が…ぁ…」
「どう?気持ち良いでしょ、こうやって手に巻きつけて擦ると」
「ひぁ…そんなに強く…擦ると…もう出ちゃう…」
「もう先走り液が出てきちゃってる」

私の肉棒を撫でながら霊夢は耳元へと顔を寄せてきた

「魔理沙…私はあなたの事が大好きよ…」

甘い言葉…その言葉を聞くだけで私は酔ってしまう
耳に唇が触れ耳たぶが舌先で弄ばれる、溶かされていく…身も心も

「もっと乱れていいのよ、私の手で逝かせてあげる」

肉棒を擦るスピードが更にあがる…先走り液が袖に染み込んでネチョネチョと糸を引いていた
そんな私の思考を奪うように、両手で覆い隠すように肉棒は袖によって包まれてしまう

「さぁ、逝きましょう魔理沙、全部拭き取ってあげるからね」
「う…ん、もう出ちゃう…霊夢ぅ…擦れてるよぉぉっぉぉ!!」

グシュグシュと袖が上下運動するたびに、むず痒い痛みと激しい快楽が襲ってくる
出ちゃう…さっきから涎が止まらない…逝っちゃう、イクよぉ…

ビュルッ…クチュ…ドクッ…ドクッ…

頭の中が真っ白になり、アソコから精が飛び出すが、まるで生き物の様にうねる袖がそれを飲み込む
飛び出した熱い精液はネチョネチョと粘りながら霊夢の袖へと染み込んでいった
量が多すぎたからだろう、染み込み切れなかった精液が袖の中へと流れ込んでいく

「あっ…ぁ…ふぁ…」
「いっぱい出したわね…あっ、勿体無い」

自らの袖に染み込んだ精液を舐め取り始める…なんて淫らな仕草なんだろう
その姿はまるで血を吸う吸血鬼のような…精を吸うサキュバスのような…
妖艶な婦人のような表情で…頬を赤らめながら袖をしゃぶっている…媚声をあげながら
だが、私の精ばかり吸われてるのは不公平だよな

「霊夢、私に向ってアソコを広げてくれ」
「んちゅっ…ズズッ…うん、こんな感じ?」
「それじゃ私まで届かないぜ?もっとアソコを口の前まで持ってこい」
「んっ…あっ…どう?」

目の前にはグショグショに濡れている霊夢のアソコ…背中を地面につけて膝を持ち上げて
アソコというよりまるでアナルを見せ付けているかの様に、私の股間の下に霊夢の顔が見える

「逝きたそうな顔してるな…手伝ってやるぜ」

人差し指と中指を目の前の秘部に突き刺す、意外なほどスムーズに指が沈んでいった

「はひぁ…魔理沙の指って…とっても綺麗で気持ち良いよ…」
「ふふっ、それじゃサービスしてやるかな」

入れる指を三本にしてやり、更にアナルの方にも反対側の指を突っ込んでやる

「あふっ…お尻から何か入って来るよぉ…ひぁぁ…」
「ケツに指突っ込まれて淫らな声あげて、変態さんだな」

どうやらお気に召してくれたらしい、アナルも秘部も歓喜の声を上げるかのように私の指を受け入れる
なかでグリグリと動かしてやると霊夢は悲鳴にも似た快感の叫びをあげる

「はぁぁん、いいよぉぉ、中でグリグリ言ってるよぉ…もっとズブズブ差し込んでよぉぉ…」
「気持ちいいだろ?逝っちまいそうだろ?変態さん、ははっ」

霊夢の顔を見てると、更に虐めてやりたいような、そんな気になってくる
どうしようかと考えながら口の前まで足を持って言ってやると、いきなり足の親指を咥え始めた

「はぁ…ちゅぱっ、魔理沙の味がする…」
「私の味はどうだ?」
「美味しいよぉ、魔理沙なら何でも美味しいよ…」
「お前はホントにいい子だ」




それから暫くアソコをいじり続けた…もう汁も溢れ始めて霊夢のアソコも良い具合に仕上がってきている
それじゃ…そろそろいただくとするか

ちゅぽっ…

霊夢の口から親指を抜く、それだけでもアイツは切なそうな顔をするから可愛くて仕方が無い

「それじゃ、そろそろ私も食べさせてもらうぜ」
「えっ…何を?」
「ふふっ…いただきます…」

さらに問いかけようとしてくる霊夢を無視して霊夢のアナルと秘部から指を引き抜く
そして私は、秘部にまるでかぶり付くかのように口をあけて思い切り吸い付いた


ジュルッ!!…ジュルルルル!!…ズチュチュル!!!…チュルルル!!!!


「んあぁぁぁあ!!だめぇぇぇ!!ひぁっあっ!あぎぃぃぃぃ!!」

余りにも突然すぎる出来事に頭では処理仕切れない快楽が声となって口から漏れる、だが私は
霊夢の絶叫も無視してアソコからジュルジュルと汁を吸い上げ、喉を鳴らしながら飲み込んでいき
なおも勢いを増して吸い上げ続ける

「だめだよぉぉ!!あたまがおかしくなっちゃうぅぅぅ!!!すわないでぇぇぇぇ!」

チュルル!!ジュプッ!!ジュル!クチュ!

絶叫めいた喘ぎ声も開きっぱなしの口から伸びる舌先も涙に濡れる瞳も私にとっては心地良い
淫らに咲く花…私はその蜜に口付けし貪るように吸い上げる
ふふっ、いくら溢れ出しても全部啜ってやるから

「ぁ…っ……ぁ…ぃぁ……ぇぁ……ぇぅ…」

その花は己の蜜を吸い尽くされたせいか、何十回も絶頂に達したかのように虚ろげな瞳だった

「ぷはっ…あぁ…ごちそうさまだぜ」

私の唇と霊夢の秘部を淫らな糸が繋げている…美味しいかったぜ霊夢
快楽の果てに行き着いたような表情の霊夢の顔を撫でてやる
その時、下半身が再びピクピクと震え始める

「はぁ…もう時間か…ちょっと急だけど仕方ないよな」

あの薬は副作用も依存性も残らない優れものの薬なんだが、如何せん効果時間が短い
もって後10分ぐらいだろう…もうそこまで時間が迫っていた
まだ意識がはっきりとしていない霊夢を抱き上げる

「ごめんな、本当はきちんと気持ちよくしてやりたいんだが…」

んむっ…くちゅ…あむっ…ぷはぁ…

頭を抱えながら唇を奪う

「霊夢に私を刻んでおきたいんだ…」

肉棒をゆっくりと霊夢の秘部へとあてがう
吸い尽くした霊夢のアソコが再び潤いだして、もう準備は万端だった

「大好きだぜ…霊夢…」
「魔理沙…すき…」

それだけ呟くと、私は激しいほどに霊夢を犯し始めた

「入ってきたよぉ…魔理沙のおっきいのがビュクビュク動いてるっ…ひぁぁぁ!」
「ふふっ、私が入れた途端まるで飲み込むみたいに吸い付いてくるぜ…んふぅ…」

霊夢のアソコはもう名器といっても過言じゃない…まるでアソコが口になったみたいに
私の肉棒を咥え込むとジュブジュブとフェラチオを始めギュウギュウ締め付けてくる
精液がまるで飲み込まれるかのように奥へと流れ込んでいく

「いぃ!いいよぉ!もっと!もっと突いてぇ!!」
「いくらでも突いてやる、もっともっと良い声で喘いでくれ」
「あふぁ…ひぃん…ふあぁ…あっ!…ぁっ!ぁっ!あぃぃ!」

乳首に噛み付くと、更に痙攣するかのように体をビクビクと震わせる
痛いはずなのに淫らな顔は涙と涎でもっと淫乱な表情を作っていく
お前をもっと変態にしてやるぜ…もう、私なしじゃエッチ出来ないぐらいに
熱い蜜壷の中を肉棒で思い切りかき混ぜる、グリグリと回転するように
短く…強く…浅く…深く…思いつくありとあらゆる方法で霊夢を絶頂へと誘う

背中が反り返り淫らな悲鳴が上がるたび…どうしようもない興奮がこみ上げる
霊夢を犯している…アレだけ強くて他人を見なかった霊夢が
今じゃ私に自分を犯せと腰をくねらせてねだってきている…

「あははっ、こんなに気持ち良いことはないぜ!そらっ!どうだっ!」
「ひあぁっ!魔理沙のがっ!奥にコンコン当たってるよぉぉぉ!」

口から出る涎を拭おうともせず一心不乱に上下運動を続ける…
本当に、仕方の無い奴だな

「んっ…あむっ…んちゅっ、ふむっ…
「まりはっ…はむぅ…きもひ…んぐっ…よぉ…」

繋がりあったままお互いの口内を犯しあうディープキス
口の中に広がる涎を奪う様に啜りあう…唇の感覚が本当に柔らかい
唇の裏…舌の先…クチュクチュと水音を立てながら全てを犯し続ける

「ぷはっ…はぁっ…あぁ…美味しいよぉ」

性欲に溺れる声で私に向って潤んだ瞳を向ける、それを見るだけで私の唇はつり上がってしまう

「解ってるぜ、変態霊夢はこのぐらいじゃ満足しないもんな」

唇を舌で撫でる、ツーっと滑りながら顎へ…そして輪郭をなぞりながら耳の裏へと

「まり…ひぁっ…いやっ…耳は弱いの…そんなとこ…」
「…霊夢、お前のうなじ良い臭いがするぜ…はむっ」

耳たぶを咥えて舌先で弄んでやる、弱いだけあって身をよじりながら逃げようとするが
私達のアソコは繋がったままだ、逃げる事なんてできやしない

レロレロ…コリッ…

「舐めないでぇ…噛まないでよぉ…まりさ…お願い…んひぁ…ぁぁ」
「んむ…そうは言ってもお前の股間から暖かい汁がドンドン溢れてるぞ」

さっきからどうも太股がネバネバするなと思ったら、霊夢の愛液だったらしい
止め処なく溢れてくる所為で下半身がもうグショグショだぜ

「それじゃ、ちょっとお邪魔するぜ~」
「駄目だよっ、そんな…あっ…入ってきた…ヌルヌルして…ひぃぁっ…」

あんまりコイツが悶えるから、耳の穴の中に舌を入れてやった
そうしたら…ふふっ、案の定コイツは口を開けっ放しにして涎を垂らし続けてる
さっきまでの抵抗がまるで嘘のように体から力が抜けて縁側の猫のように目を細め
気持ち良さそうにうっとりとした表情を浮かべていた。


「お前、やっぱココが感じるんだろ?」
「ひぅ…ぁ…うん…」



いけね…コイツのこんな顔みてると下半身が疼いてしょうがない
だけどどうやら時間は待ってはくれない様で…下半身の物が始めよりも小さくなってることに気づく
私達が繋がっていられる時間は、もう殆ど無いらしい
私は名残惜しい気持ちを残しながら、耳の穴から舌を抜き再び腰を動かし始めると
最後のお願いをする事に決めた





「霊夢…コレで最後になるかもしれないけど…」
「ぇ…んっ…なに?…ぁっ…」
「私の事、愛してるって言ってくれないか?」


少しの間、私達は腰を止めて見詰め合っていた…そして


「うん、魔理沙のこと愛してるわ…大好きだからもっと気持ち良いことしましょ

 魔理沙の肉棒で私のアソコを目茶目茶にして…その後はお尻の中も…気持ち良さそう…」~


「………あぁ…そうだったな…」





――すっかり忘れてしまっていた――




胸が締め付けられるほど切なくなった…初めからわかっていた事なのに…
コイツはもう…私の事を見てくれない…

「そんなに気持ちよくなりたかったら…気持ちよくしてやるよ!!」




――関係なかった、私が霊夢を愛そうが愛すまいが――




気づいたら、私は泣きながら犯していた…悲しかった
本当の自分を見てくれない霊夢を…ただ快楽だけを求める霊夢を
コイツの気持ち良さそうな顔を見て、快感だけじゃなくて感情まで共有している気になっていた
乱暴な腰使い…苦痛に顔を歪ませながらも、霊夢は喘ぎ声を上げ続ける




――コイツは私の事を快楽を与えてくれる人間としか見てくれていない事に――




そんなに…そんなに気持ち良いのが好きなら逝っちまえ
涙を流す私の顔…だが私の頭の芯はだんだんと冷たくなっていく

「そうだよ…始めからこうすれば余計な事考えなくて済んだんだ」

挿入したまま乱暴に霊夢を押し倒す…逃げれないように思い切り肩を押さえつけながら
最も、コイツが逃げるなんてことはまず無い…だってコイツはそれを望んでいるから

「たとえ私が愛したって、強引に犯したって、お前は変わらないもんな」
「良いよっ!もっと…」

ただひたすら無言で霊夢を付き続ける…その行為から既に私の愛は無くなっていた
お互いに息を荒げ突上げるその姿は、他者が見れば愛し合っているようにも見えるだろう

「でも、最初からお前は愛なんて感じてなかったんだな…」
「ぁっ…ふぁ…?…どうし…たの?」
「なんでもないぜ霊夢」

頭は冷えていたが、体はそろそろ限界だった、射精したくて堪らない
でもいちいち霊夢の反応をうかがうのも面倒臭かったから、もう出してしまおう

ブシュッ…ピュッ…ブシャァァ…

「あっ!…あっ…ああぁぁ―っぁ―ぁぁ―――!!!」

絶頂の声を上げながら霊夢は魂が抜けたようにぐったりとしてしまった
溜まっていた分の精液が勢い良く飛び出し、霊夢の体をただ汚していた…
そして、私と霊夢を繋いでいた肉棒はまるで始めから存在していなかったかのように
綺麗さっぱり消えていく…



――最初からコイツに必要な物は快楽だけだった――


















ザァ――ザァ――ザァ――



あれからどれだけ時間がたったんだろう…とりあえず雨の音が鬱陶しかった
膝を抱え込むようにして伏せていた顔を上げる

「…………………」

薄暗くなった部屋を見回すとさっきまで犯していた巫女が倒れた時の体制のまま寝息を立てていた

「お前と私…何処ですれ違っちまったのかな…」

なんか、もうどうでも良くなっていた…寝て起きれば多分また繰り返し
私がこのまま帰ったとしても…多分コイツは何事も無かったかのように己の体を慰めるだろう

「来なければ良かった…こんな霊夢を見るなら…」

忘れてしまいたい…ベッドで寝てしまえばいつも通りに戻ってる、そんな幻想が頭をよぎる








―忘れてしまいたい―






――忘れてしまいたい?――






―――それはつまり忘却という選択肢―――










「っ!!…あったぜ…まだコイツは!!」



怠惰な体に一気に力が入る…疲れていた目に生気の光りが灯る
私はまだグショグショの服を戸惑う事無く着ると、激しくなる雨の中を躊躇せずに飛び出す

「たとえお前が諦めちまっても私は諦めてやらないぜ…」

雨に濡れようが、雷が降ろうが、妖怪が目の前を塞ごうが、邪魔する奴は全部吹き飛ばしてやる



そう…






――記憶を…無かった事にできるとしたら――













その出来事からどの位時間がたっただろうか…

少女が三人、それぞれ様子は違えど神社の室内に集まっていた

「頼む…この通りだ」

霊夢と正反対の青い服、知識と歴史の半獣『上白沢慧音』そいつに私は頭を下げている

「気にしないでくれ、しかし良く眠っているな」

疲れ果てて眠る霊夢の体を拭いてやり、代えの服を着せて布団に寝かせてやった
元はといえば私の所為でもあるしそのぐらいは私がやらなくちゃいけない

「やるせなかった…こいつが変わってしまったのが、それに気づけなかった私が」
「この者はお前にとって大事な人なんだな」
「私の大切で…大好きな奴だ」

今更照れるつもりはない…真っ直ぐな瞳で目の前の慧音に視線を投げかけた
始めは真面目な顔をしていたんだが、その顔が崩れ綻んだ笑顔になる

「お前の様に誰かの為に必死になれる人間を…私は見捨てたりはしない」

静かに私の頭を撫でてくれて…その手はとても暖かかった



慧音が立ち上がると霊夢の額へと手を置き瞳を閉じる

「本当に良いのか?」
「頼む…霊夢を助けてやってくれ」
「心得た…」






――どうかこの者の記憶を無かった事に――








傍目には何も起きていないように見えるが、慧音は若干疲れたように座り込む

「大丈夫なのか…?」
「ああ、無意識の内に結界を張っていたようで抜けるのが大変だったが」

そういいながら慧音は私にしたように寝ている霊夢の頭を撫でる、本当に優しそうな顔で

「お前を想う者が居る事を忘れるな」

言い聞かせるようにそれだけ言うと、立ち上がり障子を開け外へと歩き始めた

「もう行くのか」
「お前に大切な人が居る様に、私にも大切な人達がいるのでな」
「そっか…ありがとな」
「守ってやれば良い、二度と後悔しないように」
「ははっ、柄じゃないけどな」


会話はそれだけ、慧音は振り返ることも無くそのまま飛び立っていった
そういえば、さっきまで大雨だった空がすっかり晴れている

「こりゃまた絶景だ」


晴れ上がった夕暮れの空が紅色の光りを放ち、部屋の中を染めていく

「うぅ…さみぃ…」

びしょ濡れの服を着ていたことに今更ながらに気づいた
でも…このままでもいいか












「んっ……まぶし…」
「よっ、起きたか」
「来てるなら来てるって言いなさいよ」
「んじゃ、遊びに来たぜ」

物凄く懐かしかった…こういうやり取りが

「夕焼け綺麗だぜ、見に行くか」
「私は起きたばっかりなんだけど、仕方が無いわね」

起き上がろうとした霊夢だったが、ふらふらと足取りがおぼつかない

「あれ?…なんか上手く歩けないわね…」

理由はわかっていたけど…あえて何も言わない

「私に甘えとけよ」
「ちょっ…魔理沙」

ふらつく霊夢を抱きかかえると縁側へと足を進める

「夕日、綺麗だな」
「うん、綺麗ね」

山へ落ちていく太陽を見ながら色々なことを思い出す

「魔理沙…アンタなんで泣いてるのよ」
「…え?」

言われて気づいた、私は泣いていたみたい

「嬉しいんだよ…」

そのまま霊夢を抱きしめる

「今日の魔理沙はいつにも増して変よ」
「うっ…ぅ…いつにも増しては余計だぜ…っ」
「変なのは認めるわけね」

抱きかかえるように、まるでお母さんみたいに頭を撫でてくれる
渇望した日常が…今、私達にあった

「ごめんな…霊夢」

謝罪の理由は聞かれなかったけど、そんな気遣いが嬉しかった
だから私はコイツの事がこんなに好きなんだと思う


「今日は泊まって行くんでしょ?」
「体も…ビショビショだからな」
「んじゃ、ご飯の支度しなきゃね」
「でも…もう少しだけこのままで居て欲しい」

「…うん」














――もう二度と、あんな思いはさせないからな――























あとがき

急ぎで書き上げたので余り練った内容ではないんですが
エロスレで前に話題になっていた6位ネタ乗じてやってしまいました
でも人気投票とか言う言葉出しちゃうと萎えますよね、なんか
だから無理やりな展開になってしまったんですが
(霊夢ってこんなキャラじゃないっすよね…)
心情風景が邪魔でエロく見えないのが一番の悩み所です

一応オマケ付けときます、大した物じゃないですが








トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2018-01-07 (日) 04:56:13 (2300d)